問題3
次の 1.から 8.の各記述において、記述ごとの@からBの下線部の語句又は数値のうち 最も不適当な箇所番号を 1 つあげ、適当な語句又は数値を記入しなさい。
1. 平板載荷試験は、地盤の変形や強さなどの支持力特性を直接把握するために実施される。 試験地盤に礫が混入する場合には、礫の最大直径が載荷板直径の@1/3 程度を目安とし、この条件を満たさない場合は大型の載荷板を用いることが望ましい。
試験地盤は、半無限の表面を持つと見なせるよう載荷板の中心から載荷板直径のA3倍以上の範囲を水平に整地する。
また、計画最大荷重の値は、試験の目的が設計荷重を確認することにある場合は、長期設計荷重のB3倍以上に設定する必要がある。
解答と分析
【 解答 】
@ 1/5
2. 根切り工事において、掘削底面付近の砂質地盤に上向きの浸透流が生じ、この水の浸透力が砂の水中での有効重量より大きくなり、砂粒子が水中で浮遊する状態を@クイックサンドという。
@クイックサンドが発生し、沸騰したような状態でその付近の地盤が崩壊する現象をAボイリングという。
また、掘削底面やその直下に難透水層があり、その下にある被圧地下水により掘削底面が持ち
上がる現象をBヒービングという。
解答と分析
【 解答 】
B 盤ぶくれ
3. 場所打ちコンクリート杭地業のオールケーシング工法における掘削は、@表層ケーシングを搖動又は回転圧入し、土砂の崩壊を防ぎながら、Aハンマーグラブにより掘削する。
常水面以下に細かいB砂層が 5 m 以上ある場合は、@表層ケーシングの外面を伝って下方に流れる水の浸透流や搖動による振動によって、周囲のB砂が締め固められ@表層ケーシングが動かなくなることがあるので注意する。
支持層の確認は、Aハンマーグラブでつかみ上げた土砂を土質柱状図及び土質資料と対比して行う。
解答と分析
【 解答 】
@ ケーシングチューブ
4. ガス圧接の技量資格種別において、@手動ガス圧接については、1種から4種まであり、2種、3種、4種となるに従って、圧接作業可能な鉄筋径の範囲がA大きくなる。
技量資格種別が1種の圧接作業可能範囲は、異形鉄筋の場合は呼び名BD32以下である。
解答と分析
【 解答 】
B D25
5. 鉄筋のガス圧接継手の継手部の外観検査において、不合格となった圧接部の処置は次による。
圧接部のふくらみの直径や長さが規定値に満たない場合は、再加熱し、@徐冷して所定のふくらみに修正する。
圧接部の折曲がりの角度が A2度以上の場合は、再加熱して修正する。
圧接部における鉄筋中心軸のB偏心量が規定値を超えた場合は、圧接部を切り取って再圧接する。
解答と分析
【 解答 】
@ 加圧
6.型枠組立てに当たって、締付け時に丸セパレーターのせき板に対する傾きが大きくなると丸セパレーターの破断強度が大幅に低下するので、できるだけ@直角に近くなるように取り付ける。
締付け金物は、締付け不足でも締付けすぎても不具合が生じるので、適正に使用することが重要である。締付け金物を締付けすぎると、せき板がA内側に変形する。
締付け金物の締付けすぎへの対策として、内端太(縦端太)を締付けボルトとできるだけB離す等の方法がある。
解答と分析
【 解答 】
B 接近させる
7. コンクリートポンプ工法による1日におけるコンクリートの打込み区画及び@打込み量は、建物の規模及び施工時間、レディーミクストコンクリートの供給能力を勘案して定める。
コンクリートの打込み速度は、スランプ 18 cm 程度の場合、打込む部位によっても変わるが、
20〜A30 m3/h が目安となる。
また、スランプ 10〜15 cm のコンクリートの場合、公称棒径 45 mm の棒形振動機1台当たりの締固め能力は、10〜B30 m3/h 程度である。
なお、コンクリートポンプ1台当たりの圧送能力は、20〜50 m3/h である。
解答と分析
【 解答 】
B 15
8. 鉄骨工事におけるスタッド溶接後の仕上がり高さ及び傾きの検査は、@100 本又は主要部材1本若しくは1台に溶接した本数のいずれか少ないほうを1ロットとし、1ロットにつきA1本行う。
検査するA1本をサンプリングする場合、1ロットの中から全体より長いかあるいは短そうなもの、又は傾きの大きそうなものを選択する。
なお、スタッドが傾いている場合の仕上がり高さは、軸の中心でその軸長を測定する。
検査の合否の判定は限界許容差により、スタッド溶接後の仕上がり高さは指定された寸法の±2mm 以内、かつ、スタッド溶接後の傾きは B15 度以内を適合とし、検査したスタッドが適合の場合は、そのロットを合格とする。
解答と分析
【 解答 】
B 5
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