2018年04月27日
「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物
「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物 [ 渡辺雄二 ] 価格:1,320円 |
■「用途名つき物質名」は要注意(P254)
ハムやウインナーソーセージには「発色剤(亜硫酸Na)「酸化防止剤(ビタミンC)」といった表示がありますが、発色剤と酸化防止剤は「用途名」、亜硫酸NaとビタミンCは「物質名」です。これらの用途名と物資名の表示が義務づけられているものは全般的に毒性の高いものが多くなっています。
この用途名と物質名が表示されるものは、残念ながら限られています。それは次の用途に使われている添加物です。
保存料、防カビ剤、発色剤、着色料、甘味料、漂白剤、酸化防止剤、糊料(増粘剤、ゲル化剤、安定剤)。
■「一括名」という盲点
たとえば、紅しょうがに、クエン酸や乳酸といった酸味料が添加されていたとします。この場合、物質名でなく、「酸味料」といった一括表示をすればよいのです。こうした表示が認められているのは、次の添加物です。
酸味料、調味料、香料、ph調整剤、膨張剤、乳化剤、イーストフード、かんすい、ガムベース、チューインガム軟化剤、豆腐用凝固剤、苦味剤、酵素。
一括名表示では、何が使われているのかわかりません。製品によっては10品目をこえる添加物が使われることもあります。
■「表示免除の裏ワザ」
添加物の中には表示が免除されるものがあります。それは次の三つです。
@栄養強化剤 食品の栄養を高めるもので、ビタミン類、アミノ酸、ミネラル類があります。体にとってプラスになり、安全性が高いと考えれれているので、表示が免除されています。
A加工助剤 食品を製造する際に使われる添加物で、最終の食品には残らないもの、残っても微量のもので、塩酸や硫酸がこれにあたります。これらは危険性の高いものですが、タンパク質を分解するなどの目的で使われます。
しかし、もし塩酸や硫酸が残っていたら一大事です。そこで、水酸化Naなどによって中和されます。水酸化Naもなくなるので、加工助剤として表示が免除されます。
Bキャリーオーバー たとえば、せんべいの原材料は米と醤油ですが、醤油の中に保存料がふくまれていても、保存料はキャリーオーバーとなり表示が免除されます。
こんぶの佃煮を製造したとします。その際、保存料が添加された醤油をたくさん使えば、佃煮に保存料を添加したのと同じ効果をもたらせることができます。しかし、「こんぶ、醤油」という表示で法律上は問題ないことになります。
■食品添加物の基礎知識
食品添加物は@合成添加物A天然添加物の二つに大別されます。合成添加物は自然界には存在しないものであるがゆえに、人間の体にとりこまれた場合、分解されにくく、体内に蓄積されるものもあります。
細胞や遺伝子に影響し、発ガン性や催奇形性(お腹の子どもに先天性障害をもたらす毒性)、慢性毒性などの毒性をもつものが多いのです。環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)の疑いのあるものもあります。
天然添加物の場合、一見安全であるように思われますが、食経験のない植物や海藻、細菌などから抽出した物質が多いので、安全とはいえません。実際、アカネ色素(セイヨウアカネの根から抽出された色素)は、動物実験で発ガン性のあることがわかり、使用禁止となりました。
■「食べてはいけない」添加物の食品
〇主食系
・コンビニおにぎり
・コンビニ弁当
・駅弁
・菓子パン
・サンドイッチ
・カップ麺
・インスタントラーメン
・コンビニパスタ
〇加工食品
・惣菜、漬物 L・グルタミン酸Naで味つけ 保存料のソルビン酸Kの使用の商品も
・ウインナーソーセージ
・魚肉ソーセージ タール色素の赤106が危険
・ハム・ベーコン
・なると
・筋子・いくら
・たらこ・明太子
・かずのこ 過酸化水素で漂白してある
・冷凍えび 真っ白できれいなのは漂白剤の次亜硫酸Naが使われている
・うめぼし タール色素の赤102は危険
・たくあん あざやかな色をだすためにタール色素の黄4が使われている
・福神漬 おもに赤106、黄4、黄5をうまく混ぜあせて独特の色を出している
・紅しょうが 赤102が使われている
・かに缶 酸化防止剤(亜硫酸塩)は毒性が強い
・グリンピース缶 あざやかな色はタール色素の黄4と青1によるもの
〇生鮮食品
・オレンジ・レモン 買うなら国産に限る
・グレープフルーツ 国民の健康よりアメリカが大切なのか
・カット野菜・サラダ
〇お菓子
・サラミ・ビーフジャーキー 亜硝酸Naは胃の中で肉に含まれるアミンという物資とっ結びつき強い発ガン性物質となる
・ミックス珍味
・さきいか・いかの燻製 保存料のソルビン酸Kが添加されている
・甘納豆
・ゼリー菓子
・ガム 甘味料アスパルテームは脳腫瘍を引き起こす可能性がある
〇飲み物
・栄養ドリンク 安息香酸Naは毒性が強い
・アミノ酸飲料
・サプリ飲料 甘味料のスクラロースが添加されている
・コーラ アスパルテームは脳腫瘍をおこす可能性がある
・炭酸飲料 安息香酸Naは毒性が強い
・豆乳 乳化剤や香料、カラギーナンが使われている
・ワイン 酸化防止剤として亜硝酸塩が使われている
〇調味料
・化学調味料 味の素の97.5%はL・グルタミン酸Na
・ダイエット甘味料
・にぼし 酸化防止剤のBHAはラットで前胃にガンを発生させた
■「食べていけない」と「食べてもいい」の中間の添加物の食品
〇主食系
・食パン イーストフードが使われ、塩化アンモニウムなどの毒性の強いものがある 乳化剤も使われている
・コーンフレーク 乳化剤としか表示されないが、中には安全性に問題のあるものがある
・生そば・生うどん 増粘多糖類は30品目あり、複数以上の使用は「増粘多糖類」という簡易表示でよい
・生ラーメン 増粘多糖類が使用されている
加工食品
・うなぎの蒲焼 カラメル色素にご用心
・ミートボール・肉だんご 調味料が、L・グルタミン酸Naをメインに使われ取りすぎに注意
・カレールウ・シチュールウ 問題のある乳化剤もあり何が使われているか不明
・レトルトカレー、レトルトシチュー カレメル色素やパプリカ色素、酸味料、香料などが使用
・シーチキン 調味料(アミノ酸等)、甘味料のソルビット、増粘剤のグァーガムが使用
・冷凍食品 冷凍食品は腐ることはないが、酸化して変質するので賞味期限がある。とくに揚げ物は酸化して有害な過酸化脂質ができる
・干物 エリソルビン酸には注意
・刺身加工品 「〇〇加工品」表示のものは酸化防止剤が使われている
・即席味噌汁 こんぶエキス、にぼしエキスなど何が使われているか不明
・チーズ プロセスチーズは乳化剤で成形したもの、買うならナチュラルチーズを
・ちくわ・はんぺん 調味料(アミノ酸等)や増粘多糖類が使用
・さつま揚げ ソルビン酸が入った製品は買わない
・佃煮 調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、甘味料のカンゾウ、カラメル色素などが使用
・こんにゃく・しらたき 凝固剤の水酸化Caを添加して固めたもの 添加物として少量なら問題はない
・ふりかけ 調味料(アミノ酸等)、甘味料のステビアやカンゾウ、カロチノイド色素が使用
・フルーツ缶詰 酸味料は20品目以上あり何が使われているか不明
〇お菓子
・スナック菓子 Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)がたっぷり添加されている
・チョコレート 乳化剤、香料が使われ、何が使用されているか不明
・アイスクリーム 乳化剤に発ガン性疑いありのものも
・あめ・キャンディ 香料、着色料、乳化剤などが使用
・クッキー・ビスケット 膨張剤の中には心配なものも
・ケーキ 膨張剤でふっくら感を出す。何の膨張剤が使用か不明
・せんべい Laグルタミン酸Naをメインにした調味料が使用
・だんご・大福・どら焼 だんごや大福にはグリシンが、どら焼には膨張剤が使用
・プリン ゲル化剤の増粘多糖類によって独特の食感になる
・ゼリー ゲル化剤の増粘多糖類が使用
・シリアル・栄養調理食品
〇飲み物
・缶コーヒー
・缶紅茶
・ジュース類
・100%果汁ジュース 搾った果汁の水分を一度蒸発させ濃縮し、それに再び水を加えて薄め、元のような状態にしている(濃縮還元)100%果汁ではない 香りがなくなるので香料を添加
・スポーツドリンク Laグルタミン酸Naなどの調味料(アミノ酸)、酸味料、香料が添加
・乳酸菌食品 香料が添加
〇調味料
・ジャム 酸味料が添加 具体名がなく何が使用されているか不明
・マーマレード 酸味料が使われている製品もある
・マーガリン
・スパゲティソース Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)が使用
・マヨネーズ Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)が使用
・ドレッシング Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)が使用
・生わさび・生からし 酸味料、乳化剤、ミョウバン、キサンタンガム、着色料のクチナシ色素やテーメリックが使用
・ポン酢 Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)が使用
・麺つゆ Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)が使用
・焼き肉・すき焼きのたれ カラメル色素(発ガン性があると疑われている)が使用
・中華合わせ調味料 Laグルタミン酸Naをメインにした調味料(アミノ酸)が使用
〇「食べてもいい」添加物および無添加の食品
・切り餅 原料にコーンスターチが使われていることがあるのが気になる
・スパゲティ・マカロニ
・うどん・そうめん・そば(乾麺)中には乾燥を防ぐために食用植物油が使われているものもある
〇加工食品
・豆腐・油揚げ・厚揚げ
・納豆 からしには、ウコン色素や増粘多糖類が使用されている
・煮豆
・のり・わかめ
・しらす干し・ちりめんじゃこ 稚魚には油脂が少ないので、油焼けせず、酸化防止剤は不要
・山菜水煮
・たけのこ水煮
・バター
〇お菓子
・プレーンヨーグルト
・ナッツ類
・甘栗
・ようかん
・カステラ 残念ながら膨張剤や乳化剤添加のものがある
飲み物
・インスタントコーヒー
・茶・ウーロン茶飲料
・野菜ジュース
〇調味料
・ソース 無添加のソースのみ食べてもいい
・オリーブオイル オリーブオイル有害説もある
・サラダ油 原材料の遺伝子組み換えコーンが気になる
・ケチャップ 醸造酢が保存の役目を果たしている
・コショウ
・醤油
・酢
・はちみつ
・小麦粉
・かつおぶし
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