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■糖質が諸悪の根源(P124)
糖質の分類
単糖類・・・果糖やブドウ糖
二糖類・・・砂糖や乳頭、麦芽糖
多糖類・・・デンプン(ご飯やパン、麺類、イモ類、豆類)
糖質として体内に吸収される最小単位が単糖類(ブドウと果糖)。炭水化物に含まれる糖質もブドウ糖まで分解されて吸収される。ところが、糖質を含む食べ物が胃や小腸で消化しきれないまま大腸に運ばれると、悪玉菌のエサとなって腐敗し、腸内環境を悪化させる。
したがって、糖質を中心とした食事や間食をしていると、腸内で悪玉菌が優位となり、腸内環境が悪化する。糖質制限食によって腸内環境が整い、花粉症をはじめとする多くのアレルギー疾患が改善するのはこのため。
糖質は老化の原因物質AGEをつくりだす。
口の中には甘み・塩み・酸味・苦味・旨みを感じ取る受容体があり、甘みの刺激を受けると、抗菌タンパクが出なくなることがわかっている。抗菌タンパクは免疫機能の1つで細菌やウイルスを防いだり、やっつけたりするタンパク質。甘いものが大好きな人は抗菌タンパクが少なく、口から花粉などのアレルゲンが侵入しやすくなる。
真っ先に小麦の多い食品をカットする。小麦に含まれるグルテンというタンパク質は、腸の大敵、腸内環境を悪化させて、花粉症などのアレルギー疾患の原因になる。
次に、コーヒーや紅茶に砂糖やミルクを入れたり、糖質の入った清涼飲料水も飲まないこと。
小麦製品と飲み物からの糖質を排除したら、次はご飯を半膳するとか1日3回食べていたのを2回にするなど徐々に減らしていき、最終的にはゼロを目指す。
■花粉症の人は、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品をカットするだけでも症状は緩和される。(P68)
■オーソモレキュラー療法
「オーソ」とは「整える」、「モレキュラー」は分子という意味で、「オーソモレキュラー」とは「分子整合栄養医学」と訳される。もともと体の中にある分子を整える医学ということ
「体の中の分子を、食事やサプリメントをも用いて最適濃度に整えることで、体の機能を向上させ病気や不調を治したり予防したりしていこう」という療法
■タンパク質の必要量は運動量に対してU字曲線を描く。
一日あたり200〜400キロカロリーの中程度の運動(ちょろと歩く等の運動)をしているときに、タンパク質の必要量はもっとも少なくなる。
激しい運動をすれば、それだけ消費エネルギーが増えるため、タンパク質の消費量も増加する。おもしろいのは、じっとしていても、同じようにタンパク質が消費される。
つまり、運動不足の人は適度に運動している人よりタンパク質が必要とされるということ。寝たきりの老人がどんどん痩せて手足が衰えていくのは、単に筋肉にを使わないからというだけでなく、タンパク質のロスが大きいからでもある。(P59)
■花粉症の人はタンパク質の摂取が大事だが、同じものを連日食べないこと。同じタンパク質を連日とることによってIgG型の免疫グロブリンが作られることがあり、隠れアレルギーといわれる遅延型アレルギーを形成することがある。
花粉症の人は、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品をカットするだけでも症状は緩和される。(タンパク質を多く含む食材でも乳製品は要注意)(P68)
■ビタミンDは花粉症の根本治療に不可欠の栄養素。ビタミンDを摂取する方法は、食べ物から摂取する方法と、日光を浴びて紫外線によって皮膚でつくる方法があり、メインとなっているのは後者。(P100)
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