つまり、最も電力を消費する「湯沸かし」を、午後11時から午前7時までの激安の「夜間電力」で行うよう設定されている。
(夕方から夜風呂に入るのに、夜中にいったん沸かした湯を次の夜まで取っておくのだから、エレルギー効率から言えばよくない)
だが、原発事故で、事態は一変した。
全国の原発は次々と止まり、深夜電力を激安にする根拠は薄まり、しかしいったんそれを売り文句にオール電化住宅なるものを売り出してしまったから今さら割引をなくすこともできず、なんだかおかしなことになってきたのである。
震災後、全国の電力会社は原発が止まっていることを理由に電気代を次々と値上げした。しかし電気を使わなければ風呂にも入れないし、料理もできないのだとすれば、否も応もなく高い電気代を払うしかないのである。
それが嫌なら原発の再稼働を願うしかない。この世は実にこんがらがっている。ただただ便利な暮らしを求めただけなのに、いつの間にか大きなものにからめ取られて身動きが取れなっていたりする。
リンク元より抜粋
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