出題されている内容は、近年では、施工管理のみです。
以前は、施工計画、工程管理、安全管理もありました。
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チェックポイント1
バーチャート 読取りのポイントを理解する。
チェックポイント2
バーチャート 土工事・地業工事の流れ
地下躯体工事の手順を理解する。
チェックポイント3
外装工事の流れを理解する。
チェックポイント4
内装工事の流れを理解する。
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バーチャート工程表
出題内容は
●工程に該当する作業名の穴埋め問題
●不適当な工程の摘出
●ある作業における開始日と終了日
など
出題される建築物の構造は
鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
などで、階数については、
地下なしまたは地階1階、地上5〜6階の建物
が多いようです。
★重要ポイントを下記に示します
1)土工事・地業工事
2)地下躯体工事の手順
3)足場・躯体工事、屋上防水工事
4)クレーンの設置・解体時期
5)外壁工事
6)内装工事
【 土工事・地業工事の注意点 】
@地下がない場合:
根切り(→杭頭処理)→基礎躯体 →埋戻し
A地下がある場合:
山留め親杭(H形鋼)〜親杭横矢板工法の場合)
1次根切り →乗入構台組立て →根切り架け
→2次根切り(→杭頭処理)→砂利地業
→捨コンクリート →基礎躯体 →仮切梁
→1次埋戻し(基礎躯体回りの埋戻し)
→切梁解体 →地下1階躯体 →2次埋戻し
(→山留め親杭(H形鋼)引抜き)
→ 乗入れ構台解体
※逆打ち工法の場合は注意
B乗入構台(仮設工事)
1次根切り開始後、切梁架けの前に組立て
地上躯体工事開始前に解体
C地下の掘削
1次根切り →乗入れ構台組立 →切梁架け →2次根切り
D杭工事がある場合
根切り完了時に杭頭処理がある
E直接基礎の場合
2次根切り →砂利地業 →捨コンクリート →基礎躯体(マット基礎)
杭基礎の場合
杭頭処理 →砂利地業 →捨コンクリート →基礎躯体(マット基礎)
F受水槽室やエレベーターピットの底板等、基礎底より低い部分は、基礎に先だって施工する。
G基礎躯体完了後、1次埋戻し(基礎躯体回りの埋戻し)
→切梁解体 →地下1階躯体の順に進む
H地下1階がSRC造の場合、地下鉄骨の建方は切梁解体完了後、
地下1階躯体の開始前に行う。
【 足場・躯体工事、屋上防水工事 】
@躯体工事の手順:
埋戻し(または構台解体) →外部足場設置
(1階躯体施工中でも可能)
→1階躯体 〜 最上階躯体
→(20〜30日の養生期間)
→屋上防水
※最上階のコンクリート打設直後では、
含水率が大きく内部の乾燥が不十分であるので、
アスファルト防水はできなない。
A屋上防水工事の手順:
アスファルト防水 →防水保護コンクリート伸縮調整目地取り付け
→保護コンクリート打設
B足場の解体は、外装工事終了後に行う。
【 クレーンの設置・解体時期 】
@タワークレーンは鉄骨の建方前に設置し、外構工事前に解体する。
Aジブクレーン(トラッククレーンは除く)は鉄骨抛んじめ終了後に設置し、
屋上防水施工前に解体する。
※ジブクレーン:
主に鉄筋・型枠の揚重に用いるマストのないクレーン
【 外壁工事 】
@外壁がタイルの場合
躯体工事が完了した階から
外部建具工事 →タイル下地モルタル塗り →タイル張り
→シーリング →足場解体
の順に進む。
タイルの引張試験の期間を考慮する
・タイル張りは、下地モルタル塗り後、
1ヶ月程度(最低2週間以上)の養生期間をおいてから開始する
・タイル張りは、タイル張り付け後のシーリング・清掃の期間を見て、
できれば足場解体の10日前には完了させる。
・共同住宅の場合は、
廊下、バルコニー内の外壁は足場解体後でもタイル・シーリングが施工可能なため、
足場解体後に内壁のタイル・シーリングを施工することも可能
A外壁が吹付けの場合
躯体工事や外壁バネル工事が終了した階から、
外部建具工事 →シーリング →吹付け
の順に進む。
B外壁がカーテンウォールの場合
一般的には躯体工事が完了してから、
カーテンウォール、サッシ取付 →シーリング
の順に進む。
・工程的に厳しければ、
一部、躯体工事とカーテンウォール工事とのラップも可能
・タイル取合い箇所
カーテンウォール取付後、タイル →シーリング
の順に進む。
・吹付け取合いの箇所
カーテンウォール取付後、→シーリング →吹付け
の順に進む。
C外壁が金造パネルの場合
躯体工事 →下地鉄骨組み →金属パネル取付け
(並行して外部建具・ガラス取付け)
→シーリング
の順に進む。
以上、外回りの工程の注意事項のまとめ。