問題2
次の1.から3.の建築工事における仮設物について、設置計画の作成に当たり検討すべき事項を、それぞれ2つ、留意点とともに記述しなさい。
ただし、解答はそれぞれ異なる内容の記述とし、申請手続、届出及び運用管理に関する記述は除くものとする。また、使用資機材に不良品はないものとする。
1.荷受け構台
解答試案
【 荷受け構台 】
@ 資機材の搬出入に適した位置に設け、揚重機の能力、揚重資機材の形状・寸法・数量に応じた形状、規模とし、積載荷重等に対して安全な構造とする。
A 材料構台兼用の場合、工事の進捗度に応じた資機材のストック量を想定して積載荷重を検討する。
B工事の進捗しても施工がし易いように、施工手順を考慮して設置位置を決める。
C揚重材料の大きさ、重量に耐えられるように留意する。
2.鋼板製仮囲い(ゲート及び通用口を除く)
解答試案
【 鋼板製仮囲い 】
@風圧による倒壊防止対策として、支柱間隔を適切に保持し、控えパイプ及び 埋込み材を堅固に固定する。
A工事現場内からの雨水等が流出しないように、幅木やコンクリート製の土手を設置するなど、すき間のないような構造とする。
B使用材料は、鋼鈑の高さに応じて、断面性能を確認のうえ、許容耐力以下で使用する。
C鉛直部材間の緊結状態を確保する。
D敷地地盤の形状に合わせて、雨水、泥の流出防止を図る。
3.工事用エレベーター
解答試案
【 工事用エレベーター 】
@停止階には必ず出入口及び荷卸し口の遮断設備を設ける。
A昇降路は人が出入りできないように、また、積荷の落下、飛散がないように外周をネット、金網等で養生する。
B設置場所周辺の作業内容を考慮し、作業員及び長尺の資材等が昇降路内に入らないよう養生囲いを設ける。
Cロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが、1/10の勾配を超えないうちに、動力を自動的に遮断する装置を設ける。
D昇降路の出入り口の床先と搬器の出入口の床先との間隔を、4 p 以下とする。
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