UA-42523422-5 UA-42523422-5

1級建築施工管理技士
実地 過去問と解説


令和二年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


令和元年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成30年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成29年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成28年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成27年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成26年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成25年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成24年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


平成23年度
詳細

 問題1 経験記述問題
 問題2 施工(仮設)計画
 問題3 躯体工事(記述・正誤)
 問題4 仕上工事(記述・正誤)
 問題5 施工管理
 問題6 法  規


1級建築施工管理技士
学科 過去問と解説


令和二年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]
【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


令和元年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]

【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成30年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]

【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成29年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]

【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成28年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成27年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成26年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成25年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成24年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]


平成23年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

1級建築施工管理技士試験
過去問題

令和02年 学科試験
令和01年 学科試験
平成30年 学科試験
平成29年 学科試験
平成28年 学科試験

令和02年 実地試験
令和01年 実地試験
平成30年 実地試験(臨時)
平成30年 実地試験
平成29年 実地試験
(建設業振興基金)

1級建築施工管理技士
合格基準と統計データ


令和02年度
1級(学科)
2級(学科後期)
2級(実地)

令和01年度
1級(学科)
1級(実地)
2級(学科前期)
2級(学科後期)
2級(実地)

平成30年度
1級(学科)
1級(実地)

平成29年度
1級(学科)
1級(実地)
建築工事監理指針
6章 コンクリート工事
01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
適用範囲
一般事項
材  料
型枠の加工及び組立
型枠の存置期間及び取外し
型枠締付け金物の頭処理
09節 試  験
適用範囲
フレッシュコンクリートの試験
コンクリートの強度試験の総則
調合管理強度の管理試験
構造体コンクリート強度の推定試験
仕上り及びかぶり厚さの確認
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
 [ 参考文献 ]
7章 鉄骨工事
01節  一般事項
02節  材  料
03節  工作一般
04節  高力ボルト接合
05節  普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節  耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料
★鉄骨特集★

構造図の見方
(日本建築構造技術者協議会)

鉄骨工事 工場製作
材料
めっきFAQ
(日本溶融亜鉛鍍金協会)

★鉄骨工事特集


鉄骨用語集
(日鉄エンジニアリング)

ここに注意!
鉄骨工事管理のポイント

工場製作編及び現場施工編
((一社) 日本建設業連合会)

スタッド溶接の施工と管理 技術資料
(日本スタッド工業(株))

10章 石工事
1節 一般事項
2節 材料 石材
    取付金物
  その他の材料
3節 外壁湿式工法
4節 内壁空積工法
5節 乾式工法
6節 床および階段の石張り
7節 特殊部位の石張り

石材種類の分類
いしらべ
ADVAN
設備工事のポイント
(若手向け)

【 着工時 】
1-1 設備工事実施施工計画
1-2 施工図・機器製作図等 作成計画
1-3 電力、電話,上下水道,ガスガス引込計画
1-4 主要機器搬入揚重計画
1-5 設備工事実施施工計画
1-6 総合プロット図の作成
1-7 鉄骨スリーブ、取付ピースの検討
1-8 RC躯体スリーブの検討
1-9 配管の腐食対策
1-10 設備関係官公署手続一覧表
1-11 工事区分表

【 地業・土工事 】
2-1 接地工事
2-2 土間配管

【 地下工事 】
3-1 地中外壁貫通
3-2 機械室・電気室工事
3-3 ピットの検討

【 躯体工事 】
4-1 打込電線管
4-2 デッキスラブのコンクリート打込工事
4-3 防火・防煙区画貫通処理
4-4 防水層貫通処理
4-5 設備機器の耐震対策

【 屋上工事 】
5-1 屋上設備機器設置
5-2 屋上配管・配線・ダクト工事
5-3 防振対策検討
5-4 屋上ハト小屋

【 下地・間仕切り 】
6-1 天井割付と設備器具
6-2 天井内設備工事
6-3 間仕切内配管
6-4 天井内機器取付
6-5 遮音壁貫通処理
6-6 ALCパネル貫通処理
6-7 換気・エアバランス
6-8 性能検査実施要領(工程内検査(配管))

【 中間検査 】
7-1 社内中間検査

【 受 電 】
8-1 受電に向けて
【 内 装 】
9-1 電気・空調機器取付(仕上材との取合い)
9-2 衛生器具取付(仕上材との取合い)

【 外 装 】
10-1 扉・ガラリ関連工事
10-2 外壁面設備器具取付け(1)
10-3 外壁面設備器具取付け(2)
10-4 EVオーバーヘッドの感知器用点検口の防水対策
10-5 保温・塗装工事

【 外 構 】
11-1 外構配管設備工事検討
11-2 外構設置機器検討

【 竣工前 】
12-1 試運転調整
12-2 建築確認完了検査
12-3 消防完了検査
12-4 総合連動試験
12-5 性能検査実施要項(竣工編)

【 引渡し 】
13-1 建物設備取扱説明・保守管理説明
13-2 完成図・保証書
13-3 竣工図書、備品、メーター読合せ

【 その他 】
14-1 社内竣工検査「関係法令、不具合予防」の留意点
★施工計画書雛型
施工計画書の雛型データ
(エクセル形式)
((一社)日本建設業連合会)
公共標仕 標準仕様書
建築工事編
 平成31年度版

公共建築木造工事標準仕様書
木造工事
 平成31年版
建設物価建築費指数
★建築費指数 2020 .12
Computational Design

グラマジオ・コーラー研究室
/ETHZ

自律システム研究所

ICD/Univ. Stuttgart
(Institute of C.D.)

CAAD/ETHZ

★☆BIM活用ツール☆★

ArchiCad編

ARCHICAD 21ではじめる BIM設計入門 [企画設計編]

ARCHICAD 22ではじめるBIM設計入門[基本・実施設計編]

ARCHICADでつくるBIM施工図入門

コンクリート工事に関するJIS規格

JIS検索
(日本工業標準調査会)

【 種類・強度・品質 】
JIS A 5308に適合する
レディミクストコンクリートの種別
> JIS A 5308  
 レディーミクストコンクリート

【 コンクリートの材料 】
■セメント
> JIS R 5210  
 ポルトランドセメント
> JIS R 5211  
 高炉セメント
> JIS R 5212  
 シリカセメント
> JIS R 5213  
 フライアッシュセメント
> JIS R 5214  
 エコセメント

−−−−−−−−−−−−
■骨材
> JIS A 5005  
 コンクリート用砕石及び砕砂
> JIS A 5011-1  
 コンクリート用スラグ骨材
 −第 1 部:高炉スラグ骨材

> JIS A 5011-2  
 コンクリート用スラグ骨材
 −第 2 部:フェロニッケルスラグ骨材

> JIS A 5011-3  
 コンクリート用スラグ骨材
 −第 3 部:銅スラグ骨材

> JIS A 5011-4  
 コンクリート用スラグ骨材
 −第 4 部:電気炉酸化スラグ骨材

> JIS A 5021  
 コンクリート用再生骨材 H
> JIS A 5022  
 再生骨材Mを用いたコンクリート
> JIS A 5023  
 再生骨材Lを用いたコンクリート
> JIS A 5031  
 一般廃棄物,下水汚泥又は
 それらの焼却灰を溶融固化した
 コンクリート用溶融スラグ骨材


――――――――――――
■混和剤
> JIS A 6204  
 コンクリート用化学混和剤
> JIS A 6201  
 コンクリート用フライアッシュ
> JIS A 6202
  コンクリート用膨張材
> JIS A 6203  
 セメント混和用
 ポリマーディスパージョン及び
 再乳化形粉末樹脂



鉄骨工事に関するJIS規格 
【 溶接材料 】
> JIS B 1198
 頭付きスタッド
【 デッキプレート 】
> JIS G 3302 Z08 フェローデッキ
 JIS G3302
 溶融亜鉛めっき鋼板及び綱帯

【 錆止め塗装 】
> JIS K 5674
鉛・クロムフリーさび止めペイント
> JIS H 8641 溶融亜鉛めっき



建築工事標準仕様書・同解説 5
―JASS 5 2015 鉄筋コンクリート工事




建築工事標準仕様書JASS〈6〉鉄骨工事

品質マネジメントに関するJIS 規格
> JIS Q 9000
 品質マネジメントシステム
 − 基本及び用語
 


> JIS Q 14001
 環境マネジメントシステム
 −要求事項及び利用の手引


リンク(その他)

> 気象庁
 南海トラフ地震に関連する情報


> NHK そなえる防災
いつくる南海トラフ【巨大地震】


> (社)地震予兆研究センター

> 高感度地震観測網(Hi-net)

> 地震調査研究推進本部

> 木村政昭のHP

> 東海大学 長尾教授

> 東海大学地震予知研究センター

> 第三管区津波防災情報図

> 浸水マップ

> 栃木の研究者

> 大気中ラドン濃度

> 地震前兆ラボ

> 揺れやすい地盤診断

> SDGs とは?
NEWSチャンネル
ディテール



納まりのしくみを徹底解剖 構造ディテール図集




木造・S造・RC造 ディテール集 (エクスナレッジムック)




名作住宅から学ぶ 窓廻りディテール図集
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2019年04月07日

1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述の攻略

1級建築施工管理技士 実地試験 施工経験記述の攻略


【 施工経験記述の攻略 】
1-1 出題の分析と考え方
2-1 問題1の解き方

2-2 仮設備
1)仮設備の安全確保
2)仮設備の具体的な安全処置
 ◆墜落災害防止の具体的な処置
 ◆ 飛来・落下災害防止の具体的な処置
 ◆ 建設機械による災害防止の具体的な処置
 ◆ 足場・型枠倒壊災害防止の具体的な処置
3)仮設備の具体的な工程上の制約条件
 ◆ 合理的な工程管理を満足する
  仮設備の具体的な配置
 ◆ 合理的な工程管理を満足する
  仮設物の設置
4)仮設備の具体的な工程上の制約条件
 ◆ 仮設電力設備の検討事項
 ◆ 給排水設備の検討事項

2-3 環境保全
1)公衆災害防止対策
 ◆ 騒音・振動を提言する具体的な処置
 ◆ 再三者災害を防止する具体的な処置
 ◆ 沿道障害防止の具体的な処置
2)建設副産物の処理
 建設副産物の分類
 ◆ 建設発生土(土砂)の取扱い上の留意点
 ◆ 指定副産物と有効な利用の具体例
 ◆ 資源の有効な利用に関する計画作成と
  記録保存の義務
 ◆ 再資源化すべき特定建設資材
 ◆ 産業廃棄物の委託処分に関する事業者の留意点
 ◆ 産業廃棄物の処分方法についての具体例

合理化【傾向分析】
1.労働生産性向上
 1)「労働生産性向上」記述上のポイント
 2)「労働生産性向上」で過去に要求された記述
 3)「労働生産性向上」で要求される記述
 4)「労働生産性向上」の記述例

品質管理【傾向分析】@
品質管理【傾向分析】A(記述例)

環境管理【傾向分析@】環境管理
環境管理【傾向分析A】建設副産物(記述例)
環境管理【傾向分析B】環境管理に関する法体系
環境管理 サーマルリサイクル


施工計画【記述例】


施工経験記述 解答例

 施工経験記述@ 合理化
 施工経験記述A 工程管理、仮設工事、欠陥・瑕疵
 施工経験記述B 労働災害
 施工経験記述C 地球環境保全



2018年11月23日

1級建築施工管理技士 施工経験記述の攻略

★1級建築施工管理技士 施工経験記述の攻略 ★


1級建築施工管理技士 実地試験
施工経験記述の攻略について



1° .どれぐらいの規模、立場を想定して記述するか?


1級建築施工管理技士の学科試験では、
あまり工事規模を考えずに学習しても問題はなかった。


しかし、1級建築施工管理技士に合格すると、自分の経験した工事の大小にかかわらず、大規模工事の「監理技術者」として(限定解除の)資格が与えられことから考えて、施工管理のための幅広い考えが要求されている。


このため、少なくとも工事費用 3〜4億円の工事に必要な管理上の知識をもっている監理技術者のつもりになって記述することが大切である。

※.現場を「管」理する監理技術者は、不思議なことに「監」の字を使います。一般用語としての現場監督も「監」の字です。





2° .出題形式と内容

問題の形式は下記のように6題が出題され、そのいずれも必須であるが、問題1の経験記述は特に重要で、この部分が合格点(60点以上と予想される)に達していないと、問題2問題6の問題が合格点(60点以上と予想される)であったとしても合格できないことが考えられる。


このため、受験者は経験記述の問題1と学科記述 問題2問題6までの5つの問題を切り離して取り組むことが大切である。


毎年、問題2問題6に関しては、おおよそ50%程度の人が合格点に達しているというデータがあるが、全体の合格率が 25〜40%程度になっているのは、問題1の考え方・解き方がしっかりしていないことによるものと考えられる。


問題1をしっかりとおさえることが、合格への最短距離であると考えられる。

したがって、問題1のノウハウは十分に研究する必要がある。

1級建築施工管理技士出題形式.jpg




2018年09月13日

1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述 環境保全 公衆災害防止対策

1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述


2-3.環境保全

1)公衆災害防止対策

 建築工事において、近隣への騒音・振動、
 沿道障害などを防止して、
 公衆災害を防止することが求められている。

 このため、事前調査において
 各工程ごとに使用する機械・工法などを考慮し、
 発生する公衆災害を予測して、
 これを防止する対策を確立し、
 こうした住民からの苦情を処理するシステムを
 現場管理に位置付け、
 対応する人も定めておくことが必要である。


◆ 騒音・振動を提言する具体的な処置

 @低騒音・低振動の機械を選定し、
  低騒音、低振動の工法を採用する。

 A防音壁・防音シート、防振溝を設置し、
  騒音、振動を低減する。

 Bコンプレッサなどの騒音の原因となる発生源は、
  住宅より遠い位置に配置する。


◆ 第三者災害を防止する具体的な処置

 @資材の飛来を防止するため、
  防護柵を設置し、防護シートを張る。

 A揚重機などの転倒を防止するため、
  敷鋼板、アウトリガー張出しを行う。

 B地盤沈下防止のため、
  根入れを十分にした土留めを設置し
  計測管理する。


◆ 沿道障害防止の具体的な処置

 @歩行者と一般車両をの接触事故を防止するため、
  工事場所に警告灯,ミラー,ブザーなどを設置し、
  誘導員を配置する。

 A現場から泥を道路に出さないため、
  現場敷地内でタイヤ清掃する。

 B現場内に粉じん発生しないよう、適宜散水する。






2)建設副産物の処理

※地球温暖化問題及び再資源化や持続可能社会に対する策は、特定の経済分野に関わる人の恣意的なものが多く、「いつわり」である点が多いが、試験対策として認識して対処する。

 建設副産物には、
 資源を有効ん利用すべき指定副産物と、
 処分場で処分すべき産業副産物とに分類し、
 さらに、副産物の種類ごとに分別収集して、
 必要により所定の中間処理をして、
 再資源化等をしなければならない。
 その分類は次のようである。


 建設副産物

 ・指定副産物
  @土砂
  Aコンクリートの塊
  Bアスファルト・コンクリートの塊
  C木材(廃木材を除く)

 ・産業廃棄物
   特定建設資材(中間処理再資源化)
    @コンクリート
    Aアスファルトコンクリート
    Bコンクリートと鉄からなる建設資材
    C木材
   埋立処分
    @安定型最終処分場
    A管理型最終処分場
    B遮断型最終処分場

 ・特別管理産業廃棄物 ー 処理埋立


 一般に、指定副産物の有効利用については、
 「資源の有効な利用の促進に関する法律」で、
 その利用方法およびその規模が定められている。

 また、産業廃棄物については、
 産業廃棄物の燃焼に伴う大気汚染(ダイオキシン)
 を防止し、建設工事の発生汚泥による水質汚濁を
 防止するとともに、
 産業廃棄物を分別収集して適正に処分するため
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」
(廃棄処理法)でその処理方法が定められている。

 また、一定規模以上の解体工事等は
 対象建建設工事に指定されていて、
 対象建設工事から排出する産業廃棄物は
 中間処理して再資源化することが
 建設リサイクル法に定められている。





◆ 建設発生土(土砂)の取扱い上の留意点

 @建設発生土の現場内利用の計画を立案する。

 A建設発生土の粒径に応じて4種類に分別する。

 B建設発生土の種類、量、運搬時期を明確にし、
  関係現場などで相互利用する。

 C粉じんを防止し、
  車速制限(現場内10km/h以下)、
  運搬時間などに配慮する。

 D受入れ地の状況を確認して、
  第三者災害発生を未然に防止する。


◆ 指定副産物と有効な利用の具体例

 @建設発生土は、
 工作物の埋戻し、宅地造成、水面埋立用土として
 利用する。

 Aコンクリートの塊は、粒径の区分に応じて
 構造物の裏込め、敷地内舗装用材料として
 利用する。

 Bアスファルト・コンクリートの塊は、
  構造物の裏込め、敷地内舗装用材料として
  利用する。

 C木材は、チップをしたり紙の材料として
  利用する。


◆ 資源の有効な利用に関する計画作成と
 記録保存の義務

 @元請負業者は、
  建設発生土1,000m3以上、砕石 500t以上、
  加熱アスファルト混合物200 t 以上の規模の
  建設資材を搬入する工事では
  再資源利用計画を作成し、実施状況を記録し
  工事完成後1年間保存する義務がある。

 A元請業者は、
  建設発生土1,000m3以上、コンクリートの塊、
  アスファルト・コンクリートの塊、
  建設発生木材の合計200 t 以上を
  現場から排出する工事では、
  再資源利用促進計画を作成し、実施状況を記録し
  工事完成後1年間保存する義務がある。





◆ 再資源化すべき特定建設資材

 @対象建設工事:
  次表のような一定規模以上の解体工事は、
  発注者または自主施工者が
  工事の着工7日前までに
  都道府県知事に届け出る。


 A再資源化すべき特定建設資材:
  対象建設工事により産業廃棄物は
  すべて中間処理して
  次の4つの特定建設資材に分別する。
  特定建設資材に分別できないものは
  産業廃棄物として埋立処分する。

  特定建設資材
   ・コンクリート → 骨材
   ・アスファルトコンクリート → 舗装材
   ・コンクリートと鉄から成る建設資材
    → くず鉄(有価物)、骨材
   ・木材 → チップ


◆ 産業廃棄物の委託処分に関する事業者の留意点

 @建設副産物として排出される産業廃棄物は、
  事業者(工事請負者)が自己の責任において
  行うのが原則である。

 A産業廃棄物の処分を委託するときは、
  都道府県知事の許可を受けた運搬業者、
  処分業者であることを確認する。

 B事業者は、運搬業者に委託するときは、
  契約書に次の事項を記載する。

 ・廃棄物の種類および数量

 ・運搬の最終目的地の所在地

 ・処分または再利用の方法と施設の処理能力


 C事業者は、
  運搬業者または処分業者に委託するときは、
  産業廃棄物の種類ごとに産業廃棄物管理票
 (マニフェスト)を契約書の内容を確認して
  交付する。

 D運搬または処分を終了したとき、
  管理票交付者(排出事業者)に管理票を送付し、
  管理票交付者は記録を確認し5年間保存する。

 E管理票交付者は、
  報告書を作成し年1回都道府県知事に提出する。


◆ 産業廃棄物の処分方法についての具体例

 @安定型最終処分場:
  廃プラスチック、ゴムくず、金属くず(鉄筋等)
  などが受入れられる。

 A管理型最終処分場:
  紙くず、木くず(廃木材)、繊維くず、
  有害でない汚泥、廃せっこうボード

 B遮断型最終処分場:
  有害な燃がら、有害なばいじん、
  有害な物質を含む汚泥




1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述 仮設備

1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述


2-2.仮設備

1)仮設備の安全確保

建築工事における災害は、墜落によるものが圧倒的である。建築工事における事故のパレート図では、建築工事の約70%を墜落災害が占めていることを示している。したがって、墜落災害を防止することが最も重要である。


 建築工事災害パレート図.jpg


墜落の原因の1位〜10位までのは表のとおりである。
これらを参考にして記述する。
   墜落災害ベスト10.jpg





2)仮設備の具体的な安全処置

◆墜落災害防止の具体的な処置

 @高さ2m以上の作業床には、
  高さ75p以上の手すりと幅木を設ける。

 A組立解体時の足場板は、3点支持とし、
  端部のはね出し10p以上20p以下とする。

 B手すりがないときは、
  防網を張り、安全帯を用いて施工させる。

 C足場の組立・解体には
  高さ5m以上で作業主任者を選任し、
  高さ5m未満のときは作業指揮者を選任して
  組立・解体をする。


◆ 飛来・落下災害防止の具体的な処置

 @足場に養生シートやネットをすき間なく張る。

 A外部足場に、高さ5m以内に防護棚を設ける。

 B上下作業を禁止する。

 C悪天候時は作業を中止する。


◆ 建設機械による災害防止の具体的な処置

 @作業範囲の立入禁止措置をする。

 A建設機械の始業点検を確実に行う。

 B主たる用途外の使用を行わせない。

 C運転者の資格の有無を免許証などで確認する。


◆ 足場・型枠倒壊災害防止の具体的な処置

 @足場の建地間隔、足場の材料の強度など
  安定計算で確認する。

 A地盤の不同沈下を防止するため、
  敷板または敷角を用いる。

 B支柱の継手は、差込みまたは突合せとする。

 Cパイプサポートは3本以上継いで用いない。





3)仮設備の具体的な工程上の制約条件

 仮設備は、
 工程の初期から最後まで設置しておくもので、
 施工計画時に各工程をよく検討して、途中、
 仮設備が工事の進捗の妨げとならないように
 材料置場、揚重機、運搬車の走行路、
 管理事務の効率化など、仮設物の配置により
 工事工程を大きく左右する。

 このため、
 工程全体からみた仮設の配置やその寸法を、
 動線の確保などの制約条件を考慮して定める。

◆ 合理的な工程管理を満足する仮設備の具体的な配置

 @事前に現場の地盤改良をするなどして、
  現場内通路を確保し、
  動線を考慮した仮設建築物の配置

 A揚重に見合う能力をもつ揚重機械の適正配置

 B動線、工程の進捗に適合する
  電力、水道、ガスなどの配置

 C動線を考慮した運搬路の配置


◆ 合理的な工程管理を満足する仮設物の設置

 @近隣を考慮した構造を有する
  安定した仮囲いの設置

 A工程を満足する構造をもつ乗入れ構台の設置

 B工程を満足する構造をもつ足場の設置

 C漏電遮断装置、自動電撃防止装置
  を有する器械の設置





4)仮設備の具体的な工程上の制約条件

◆ 仮設電力設備の検討事項

 @電力の引込み位置を定める。

 A現場照明、加工用動力、揚重動力、
  溶接用電力、試運転調整用電力などの
  工程別電力の必要量を把握し、
  適正で合理的な電力計画を立案する。

  スタッド溶接では思わぬ電力量が必要であり、
  注意する必要がある。

 B本設電源を試運転調整で利用するときは
  受電日を定める。


◆ 給排水設備の検討事項

 @給排水管の引込みの適正な位置を定める。

 A各工程ごとの使用量とその累計から
  契約給水量を定める。

 B現場からの汚水・汚泥の処理施設の配置、
  規模・構造を定める。



1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述

1級建築施工管理技士 実地 施工経験記述



1°. 問題1の書き方と留意点

問題1の書き方は全く変動がないので、次の事項を準備すればよい。

@ 工事名 ◯◯◯◯ 新築工事

【 留意点 】
正式名称を示すので、新築工事または改修工事なのか明示する。(或いは、増築工事等)


A 工事場所 ◯◯◯県△△市・・・

【 留意点 】
都道府県から番地まで正確に記載する。



B 工事内容 
  共同住宅、鉄筋コンクリート造、
  地下1階、地上5階建、
  建築面積 500m2、延床面積 2,500m2
  外装タイル張り仕上げ      

【 留意点 】
( a ) 建物の用途
( b ) 構造形式
( c ) 規模
( d ) 外装仕上げ

 改修の場合は、
( c ) に改修規模、
( d ) に改修外装仕上げを示す。
(具体的数値で示す。)



C 工 期 
  平成27年 1月 〜 平成28年 10月      

【 留意点 】
工期は完了したものを月数まで明示する。
(工事中のものは不可。)
規模と相応しない工期の場合は、その理由を記載する。



D あなたの立場及び具体的な業務内容 
  現場主任
 ・機械の発注と納入の確認
 ・各品質試験の立会確認
 ・日、週、月ごとの工程進捗の確認と工程調整
 ・仮設物の点検・維持管理
 ・発注者との連絡・調整
      

【 留意点 】
立 場:
工事における指導監理する立場のものであり、
現場代理人、現場監督、主任技術者
または、発注者側の監督員、設計監理等
を明示する。

業 務:
安全、品質、工程、原価の各面から考え、連絡・調整役としての業務を具体的に示す。


平成29年度 施工経験記述 問題1
平成29年問題1.jpg






2°. 問題1の1、2及び問題2の書き方

@出題の分析と考え方

この部分は合否の鍵を握る部分である。まず、過去10年間の出題の傾向をみてみると、下記のように分類される。問題1の1、2及び問題2とは同じ経験論文と考えて整理しておく。

 @仮設備          (23回)
  a :仮設備の安全確保   (14回)
  b :合理化を考慮した仮設備( 7回)
  c :仮設電力・給排水の計画( 2回)

 A環境保全         ( 9回)
  a :公衆災害防止     ( 2回)
  b :建設副産物取扱い   ( 4回)
  c :環境負荷低減方法   ( 3回)

 B施工管理         (13回)
  a :かしの部位と防止   ( 2回)
  b :品質管理留意点    ( 4回)
  c :安全管理留意点    ( 1回)
  d :施工の合理化     ( 6回)


出題内容の文章を分析すると上記のとおりになるが、見方を変えると施工計画における@仮設備であり、施工計画におけるA環境保全であり、施工計画としてのB施工管理である。


したがって、1級建築施工管理技士の実地試験は、施工を行う前に考慮すべき事項についての知識と記述力が問われているのである。つまり、実践においては、綿密な施工計画の立案を行いって施工計画書を作成し、その通りに実行する技術力である。その施工計画書が設計監理者の承認を得ていることは言うまでもない。

そのため、学科試験で学習した整理の方法と同じまとめ方をするのが、整理がついて理解しやすい。
また、実践へも展開しやすい。

特に仮設備は安全管理そのものであるため、注意してまとめる必要がある。




1級建築施工管理技士 実地 経験記述 解答例@

★1級建築施工管理技士 施工経験記述 解答例@



出題例1
省力化や工期短縮を図るため、施工方法の変更や使用材料の変更による施工の合理化について、あなたが現場で行った事例を3つあげ、それぞれ次の@からBについて具体的に記述しなさい。
 ただし、3つの事例において、Aの実施した具体的内容は、それぞれ異なる記述とする。

 @工事名、部位名等

 A実施した具体的内容

 B省力化や工期短縮をなる理由



【 攻略のポイント 】
施工管理技士は、工期確保、品質確保、安全確保、原価確保をする仕事であるから、あらゆる行動が「合理化」につながっているといえる。逆にいえば、考え方を広げれば「施工をうまくやるには」というように考えれば、何を書いても日本語の文章であれば合格点はとれる。

したがって、書くときにはその目的を明確にすることが大切である。工期短縮、品質の向上、安全確保、原価の低減のいずれか1つに絞って書くことである。たてえば、タイル工事で湿式に比較して乾式は「工期の短縮」、「品質の向上」の両方が合理化できるが、記述するときはそのうち主な1点に絞ることが大切である。


【 解答例 】
事例1
 @外壁石張り工事

 A湿式石張り工事を乾式石張り工事に切替えて施工した。

 B躯体工事の遅れで、外壁石張り工事の工期を短縮するため。← 具体的に示す



事例2
 @揚重工事

 A2台配置の揚荷装置を1台の大型揚重装置に変更した。

 B単位時間当たりの揚荷量を増大するため。← 具体的に示す





出題例2
あなたの今日までの工事経験の内容にかかわらず、考えられる施工の合理化について、次の@とAについて具体的に記述せよ。

 @施工の合理化の具体的内容

 A施工の合理化となる理由



【 攻略のポイント 】

建築工事合理化の方策を示すもので、一般に「工期の短縮」、「原価の低減」、「品質の保証」の3つが、建築業界の現代の課題である。
したがって、考える視点を俯瞰地点から客観的にみることが要求されている。最近は、環境保全など社会とのかかわりについての記述が増加している。
建築工事は社会の要求に応じるものでなければならない。監理技術者には、そうした立場での見方が求められている。ここでは。「合理化」の推進を取り上げて記述したが、あくまで自分の体験を示すことが大切で、第三者的な論文であってはならない。


【 解答例 】
合理化の具体的内容
 人件費の高騰や安全性を確保し、かつ生産性を向上させるため、プレハブ化、機械化を推進している。

施工の合理化となる理由
 プレハブ化して吊り込みなどの機械を用いて組み立てることで品質の安定、工程の短縮などの効果があるから。





出題例3
市街地における一般的な事務所ビルの建築において、着工時に仮設電気設備の計画を立てるにあたり、検討すべき主要な事項を3つ具体的に説明せよ。

ただし、申請手続き、届出、費用に関する事項は除く




【 攻略のポイント 】
仮設電気設備の基本的な考え方は必要にして最小限の大きさとし、工程全体から工程ごとに安全性を考慮して計画する。このうち申請手続き、届出、費用に関する事項を除くと、次のような点を考慮する。

@契約電力量の工程別の規模の検討

A試運転調整用電力・本設電力の切替えの時期の検討

B電力引込み位置と受配電設備の配置の検討

C漏電、電撃防止など電気危険防止の検討
 ↑ 仮設備では安全は常に考える。


【 解答例 】
@各工程ごとの電気使用用具、動力設備、溶接設備等を考慮し適正な稼働率を乗じて、受電容量を計画する。

A受電設備、配電設備の設置位置は全工程を通じて移設せず配電できる最適なものとして計画する。

B労働者の電気による災害を防止するため、必要により、溶接用電撃男節装置、高圧活線近接作業危険防止等の計画をする。




1級建築施工管理技士 実地 経験記述 解答例A

★1級建築施工管理技士 施工経験記述 解答例A



出題例4
建築工事において、下記の@〜Dのうち2つを選び、工程を順調に進めるために行った処置又は対策と、それを行った理由を、それぞれ具体的に2つずつ記述せよ。
(選択した番号を所定の欄に記入すること)

 @足 場

 A作業環境

 B搬出入

 C揚 重

 D仮設建物



【 攻略のポイント 】

仮設備の計画を、「工程」の観点から見直して工程を円滑に進捗させる仮設備とは、次のような点に留意する。

@仮設備は作業の動線を考慮して計画されているか。

A仮設備は労働者の作業を容易にするため、高さ、幅、照明などを考慮した作業性に支障のない計画となっているか。

B労働者が安心して施工できる構造・規格を有する仮設備となっているか。

C第三者、労働者への災害を防止し、工程を順調に進める仮設備となっているか。



【 解答例 】

@足 場
[ 対処又は対策 ]
移動電線を足場に配線し、ガード付電灯を設置した。

[ 理由 ]
@作業時に必要な照度を確保し、作業効率を向上するため。

A照度の必要な箇所に移動させることで作業性を確保するため。



A作業環境
[ 対処又は対策 ]
仮囲い、防振溝、遮音シートを設置した。

[ 理由 ]
@仮囲いで、現場内立入禁止措置を行い、作業を安全に行うため。

A騒音・振動を低減し、現場環境を保全し円滑に作業を進めるため。



B搬出入
[ 対処又は対策 ]
搬出入口に扉を設け2名の誘導員を設置した。

[ 理由 ]
@交通量を円滑にし、搬出入を容易にし作業量を確保するため。

A歩行者との接触事故を防止し、搬出入を工程通りに行うため。



C揚 重
[ 対処又は対策 ]
動線を考慮して配置を定め、作業能力に余裕のあるものを選定した。

[ 理 由 ]
@動線を考慮して揚重機を配置し、効率的に所定重量を揚重するため。

A揚重運転、玉掛業務を円滑に進捗させるため。



D仮設建物
[ 対処又は対策 ]
作業が把握しやすい位置に現場事務所を配置した。

[ 理 由 ]
@動線上の作業を確認し工程との差異を確認するため。

A現場事務所と作業場の連絡を密にし、指示を的確に出すため。





出題例5
建築の仮設工事において、下記の仮設物が設置後に、倒壊、崩壊、転倒することを防止するため、その組立て時に何をどう確認するか、それぞれ2つ具体的に記述せよ。

ただし、確認する内容は、それぞれ異なる記述とする。なお、使用資機材に不良品はないものとし、施工計画に誤りはないものとする。

 @鋼板製仮囲い(高さ 3mとする)

 A乗入れ構台

 B傾斜ジブ式クライミングクレーン
 (呼称クレーン能力 15 t・mとする)



【 攻略のポイント 】

仮設物の倒壊や崩壊を防止するには、全体を見渡して3つの側面で考える。

 @材料・品質の確保と堅固な構造の確保

 A組立時の措置

 B作業前の点検と補修

(1)仮囲い(高さ3mの鋼板製)

 仮囲いは、風に対する耐力で求められる。

 @単菅支持柱の根入れを十分深く入れる。

 A単菅支持柱を控杭(やらず)とは
  専用金具で緊結する。

 B上下の水平材の単菅は平行となるように
  単菅支柱と緊結する。

 C鋼板は必要量を重ねて単菅に緊結する。


 等の処置をする。
 建築基準法施工令第136条の2の20(仮囲い)には、
 高さ1.8m以上の板塀等を用い危害防止するとある。


(2)傾斜ジブ式クライミングクレーン
  (呼称クレーン能力 15 t・mとする)


 @ベース金具上のアンカーボルトが
  基礎に固定されているか確認する。

 Aクライミングポスト(柱)の継目の
  高力ボルトの締付けは十分か確認する。

 Bクレーンのリミッターが正常に稼動するか点検する。

 C吊上げワイヤーの傷み、長さ巻き取り等を確認する。



【 解答例 】

1.鋼板製仮囲い(高さ3m)
@単菅支柱とする鋼管は、風荷重に十分に抵抗できる長さと間隔となるように設置する。

A単菅支柱を支える控杭(やらず)は、十分な根入れとして、控杭の根元には根かせ(控え)で固定する。



2.乗入れ構台
@著しいねじれ、たわみのない部材を組立、細大積載荷重を厳守する。

A組立時には組立図により定められた部材を所定位置に配置する。



3.傾斜ジブ式クライミングクレーン
@アンカーボルトがベース金具を通じて基礎にしっかりと固定されているか確認する。

Aクレーンのリミッター(制限装置)が正常に作動するか確認しておく。





出題例6
建築工事において、竣工後又は工事の終了後に発生する恐れのある欠陥(不具合)をなくすため、特に留意した事項2つについて、発生する恐れのある欠陥(不具合)の部位とその状態、及びそれを防止するために行った具体的な処置又は対策を2つ記述せよ。


【 攻略のポイント 】
かしとは工事完了後に発生する欠陥で、かしの発生が生じないように品質を管理しても生じる可能性があり、木造で1年間、木造以外の構造で2年間の間に生じるかしは、請負業者がこれを担保(補修と賠償)しなければならない。と公共工事標準請負契約約款第44条(かし担保)の定められている。

建築工事におけるかしの発生は、各工程ごとに生じる原因があり、それらの部位の状態と、そのかしを防止する施工管理を行う必要がある。


(1)基礎工事のかし

 @土工事では、地盤の圧密の発生や
  締固め不足による地盤沈下の発生

 A土留め工事では、土留め材料の撤去の
  埋戻しの処理の不備による地盤の亀裂の発生

 B杭打ち工事では、杭の支持層への貫入不足
  による構造物の不同沈下の発生

 
(2)躯体工事のかし

 @アルカリ骨材などによる
  材料の不適合による部材のひび割れの発生

 Aコンクリートの施工の不備による漏水の発生

 B鉄筋の配置の不備による
  構造耐力低下に伴う、たわみ量の増大

 C鉄骨とアンカーとの接合不良、部材接合の不完全
  に伴う振動の発生やたわみ量の増大



(3)仕上げ工事のかし

 @防水工事の不備による漏水

 Aタイル接着の不備によるはがれ

 B床面の仕上げ不良による床面傾斜


以上のように施工の品質管理が不十分な箇所に、かしはどこにでも生じるおそれがある。

ここでは、躯体と仕上げについて2つを取り上げる。



【 解答例 】
[ 部位 ]コンクリート壁面
[ 状態 ]亀甲状の無数のひび割れ
[ 具体的な処置及び対策 ]
 アルカリ骨材反応を抑制する混合セメントを使用する。



【 解答例 】
[ 部位 ]天井
[ 状態 ]天井からの水滴の落下
[ 具体的な処置及び対策 ]
 パラペット立上りを十分に防水し、下地の安定を確認した防水を行う。





1級建築施工管理技士 実地 経験記述 解答例B

★1級建築施工管理技士 施工経験記述 解答例B


出題例7

次にあげる6種類の労働災害の中から1つを選び、それを防止するための具体的な処置又は対策4つ記述せよ。

ただし作業員が着用する防護具に関する記述は除くものとする。

墜落による災害  飛来、落下による災害
建設機械などによる災害  倒壊による災害
土砂崩壊などによる災害  電気による災害




【 攻略のポイント 】

労働災害の防止をするための具体的な処置または対策は、基本的には労働安全衛生規則(以下、労安衛則)に基づく内容を記述することになる。


(1)墜落による災害防止
  (労安衛則518条〜530条)の要点


 @高さ2m以上の箇所での作業には
  作業床を設置する。
 (同518条)


 A高さ2m以上の箇所では、
  悪天候時の作業の中止する。
 (同522条)


 B作業床の照度の確保。
 (同523条)


 C高さ、深さが1.5m以上を超える作業を行うときは
  安全に昇降するため設備を設置する。
 (同526条)


 Dストレートなどの屋根上の危険作業では、
  踏み抜き防止のため、
  幅30p以上の歩み板を用い防網を張る。
 (同524条)





(2)飛来、落下による災害防止
  (労安衛則534条〜538条)の要点


 @地山の崩壊、落石防止をするため、
  掘削地山のこう配を安全なものとする。
 (同534条)


 A高所からの物体投下による危険防止のため、
  高さ3m以上から物体を投下するときは、
  適当な投下設備を設け監視人を置く。
 (同536条)


 B物体の落下により労働者に危険を及ぼときは、
  立入禁止区域を設定する。
 (同537条)


 C地山の落盤などによる危険防止には、
  支保工を設け、浮石を除去すること。
 (同535条)



(3)建設機械などによる災害防止
  (労安衛則152条〜236条)の要点


 建設機械の災害防止は、各建設機械ごとに
 防止規則があるため莫大な量となっているが、
 建築工事に用いる主なものを次にあげる。


 @労働者と建設機械の接触を防止するため、
  誘導者を配置する。
 (同158条)


 A建設機械の転倒、破壊を防止するため、
  安定度、最大使用荷重の制限を厳守する。
 (同163条)


 B作業開始前、月1回および、年1回の
  定期自主検査を行い、建設機械の安全性を
  確認する。(同167条、168条、170条)


 C杭打ち機のワイヤーでの安全性を確認して
  作業を行う。(同174条)


 D杭打ち機の組立解体、
  建設機械のアタッチメントの取替え作業は、
  作業指揮者を選任して、
  その者の直接指揮により行わせる。
 (同165条、190条)





(4)倒壊による災害防止

 倒壊による災害防止という、
 労働安全衛生法に表記されていないが、
 倒壊に関する用語は、杭打ち機、型枠支保工、
 足場、作業構台(乗入れ構台)などにみられる。


 @杭打ち機の倒壊を防止するため、
  脚部又は架台の沈下を防止のため敷板、敷角
  を用い、くさびなどで固定する。
 (同173条)


 A型枠支保工について、
  支柱の沈下を防止するため敷角を使用し、
  鋼管にあっては高さ2m以内ごとに2方向に
  水平つなぎを設ける。
 (同242条)


 B鋼管足場の足場の脚部には敷角、敷板等を用い、
  ベース金具で固定し、根がらみを設け、
  筋かいで補強し、所定の間隔以下に
  壁つなぎを設ける。
 (同570条)


 C作業構台の支柱は、
  その滑動または沈下を防止するため
  十分に根入れし、
  支柱脚部に敷板、敷角を使用し、筋かいを設け、
  接合部は緊結金具などで固定する。
 (同575条の6)



(5)電気による災害

 @工作物の建設、解体、塗装、杭打ち作業などに
  おいて、労働者が作業中感電の危険があるときは
  当該充電路を移設するか、
  充電路に絶縁防護具を装着する。
 (同349条)


 A手持型電灯は
  仮設の配線または移動電線に接続する金口
  に接することがないよう、
  ガードを取り付けなければならない。
 (同330条)


 B高さ2m以上で鉄骨などで
  交流アーク溶接を行うときは、
  交流アーク溶接機用自動電撃防止装置
  を使用する。
 (同332条)


 C対地電圧が150Vを超える、
  移動式または可搬式の電動機を有する機械には、
  感電防止用漏電遮断装置を使用する。
 (同333条)


 D仮設の配線または移動電線を
  通路面において使用してはならない。
 (同338条)


 以上のうちどれか1つ選び解答する。
 とりわけ、労働災害の多い作業は、
 今後も出題されるので必ずまとめておくこと
 が大切である。



解答例

墜落による災害
@高さ2m以上の箇所での作業では、作業床を設置する。


A悪天候のときには、高さ2m以上の箇所での作業は中止する。


B深さ、高さが1.5mを超える箇所で作業を行うとき、安全に昇降できる設備を設ける。


Cスレートなどの屋根で作業をするときは、あゆみ板を設け防網を張る。





1級建築施工管理技士 実地 経験記述 解答例C

★1級建築施工管理技士 施工経験記述 解答例C



出題例8
 建築工事において、地球環境保全の観点から環境負荷を低減するために留意した事項2つあげ、それぞれのねらい具体的処置を記述せよ。



攻略のポイント

地球環境保全とは、
次の項目を保全することである。

@大気汚染防止法
 産業廃棄物の焼却処理に伴うダイオキシン
 の発生を防止するため、高熱処理をする。


A水質汚濁防止法
 産業廃棄物のうち、人工泥水の処理として
 水槽により泥と水を分離して、
 水はpH調整して下水道に排水し、
 泥は焼却して水分を減少させ、
 建設副産物として埋立用土砂として用いる。


B地球温暖化防止と熱帯雨林減少の軽減
 合板型枠を、床版型枠デッキプレートに
 変えることで、産業廃棄物を少なくし、
 合板から排出する二酸化炭素を減少させ、
 熱帯雨林の減少を軽減する。


C自然破壊の防止
 資源を有効に利用するため、
 再生資源や指定副産物を積極的に利用し
 現場から産業廃棄物をできるだけ少なくする。


解答例
@水質汚染防止
[ ねらい ]
 水質の中性化
[ 具体的処置 ]
 ベントナイト溶液の泥を沈殿させ、
 pH調整して中性としたのち
 下水道に放流する。

A地球温暖化防止
[ ねらい ]
 二酸化炭素の軽減
[ 具体的処置 ]
 合板型枠の使用を少なくし、
 焼却による二酸化炭素の軽減をする。






出題例9
あなたが現場で実施した、重点的な品質管理活動の事を3つあげ、それぞれ次の@からBについて記述せよ。

ただし、3つの事例は、それぞれ異なる内容の記述とする。

@発注者側の要望
 あなたの立場で理解した発注者側の要望
 簡潔に記述しなさい。

 なお、発注者側の要望には、設計者、監理者、
 元請、営業、上司等から聞いたことや、
 設計図書等から読み取った内容も含む
 ものとする。


A重点的な品質管理活動
 @の発注者側の要望に応えるため、
 あなたが現場で重点的に実施した
 品質管理活動の内容を具体的に記述せよ。

 なお、品質管理活動内容には、
 部位、作業内容等を含む記述とする。


B理由や経緯
 Aの重点的な品質管理活動を
 @の発注者側の要望に応えるものと
 考えた理由結びつけた経緯
 を具体的に記述せよ。




攻略のポイント

品質管理活動の事例をあげるとき、「鉄筋コンクリート工事」のような大項目を取り上げるのでなく、「コンクリートのひび割れ防止」、「鉄筋の組立精度」、「コンクリートの打込み管理」、「コンクリートの養生管理」、「タイルの浮き防止」等のように具体的な数値を用いられる作業内容を選定するようにする。


特に品質管理ではデミングサークルの
 計画 → 実施 → 検討 → 処置
の手順を念頭において記述すると理論的に整理がし易い。


このことが出題のAに部位作業内容を示すように指定されているからことからもわかる。


実際には、下請負人の立場の場合が多く、発注者の考えを直接的に聞くことは考えにくいので、こうした問題は「設計図書」に示された基準が発注者が意思の集約と考えて回答する。すなわち、一般的な品質管理上必要な措置を具体的に記述すれば十分である。


また、Bの理由については、品質管理活動により、より良い品質が得られると考えて行うものである。


解答例

コンクリートのひび割れ防止
@外壁のひび割れ防止をするため、特にコンクリート施工に注意するよう設計図書に特記されていた。


Aスランプ値、空気量は試験により確認し、打込み高さを1.5m以下とするため型枠に窓をつくり、じゃんかのできないよう十分に締め固めた。


B外壁部のひび割れの原因は、主に材料分離の影響と考え、ワーカブルなコンクリートを材料分離しないように打込み高さを制限した。







出題例10
建設副産物を適正に処理する観点から、建設発生土の扱いについて、留意すべき項目箇条書き5つ記述せよ。





攻略のポイント

建設発生土は、建設工事に伴って発生する土砂のことで、搬出する建設発生土が1,000m3以上となるときは、請負(元請)業者は再生資源利用促進計画を立案し、その促進利用の実況を記録し1年間保存しなければならない。
(資源の有効な利用の促進に関する法律18条)

こうした建設発生土が直ちに再利用されることが少ないので、適正に分別して、保管しなければならない。こうした保管施設、運搬路、第三者の災害防止の観点から留意点を記述する。


解答例
建設発生土の取扱い留意点

@建設発生土(搬出土)量を最小量とする計画とする。


A建設発生土が他の現場で再利用できるよう土を分別して保管する。


B建設発生土が降雨で泥流化しないように対策をする。


C保管土の管理のため排水溝や安全な土留めを行う。


D運搬にあたり公衆の災害防止を行う。





2018年08月19日

1級建築施工管理技士 実地 経験記述 環境管理 【傾向分析】A(記述例)

「建設副産物対策」の記述例を下記に示すので、
 参考にして自分なりの解答をまとめて準備しておく。

 @「発生抑制」
 A「再使用」
 B「再生利用」
 C「熱回収」
 D「適正処分」

それぞれについて、
「資材名等」「実施した内容」「結果とあなたの評価」
をまとめる。




@「発生抑制

[ 資材名等 ]◆型枠廃材

[ 実施した内容 ]
 スラブの型枠として、合板型枠工法に代えてデッキプレート型枠工法を採用した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 型枠廃材の発生を抑制できたとともに、
 解体作業もなく、工期短縮にも有効であった。



[ 資材名等 ]◆木くず

[ 実施した内容 ]
 ・現場製作の建具枠及び額縁を、工場生産品に変更した。
 ・木造和室の造作材について、
  現場加工材からプレカット材に変更した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 現場からの木くず等の発生を抑制できたとともに、
 工期が1フロアあたり、5日間短縮できた。



[ 資材名等 ]◆石こうボード端材

[ 実施した内容 ]
 壁の石こうボードを使用場所の天井高さ 2,350mmに合わせて、
 プレカットして現場に搬入した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 石こうボード端材の発生が抑制できたととに、
 現場作業の軽減により工期短縮にも有効であった。



[ 資材名等 ]◆軽量鉄骨及び石こうボードの端材

[ 実施した内容 ]
 在来工法の天井を、システム天井に変更した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 軽量鉄骨や石こうボードの端材の発生がなくせ、
 現場加工の軽減により工期短縮にも有効であった。





A「再使用

[ 資材名等 ]◆建設発生土

[ 実施した内容 ]
 根切り工事で発生した良質な建設発生土については、
 社内で情報を共有し、
 他現場において埋戻し土として再使用した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 建設副産物を有効に再使用できたとともに、
 処分費用を大幅に縮減することができた。



[ 資材名等 ]◆タイルカーペット

[ 実施した内容 ]
 解体・撤去時に発生したタイルカーペットを
 新設の石張り床の養生材として再使用した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 ごみとなるものを有効に再使用できたとともに、
 仕上げ材の傷を防ぐことができた。
 また、養生材のコスト削減にも有効であった。





B「再生利用

[ 資材名等 ]◆コンクリートがら

[ 実施した内容 ]
・根切り時に出てきた既存基礎のコンクリートがらを、
 現場にてクラッシャー処理を行い
 仮設道路の路盤材として再利用した。

・場所打ちコンクリート杭の杭頭処理で発生した
 コンクリートがらを、
 現場にてクラッシャー処理を行い
 仮設道路の路盤材として再利用した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 産業廃棄物となるコンクリートのがらを
 再利用できたとともに、
 仮設道路の材料費も縮減できた。



[ 資材名等 ]◆石こうボード

[ 実施した内容 ]
 専用のコンテナを設置することにより分別回収を行い、
 再生工場に引取りを依頼した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 再生工場にて再生することができたとともに、
 整然とした作業環境が構築され、作業能率も向上した。



[ 資材名等 ]◆木材

[ 実施した内容 ]
・造作材のかんなくず・おがくず類は、
 リサイクル工場に引き取らせ、
 パーティクルボードの原料とした。

・解体工事で松杭が大量に発生したので、
 チップ化工場に引取りを依頼し、再生利用させた。

[ 結果とあなたの評価 ]
 産業廃棄物の再生利用ができたとともに、
 処分にかかる費用も縮減できた。


[ 資材名等 ]◆アスファルトコンクリートがら

[ 実施した内容 ]
 駐車場の解体時に発生した
 アスファルト・コンクリートがらを、
 アスファルトプラントに持ち込み、
 再生アスファルトとして再生利用させた。

[ 結果とあなたの評価 ]
 産業廃棄物を新設駐車場の舗装に再生利用でき、
 工事費を大幅に縮減することができた。



[ 資材名等 ]◆木材、金属くず、石こうボードくず

[ 実施した内容 ]
 木材、金属くず、石こうボードくずについては
 分別回収を行い、
 それぞれのリサイクル工場に持ち込んだ。

[ 結果とあなたの評価 ]
 多くの資材を分別回収することにより
 再生利用に貢献でき、
 その結果、処理費用を大幅に削減できた。


< 再生品の採用  >

[ 資材名等 ]◆再生砕石

[ 実施した内容 ]
・基礎や土間下の地業に再生砕石を使用した。
・場内仮設道路の舗装に再生砕石を使用した。

[ 結果とあなたの評価 ]
 再生品を使用することができたとともに、
 リサイクル活動に貢献でき、
 コスト縮減にも有効であった。





C「熱回収

[ 資材名等 ]◆木材

[ 実施した内容 ]
 腐食したり、釘の処理が多く、
 再生利用が困難な木材については、
 サーマルリサイクル工場に持ち込んだ。

[ 結果とあなたの評価 ]
 本来、廃棄物である木材から熱回収ができたとともに、
 産業廃棄物も削減でき、
 処分費用を縮減することができた。


[ 資材名等 ]◆塩化ビニル材

[ 実施した内容 ]
 塩化ビニル廃材を分別回収し、熱処理工場へ持ち込んだ。

[ 結果とあなたの評価 ]
 発生する熱エネルギーを回収でき、
 エネルギーの循環に貢献できた。
 建設副産物を有効活用するのは、
 事業者の責務であり、今後も取り組んでいきたい。





D「適正処分

[ 資材名等 ]◆木くず、金属くず、石こうボードくず

[ 実施した内容 ]
・許可を得た収集運搬業者及び最終処分業者であることを、
 許可証により確認し、委託契約の上、委託した。

・最終処分場までのルートを確認するとともに、
 マニフェスト伝票にて
 最終処分場で処分されたことを確認した。

[ 結果とあなたの評価 ]
・不法投棄もなく、適正に処分することができた。
 不法投棄を防止することは、
 排出事業者の責務であり、しっかり管理していきたい。

・マニフェスト伝票の確認により、
 不法投棄のないことを確認できた。
 不法投棄を防止することは、
 排出事業者の責務であり、しっかり管理していきたい。



[ 資材名等 ]◆廃アスベスト

[ 実施した内容 ]
 特別管理産業廃棄物管理責任者を設置し、
 処理計画の立案から行政への報告等の排出、
 最終処分に至るまで全般に渡って管理させた。

[ 結果とあなたの評価 ]
 管理責任者に全般に渡って管理させたことにより、
 スムーズに最終処分まで確実に管理することができた。
 排出事業者(元請業者)として、
 今後も処分責任が曖昧とならないような管理を行いたい。


以上、参考まで
自分が経験した建築工事に関して、
指導的立場に立った工事に対してまとめておく。

2項目程度の記述が求められるケースが多いので、
ケースに応じて、最低3項目程度はまとめておく。



2018年08月18日

1級建築施工管理技士 実施 経験記述 環境管理 【傾向分析】B

1級建築施工管理技士 経験記述 環境管理


2016年の大阪府豊能町にダイオキシン廃棄物
が巷を騒がせていましたが、
このダイオキシン廃棄物って何か?
説明できますでしょうか?

詳しくは難しい問題ですが、
「特別管理廃棄物」
と言っておけば間違いはないでしょう。

詳しくは、
環境省 特別管理廃棄物とは
を参照のこと


今回は、環境管理に関連する法体系について記述します

建設環境関係法体系

●環境基本法
●循環型社会形成推進基本法
 (基本的枠組み法)
 の下に、主に8つの法律があり、
 建設副産物対策及び処理に関する3つの法律も
 そこにふくまれています。

 ●廃棄物処理法・・・・ @
 ●リサイクル法・・・・ A
 ○容器放送リサイクル法
 ○家電リサイクル法
 ●建設リサイクル法・・・B
 ○食品リサイクル法
 ○自動車リサイクル法
 ○グリーン購入法





@廃棄物処理法
廃棄物の処理及び清掃に関する法律」・同施行令

[ 目的 ]
 この法律は、廃棄物の排出を抑制し、
 及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、
 運搬、再生、処分等の処理をし、
 並びに生活環境を清潔にすることにより、
 生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ること
 を目的とする。


[ 廃棄物の定義 ]

廃棄物

 ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、
 廃アルカリ、動物の死体、
 その他の汚物または不要物であって、
 固形状または液体状のもの。


一般廃棄物

 産業廃棄物以外の廃棄物


特別管理一般廃棄物

 一般廃棄物のうち、
 爆発性、毒性、感染性その他の人の健康または
 生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状
 を有するものとして政令で定めるものをいう。


産業廃棄物

 燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、
 廃プラスチック類
 その他政令で定める廃棄部をいう。

 ここに、政令で定めるものとは、
 紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、
 ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず、
 鉱さい、廃油、廃酸などをいう。


特別管理産業廃棄物

 産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性
 その他人の健康または生活環境に係る被害を生ずる
 おそれがある性状を有するものとして
 政令で定めるものをいう。

 ここで、政令で定めるものとは、
 廃酸、廃アルカリ、感染性産業廃棄物、
 特定有害産業廃棄物(廃PCB、廃石綿等)などをいう。






[ 産業廃棄物の排出業者の役割 ]

 産業廃棄物の排出業者
(建設工事においては元請業者)は、
 その廃棄物を自ら適正に処理しなければならない
 とされているが、
 その処理を他人に委託することもできる。
 委託にあたっては、次の基準によるものとする。


・廃棄物処理法による許可を得た
 収集運搬業者及び処分業者か、
 専ら再生利用の目的となる産業廃棄物のみの
 収集または運搬、処分を業として行う物等に委託する。


・委託契約は書面により行い、
 契約内容には次の事項を含むものとする。
 ・委託する産業廃棄物の種類及び数量
 ・運搬の最終目的地の所在地
 ・処分または再生の場所の所在地、
  その処分・再生の方法、
  及び処分・再生施設の処理能力
 ・その他環境省令で定める事項


[ 産業廃棄物管理票(マニフェスト伝票) ]

・排出事業者は、
 排出量にかかわらず廃棄物の種類ごと、運搬先ごとに
 産業廃棄物管理票(マニフェスト伝票)
 を処分業者に交付し、
 最終処分が完了したことを確認しなければならない。

 産業廃棄物管理票は、次の内容が記載されたものとする。

 ・当該委託に係る産業廃棄物の種類及び数量
 ・運搬または処分を受託した者の氏名または名称
 ・その他環境省令で定める事項


・管理票交付者(排出事業者)は、
 運搬、処分受託者から返送された管理票の写しを
 5年間保存しなければならない。
 同じく、それぞれの受託者も管理票の写しを
 5年間保存しなければならない。


・管理票交付者は、毎年、管理票の交付状況などに関する
「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」を作成し、
 産業廃棄物の排出事業場を管轄する
 都道府県知事に提出しなければならない。






Aリサイクル法
資源の有効な利用の促進に関する法律」・同施行令

[ 目的 ]
 この法律は、主要な資源の大部分を
 輸入に依存している我が国において、
 近年の国民経済の発展に伴い、
 資源が大量に使用されていることにより、
 使用済物品及び副産物が大量に発生し、
 その相当部分が破棄されており、
 かつ、再生資源及び再生部品の相当部分が
 利用されずに破棄されいている現状を鑑み、
 資源の有効な利用の確保を図るとともに、
 廃棄物の発生の抑制及び環境の保全に資するため、
 使用済物品等及び副産物の発生の抑制ならびに
 再生資源及び再生部品の利用の促進に関する
 所要の措置を講ずることとし、
 もって国民健在の健全な発展に寄与すること
 を目的とする。


[ 定義 ]

副産物
 製品の製造、加工、修理若しくは販売、
 エネルギーの供給又は土木建築に関する工事
 (以下「建設工事」という。)に伴い
 副次的に得られた物品をいう。
(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)


副産物の発生抑制等
 製品の製造又は加工に使用する原材料、
 部品その他の物品の使用の合理化により
 当該原材料等の使用に係る副産物の発生の抑制を行うこと
 及び当該原材料等の使用に係る副産物の全部又は一部を
 再生資源として利用することを促進することをいう。
(エネルギーの使用の合理化等に関する法律
 に規定する燃料を除く。)


再生資源
 使用済物品等又は副産物のうち有用なものであって、
 原材料として利用することができるもの
 又はその可能性のあるものをいう。


再生部品
 使用済物品等のうち有用なものであって、
 部品その他製品の一部として利用することができるもの
 又はその可能性のあるものをいう


再資源化
 使用済物品等のうち有用なものの全部又は一部を
 再生資源又は再生部品として
 利用することができる状態にすることをいう。


指定副産物
 エネルギーの供給又は建設工事に係る副産物であって、
 その全部又は一部を再生資源として利用すること
 を促進することが当該再生資源の有効な利用を図る上で
 特に必要なものとして政令で定める業種ごとに
 政令で定めるものをいう。





B建設リサイクル法
 「建設工事に係る資源の再資源化等に関する法律


[ 目的 ]
 この法律は、特定の建設資材について、
 その分別解体等及び再資源化等を促進するための
 措置を講ずるとともに、
 解体工事業者について登録制度を実施すること等により、
 再生資源の十分な利用及び廃棄物の通じて、
 資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正な処理を図り、
 もって生活環境の保全及び国民経済の健全な発展
 に寄与することを目的とする。


[ 定義 ]
・建設資材
 土木建築に関する工事に使用する資材をいう。

・建設資材廃棄物
 建設資材が廃棄物となったものをいう

・分別解体など
 第一号 「解体工事」
 建築物等に用いられた建設資材に係る建設資材廃棄物を
 その種類ごとに分別しつつ工事を計画的に施工する行為

 第二号 「新築工事など」
 順次的に生ずる建設資材廃棄物を
 その種類ごとに分別しつつ当該工事を施工する行為



★   ★   ★   ★   ★


2018年08月17日

1級建築施工管理技士 実施 経験記述 環境管理 サーマルリサイクルとは?

サーマルリサイクル(Thermal Recycle、熱回収)


廃棄物を単に焼却処理せず、
焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用すること
容器包装リサイクル法で認められた油化・ガス化の他、
焼却熱利用、廃棄物発電、セメントキルン原燃料化、
廃棄物固形燃料など

一般に、
リユース、マテリアル・ケミカルリサイクル
が困難な廃棄物に対して行われる。
(技術的に困難、あるいは投入資源・コスト
 に対し割に合わない など)



概 要

日本において、循環型社会形成推進基本法では、
廃棄物・リサイクル対策の優先順位を、
 @ リデュース
 A リユース
 B マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル
 C サーマルリサイクル(熱回収)
 D 廃棄物としての適正処理
とし、経済財政諮問会議の
循環型経済社会に関する専門調査会
および産業構造審議会企画グループでは
「サーマルリサイクルも有効なエネルギー回収手段
 としてマテリアルリサイクルと並んで位置づける」
と提言している。


廃棄物を再資源化して製品とするには、
必ず分別が必要である。


これは、単一な原材料に分けなければ、
品質が劣化して再製品化できないためである。


特に一般家庭から排出される一般廃棄物には、
異物が混入することが多い。






プラスチック

プラスチックというものは単一な原材料ではなく、
PE・PS・PP・PVCといった
原料単位で分別する必要があるため、
プラスチックで分別したところで
マテリアルリサイクルないし
ケミカルリサイクルすることはできない。


また、商品化されたプラスチック製品自体に
2種以上のプラスチックが混ざっていたり、
一見同じにしか見えないプラスチックを
消費者が原材料単位で分別することは困難である。


そのため、原則として、廃プラスチックは
リサイクルされることなく埋め立てられるか、
サーマルリサイクルをするかの選択肢に限られる。


過去、プラスチック類の1つであるPVCが
猛毒のダイオキシンを発生させる原因とされ、
埋め立てられることが主流であったが、
ダイオキシンの毒性に対して疑問が呈されると共に、
PVCの分別法、
ダイオキシンを発生させない燃焼法の確立により
サーマルリサイクルへの移行が進んでいる。


なお、ペットボトルや、ペットボトルのキャップなどを、
分別回収すると、ケミカルリサイクルが可能である。


ただし、運搬のために多大な石油を消費するため、
リサイクルで生じる石油よりも、
リサイクルのために消費される石油の方が、
上回ってしまう。



熱エネルギー

プラスチックは埋め立てられてきた経緯から
不燃物と考えられがちだが、純石油製品であり、
石油や石炭と同等の発熱量を有している。

そのため、
プラスチックをサーマルリサイクルすることで
大量の熱エネルギーを回収できる。

これにより、
間接的に火力発電所で燃焼される原油の削減となる。

なお、
1メガワット時の電力を火力発電するために必要な燃料は、
天然ガス132kgに対してプラスチックを345kg。

この場合の二酸化炭素の発生量は、
天然ガスによる燃焼時が360kgに対して
プラスチックの燃焼時が880kgとする試算がある。


埋め立て・サーマルリサイクル

地球温暖化の観点から
二酸化炭素を排出するサーマルリサイクルより、
埋め立てる方が環境に優しいという考えも存在するが、
サーマルリサイクルにより削減した原油の二酸化炭素量と
ある程度は相殺できる。

日本においては、さらなる熱効率の向上により、
完全に相殺できるように求められている。

また、プラスチックは地中で分解されないため、
埋立地が際限なく必要となり
循環型社会を形成できない問題がある。


ライフサイクルアセスメント

サーマルリサイクルはリサイクルの最終手段ではあるが、
マテリアル・ケミカルリサイクルとの選択を考えるのに、
ライフサイクルアセスメント (LCA) がある。

忘れてはならないのが、
リサイクルをするためには輸送・再資源化の工程で
エネルギー投入が必要であり、
二酸化炭素などの廃棄物も出ると言うことである。

もしも、
マテリアル/ケミカルリサイクルでかかる石油の量
 >  それらによる削減できる石油の量

このような状況が発生するのであれば、
サーマルリサイクルの方が適していると言える。

例えば、
新たに石油から1本のペットボトルを作るのに必要な資源
を1とした場合に
ペットボトルをマテリアルリサイクルして
再生ボトルを作る場合の資源量が1を下回る場合は
マテリアルリサイクルするべきである。

アルミ製品のマテリアルリサイクルが
積極的に推し進められるのはこのためである。

逆に1以上掛かってしまう場合、
マテリアルリサイクルは本末転倒なので
1本新造して使用済みボトルはサーマルリサイクルすべきある。
この場合、
サーマルの方が1の資源で新しいボトル1本+燃料
(になりうる廃材)を得ることができるので効率がいい。
ということである。


リサイクルか?

サーマルリサイクルというのは和製英語であり、
欧米ではサーマルリカバリー (Thermal Recovery) と呼ぶ。

このことから、サーマルリサイクルはリサイクルではなく、
環境に悪いものとする考えも根強いが、
全てのリサイクルが環境に優しいとは限らず、
日本におけるリサイクル神話の現れである。

リサイクルと称さない欧米の方が、
サーマルリサイクルを早くから推進しており、
広く行われている。

また、
そもそも捨てるものを燃料として再使用していることから
リサイクルではないとは言い切れず、
加えて先述のLCAの問題ある。

よって、サーマルリサイクルが善か、
もしくは悪かというのは対象は何なのか
どれくらい処理しなければならないのか
周辺環境はどうなのか

・・・など様々な条件によって変わってくるため
一概には言えない。

例えば先のペットボトルの例で言うのであれば、
ペットボトルをマテリアルリサイクルしようとすれば
「砕いて、洗って、溶かして・・・」と言った工程がある。

その際、
このハイブリッドカー用バッテリーリサイクル工程
(工程が西日本を縦断している。)
のように適切な処理施設が遠ければ
金と時間と資源の無駄遣いにもなりかねないのである。




2018年07月28日

1級建築施工管理技士 実地 経験記述 合理化【傾向分析】

近年の経験記述の定番のひとつである
「合理化」に関する記述について
まとめたいと思います。


なお、29年度は「品質を確保した上での」
「合理化」となっているので、注意が必要です

=======================
チェックポイント1
 労働生産性向上と施工の合理化の意味の違いを理解する。

チェックポイント2
 社会的背景との関連性とは、どのようなことか理解する。

チェックポイント3
 実施した内容、理由、結果について、
 文末の現在形と過去形の使い分けを理解する

=======================

合理化とは? それを採用することによって、
 @原価を抑える
 A品質を向上する
 B工程を短縮する
 C安全性を高める

ことにつながるような工夫をすることです。

作業員の高齢化、労働力の減少、熟練工の不足等の社会的背景から考えると、その手法としては、工法の簡略化現場作業の軽減(工場生産品の採用)などの記述が一般的です。
その他、新技術の導入などの記述も考えられます。

本試験では。「労働生産性向上」と「施工の合理性」について出題されています。





1.労働生産性向上

1)「労働生産性向上」記述上のポイント

 「労働生産性向上」とは、「作業員1人・1日当たりの出来高を向上させる」ことです。具体的に言うと、投入する労働力を一定として、出来高を向上させることです。
その手法としては、
作業員の指導・育成による作業能率の向上、作業能率につながる現場施設の整備、合理的な施工方法の採用(工場生産、加工を含む)などが考えられます。
施工の合理性と内容は類似していますが、「作業員の指導・育成」、「現場施設の整備」なども含めて、幅広い記述ができます。


2)「労働生産性向上」で過去に要求された記述

@工事概要であげた工事に対して
 対象項目(工種など):職種または工種
 実施した内容    :実施した内容
 それを行った理由  :労働生産性に結びつく理由
 結果と評価     :結果とその評価
 (平成14年)


A工事概要であげた工事にかかわらずあなたの考えとして
 方策:今後の労働生産性向上の方策
 社会的背景との関連性:社会的背景との関連性
 ※社会的背景との関連性とは、現在の社会状況を踏まえた方策の有効性を記述する。例えば、「墜落災害が建設現場での死亡事故で一番多い現況において、先行吊り足場による工期短縮は、安全面の確保からも有効である」など。


3)「労働生産性向上」で要求される記述
 平成14年度には
 「作業員の指導・育成」、「現場施設の整備」が出題されましたが、「合理的な施工方法の採用」についても記述練習をしておきたいものです。それぞれについて2例程度ずつ、「工種等の対象項目」、「実施した内容」、「それを行った理由」、「結果と評価」をまとめておきましょう。また、方策については、「社会的背景との関連性」も記述できるようにしておきたいものです。


4)「労働生産性向上」の記述例

 @作業員の指導・育成 
 A現場施設の整備
 B合理的な施工方法の採用

[ 工種または職種 ]
[ 実施した内容 ]
[ それを行った理由 ]
[ 結果とその評価 ]





@作業員の指導・育成
-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆タイル工事
[ 実施した内容 ]
墨出し、定木塗り、張付けモルタル塗りの手順を標準化するとともに、熟練工と手元でグループを作り、役割分担を明確に定めた。

[ それを行った理由 ]
作業を標準化し、効率的にすることにより、作業能率が向上するとともに、役割分担を明確にすることで、作業のバッティングややり忘れを防止できるため。

[ 結果とその評価 ]
正しい手順で各々に適した作業を分担することにより、労働生産性が向上したとともに、若手職人の技術向上にもつながった。


-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆内装工事
[ 実施した内容 ]
共同住宅の内装工事について、工種別に作業エリアを明確にし、作業場所の各工種の進捗状況を作業員自らチェックリストに記入、確認させた。

[ それを行った理由 ]
作業エリアを明確にすることにより、他作業との輻輳(ふくそう)がなく、労働生産性向上につながると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
他業種との輻輳作業もなく、作業能率が向上したことで、労働生産性向上につながったとともに、1フロア当たり3日間の工期短縮となった。


-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆左官工事、タイル工事他
[ 実施した内容 ]
新規入場時や毎日の定例打合せ時に、作業場の片付け・整理整頓を行うよう徹底して指導した。

[ それを行った理由 ]
作業場内を整理整頓することにより整然とした作業環境が構築され、作業能率が向上すると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
整理整頓したことで、材料などの位置が明確になり、作業能率が向上し、労働生産性向上につながったとともに、安全な作業環境を構築することができた。






A現場施設の整備
-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆仮設工事
[ 実施した内容 ]
作業通路と作業スペースを明確に区分し、テープなどで明示した。また、通路近くに資材置き場を設け、資材の移動をスムーズにした。

[ それを行った理由 ]
作業員の通行と作業範囲を区分することで、輻輳を避けることができ、また、スムーズな資材の移動により、それにかかる時間を短縮でき、労働生産性の向上につながると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
資材の移動に伴う時間が短縮でき、労働生産性の向上につながったとともに、安全面にもおいても有効であった。


-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆仮設工事
[ 実施した内容 ]
作業員休憩場所として、外部にテント(3間×6間)を張り、日陰を作るとともに、冷水を常備した。

[ それを行った理由 ]
工期が夏期になるので、休憩時間を日陰で過ごすことにより、疲労回復、作業能率向上につながると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
休憩時間の疲労回復を促したことにより、労働生産性が向上したとともに、熱中症対策にも有効であった。


-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆仮設工事
[ 実施した内容 ]
揚重用の建設用リフトに代えて、作業員も乗れるロングスパンエレベーターを採用した。

[ それを行った理由 ]
ロングスパンエレベーターは作業員も乗ることができ、作業員の移動時間を短縮でき、揚重作業を効率的に進めることができると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
揚重時間を短縮でき、労働生産性の向上につながったとともに、資材搬入をスムーズに進めることができた。


-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆防水工事
[ 実施した内容 ]
ピット内の内壁・天井の防水作業において、十分な換気を行うことができる送風機と、十分な明るさを確保できる仮設照明を設置した。

[ それを行った理由 ]
作業に適した明るさの確保・新鮮な外気の取入れにより、作業員の作業能率が向上すると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
照明により細部の施工も問題なく行うことができ、作業能率が向上し、労働生産性が向上したとともに、酸素欠乏を防止でき、無事故で工事を終えることができた。





B合理的な施工方法の採用
-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆山留め工事
[ 実施した内容 ]
山留め支保工う水平切梁工法から地盤アンカー工法に変更した。

[ それを行った理由 ]
地盤アンカー工法は切梁が不要なため、クラムシェルからバックホウに掘削機械を変更することにより、労働生産性の向上が見込めると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
スロープを用いてダンプを根切り底に下ろすことにより、バックホウにて直接掘削土の積込みができ、労働生産性が向上したとともに、バックホウを用いたことにより掘削作業の安全性も向上した。


-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆左官工事
[ 実施した内容 ]
工場内の土間コンクリート押さえにおいて、機械ごて(トロウェル)を採用した。

[ それを行った理由 ]
工場内の土間コンクリートの面積が 700平米と広く、施工時期も8月で土間コンクリートの仕上げ作業が間に合わないと考えたため。

[ 結果とその評価 ]
機械ごてを用いることで労働生産性が向上し、左官工を2名減らして進めることができたとともに、高温下での手作業の軽減により作業員の健康面にも配慮することができた。

-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆防水工事
[ 実施した内容 ]
防水改修工事において、アスファルト防水を改質アスファルトシート常温粘着工法に変更した。

[ それを行った理由 ]
アスファルトの溶融時の常温管理などがなく、熱防水工法と比較して簡単な工法であることから、労働生産性が向上すると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
労働生産性が向上したとともに、煙や臭気の発生もないことから近隣クレームもなく、スムーズに工事を進めることができた。

-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆軽量鉄骨工事
[ 実施した内容 ]
軽量鉄骨壁下地について、スタッドは工場にて長さ L=2,700 にプレカットしたものを現場に搬入した。

[ それを行った理由 ]
当該建物は共同住宅で住戸内の天井高さは同じであり、プレカットしたスタッドを使用することによって、現場内での作業を軽減できると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
現場での作業を軽減したことにより労働生産性が向上したとともに、軽量鉄骨の端材の発生も大幅に抑制でき、整然とした作業環境を構築することができた。

-----------------------------------------
[ 工種または職種 ]
◆内容建具工事
[ 実施した内容 ]
全居室の入口に採用する内装建具は、発注者及び監理者の承諾を得たうえで、現場寸法合せの注文品から同一寸法の既製品の木製建具に変更した。

[ それを行った理由 ]
当該建物は共同住宅で内装建具の本数も多く、既製品の木製建具を採用することにより、現場作業を大幅に軽減でき、労働生産性の向上につながると考えたため。

[ 結果とその評価 ]
建具製作のための現場計測、建込み後の微調整もなく、大幅に労働生産性が向上したとともに、既製品を採用したことにより、ばらつきのない品質を確保することができた。

以上、参考にして、自分が経験した建築工事に関して、指導的立場に立った工事に対してまとめておきましょう。2項目程度の記述が求められるケースが多いので、最低3項目程度は必要かと思います。




2018年07月26日

1級建築施工管理技士 実地 経験記述 品質管理【傾向分析】@

近年の経験記述の予想のひとつである
「品質管理」に関する記述について
まとめたいと思います。

なお、29年度は「品質を確保した上での」
「合理化」となっているので、注意が必要です

=======================
チェックポイント1
「重要品質」と「管理項目」の違いを理解する

チェックポイント2
 PDCAサイクルを繰り返すことにより、
 品質は向上すること理解する

=======================

品質管理とは?
品質水準の安定と向上を図ることであり、
試験では主に、
「設計図書の品質を確保するために、
 施工上どのような活動をしたか」
といった記述が求められます。

「品質管理」の記述上のポイント
品質管理では工事概要の他、2題出題されます。
・1題目
 工事概要であげた工事現場で経験したこと
・2題目
 工事概要であげた工事に関わりなくあなたの考え

出題は平成18年、20年、23年、26年、28年ですが、
解答の仕方は細かく指定されています。
特に最近では、重要品質に条件が付いているので、
事例の選択にあたっては、注意する必要があります。

「品質管理」で要求される記述

工事概要であげた工事現場で経験したことについて

@「重要品質・要求品質」
  (H18,H20,H23,H26,H28)
A「重要品質となる理由」(H20,H28)
B「重要品質管理目標」 
  (H18,H20,H23,H26)
C「管理項目や留意事項」(H20,H23,H26)
D「管理項目が重要品質確保に有効な理由」 
  (H18,H20,H23,H26)
E「実施した内容」(確認や記録の方法を含む)
  (H18,H20,H23,H26,H28)

のいずれかを記述することが要求されています。
全てが出題されても解答できるように、
自分の経験を上記6項目に分けて整理しておきます。





@「重要品質・要求品質」とは
 建物の持つ重要な性能のことで、
 ・鉄筋コンクリートの耐久性
 ・建物の寸法精度
 ・外装仕上げの美観性
 ・外装タイルの接着力
 ・建物の居住性
 ・内装(内壁)仕上げの美観性
 ・断熱性能
 ・屋上の防水性能
 などがあげられます。


 A「重要品質となる理由」とは
 (★現在形で表記する)
 特に、住宅系の建物であれば、
 居住性の確保との関連など
 例)屋上の防水性能の確保は、
   居住性を高める大きな要因となるため。


 B「重要品質管理目標」とは
 重要品質を確保するための目標を記述します。

 目標という観点から大きく捉えると、
「不具合をなくす。強度を確保する。」
 という主旨の内容のにする
 と記述しやすいです。
 例)屋上からの漏水の発生をゼロにする。


 C「管理項目や留意事項」とは
 重要品質を確保するために管理した項目を記述します

 例)「建物の寸法精度の確保」のための
「鉄骨の建入れ精度の確保」の管理などが考えられます
 例)アスファルト防水下地の含水率


 D「管理項目が重要品質確保に有効な理由」とは
  (★現在形で表記する)
 管理項目(または実際に行ったこと)の内容が、
 なぜ重要品質の確保に有効なのかを記述します。

 例)下地の含水率は防水層の接着性に大きく影響し、
 下地不良はふくれ・破損を招き、雨漏りの原因となるため


 E「実施した内容」とは
  (★必ず過去形で表記する)

 管理項目について良好な結果を得るために、
 現場において実施したことを記述します。

 例)
 コンクリートの乾燥状態を高周波水分計を用いて、
 コンクリート下地の含水率(8%以下)を確認し、
 チェックリストに記録した。

 8%以下は記載しない
(現在、JASS8 には 8%という数値規定はない)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(2)の問題 
 工事概要であげた工事関係なく、
 あなたの考え方を問う問題について

「品質の良い建物を提供して施主の要望実現や
 満足度向上をするにはどうしたらいいか?」
ということについて問われています。

品質管理の問題に関しては、
会社全体としての取組みについてまとめるのが
望しいと思います。




2018年07月25日

1級建築施工管理技士 実地 経験記述 品質管理【傾向分析】A(記述例)

それでは、
「品質管理」の記述例を下記に示しますので、
参考にして自分なりの解答をまとめておきましょう。

記述で求められる内容
 [ 重要品質 ]
 [ 重点品質管理目標 ]
 [ 管理項目 ]
 [ 定めた理由 ]
 [ 実施した内容 ]


1.躯体工事

@
[ 重要品質 ]◆鉄筋コンクリート躯体の強度不足
[ 重点品質管理目標 ]
 鉄筋ガス圧接部の強度不足を完全に防止する。
[ 管理項目 ]
 鉄筋ガス圧接端面の処理
[ 定めた理由 ]
 圧接端面の処理は、圧接部の強度に大きく影響するため。
[ 実施した内容 ]
・圧接端面に付着した錆、油脂、塗料、セメントペーストなどは完全に除去してから圧接作業にかかった。
・圧接端面をグラインダーによりできるがぎり平滑、軸方向に対して直角に仕上げ、突合せ面のすき間について2mm以下で管理し、スケールにて確認した。



A
[ 重要品質 ]◆鉄筋コンクリート躯体の強度不足
[ 重点品質管理目標 ]
 鉄筋ガス圧接部の強度不足を完全に防止する。
[ 管理項目 ]
 鉄筋のガス圧接部の形状確認
[ 定めた理由 ]
 圧接部の形状は、圧接部の強度に大きく影響するため。
[ 実施した内容 ]
 圧接部の形状は目視、計測器を用いて全数検査し、適正範囲であることを確認し、写真とともにチェックリストに記録した。



B
[ 重要品質 ]◆仕上げの美観性
[ 重点品質管理目標 ]
 コンクリート下地のひび割れをゼロにする。
[ 管理項目 ]
 コンクリート直押え面の養生
[ 定めた理由 ]
 コンクリートの養生方法が不適切であると、コンクリート面にひび割れが発生し、仕上げ面にそのまま現れる恐れがあるため。
[ 実施した内容 ]
 計画共用期間の級が標準のコンクリートであったため、コンクリート打込み後5日以上、散水により湿潤状態を保つよう養生管理した。



C
[ 重要品質 ]◆外壁の美観性
[ 重点品質管理目標 ]
 外壁コンクリート壁面の目違いを2mm以下にする。
[ 管理項目 ]
 外壁打放しコンクリート面の型枠精度
[ 定めた理由 ]
 外壁仕上げの仕様がコンクリート打放し仕上げであり、その美観性は、型枠精度による不陸、目違いが大きく影響するため。
[ 実施した内容 ]
 外壁部のせき板は、すべて新品の表面加工品(パネルコート)を用い、型枠パネルに用いる端太用桟木の厚さはプレーナー掛けにより、誤差1mm以内で管理した。



D
[ 重要品質 ]◆外壁の防水性能
[ 重点品質管理目標 ]
 外壁このコールドジョイントの発生をゼロにする。
[ 管理項目 ]
 外壁打放しコンクリートの打設時間の管理
[ 定めた理由 ]
 外壁のコールドジョイントは防水性能低下の要因となり、コンクリート打設時間の管理がコールドジョイント発生を抑制でしるため。
[ 実施した内容 ]
 打込み継続中の打重ね時間間隔(外気温が27℃であったので120分以内)を厳守して
打設し、チェックリストに記録した。



E
[ 重要品質 ]◆建物の住居性
[ 重点品質管理目標 ]
 建具の開閉不良をゼロにする。
[ 管理項目 ]
 木工事における柱の鉛直精度と梁の水平精度の確保
[ 定めた理由 ]
 木構造の柱の鉛直及び梁の水平精度の不良は、仕上げ材の下地の精度に大きく影響し、最終的に建具の開閉不良の原因となるため。
[ 実施した内容 ]
 建入れ直し後に、下げ振りや水平器、レベル等を使用して建入れ検査を行い、通し柱等構造上重要な柱については全数2方向から計測し、傾き1/1000以下であることを確保し、チェックリストに記録した。






2.仕上げ工事

@
[ 重要品質 ]◆屋上の防水性能
[ 重点品質管理目標
 屋上からの漏水の発生をゼロにする。
[ 管理項目 ]
 アスファルト防水下地の状態の確認
[ 定めた理由 ]
 下地の状態は防水層の接着性に大きく影響し、下地不良は、膨れ、破損を招き、雨漏りの原因となるため。
[ 実施した内容 ]
 コンクリートの乾燥状態を見計らって、高周波水分計を用いてコンクリート下地の含水率(8%以下)を確認し、チェックリストに記録した。
 平場のコンクリート面は、釘、突起物等の除去状況をチェックシートにて確認し、不十分な場合はグラインダーにて削り、平滑に仕上げた。



A
[ 重要品質 ]◆外壁の防水性能
[ 重点品質管理目標 ]
 外壁面からの漏水の発生をゼロにする
[ 管理項目 ]
 シーリング材2面接着の確保
[ 定めた理由 ]
 外壁がALCパネルであったことから、シーリングと目地底が接着していると被着体の挙動によりシーリングの破損・漏水につながるため。
[ 実施した内容 ]
 シーリング施工前に所定のバックアップ材が挿入され、適正な目地深さが確保できていることを曲尺にて確認しチェックリストに記録した。



B
[ 重要品質 ]◆外装仕上げの耐久性
[ 重点品質管理目標 ]
 外壁タイルの浮き・はく落の完全防止
[ 管理項目 ]
 密着張りの張付けモルタルの時間管理
[ 定めた理由 ]
 張付けモルタルの可使時間を超えてしまう施工は、タイルの接着性に悪影響を与え、タイルの浮きやはく落の原因となるため。
[ 実施した内容 ]
 張付けモルタルを一度に塗り付ける面積2u以内の確認をするとともに、張付けモルタル塗付け開始後15分で進捗を確認し、20分以内で張り終えたことを最終確認した上で、チェックリストに記録した。



C
[ 重要品質 ]◆建物の居住性
[ 重点品質管理目標 ]
 間仕切り壁の倒れ(傾き)を2mm以内にする。
[ 管理項目 ]
 ランナーの通りとスタッドの倒れの精度
[ 定めた理由 ]
 軽量鉄骨下地の施工精度が不良であると、間仕切壁の最終仕上げの精度が不良となり、家具の設置不良等、居住性に影響するため。
[ 実施した内容 ]
 施工図に基づき間仕切の墨出し位置を確認し、スタッドはねじれのないものを選定し、倒れを下げ振りにて2mm以内で管理し施工した。





D
[ 重要品質 ]◆内壁仕上げの精度と美観性
[ 重点品質管理目標 ]
 間仕切壁の強度不足の完全防止
[ 管理項目 ]
 スタッドの建込み間隔・位置の精度
[ 定めた理由 ]
 スタッドの間隔が大きすぎると、ボードの暴れが大きく、間仕切壁の振動も大きくなり、最終的に内壁仕上げの精度・美観性に大きく影響するため。
[ 実施した内容 ]
 ボード1枚張りであったため、スタッド間隔が300mmであることをスケールにて確認するとともに、抜き取りで建て込み位置を確認し、±5mm以内にあることを確認した。



E
[ 重要品質 ]◆外装仕上げの耐候性と美観性
[ 重点品質管理目標 ]
 外装吹付けによるムラの発生をゼロにする。
[ 管理項目 ]
 塗装の塗付け量の確認
[ 定めた理由 ]
 塗料の塗付け量が一定でないと、外壁面の耐候性と美観性に影響するため。
[ 実施した内容 ]
 塗装範囲ごとに、塗装面積に対する塗料の塗付け量(○.○○kg/u)を算出し、算出した数量と塗料の使用量より適正な塗膜厚さが確保されていることを確認し、チェックリストに記録した。



F
[ 重要品質 ]◆内装仕上げの美観性
[ 重点品質管理目標 ]
 内壁の不陸をゼロにする。
[ 管理項目 ]
 石こうボードのパテ処理。
[ 定めた理由 ]
 石こうボードのパテ処理が不良であると、石こうボードの縦目地に凹凸が発生し、内壁の美観性に影響するため。
[ 実施した内容 ]
 下塗り・中塗り・上塗りのパテの色を変えて、パテ処理回数を確認するとともに、表面状態を確認し、チェックリストに記録した。



G
[ 重要品質 ]◆建物の居住性
[ 重点品質管理目標 ]
 和室建具の開閉不良クレームの根絶
[ 管理項目 ]
 造作材・木製建具の含水率
[ 定めた理由 ]
 造作材・木製建具の含水率が大きいと、施工後の乾燥収縮により狂いが生じ、仕上げ精度、建具の開閉等に大きく影響するため。 
[ 実施した内容 ]
 敷居、鴨居等の部材は、工事現場搬入時に、高周波水分計にて含水率15%以下で管理・確認した。


以上、参考にして、自分が経験した建築工事に関して、
指導的立場に立った工事に対してまとめておきましょう。

2項目程度の記述が求められるケースが多いので、
ケースに応じて、
最低3項目程度はまとめておく方がよいと思います。




2017年10月14日

鉄筋の基本的力学特性

鉄筋の基本的力学特性

鉄筋の品質面の復習

SD295AとかSD345の295とか345とは?
いったい何かというと、降伏強度(fy)のことで
それぞれ、295N/mm2および345N/mm2のこと。
その強度までは鋼材の綱種にかかわらず弾性範囲内で弾性係数およびひずみほぼ一定。

降伏ひずみεy の求め方は
fy = Es × εy より
( 物理でいう バネの式 F = k × X と同じ)
εy = fy/Es となる。


降伏点
降伏点= 降伏点荷重 / 公称断面積
鋼材のヤング係数Esは強度にかかわらずほぼ一定(200kN/mm2)で、また、降伏するまでほぼ弾性であるので、降伏点強度が高いほど、ほぼ比例して降伏ひずみは大きくなる。
また、降伏点の高い鉄筋は、降伏点が低い鉄筋に比べて破断時の伸び(延性)が低く脆い。

引張強さ
引張強さ = 最大荷重 / 公称断面積


弾性係数 (ヤング係数)Es
弾性係数 = 降伏応力 / 降伏点でのひずみ
:種類が異なった場合でもほぼ 200kN/mm2

伸び
伸び = 破断時のひずみ
=破断前後の標点間距離の差/破断前標点距離

PC鋼棒
PC鋼棒の耐力は、0.2%の永久ひずみを生じる応力であり、鉄筋の降伏点よりも高い。




 

2016年07月16日

1級建築施工管理技士 経験記述 ★施工計画★

近年の経験記述は
●合理化
●品質監理
●環境監理
がメインであり、「施工計画」については平成8年、平成12年以来出題されていないが、経験記述の全般に利用できる記述であるので、ここにまとめる。

-----------------------------------------
@仮設工事(第三者災害防止)

[ 留意事項 ]
 仮囲いの仕様・構造
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
 道路に面した敷地角部に設置する仮囲いは、透明なもので強度のあるものを採用する計画とした。
[ それを行った理由 ]
歩道がない前面道路であったので、通行車両と歩行者の接触事故を防止するため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
近隣への騒音・震動防止対策
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
建設機械については、低騒音・低振動型のものを採用し、工事用シートについても防音シートとする計画とした。
[ それを行った理由 ]
当該現場の周辺には、精密機器を扱う工場や学校が隣接しているため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
搬入車両による交通災害の防止
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
資機材の搬入時間について、児童の通学時間帯である7時半から9時の時間帯を避けるとともに、誘導員を配置する計画とした。
[ それを行った理由 ]
現場近くに小学校があり、児童と資機材搬出入車両の接触事故が懸念されたため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
外部足場の組立て・解体作業中における歩行者への安全対策
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
外部足場の組立て・解体作業は、歩行者の安全を最優先し、誘導員を作業所の両端に配置し、歩行者を安全に誘導する計画とした。 
[ それを行った理由 ]
通行人が多い商店街での作業であり、第三者災害のおそれが懸念されたため。 

-----------------------------------------
A仮設工事(労働災害防止)

[ 留意事項 ]
落下物による災害防止
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
仮設足場の全面に工事用メッシュシート及び安全ネットを用いるとともに、各面について1か所ずつ投下設備を設ける計画とした。 
[ それを行った理由 ]
外壁のタイル張替え工事で解体時の落下物による危険性が高いことや、当該現場の敷地は、計画建物周辺に比較的余裕があり、投下設備を設けることにより、安全に解体ガラを搬出できると考えたため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
外部足場の組立て中の作業員の安全確保
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
外部足場の組立てについては、「手すり先行工法」とする計画とした。 
[ それを行った理由 ]
足場組立て時における作業員の足場からの墜落災害を防止するため。


B仮設工事(作業効率の向上)
[ 留意事項 ]
吹抜け部分における内部足場の計画
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
住居のリビング部分の内部足場には移動式足場を採用し、天井の下地から設備の器具付けまでの一連の工事を連続して行う計画とした。 
[ それを行った理由 ]
当該現場は、リビング部分に吹き抜けのある共同住宅であり、たな足場を全面に設置ずる場合、解体できる広さもなく、また、足場を組み替える磁気の工程的余裕もないため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
足場上の作業効率
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
枠組足場の建枠幅を900mmから1,200mmに変更し、昇降階段をその枠の外側に設置し、足場上の作業スペースを確保した。 
[ それを行った理由 ]
枠の内側に階段がなく、作業スペースが大きくできるとともに、材料の小運搬の効率及び足場上での作業効率が向上し、安全性も良好であると考えたため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
工程を順調に進めるための吊り足場の計画
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
高力ボルトを締め付けるための吊り足場について、建方時に先行して取り付ける先行吊り足場とする計画とした。 
[ それを行った理由 ]
鉄骨建て方完了後の吊り足場の組立て作業が省略でき、工程を順調に進めることができると考えたため。


-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
外部足場の解体後期の短縮
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
外部枠組足場の解体に45tラフテレーンクレーンを使用し、3段、4スパンを1ブロックとして地上に下ろし、地上にて解体する計画とした。 
[ それを行った理由 ]
高所での解体作業より安全面が向上し、作業効率も良く、工期短縮が図れるため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
資材の搬入と揚重の効率化
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
搬入ゲートの近い位置にクレーンを設置し、前日の打合せでの資材の搬入時間を指定することにより、トラックから資材を直取りする計画とした。 
[ それを行った理由 ]
敷地が狭く、資材置き場が確保できないため。

C土・山留め工事
[ 留意事項 ]
工事条件による山留め計画の妥当性
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
山留め支保工は地盤アンカー工法とし、隣地所有者の了解を得て除去式アンカーを採用する計画とした。 
[ それを行った理由 ]
敷地の高低差が大きく、山留め壁にかかる側圧が偏土圧となり、また、近隣建物には一切地下室がなかったため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
工事条件による山留め計画の妥当性
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
深さ9mの地階部分の掘削において、ソイルセメント柱列山留め壁工法を採用する計画とした。 
[ それを行った理由 ]
当該敷地は、地下水位も高く軟弱地盤であるとともに、掘削箇所は近隣敷地までもっとも近い部分で2mしか離れていないため。

-----------------------------------------
[ 留意事項 ]
工事条件による山留め計画の妥当性
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
軟弱地盤における深さ12mの掘削において、費用はかかるが水平切梁工法に代えて逆打ち工法を採用した。 
[ それを行った理由 ]
当該敷地は市街地で、周囲への騒音低減を考慮しなければならないとともに、工期が厳しく、計画建物の地階は深く、面積も広いため。

D杭工事           
[ 留意事項 ]
狭小地における場所打ちコンクリート杭の鉄筋かごの加工・組立て
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
トレーラーで運搬できる長さを考慮して、工場にて加工・組立てした鉄筋かごを搬入した。 
[ それを行った理由 ]
敷地が狭く、工期も厳しいことから、工場で加工・組立てをすることで工期短縮につながると考えたため。
           
Eコンクリート工事
[ 留意事項 ]
コンクリートの打設計画
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
コンクリートポンプ車を建物内に引き込む計画を立て、2階梁・床(1スパン)の施工を後工事とする計画とした。 
[ それを行った理由 ]
敷地に余裕がなく、建物外でのコンクリートポンプ車の設置場所の確保が困難であったため。
           
F鉄骨工事
[ 留意事項 ]
狭隘敷地での鉄骨建方計画
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
敷地の奥から1ブロックを最上階まで建て、建て入れ直しを行い、順次前面道路側に施工する計画とした(建逃げ方式の採用) 
[ それを行った理由 ]
奥行きが深い敷地であり、敷地奥の建方が困難であったため。
           
Hタイル工事
[ 留意事項 ]
外壁タイル張り工事の工期短縮
[ 計画内容や実施した処置・対策 ]
高層建物の外壁二丁掛けタイル張り工事を、密着張り工法からタイル先付けプレキャスト部材に変更した。
[ それを行った理由 ]
密着張り工法では、下地モルタル塗り作業とそおん養生期間、タイル張付け作業など、多くの工程をようするが、タイル先付けプレキャスト部材であれば、それらの工法を短縮できるため。
           

尚、自分が経験した建築工事に関して、指導的立場に立った工事に対してまとめておく。2項目程度の記述が求められるケースが多いので、最低3項目程度はまとめておく。




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江戸名所図会を読む

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輝く都市 (SD選書 33)

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エル・リシツキー革命と建築

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バウハウスからマイホームまで (晶文社セレクション)
トム・ウルフ


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ピーター・ライス自伝―あるエンジニアの夢みたこと

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風水先生―地相占術の驚異 (集英社文庫―荒俣宏コレクション)

ーーーーーーーーーーーーーー


バックミンスター・フラーの宇宙学校

ーーーーーーーーーーーーーー


マスメディアとしての近代建築―アドルフ・ロースとル・コルビュジエ

ーーーーーーーーーーーーーー


見えがくれする都市―江戸から東京へ (SD選書)

ーーーーーーーーーーーーーー


郵便配達夫シュヴァルの理想宮
岡谷公二 作品社 1992

ーーーーーーーーーーーーーー


ルイス・カーン―光と空間
ウルス・ビュッティカー

ーーーーーーーーーーーーーー


ルネサンス理想都市 (講談社選書メチエ)

ーーーーーーーーーーーーーー


建築ツウへの道 (Oshima bon (02))

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