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■人間の奥深くにある「魂」が体と心にとって大切な存在です。では、魂とはなんでしょう?
宇宙は、すべて創造の源であり、至高の存在である神のプレゼントです。
宇宙には神からのパワーが与えられ、そこから現れた空・風・火・水・土の五つの要素が混在し、この要素によって無数の惑星や恒星が誕生と消滅の自然のドラマを繰り広げています。自然界の動植物が命のサイクルを繰り返すのも、これと同じ仕組みです。
私たち人間もまた、神からの贈り物として現れました。こうした大自然の宇宙の営みの中から創造され送られてきたのです。
つまり、神の意志によりこの宇宙が創られたのです。そして、私たちは神が創造した宇宙と同じ成分でできているのです。
一人ひとりは、こうした宇宙から分かれた小さな宇宙と言っていいでしょう。
このような「小宇宙」と宇宙とを創造した源、つまり神から分かれた同一の性質を持つ存在の魂を我々は内在するのですから、「自分」も宇宙の一部だということです。
つまり、神の意志によりこの宇宙が創られたのです。そして、私たちは神が想像した宇宙と同じ成分でできているのです。(P15)
■あなたの心は道具であり、本質の自己ではないということです。"ほんとうの自分"ではないのです。
"ほんとうのあなた"は別にあるのです。"ほんとうのあなた"は、神であり、その中にすべてがあります。あるがままで満ちていきます。
つまり"ほんとうのあなた"とはそのままでパーフェクトという意味なのです。人の奥深くにある本質は豊かな才能、そして無限の可能性があります。真の自己は何一つ付け加えることなく、そのままで完璧なのです。
そのことに気づき、信じることができれば、もう自分を好きになるための根拠を探す必要はないのです。ただし、みんが信じている自分はエゴの自分です。そして何か心の一か所が傷ついたときに、すべてについての自信をなくすのです。真の自己を信じるためには、見えなくなっている真の自己を覆う曇りにトンネルを通して、貫通させていかなければならないのです。その後、すべての覆いを取り、本当の自己になるのです。
目覚めましょう。神の領域につながる内なる道を開きましょう。
そのためにまず、自分を信じます。すると、その深くゆるぎない信じる心が突破口になって、神からの恵みがやってきます。消耗から充電へと働きます。
そこには無限のパワーがあります。それを引き出すのです。さらに"ほんとうの自分"になるための道を選んでいくのです。(P23)
■これまであなたが求めてきたのは、ものやお金、地位や名誉といった心のレベルの幸せではありませんか?
それは比較から生まれる幸せであり、競争からの幸せであり、何かを得た幸せです。それはやがて変化し、失う幸せです。一時的な心と感覚の喜びの幸せなのです。そこには安らぎはなく、これでいいという満足もありません。・・・
その悩みや苦しみから逃げようと、人はさまざまなストレス解消法を試しています。お酒を飲んだり、美味しいものを食べたり、友人をおしゃべりしたり。
そうした楽しみは一時的に楽になり、悪いことではありません。
けれど、人によってはクセになり、度を超えてしまうことがあります。アルコールに依存したり、暴飲暴食に走ったり、一方的に不平不満やグチを言い続け、人間関係を壊してしまうこともあるのです。(P157)
■がんばることは美しいことのように見えますが、命が疲弊しているのです。単に心と体の願いで、がんばっているにすぎません。言い換えればどこかに負けたくないという、つまりエゴの力でがんばっているのです。それは、神や真理を遠ざける生き方で、ほんとうの幸せとは言えません。
そして、がんばる人は、ほんとうは疲れて元気がないのに「大丈夫!」と自分に言いきかせたり、無理をして「私は、できる!」と暗示をかけるようなポジティブ・シンキングに依存しがちなのです。確かに、ネガティブなエネルギーをブロックすれば一瞬はパワーがでます。けれど、その反動で、あとでドット落ち込むことがあります。
不安や心配、怒りなどのネガティブな感情を持つと疲れますが、いつ前向きなポジティブなエネルギーでも疲れるのです。
昨今、ポジティブ・シンキングとか、心と強める、エゴを強めることが良いという考え方がありますが、それを続けていくとやがて疲弊してくるので気をつけなければならないのです。(P82)