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■「世界がぜんたいに幸福に・・・」。作り酒屋の私が考えたのは、あらゆる場面でその場を発酵させていくような選択をしていくこと、つまり発酵場を作っていけばいいのではないかということだ。
こっちに行けば、発酵していく、幸せになる。反対に行けば腐敗していく、不幸になっていく。難しいことをいわなくたって、シンプルにいろいろな問題を解決していく方法がここにある。
人間は、なにかしらの選択をして生きている。そして、それがさまざまな結果をもたらしている。
その選択のなかでも、特にはっきりと結果が出てくるのは、「言葉」ではなかろうか。いい言葉が発せられれば、そこは発酵場になっていく。悪い言葉が発せられれば、そこは腐敗場になる。「こんちくしょう」は、いつだって腐敗場を作ってきた。家庭でも学校でも会社でも、ひいては政治、経済、国家間においても。「こんちくしょう」から発せられたエネルギーは、すべてを腐敗の方向に導いてきた。
それは、私たちのなかに「自動お作り装置」というものがあるからなのだ。マイナスの言葉が潜在意識をくもらせ、ゴミをため込んでいく。そしていつか、それはマイナスの現象になって現れる。「こんちくしょう」が腐敗場を作るのに対し、「ありがとうございます」は発酵場を作る。幸福につながっていく。だから嫌なことがあってもプラスの言葉を並べていたらいいのだ。そうすればどんな腐敗場だってどんどん変わっていく。
「新約聖書」「ヨハネ伝」には、「はじめにことばありき。ことばは神とともにあり。ことばは神であった」とある。「旧約聖書」「創世記」においては、ひとつひとつ言葉で名づけていくことをくり返して、世界を作りたもうたことが記されている。(P218)
■農薬や化学肥料を使った農業は、生態系を狂わすことがはっきりとしていて、そこでできた作物には生命力がない。収も一時的にはなんとかなるが、永続的な収獲にはつながらない。これこそ腐敗型の農法といえはしないか。(P217)
■米の無農薬米栽培をやってみたら、暑い時期の草取りは半端な労働ではない。「除草剤は、農家にとって救世主だよ」と言った在来農家の気持ちがわかるような気がした。・・・最終的にがデッキブラシを使用しての除草と、草の芽を食べてくれるカブトエビの投入が効果的であることがわかった。(P127)
■発芽玄米酒 決してうまい酒ではないが、糖尿病にが快方に (P185)
価格:9,000円 |
■日本酒のビンのラベルに「原材料名:米、米麹、醸造アルコール」と表示されていれば、アルコール添加の酒で、白米1トン当たり280リットルと酒税法で定められている。また白米1トン当たり120リットル以下のアルコール使用なら、「本醸造」と表示していいことになっている。(P23)
■発酵のための環境を整えるのに、人間の「言葉」や「意識」が大きな影響を及ぼす。プラスの言葉を使ったりプラスの意識をもつものと、マイナスの言葉を使ったり、マイナスの意識をもつのでは場は変わっていく。(P97)
■動物性タンパク質は、腸の中の微生物のバランスを崩してしまう。つまり発酵菌が優勢で、腐敗菌とバランスをとっている健康的な状態を腐敗菌優勢の状態にしてしまう。この状態は、発ガン物質の発生や免疫力の低下につながる。あまり知られていないが、砂糖も腐敗菌を増殖させる働きがあるという。(P107)
■日本中のほとんどの酒蔵で行われている「速醸造り」では、石油から作られた合成乳酸を投入し、さらに、コハク酸や協会酵母等も入れ、人工的に発酵させている。また、塩素を使った殺菌消毒(保健所の徹底指導)も行っている。しかし、塩素消毒は蔵に住みつく微生物を殺してしまう。酒蔵というのは、本来菌をいかに育てていくかが大切で、今の保健所の指導はまったく逆いっている。(P94)
■水道の塩素消毒は、水の中の菌を殺すだけでなく、それを飲んだ人間の中のおなか中の菌も殺してしまう。(p180)
御酒(ミキ)ひびき=うれしき(人に喜びを与える)・楽しき・ありがたき(P227)
うれしき(人に喜びを与える)
相手に喜びと満足
みんなが豊かになる
無条件に与える。尽くす 宇宙エルルギーを取り込むには、からっぽになる。これが発酵につながり、自分の喜びになる。
損をしても得を積む 損得よりも相手を喜ばす。
多種多様な力 多くの異なったものが加わればより大きな力になっていく。
仲よくする 助け合い、支えあう、相互扶助の世界。
生命の結び合い
徹底していく 自分の信じた、大好きな道を徹底していく。
変化する 発酵とは変化することであり、変化しなくなると腐敗する。
調和と愛 競争や対立によって調和が乱れ腐ったりという現象になる。
楽しき
楽しく働く
生命をよりよく生かす 嫌なことを我慢しながら無駄に生きない。
私利私欲を捨てる 夢や希望は私利私欲を捨てたときにかなえられる。
お金も大切 無駄使い、派手な使い方は腐敗につながっていく。
適度に質素 行き過ぎた我慢には限界がある。
素人の感性 専門家の意見は枝葉になりがち、本質を見失わない。
掟、常識を破る 掟にとらわれ、不自由に生きない。
自分の持ち駒、持ち味を使う 自分のできることを生かし、長所をのばす。
順風に乗る 逆風のなかで努力しても消耗するだけ。
自己流の生き方 他人と比較しないで、自分らしい生き方をする。
ありがたき
無限に感謝する あることを当たり前だと思わず、感謝する。
神意に添う 宇宙意識と一体化したときに喜びがわいてくる。
自然に学ぶ 知識を詰め込むより、自然はどうなっているか参考にする。
素直に観る 自分の都合のよいようにみたり、色眼鏡でみない
プラスの言葉
勇気、決断、実行
信用、信頼
トラブルは自分の責任
決断は自分一人 合議制、多数決で物事を決めない。
謙虚