2019年07月24日
1級建築施工管理技士 過去問解説 H25 実地4
問題4
次の 1.から 8.の各記述において、記述ごとの@からBの下線部の語句のうち最も不適当な箇所番号を 1 つあげ、適当な語句を記入しなさい。
1.密着保護仕様のアスファルト防水において、一般平場部と立上り部又は立下り部で構成する 出隅・入隅は、平場部のルーフィング類の張付けに先立ち、幅@ 300 mm 程度のAストレッチルーフィングの流張りで均等に増張りする。
屋根にプレキャストコンクリート板を使用する場合、プレキャストコンクリート板の継手目地 部は、平場部のルーフィング類の張付けに先立ち、両側のプレキャストコンクリート板にB 40 mm程度張り掛る幅のAストレッチルーフィングを用いて、絶縁増張りをする。
解答
B 100
密着保護仕様のアスファルト防水におけるプレキャストコンクリート板の継手目地部は、平場部のルーフィング類の張付けに先立ち、両側のプレキャストコンクリート板に100mm程度張り掛かる幅のストレッチルーフィングを用いて、絶縁増張りをする。 (JASS8)
2.タイルを壁の下地モルタル面に、改良圧着張り工法にて張り付ける場合、下地に適当な水湿しを 行い、@機械練りした張付けモルタルをA2層塗りし、タイル裏面全体に張付けモルタルを塗り付け、直ちにたたき押えをして張り付ける。一度に張り付ける面積はB3m2 以下とする。
解答
B 2
改良圧着張り工法において下地への張付けモルタルの1回の張り付け面積の限度は2m2以下とし、かつ、60分以内に張り終える面積とする。(公共建築工事標準仕様書)
3.内装の床張物下地をセルフレベリング材塗りとする場合、軟度を一定に練り上げたセルフレベ リング材を、レベルに合わせて流し込む。流し込み中は、できる限り通風を@良くして作業を行う。
施工後の養生期間は、常温で7日以上、冬期間は A14 日以上とし、施工場所の気温がB5°C以下の場合は施工しない。
解答
@ なくして
セルフレベリング材が硬化する前に風が当たると、表層部分だけが動いて硬化後にしわが発生する場合がある。したがって、流し込み作業中はできる限り通風をなくして、施工後もセルフレベリング材が硬化するまでは、はなはだしい通風は避ける。(建築工事監理指針)
4.長尺金属板葺の下葺のアスファルトルーフィングは、軒先と@平行に敷き込み、軒先から順次棟へ向かって張り、隣接するルーフィングとの重ね幅は、短辺部は 200 mm 以上、長辺部は 100 mm以上とする。
金属板を折曲げ加工する場合、塗装又はめっき及び地肌にき裂が生じないよう切れ目をA入れて折り曲げる。金属板を小はぜ掛けとする場合は、はぜの折返し寸法と角度に注意し、小はぜ内に 3〜6mm 程度のすき間を設けてB毛細管現象による雨水の浸入を防ぐようにする。
解答
A入れずに
長尺金属板を現場等で折り曲げる場合は、地肌に亀裂が生じないように十分曲げ半径を取り、切れ目を入れずに塗装、めっきを行う。(建築工事監理指針)
5.構造ガスケット構法によるガラスのはめ込みにおいて、ガラスの@面クリアランスが大きくなるとガラスのAかかり代が小さくなり、風圧を受けたときの構造ガスケットのリップのころびが大きくなるので、B止水性の低下や、ガラスが外れたりガスケットがアンカー溝又は金属枠から外れたりするおそれがある。
解答
@エッジ
構造ガスケット構法において、エッジクリアランスが大きくなると、ガラスのかかり代が小さくなる。(JASS17)
6.せっこうボードのせっこう系直張り用接着材による直張り工法において、直張り用接着材は、@2時間程度で使いきれる量をたれない程度のかたさに水と練り合わせ、ボードの仕上がり面の高さのA2倍程度の高さにダンゴ状に盛り上げる。ボードの張付けにおいては、ボード圧着の際、ボード下端と床面との間をB10 mm 程度浮かした状態で圧着し、さらに調整定規でたたきながら、所定の仕上げ面が得られるように張り付ける。
解答
@ 1
接着材の一度に練る量は1時間以内に使い切れる量とする。(建築工事監理指針)
7.内壁を内装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材仕上げとする場合、下地のセメントモルタル面を@金ごて又は木ごて仕上げとする。
吹付け塗りとするときは、下地面に対して直角に吹き付けられるように、スプレーガンのノズルは、 ややA下向きに保ち、一様に吹き付け、主材2回塗りとする場合の工程内間隔時間は、B2時間以上とする。
解答
A 上向き
内壁を内装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材(内装薄塗材E)仕上げとする場合、下地のセメントモルタル面を金ごてまたは木ごて仕上げとする。吹付け塗りの操作の基本は、スプレーガンのノズルを下地に対し直角よりやや上向きに保つことが重要である。(JASS23)
8.ALC外壁パネルを横張りで取り付ける場合、通常、パネル積上げ段数@7段以下ごとにパネル質量を支持する自重受け鋼材を設ける。また、自重受け鋼材を設けたA横目地には、B伸縮目地を設ける。
解答
@ 5
横張りの場合は、パネル積み上げ段数5段以下ごとにパネル自重を受け、パネル重量が下層のパネルに伝達しないように10〜20mmの伸縮調整目地を設ける。(JASS21)
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