グローバリズム植民地 ニッポン - あなたの知らない「反成長」と「平和主義」の恐怖 (ワニブックスPLUS新書) [ 藤井 聡 ] 価格:968円 |
■日本は事実上の、アメリカの属国であり植民地である(P82)
◇大東亜戦争末期の昭和20年の4月、米軍は沖縄に上陸し、次々に日本軍の施設を占領していき、その中に今日も米軍が使用し続けている「嘉手納飛行場」や「普天間飛行場」も含まれている。それら飛行場は本土を攻撃するための基地とするために、米軍が直接使用しはじめた。
◇横須賀基地 主力空母ドナルド・レーガンの事実上空母となっている(米軍の空母は基本的に全て米国内にその母港を待っているが、横須賀だけが唯一の例外)アメリカは横須賀基地を事実上「自分のものだ」と認識している。
◇横浜ノースドッグ この埠頭は立地の非常によい一等地で、アメリカ軍の物資や郵便の陸揚げを行うために占領されている。
◇横田基地 「横田空域」というものがあり、アメリカ空軍の管制下にあり、日本の飛行機は、アメリカ軍の許可なしには飛行できない決まりとなっている。横田空域の広さは広大で東西は東京都の中野区から静岡県中部まで、南北は伊豆半島中部から北は実に新潟県にまで至る。それは日本の東西を分断する「高い壁」として、立ちはだかっている。
◇日米合同委員会 月2回開催され、在日米軍と大使館のトップ数名と、日本政府(外務省・法務省・農水省・防衛省・財務省)のトップ数名で構成されているもので、最低でも65年以上、1600回は開催されているといわれている。
この会議の内容は内容は非公開で、一般国民は正式に把握することはできないが、主としてアメリカが要望を日本側に申し入れ、日本側に圧力をかけ続ける場となっている。
■中国人に買収され、大規模開発が進められるニセコ(P122)
ニセコは世界有数の上質な雪がある一級のスキー場として知られている。今、外国人がニセコの土地を買収し、そこを外国人の手で開発し、その不動産を外国人に販売するということが行われている。外国人がビジネスを展開し、お金儲けをし、そのオカネを本国に送金する、という流れができあがっている。
そんな外国資本の中で、最大のシェアを誇るのが中国系資本。その割合はニセコの倶知安町の一割が、中国系の人々の手に渡っているという次第。
ただし、この割合は「購入者の国籍が中国系」である割合にすぎず、これ以外にも表向きはインドネシアやシンガポール法人だが「実際」には中国資本だという人が存在します。そしてもちろん、表向きには日本法人だか実際には中国資本だと人が多く存在する。
今、中国人達の投資意欲は、ニセコだけでは足らず、富良野にまで拡大し、今や富良野の物件が飛ぶように売れている。
では、ニセコや富良野がなぜ外国人達にそれほど人気なのかと言えば、ニセコは世界のリゾート地と比較すると「割安」だということがもっとも本質的理由で、世界の名だたるフランスやアメリカのスキーリゾートと比較するとその価格は3分の1程度。
日本と中国の間には埋めがたい「貧富の格差」があり、我々日本人の土地が彼等のビジネスのために好き勝手に買い叩かれている。
さらに、京都の街並みが、今やもう、中国人のカネ儲けと物見遊山に好き勝ってに買い叩かれている。
また、東京、大阪、名古屋といった大都市の土地・不動産も急送に中国人によって買収され続けています。
■外資規制は当たり前で、何の規制も無いという特殊な状況におかれているのは、わが国日本くらいのもの。(政府が何の介入もしない)インドネシアやフィリピン、タイ、インドなどは外国資本による不動産買収は原則不可で、シンガポール、オーストラリア、韓国でも規制はある。
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