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・牛乳が人体に毒である。
・砂糖菓子が人体に毒であるとアメリカ人が悟ったから
(アメリカでは「牛乳と砂糖離れ」が進んでいる」(P28)
■なぜ脂肪が脳の働きに重要なのか(P140)
1.脂肪は神経細胞やその一部が伸びた軸策という臓器の主成分であること
2.脂肪はミリエン鞘(髄鞘)の主成分(80%)であること
脳内には1000億個もの神経細胞が存在します。脳で発生した情報は電気シグナルとなって軸索というケーブルを通して、脳の別の箇所に送られます。このケーブルを覆っているのがミエリン鞘というほとんど脂肪でできた鞘なのです。
もし良質な脂肪が不足すればミエリン鞘は薄くなり、電気シグナルは漏電します。そのため神経伝達物質の情報の伝わるスピードは落ち、次第に情報は伝わらなくなります。
電気シグナルは、神経細胞膜が柔らかいと伝わりやくくなります。神経細胞膜の70%は脂肪(残りの20%はたんぱく質、5%はコレストロール、5%はビタミンE)でできていますので、柔らかさは脂肪の質で左右されます。
つまり、よい脂肪は柔軟な脳神経細胞を作り、悪い脂肪は硬くするので電気シグナルは、伝わりにくくなり、脳はどんどん劣化するのです。
脳の中には水を除くと脂肪が60%もあると言われています。そのほとんどを神経細胞膜が占めているので、この細胞膜を形成する脂肪の質の良し悪しが重要になってきます。
■脂肪は飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪(オメガ3とオメガ6)がありますが、体内に入ったこれらの脂肪は体内で転換されることはなく、体内に入った油が細胞膜や細胞になるのです。
そのため、食物で摂る脂肪の内容の良し悪しきが健康の分かれ目であり、認知症の分かれ目となります。
■認知症になる3つの悪い脂肪(P141)
「酸化した脂肪」「トランス脂肪酸」「リノール酸脂肪」
*必須脂肪酸にはオメガ3(α-リノレン系列)とオメガ6(リノール酸系列)の2つがあります。
これが1対1と体内にバランスよく入っていれば問題はありません。たとえばオメガ3とオメガ6の比が1対9というような摂り方の場合、体調は悪くなていきます。
オメガ6で気を付けたいものは、サラダ油、大豆油、ゴマ油、コーン油、ヒマワリ油、ベニバナ油などです。これらの摂りすぎに気を付けましょう。
呆けを防ぐためになにより大切なのは、酵素とオメガ3のうちDHAを外から摂ることです。
■病気、老化、呆け、早死の原因(P59)
@酸化
A糖化
B腸管免疫の低下
C酵素不足
D悪い脂肪の摂取
食べ物の消化や呼吸の時に発生する活性酸素が細胞を酸化させる。しかし、腸の腐敗でも酸化する。
通常、小腸は安全で極少な栄養素だけを通し、大きな分子や得体のしれないものは遮断するのだが、炎症があると穴が開いたような状態になり、ふつうなら遮断されるべきものが通り抜ける。(リーキーガット)
異物が血液に侵入すると、体のあちこちで防御態勢がとられ、攻撃がはじまる。これがアレルギー反応です。全身にかゆみや発疹、熱がでるのは、この影響です。ぜんそくや花粉症、アトピー性皮膚炎も腸の腐敗が原因だと私は考えています。
腸の腐敗は、肝臓の細胞も酸化させ、肝臓の解毒機能を低下させ、血液に毒素が少量ずつ入っていく。
その毒素の代表が「たんぱく質のかけら」と言われる窒素残留物です。血液に入るのはごく微量で、すぐに死につながるわけでないが、猛毒です。
■腸の腐敗は脳にもダメージを与える(P73)
脳の神経細胞と腸の神経細胞は発生部位も同じで、同一の神経管です。このため「第二の脳」と言われます。しかし、イソギンチャクなどの生物は脳がなく、腸で考えて生きているから、私は「第一の脳」だと思っています。
■腸を腐敗させる原因(P75)
@食べすぎ
A動物性たんぱく質の食べ過ぎ
B糖化物質や単純炭水化物の食べ過ぎ
・たんぱく質はアミノ酸に分解されるが、アミノ酸を貯める場所の容量が小さく、すぐにあふれてしまう。そのため、たんぱく質を多く摂ると腸内腐敗の原因になる。滋賀医科大学の調査によれば「卵を1日2個以上食べる人は死亡率が2倍にはね上がる」
・ポテトチップスには、大量のアクリルアミド(発がん性物質)が含まれる。
・焼く、炒める、揚げる、そして圧力鍋を使った料理で糖化が起こる。
・糖化の恐ろしいのは、10%ぐらいは分解されずに吸収され、0.7%は細胞に蓄積される。一度蓄積されると排出されにくい。
■単純炭水化物(単糖)の害(P85)
単糖とはブドウ糖、果糖、ショ糖などの糖類のことです。
ショ糖の入った食べ物は、胃腸内で悪玉菌や真菌(カビ)のエサになり、これらの悪い菌の繁殖を促進させます。
また、ショ糖は分子が小さいため、胃で分解されずにそのまま血液中に侵入します。
そして全身を流れ、真菌のエサとなったり、悪玉菌のエサとなったりします。
これが感染源となり、全身の炎症を引き起こします。
たとえば、扁桃腺炎やひざの腫れ、甲状線の腫れなどの炎症症状は、ショ糖を多く食したことから起こる場合がよくあります。
もちろん、ブドウ糖や果糖を単独でたべても、同様の症状を引き起こします。
■酵素とはなにか(P120)
大きくわけて「消化酵素」と「代謝酵素」です。
消化酵素は、食べ物の消化・吸収に使われる酵素です。
たとえば、口のなかの唾液にはアミラーゼという酵素が含まれており、炭水化物を分解し、膵臓ではリパーゼが脂肪を分解し、小腸ではスクラーゼがショ糖を分解します。
この他にも、合計で24種類の消化酵素があり、この酵素の力を借りて食べ物を次々と分解し、吸収していくわけです。
いっぽう、代謝酵素は、人体をつくり、動かすのに使われる酵素です。
消化・吸収された成分をエネルギーに換えたり、傷ついた細胞を修復したり、有害な毒物や老廃物を排泄したりします。
人間が生きるため、人体を正常に動かすために行っている地道な活動は、すべて酵素の力によって成り立っているのです。
■老化と共に酵素の生産量は減っていく(P121)
消化酵素と代謝酵素が、体の中に十分にある状態だと、細胞はしっかり働くため、老化のスピードは遅くなります。
逆に、この2つの酵素が減ってくると、細胞は劣化し、さまざまな病気になりやすく、老化も加速します。
■酵素が減ったら外部から取り入れる(P123)
・酵素が多く含まれている食材を摂る
生の野菜や果物、生の魚、納豆や漬物、キムチ、生みそなどの発酵食品等
(生の肉、チーズやヨーグルトにも酵素が含まれるが、体に対しての害が多い)
・腸内の善玉菌は、食物を分解・合成して発酵させながら増殖していきます。
この時にすごい量の酵素を生みだしているのです。
生の野菜や果物を食べることは酵素を増やすことになります。
酵素は熱に弱いので、加熱してはだめ(加熱しても食物繊維や他の栄養素は残ります。
■過食によって酵素はどんどん失われる(P125)
つぎの3つが酵素のムダ遣い
・食べすぎ
・動物性たんぱく質の食べすぎ
・糖化物質や単純炭水化物の食べすぎ
■脳のなかでは、日々、たんぱく質のゴミがでています。これを掃除(代謝)するのも酵素の役目のひとつです。(P128)
■長生きするための食の4大ルール(P162)
以下を少なくとも3つ、あるいは5つやってみましょう
@ 植物性のものを食事の中心にする
A「生食」を中心にする(生食五割・加熱食五割くらい)
B「小食」を基本とする
C朝食は食べない(成人以降)
11大ルール
D朝食が基本だが、食べるなら生の野菜か果物にする
Eダラダラ食や間食をしない
F夜食を食べてすぐに寝るのは厳禁
G断食をする
H昼と夜の主食は複合炭水化物にする
I食物性の発酵食品を食べる
Jよく噛んで食べる
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