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■食事でリンを減らし、運動で腎臓を守る(4章)
リンの種類
・無機リン(吸収率90%以上)極力減らしたいリン
●加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージ、ミートボール)
●練り物(魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、干物、はんぺん、つみれ、さつま揚げ)
●カップ麺、インスタント麺
●ファーストフード
●スナック菓子
●スーパーやコンビニのお惣菜・お弁当
・有機リン(吸収率20〜60%の吸収されやすい有機リン)
●肉類(赤身の肉にリンが多い)
●牛乳(カルシウムも多いがリンも多いので腎臓が心配なら飲まない方がいい)
●チーズ(プロセスチーズは無機リンも含みリンが多い)
●しらす、ししゃも、わかさぎ、骨ごとたべる小魚、いくら、たらこ、数の子
●アーモンド、ピーナッツ、カシューナッツなど(毎日たくさん食べるなら要注意)
・有機リン(吸収率0%の吸収されない有機リン)食べてもいいリン
●納豆
●豆腐
●豆乳
●油揚げ
●大豆ミート
■骨粗鬆症は、運動不足が続き、骨からリンやカルシウムが血液中へ溶けだしてしまうことから起こります。
骨という組織は、運動や重荷のストレス刺激を受けると、リンやカルシウムを蓄えて丈夫になっていくものなのです。
ですから、骨からりんを"家出"させないように、運動を習慣づけていく必要がある。(p126)
■動物の寿命の長さについて、血液中のリンの濃度が高い順から並べていくと、ネズミ3年→ウサギ10年→ヒツジ20年→ハダカデバネズミ28年→コウモリ30年→ゾウ70年→人間80年となります。体内にリンをためずに排出や調整をできているかが、寿命を左右していることがうかがえます。(P14)
■リンは人の体に不可欠な危険物質(P58)
人間の骨は、リンとカルシウムが結合した「リン酸カルシウム」によってできています。リン酸カルシウムでできた骨は、非常に硬くて丈夫なのが最大の特徴で、地上で重力に負けることなくスムーズに活動できるのは、このおかげです。
しかし、リンは体内の骨以外の場所で過剰になると、老化を加速させる危険物質となってしまうのです。
■骨は常に体内でつくり替えられる(P64)
骨の成分は、約70%がリン酸カルシウムで、残りがコラーゲンや水分です。
そして、骨は常につくり替えられています。「骨=硬くて丈夫な状態をずっと保っているもの」ではなく、疲労骨折を防いで骨の強度を保つため、日々ふるくなった骨を壊し、新しい骨をつくって新陳代謝を繰り返しているのです。
大人の場合、3〜5年で全身のすべての骨が入れ替わるとされています。
なお、このつくり替えを担当しているのが、「破骨細胞」と「骨芽細胞」。破骨細胞は、古い骨を溶かして壊す役割を担っていて、このとき骨の中にあったカルシウムやリンは血液中に放出されます。一方、骨芽細胞は、血液中のカルシウムやリンを取り込んで、新しい骨をつくる役割を担っています。
■リンとカルシウムのペアは常に危険と隣合わせ(P66)
リンとカルシウムのペア(リン酸カルシウム)は生体内での溶解度が低く、生体内の濃度で容易に析出することがわかっています。
析出とは、水に溶けていた物質が、水に溶けない固体になって現れる現象のこと。生体内には様々なイオン物質(電気を帯びた物質)がありますが、リンとカルシウムのペアのように低い濃度で簡単に析出してしまう組み合わせ、他にありません。
水に溶けていたものが体内で勝手に結晶や固体になってしまうのは大変危険なことなので、ほとんどの物質はどんな組み合わせでも析出しないようになっているのです。
■老化や衰えを加速させるリン酸カルシウムとは(P68)
リン酸カルシウムが骨から出て、血液中や細胞外液などの場所に現れると、凶暴な危険物質へと変貌します。
この危険物質がCPP(リン酸カルシウム結晶のコロイド粒子)です。
CPP自体が体のあちこちで悪さを働きますが、さらに、たんぱく質と結びついて血液中に漂います。このような粒子は「コロイド粒子」と呼ばれています。そして、血流に乗って全身を荒らし回ります。
■悪さを働く元凶はCPPだった(P70)
CCP(リン酸カルシウム結晶のコロイド粒子)は、体内でリン濃度が高くなると発生しやすくなります。
血液中にCPPが発生すると、動脈硬化が進行したり、非感染症慢性炎症を起こしたりするなど、多くの病気を巻き起こします。
■「小さな炎症」があらゆる病気の温床になっていた(P74)
血液中のCPPは、血液に乗って全身の細胞に流れ着き、そこでも悪さをします。
がん、動脈硬化、心臓病、脳血管障害、肥満、アルツハイマー型認知症、糖尿病・・・。こういった疾患も非感染症慢性炎症によって引き起こされているのではないかという説が有力です。
そして、この非感染症慢性炎症を引き起こしている主犯がCPPである可能性が高いのです。
■知ってますか?腎臓の4つの役割(P28)
@老廃物を濾過して血液をきれいに保つ
A尿をつくる(血液中の不要物を仕分けして、余分な水分とともに、尿として体外に排泄する)
B血液成分を調整し、体内の恒常性を保つ(血液中にはナトリウム、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが溶け込んでいます。食事によって成分量が変わりますが、
腎臓は必要な分は血液に戻し、不要な分は排泄し調整しています。
Cホルモンを分泌する(腎臓は血圧を調整したり、ビタミンDを活性化させたりします)
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