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■食後すぐに歯を磨いてはいけない(P57)
小学生で食事をしたらすぐに歯磨きをしているお子さんほどむし歯が多いことがわかりました。これはどういうことでしょうか。
食事をして歯に付いた酸性の食べ物は、歯の表面のエナメル質をやわらかくする性質があります。しかし、唾液には口の中を中和し、エナメル質を再び修復する再石灰化の作用があるため、30分も経てば元の状態に戻ります。
ところが食後すぐに歯を磨いてしまうと、まだやわらかいエナメル質が削り取られるばかりか、再石灰化も途中で妨げられることになり、エナメル質に穴が開いてしまうのです。そのため私は、食後すぐではなく、30分以上経ってからの歯磨きをおすすめしています。
■虫歯にはシュガー・カット 歯周病には糖質制限(P63)
虫歯の患者さんには砂糖を歯周病の患者さんには炭水化物を控えて頂くことで、症状を改善に導いています。
砂糖を控えても、炭水化物の取りすぎは虫歯になる。
■意外な砂糖含有食品(P64)
ワサビ、缶コーヒー、調味料(合成醤油・ソース・ドレッシング)、スーパーやコンビニの食品、日本のパン、麺類の汁(そば・うどん・ラーメン)、タバコ、市販の漬物、家庭用に調理された塩、サプリメント(すべてではないが存在する)、薬剤(糖衣錠)
■砂糖は胃腸の機能をストップさせる。(P139)
東京大学の研究によると、人間は砂糖を摂ると胃と十二指腸の働きが一時的にストップしてしまうことが分かりました。砂糖の量によって止まる時間はことなりますが、多ければ多いほど、長い時間止まってしまうことになります。食前に砂糖や砂糖を含む食べ物を食べたら、胃の働きが止まった状態で食べ物が次々に送り込まれるわけですから、消化することもできません。そして、ビタミンやミネラルなど必要な栄養を吸収するととができずに消化不良を起こすことになり、体に大きな負担となるのです。
■ガンの原因説(P112)
私たちはお米や芋、小麦などの炭水化物を食べ、体を動かすエネルギーに変えていますが、この働きを行っているのがミトコンドリアと呼ばれる微生物です。ミトコンドリアは、酸素を使って炭水化物を分解しますが、この炭水化物を食べすぎて、体に必要な量を大きく上回ると、分解が間に合わなくなってしまいます。
そこで、この働きを助けようと生まれるのが、原核細胞と呼ばれる細胞です。この原核細胞は、大腸菌と同じような単純な構造のため、放射能や紫外線、薬、ストレスなどの影響をとても受けやすいという弱点があります。そして簡単に変異してしまいます。こうして生まれたのががん細胞です。
炭水化物を食べすぎなければ、原核細胞は生まれません。そしてもし生まれてしまっても、もともとは体の働きを助けるための細胞なので、放射能や紫外線、薬、ストレスなどの刺激さえなければ、ガンに変わることもないのです。
■ガン患者と歯周病患者に共通する5つの特徴(P113)
1.糖質を好む
2.低体温である
3.交換神経が常に優位にある
4.呼吸が浅い
5.酸性体質である
■アルカリ性体質に戻す食生活(P119)
酸性体質の人は、少しでもアルカリ性体質になるよう食生活を見直すことで、虫歯をはじめ、さまざまな病気になるリスクを減らせる可能性があります。すぐにアルカリ性に戻したいなら、重曹を飲むのが一番手っ取り早いですが、おいしいののではないため、続けるのは大変かもしれません。アルカリ性食品を摂り、酸性食品を控えることが大切です。(コップ1杯で健康になる重曹の飲み方)
[アルカリ性食品]野菜(さつま芋、里芋)、果物、海藻、キノコ、干し椎茸、大豆
[酸性食品]肉類、魚類、卵、砂糖、穀類
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