※ 問題番号[ No.1 ]〜[ No.15 ]までの 15 問題のうちから、12 問題を選択し、解答してください。
[ No. 1 ]
換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.汚染物質が局所的に発生する場所では、汚染物質が拡散する前に捕集し排気する方法が有効である。
2.必要換気量は、換気をする室の1時間に必要とする外気量で表すことができる。
3.室内の換気を効率よく行うためには、給気口から排気口に至る換気経路を短くする方がよい。
4.熱交換器は、冷暖房時に換気による熱損失を軽減するために用いられる。
答え
3
給気口から排気口に至る換気経路を短くすると、取り込んだ新鮮な外気が空間内に行き渡ることなく、そのまま排出されるため換気効率は悪くなる。
1 ◯
換気とは、一般に建物内の空気と外気とを入れ替わることである。汚染物質が局所的に発生する場所では、1箇所に捕集し排気する方法が有効である。
2 ◯
必要換気量とは、室内を適正な空気状態に保つために取り入れる空気量をいう。必要換気量は、換気をする室の1時間に必要とする外気量で表す。
4 ◯
熱交換器は、流体を加熱または冷却するとき、高温の流体から低温の流体に熱を伝える装置である。冷暖房時に換気による熱損失を軽減するために用いられる。
[ No. 2 ]
採光及び照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.光束とは、単位時間当たり、発散、透過又は入射する光のエネルギー量をいう。
2.演色性とは、照明光による物体色の見え方についての光源の性質をいう。
3.光度とは、反射面を有する受照面の光の面積密度をいう。
4.昼光率とは、全天空照度に対する室内のある点の天空光による照度の比をいう。
答え
3
光度とは、ある方向への光源の明るさの程度を表し、点光源からある方向へ発する単位立体角当たりの光束の量をいう。反射面を有する受照面の光の面積密度とは輝度である。
1 ◯
光束とは、単位時間当たりの発散・透過・入射する光のエネルギー量をいい、単位はルーメン [ lm ]である。
2 ◯
物体の色は、それを照明する光の分光組成によって異なって見える。蛍光ランプや水銀ランプ等赤色の成分が不足している光源の下では、赤色が暗くくすんで見える。このような物体の色の見え方の良否に関係する光源の性質を演色性という。
(参考) > 照明の選択は色温度と演色性
4 ◯
昼光率とは、全天空照度に対する室内のある点の天空光による照度の比をいう。採光窓の位置は形状が変わらない限り、室内のある点の明るさは、屋外の明るさが時刻や天候で変化しても、同じ割合で増減し、昼光率は一定となる。
昼光率 D = 室内のある点の水平面照度 [ E ] / 全天空照度 [ E0 ] × 100 [ % ]
[ No. 3 ]
音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.単層壁の透過損失は、一般に壁の面密度が大きいほど大きくなる。
2.グラスウールなど多孔質の吸音材は、一般に高音域に比べて低音域の吸音率が大きい。
3.残響時間は、室の容積が大きいほど長くなり、室内の平均吸音率が大きいほど短くなる。
4.コインシデンス効果とは、入射音波と板材の共振により、遮音性能が低下する現象をいう。
答え
2
グラスウールなどの多孔質の吸音材は、一般に高音域に比べて低音域の吸音率が小さい。
1 ◯
透過損失とは、壁体等の遮音の程度を示すもので、値が大きいほど、壁体等の遮音性能が高いことを表す。単層壁の透過損失は、単位面積当たりの質量と、周波数が大きいほど大きくなる。(単層壁の質量則)
3 ◯
残響時間は、音源が止まった後、室内の音の強さが一定割合まで減衰するのに要する時間をいい、室の容積に比例し、室内の総吸音力に反比例する。
残響時間 T = 0.161 × V / A
= 0.16 × V / (×S)
V:室内の容積 [ m3 ]
A :室内の総吸音力
:室内の平均吸音率
S:室内の総表面積
(セイビンの式)
4 ◯
壁面が特定の周波数域で著しく共振するため透過損失が少なくなる効果をコインシデンス効果と呼び、音波が部材表面に対して斜めに入射する場合に発生する。
コインシデンス効果
[ No. 4 ]
鉄筋コンクリート造の構造計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.柱の変形能力を高めるため、曲げ降伏強度がせん断強度を上回るように計画する。
2.垂れ壁や腰壁により短柱となる柱は、水平力が集中するので、壁と柱の間を構造的に縁を切るなど考慮する。
3.壁に小さな開口がある場合でも、その壁を耐震壁として扱うことができる。
4.平面形状が極めて長い建物には、コンクリートの乾燥収縮や不同沈下等による問題が生じやすいので、エキスパンションジョイントを設ける。
答え
1
柱や梁の変形能力を高める(じん性を確保して粘り強くする)ために、せん断破壊しないで十分に曲げ変形させる必要がある。そのために、せん断強度を曲げ降伏強度より大きくし、曲げ降伏が先行するようにする。
2 ◯
鉄筋コンクリート造で、垂れ壁や腰壁がつく柱は、変形可能な長さが短い短柱となり、地震時にせん断破壊を起こしやすい。これを防止するために、柱と腰壁の間にスリットを入れる。
3 ◯
耐震壁に大きな開口壁がある場合、ラーメン構造的な変更を起こすが、開口部が小さい場合は、その応力計算において、開口に関する低減率を用いて無開口耐震壁として扱うことができる。
4 ◯
長大な建物では、温度膨張、乾燥収縮、不同沈下の影響が生じないように 50〜60 mごとにエキスパンションジョイントを設ける。(鉄筋コンクリート造計算規準)
[ No. 5 ]
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.壁板のせん断補強筋比は、直交する各方向に関して、それぞれ 0.0025 以上とする。
2.普通コンクリートを使用する場合の柱の小径は、原則としてその構造耐力上主要な支点間の距離の 1/15以上とする。
3.床スラブの配筋は、各方向の全幅について、鉄筋全断面積のコンクリート全断面積に対する 割合を 0.1 % 以上とする。
4.柱梁接合部内の帯筋間隔は、原則として 150 mm 以下とし、かつ、隣接する柱の帯筋間隔の 1.5 倍以下とする。
答え
3
スラブ各方向の全幅について、鉄筋全断面積のコンクリート全断面に対する割合は、0.2%以上をする。
1 ◯
鉄筋コンクリート構造規定によれば、壁板のせん断補強筋比は、直交する各方向に関してそれぞれ 0.0025 以上とする。
2 ◯
普通コンクリートを使用する場合の柱の小径は、構造耐力上主要な支点間の距離(通常上下の梁の内法寸法)の 1/15以上とする。(建築基準法施行令)
4 ◯
柱梁接合部内の帯筋間隔は、原則として 150 mm 以下とし、かつ、隣接する柱の帯筋間隔の 1.5 倍以下とする。なお、柱梁接合部内においても帯筋比は 0.2%以上とする。
[ No. 6 ]
鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.H 形鋼は、フランジ及びウェブの幅厚比が大きくなると局部座屈を生じやすい。
2.角形鋼管柱と H 形鋼梁の剛接合の仕口部には、ダイアフラムを設けて力が円滑に流れるようにする。
3.中間スチフナは、梁の材軸と直角方向に配置し、主としてウェブプレートのせん断座屈補強として用いる。
4.部材の引張力によってボルト孔周辺に生じる応力集中の度合は、高力ボルト摩擦接合の場合より普通ボルト接合の方が少ない。
答え
4
せん断形式(支圧形式)の普通ボルト接合の場合、引張力が作用すると接合部にずれが生じ、ボルトと鋼板が支圧状態になった後で応力伝達が行われ、ボルト孔周辺に大きい応力集中が生じる。高力ボルト摩擦接合の場合は、接触面で応力が伝達され、応力伝達面積が大きいので、ボルト孔周辺に大きな応力集中は起こらない。
1 ◯
H 形鋼は、フランジ及びウェブの幅厚比が大きくなると、部材形状に対し板厚が薄いということになり、局部座屈を生じやすくなる。
2 ◯
角形鋼管の柱と H 形鋼梁の梁フランジの剛接合仕口部には、ダイアフラムを設けて円滑な応力伝達を図る。
3 ◯
梁のウェブは、あまり薄いとせん断により座屈する。これを防ぐため梁の材軸方向に直角に中間スチフナを配置し、ウェブプレートのせん断座屈補強を行う。ただし、市販のロールH形鋼はでは、補強の必要がない程度のウェブの板厚になっている。
[ No. 7 ]
杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 支持杭を用いた杭基礎の許容支持力には、基礎スラブ底面における地盤の支持力を加算する。
2. 埋込み杭は、打込み杭に比べて極限支持力に達するまでの沈下量が大きい。
3. 地盤から求める杭の引抜き抵抗力に杭の自重を加える場合は、地下水位以下の部分の浮力を考慮する。
4. 地震時に杭が曲げ破壊する場合には、破壊は一般に杭上部に発生しやすい。
答え
1
支持杭の許容支持力は、杭の支持力のみによるものとし、基礎スラブ底面の地盤は支持層としては期待できないため、基礎スラブ底面の地盤の支持力は加算しない。
2 ◯
打込み杭の沈下量は載荷初期において小さいが、埋込み杭の沈下量は載荷初期から大きく、沈下が漸増していく傾向を示す。このため、埋込み杭は、打込み杭に比べて極限支持力に達するまでの沈下量が大きい。
3 ◯
地下水による基礎底面に作用する浮力で建物が浮き上がらないように設計する。
4 ◯
地震時に杭に曲げ破壊が生じる場合は、一般的に杭頭部は固定状態となり、杭の上部に大きな曲げモーメントが発生する。
[ No. 8 ]
建築物に作用する荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.積雪荷重は、積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方における垂直積雪量を乗じて計算する。
2.風圧力を求めるために用いる風力係数は、建築物の外圧係数と内圧係数の積により算出する。
3.地震層せん断力は、2階に生じる地震層せん断力より1階に生じる地震層せん断力の方が大きい。
4.劇場、映画館等の客席の積載荷重は、固定席の方が固定されていない場合より小さい。
答え
2
風圧係数C1は次式により求める。
C1=Cpe − Cpi
Cpe:建物の外圧係数
Cpi :建物の内圧係数
建築物の外圧係数と内圧係数の差により算出する。
1 ◯
積雪荷重は積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方における垂直積雪量を乗じて計算する。
積雪荷重 = (積雪の単位荷重)×(屋根の水平投影面積)×(垂直積雪量)
(建築基準法施行令第86条)
3 ◯
1階の柱は2階の地震層せん断力も含めて下階(地盤)に伝達する必要がある。したがって、2階よりも1階に生じる地震層せん断力の方が大きくなる。
4 ◯
映画館等の客席の積載荷重は、固定席は 2,900 N/m2、その他の場合(固定されない場合)は 3,500 N/m2 とされている。
[ No. 9 ]
図のような荷重を受ける3ヒンジラーメンの支点 A 及び B に生じる垂直反力をそれぞれ VA 及び VB としたときの反力の組合せとして、正しいものはどれか。
VA VB
1. 2 kN(下向き) 6 kN(上向き)
2. 1 kN(下向き) 5 kN(上向き)
3. 5 kN(上向き) 1 kN(下向き)
4. 6 kN(上向き) 2 kN(下向き)
答え
2
図のように反力を仮定する。
ΣMA = 0 より
8 × 4 + 4 × 2 − VB × 8 = 0
8VB = 40
VB = 5kN(上向き)
ΣY = 0 より
VA + VB − 4 = 0
VA + 5 − 4 = 0
VA = −1kN
VA = 1kN(下向き)
∴ 2が正しい
[ No. 10 ]
単純梁に荷重が作用したときの梁のせん断力図が下図となるとき、その曲げモーメント図 として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張り側に描くものとする。
答え
2
単純梁の場合、曲げモーメント図はせん断力が(+)の部分では右下がり、(0)の部分では変化なし、( ー )の部分では右上がりとなる。 ∴ 2が正しい。
[ No. 11 ]
コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリートに AE 剤を混入すると、凍結融解作用に対する抵抗性が改善される。
2.コンクリートのポアソン比は 0.2 程度である。
3.空気量が 1 % 増加すると、コンクリートの圧縮強度は4〜6 % 低下する。
4.コンクリートのヤング係数は、単位容積質量が大きくなるほど、小さくなる。
答え
4
コンクリートのヤング係数は、コンクリートの圧縮強度、単位容積質量、粗骨材・混和材の種類に関係する。圧縮強度、単位容積質量が大きくなるほど、ヤング係数は大きくなる。
1 ◯
コンクリートに AE剤を混入すると、コンクリート中に微細な空気泡が連行され、凍結融解作用に対する抵抗性が改善される。 また、微細な空気泡によりワーカビリティが改善され単位水量の低減が可能となる。
2 ◯
コンクリートのポアソン比とは、コンクリート縦ひずみに対する横ひずみ比をいう。フックの法則が成立する範囲では、横ひずみ/縦ひずみの比は一定となる。なお、ポアソン比は0.2程度となる。
3 ◯
空気量が 1%増加するとコンクリート中の空気による空隙が増えるため、コンクリートの圧縮強度は 4〜6%程度低下する。
[ No. 12 ]
左官材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.メチルセルロースは、水溶性粉末でセメントモルタルに混入して、作業性の向上のために用いられる。
2.パーライトは、真珠岩や黒曜石を粉砕し、高温で急激に加熱し膨張させた軽量骨材である。
3.ドロマイトプラスターは、それ自体に粘りがないためのりを必要とする。
4.せっこうプラスターは、主成分である焼せっこうが水和反応を起こし、余剰水が発散して硬化する塗り壁材料である。
答え
3
ドロマイトプラスターは、一般に粘度が高く、のりを用いずに水と練り合わせて施工することができる。
1 ◯
メチルセルコースは、水溶性の微粉末でセメントモルタルなどに添加すると水量を減らすことができ、貧調合でも作業性が良い。吸水の大きい下地や、平滑な下地面の処理に用いる。
2 ◯
パーライトは、黒曜石や真珠岩を砕き、焼成して造られる人工軽量骨材で、断熱性・耐火性に優れているため、軽量コンクリートの骨材のほか、モルタルプラスター用に使用される。
4 ◯
せっこうプラスターは、自硬性セメントに属し、主成分は焼せっこうである。したがって、硬化が早く、比較的強度もあり、収縮ひび割れが生じにくい。
[ No. 13 ]
建築用ガラスに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.複層ガラスは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気層を設けて密封したもので、結露防止に効果のあるガラスである。
2.熱線吸収板ガラスは、板ガラスに鉄、ニッケル、コバルトなどを微量添加したもので、冷房負荷の軽減に効果のあるガラスである。
3.合わせガラスは、2枚以上の板ガラスに中間膜を挟み全面接着したもので、外力の作用によって破損しても、破片の大部分が飛び散らないようにしたガラスである。
4.倍強度ガラスは、板ガラスを熱処理してガラス表面に適切な大きさの圧縮応力層をつくり、 破壊強度を増大させ、かつ、破損したときに細片となるようにしたガラスで ある。
答え
4
倍強度ガラスは、フロート板ガラスを軟化点(約700℃)まで加熱し、両表面から空気を吹き付けて冷却加工したガラスで、耐風圧強度はフロート板ガラスの約2倍である。また、フロート板ガラスの割れ方に近く、割れても粉々にならないので、高層ビルのカーテンウォール等に用いられる。設問の記述は、強化ガラスの記述である。(建築工事監理指針)
1 ◯
複層ガラスは、一般に2枚の板ガラスの間に乾燥空気層を設けて密封したもので、冷房負荷の軽減や結露防止に効果がある。
2 ◯
熱線吸収板ガラスは、ガラス原材料に日射吸収特性に優れた微量の鉄、コバルトなどの金属を加え着色し生産されるガラスで、冷房負荷の軽減に効果のあるガラスである。
3 ◯
合わせガラスは、2枚以上の板ガラスの間に接着力の強い特殊樹脂フィルムに(中間膜)を挟み、高音高圧で接着したもので、外力の作用によって破損しても中間膜によって破片の大部分が飛び散らないようにしたものである。(建築工事監理指針)
[ No. 14 ]
アスファルト防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.砂付ストレッチルーフィング 800 の数値 800 は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)の呼びを表している。
2.有機溶剤タイプのアスファルトプライマーは、ブローンアスファルトなどを揮発性溶剤に溶解したものである。
3.改質アスファルトは、合成ゴム又はプラスチックを添加して性質を改良したアスファルトである。
4.改質アスファルトルーフィングシートには、温度特性による区分でT類とU類があり、T類の方が低温時の耐折り曲げ性がよい。
答え
4
改質アスファルトルーフィングシートには、T類とU類があり、U類の方が低温時の耐折り曲げ性がよい。
1 ◯
砂付ストレッチルーフィング 800 の数値 800 は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)の呼びを表している。(建築工事監理指針)
2 ◯
アスファルトプライマーは、ブローンアスファルトなどを揮発性溶剤に溶解したものである。最近では溶剤タイプに代えて水性アスファルトプライマーも使用されている。
3 ◯
改質アスファルトとは、アスファルトに合成ゴムやプラスチックなどのポリマーを添加して、伸び率や温度特性などの性質を改良したアスファルトのことである。( JASS8 )
[ No. 15 ]
床材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.コンポジションビニル床タイルは、単層ビニル床タイルよりバインダー量を多くした床タイルである。
2.複層ビニル床タイルは、耐水性、耐薬品性、耐磨耗性に優れているが、反面、熱による伸縮性が大きい。
3.ウィルトンカーペットは、機械織りカーペットで、数色のパイル糸を使って模様を織り出すことができる。
4.リノリウムシートは、あまに油、松脂、コルク粉、木粉、炭酸カルシウム等を練り込んで、麻布を裏打ち材として成形した床シートである。
答え
1
コンポジションビニル床タイルは、単層ビニル床タイルよりバインダー含有率(含有量)が小さい。
バインダー含有率は、単層ビニル床タイルが30%以上、コンポジションビニル床タイルが30%未満である。バインダーとは、ビニル樹脂に可塑剤と安定剤を加えたものである。(建築工事監理指針)
2 ◯
複層ビニル床タイルは一般に、弾性、耐水性、耐薬品性に優れているが、熱に弱い。(建築工事監理指針)
3 ◯
ウィルトンカーペットは、機械織りカーペットで、1〜5色を使って美しい模様を織り出すことができる。(建築工事監理指針)
4 ◯
リノリウムシートは、あまに油、松脂、コルク粉、木粉、炭酸カルシウム等の天然素材を練り込んで、麻布(ジュート)を裏打ち材として成形した床シートで、燃焼時にも有毒ガスの発生が少なく医療福祉施設等で使用されている。
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