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2020年01月09日
トヨタが実験都市「ウーブン・シティ」を開発
アメリカ・ラスベガスで開催中されている世界最大規模のエレクトロニクス見本市「CES 2020」において、トヨタ(TOYOTA)は、実験都市を開発するプロジェクト「コネクティッド・シティ」を発表しました。(2020年1月7日(火)発表)
「ウーブン・シティ(Woven City)」@静岡県裾野市
あらゆるモノやサービスを情報で繋ぐ
このプロジェクトの目的は、ロボット・AI・自動運転・MaaS・パーソナルモビリティ・スマートホームといった先端技術を人々のリアルな生活環境の中に導入・検証出来る実験都市を新たに作り上げることのようです。
東京ドーム約15個分の土地に2,000人が入居
建設場所は、2020年末に閉鎖を予定しているトヨタ自動車東日本株式会社 東富士工場(静岡県裾野市)の跡地。
標準的な試行実験はやはり、静岡から始まるようです。ある程度の成功の見込みがあると、全国に展開すると考えられます。
東京ドーム約15個分に値する175エーカー(約70.8万m2)の範囲で街づくり。
着工は2021年を予定、プロジェクト初期はトヨタの従業員や関係者をはじめとする2,000名程度の住民の入居を想定。将来的には、一般入居者の募集もあるようです。
都市設計は建築家ビャルケ・インゲルス
都市設計を担当するのは、デンマーク出身の若手建築家ビャルケ・インゲルス。
「ビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)」:
・第2ワールドトレードセンター
・グーグルの新本社屋
・レゴ本社に建てられたレゴハウス
など
実験都市「ウーブン・シティ」の構想
街を構成する3つの“道”
プロジェクトの核となる実験都市「ウーブン・シティ」は、日本語に直訳すると「編まれた街」の意味で、街を通る道が網の目のように織り込まれたデザインに由来するとのこと。
その道とは具体的に、
@スピードが速い車両専用の道として、
「e-Palette」など、完全自動運転かつゼロエミッションのモビリティのみが走行する道
やはり、トヨタの未来としては、これは外せません。
A歩行者とスピードが遅いパーソナルモビリティが共存するプロムナードのような道
B歩行者専用の公園内歩道のような道
の3種類に分類され、血管のように、それぞれが街の交通や物流において重要な役割を担います。
なお、人々の暮らしを支える燃料電池発電など、この街のインフラはすべて地下に設置されるとの計画です。
サステイナビリティを前提の街づくり
街の建物は主にカーボンニュートラルな木材で建設、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境との調和やサステイナビリティを前提とした街づくりが基本としてします。
住民は、室内用ロボットなどの新技術を検証するほか、センサーのデータを活用するAIで健康状態をチェックするなど、日々の暮らしの中に先端技術を取り入れ、街の中心や各ブロックには、住民同士のコミュニティ形成やその他様々な活動をサポートする公園や広場も整備されるとのこと。
■トヨタ社長 豊田章男氏からのコメント
「ゼロから街を作り上げることは、たとえ今回のような小さな規模であったとしても、街のインフラの根幹となるデジタルオペレーティングシステムも含めた将来技術の開発に向けて、非常にユニークな機会となります。バーチャルとリアルの世界の両方でAIなどの将来技術を実証することで、街に住む人々、建物、車などモノとサービスが情報でつながることによるポテンシャルを最大化できると考えています。このプロジェクトでは、将来の暮らしをより良くしたいと考えている方、このユニークな機会を研究に活用したい方、もっといい暮らしとMobility for Allを私たちと一緒に追求していきたい方すべての参画を歓迎します」
■ビャルケ・インゲルスからのコメント
「様々なテクノロジーにより、私たちが住む街のあり方は大きく変わり始めています。コネクティッド、自動運転、シェアリングのモビリティサービスは、現代の新しい暮らしの可能性を拡げるでしょう。Woven Cityは、トヨタのエコシステムによって幅広いテクノロジーや業界と協業することができ、その他の街も後に続くような新しい都市のあり方を模索するユニークな機会だと考えています」
2018年10月19日
KYB オイルダンパー データ改ざん事件
数年前にあった
東洋ゴムの免震支承材のデータ改ざんに引き続き、
今度はKYBのオイルダンパー の性能試験データの改ざん事件
国土交通省よ10/16に発表があり、
連日、ニュースで取り上げられてますが
どうやって対応するべきなのでしょうか?
竣工間際で、確認済み証が降りるのか?
民間建物の取り替えは後回し?
など、想定される問題はいくつかありますが、
憶測で話をすると、建築主、マンション購入者等
に不安を与えてしまうので、施工者側からいうと
各社とも、「調査中」としか言えない状況です。
国土交通省の方針、確認指定機関の対応
が決まらないことには何ともいえません。
しかし、東南海の地震がせまってきているこの時期に
何故こんなことになるにのか、全くもって不可解です。
どういった人物が、
どういう経緯でデータ改ざんをおこなったのか?
何の為におこなったのか?
また、何故、今、発表されたのか?
主に重要な建物に使用される装置であるので、
その改ざん行為は、日本建設業界に対する攻撃ともとれます。
今後の対応策は重要ですが、
関係者の不審な死者がでないうちに
早期の原因追及のほうも進めるべきだと思います。
2018年06月22日
補強コンクリートブロック造
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補強コンクリートブロック造の塀の規定
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ちまたで話題になっている
補強コンクリートブロック造の塀について
復習しておきましょう。
建築学会基準によると
基礎の根入れ 30p以上
高さ 1,200mm(6段)を超えると
控え壁(@3,400)が必要
最高高さ 2,000mm(10段)以下
基礎立上りを含めて 2,200mm以下
縦横ともD=9mm以上の鉄筋を配筋
通常、控え壁をつけたくないケースでは
1200mm以上は、フェンス等をするが、
風通しの悪い塀の場合は、
風圧力の検討が必要で、
そのモーメントに応じて
基礎の根入れ、サイズなども変わってくる。
(覚え方:三振して控えにまわされる。)
今回の、コンクリート塀の倒壊の原因は
まだ調査中とのことですが、
縦筋があと施工アンカーによるという話も
あるようです。
あと施工アンカーの場合は
その引張り強度が確保できている前提で、
継ぎたす鉄筋との継手長さ 40dが必要。
40dということは
40 × 9mm = 360mm以上
それが確保できない場合は、
フレア溶接にて、片面10d(もしくは両面5d)
の溶接による継手が必要。
コンクリートブロックの塀が悪者扱いされてますが、
きちんと施工されていれば問題はないはずです。
建築主にあたると考えられる
教育委員会や市長が謝罪するのものわかりますが、
そもそもの設計図はどうなってたのか?
施工管理はどうなっていたのか?
また、現場がきちんと監理されていたのか?
が気になります。
そのあたりは役所内の話になりそうなので、
第二の姉歯にはならないと思いますが、
業界的には注意しなけばならないと思います。
2018年01月09日
新年の験担ぎ
新年の験担ぎはかかせません
昨年は奈良のどんと焼き+若草焼き+花火で
とても良い年になりましたので、
今年も行く予定でいます。
春日の大とんど
今年は、1/27(土)のようです。
@ 春日大社 / 奈良市
まずは、どんど焼き
巨大な火炉で焚きあげられる
勇壮な炎の乱舞に思わず圧倒!
春日大社境内の飛火野に火炉(5m×2m、高さ2m)を設置し、
正月に神社に持ち込まれた古いお札やお守り、
注連縄飾りなどを焚き上げる。
(2017年の画像)
この火が若草山焼きの種火となります。
タイムスケジュール
穴場スポット
ついでに、その前には
東大寺の南大門 大仏様(天竺様)も再確認しておく。
大斗5段の仕口は建築人としては必見です。
昨年は、何故か見れなかったので…
その後の山焼きにの後
若草山の夜空には一面の花火を見ることができます。
とても近いので、かなりの迫力です☆☆//
中には、奈良にまつわる形のものもあります。
それは見てのお楽しみに☆☆