重大な問題は起こるべくして、
すでに発生している。
問題を早期に解決するため
現場を管理していく上で、
問題解決を早い段階で行うことは
重要なことである。
意匠図と構造図及び設備図の
整合があまりとれていない
図面で契約してしまった場合など、
重大な問題に発展しがちである。
早い段階で図面の読み込み、
問題点の種をできるだけ早く
摘み取っておくべきである。
ささいに思える問題でも、
後々に重大な問題に発展してしまう場合が
あるので、注意する必要がある。
まさに、ドラッガーのいう
「すでに起こった未来」
である。
契約図を注意深く細かく読み込み
問題点を早急に発見する。
整合のとれていない図面を描く設計事務所ほど、
途中に変更をかけてくることもあり得るので、
変更部分にも注意が必要である。
変更部分と設計不備をうやむやにされないように。
また、それを防止するためには、
すべての情報は公開するべきである。
現場代理人と次席とその他の担当者、
場合によっては設計者や監理者
どういうケースでどういうメール配信を行うか、
(CC等の設定範囲)
などは予めきめておく必要がある。
自分のミスになりそうなケースであっても、
担当者同士のメールのやりとりで済まうと
後々に重大なミスにつながる可能性がある。
ミスをした時はもちろん反省する必要はあるが、
ミスはミスと腹をくくらなけへれば、
重大なことにもなり、返って自らの評価も落としかねない。
建築のプロジェクトに関わる者は
同じ目的をもった、
同じ船に載った仲間である。
よりよい環境を構築して、
プロジェクトを完遂するために
すでに起こった未来―変化を読む眼
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