実施日:令和 3年 2月 21日(日)
問題4
次の 1.から 4.の問いに答えなさい。
ただし、解答はそれぞれ異なる内容の記述とし、材料(仕様、品質、保管等)、作業環境(騒音、振動、気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。
1.タイル工事において、有機系接着剤を用いて外壁タイル張りを行うときの施工上の留意事項を 2つ、具体的に記述しなさい。ただし、下地及びタイルの割付けに関する記述は除くものとする。
解答試案
【 留意事項 】
@接着剤の1回の塗付け面積は3m2以内で30分以内に張り終える面積とする。
A接着剤は金ごて等で厚さ 3mm程度に平坦に塗布し、所定のくし目ごてを用いてくし目をたてる。
2.屋根工事において、金属製折板屋根葺を行うときの施工上の留意事項を 2つ、具体的に記述しなさい。
解答試案
【 留意事項 】
@タイトフレームの幅、板厚および必要溶接長は、想定される風荷重に対する必要強度で決定されているので、遵守する。
A小梁などの母材に直接タイトフレームを溶接する際には、ショートビートにならないよう溶接長40mm以上を確保する。
3.内装工事において、天井仕上げとしてロックウール化粧吸音板を、せっこうボード下地に張るときの施工上の留意事項を 2つ、具体的に記述しなさい。ただし、下地に関する記述は除くものとする。
解答試案
【 留意事項 】
@せっこうボード張りの目地と、ロックウール化粧吸音板の目地の位置が重ならないように、50mm以上ずらす。
A接着剤は15点以上の点付けとし、塗布量は 1m2当たり150〜180gを標準とする。
(解説)
室内天井せっこうボード下地へのロックウール化粧吸音板張り工事における施工上の留意事項としては、他に以下のもの等がある。
@段違い、目違い、すき間、角欠けがないように、丁寧に張り付ける。
Aステーブル(白塗装品)の打込み後は、ステーブルの浮きがないことを確認する。
Bステーブルの打込み方向は、仕上げパターンの方向と平行にする。
4.断熱工事において、吹付け硬質ウレタンフォームの吹付けを行うときの施工上の留意事項を 2つ、具体的に記述しなさい。ただし、下地に関する記述は除くものとする。
解答試案
【 留意事項 】
@上吹きの際は、ウレタン発泡機により施工面から500mm〜1000mm離し、施工面に対して直角にスプレーアガンを維持し、硬質ウレタンフォーム原料を2回目の吹き付けにより所定の厚さに仕上げる。
A厚み不足の場合は、必要な厚みになるように積層吹きする。但し、各層の厚みは 25mm以下に抑えて施工当日の施工層厚みは 80mm以下とする。
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