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■最終的な気づき、究極の気づきは「本当の自分」になることです。そして、「自分=心ではない」ことを実感し、「本当の自分=真理」に気づき、それと一体になります。それは、「本当の自分=神」を実感することでもあります。
誰かの話を聞いたり、本を読んだりして、分ったり、信じたりするのは、ただの思い込みであることが、多いのです。悪いケースでは、洗脳ということもあります。
自分で実践して気づくことが、本当の悟りです。純粋な魂のレベルからみて「これは私ではない。本質のものでなく、くっついたものであり、心の癖だ」とわかると、さまざまな執着が外れます。(P77)
■「なくて七癖」といわれるように、人は心の癖をもっています。不安や恐怖から自分を守るために、ため息をついたり、引っかいたり、身振り手振りしたり、愚痴を言ったり、怒ったり、鼻歌を歌ったり、泣いて逃げる人もいるでしょう。
これらの行為は、エネルギーの抜け道になっています。そのことで、バランスをとり、自己防衛をしているわけです。
たばこやお酒も飲むのも癖でしょう。その癖が見苦しかったり、品格を下げるものであったり、健康を害するものであるときには、やめたほうがいいのです。
もの、からだ、思考につながるこだわりは、すべて癖と考えられます。人の視線を気にし過ぎることや、あることだけにすごく神経を使い過ぎること、度がすぎた潔癖症、サプリメントを飲まないと不安で仕方がないなどは、執着の表れです。心の癖の一種です。
自分では気がつかない執着や依存が高じると、考えが限定されて受け入れられないことが多くなり、視野も狭くなります。そして、不自然、窮屈で、不自由な生き方になります。そして、それらが苦しみや悩み、不安や怒りなどの原因になっていきます。(P72)