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■糖尿病になるかならないかは、炭水化物の摂取量で決まる(P121)
ほとんどの日本人は、1日3食、米やパン、糖類などの炭水化物の多い主食をしっかり摂取するよう食生活を続けています。昔からずっと続いてきたスタイルですが、昔であれば炭水化物の摂取量が多くても、何よりも食べた分だけしっかり体を動かしていました。また、昔は寿命が短く、糖尿病が表面化しなかったのです。
糖尿病は「食べ過ぎて太った男性に多い」という固定観念に縛られてしまうのは危険です。やせた人でも、炭水化物の多い食生活に運動不足が重なれば、やせた人でも炭水化物の多い食生活に運動不足が重なれば、当然糖尿病になります。
■なぜ日本の糖尿病患者は一向に数が減らないのか?(P110)
日本で行われている糖尿病予防対策と治療法が根本的に間違っています。
最も重大な間違いは炭水化物の扱いにあります。米国科学アカデミーでは、1日の炭水化物の推奨量を130gとしています。ところが、日本人は1日平均約260gを摂取しています。
現行の糖尿病予防対策では、糖尿病になってもエネルギーの60%を炭水化物から摂るようにと指導されています。このように多量の炭水化物を摂っていては、血糖値が下がるはずはありません。当然、血糖値がなかなか下がらない糖尿病患者や予備軍の人たちが増加してきます。そして、こうした人たちに対し、血糖値を下げる目的で薬が処方されているわけです。
食事を摂取すると、そのうちの炭水化物がブドウ糖になり、血糖値を上げます。血液中のブドウ糖はインスリンの働きによって筋肉へ送られてエネルギー源となるのですが、一部は肝臓へ送られてグリコーゲンとして蓄えられます。この時問題になるのは、ブドウ糖というエネルギーが余るか余らないかです。炭水化物の摂取量が多すぎたり、運動不足や筋肉量不足で使われるエネルギーが少なすぎたりすると、当然血液中にブドウ糖が余って、肝臓や筋肉にも中性脂肪が増えていきます。こうした状態が続くと、インスリンが分泌されてもブドウ糖が各細胞に入りにくくなり、高血糖が続くようになってしまうのです。
■食後血糖値を上げるのは炭水化物オンリー(P114)
あらゆる栄養素の中で、食後血糖値を上げるのは炭水化物だけです。摂取カロリーや脂肪をどんなに減らしても、炭水カ物の摂取量を減らさない限り、血糖値の上昇は防げないのです。
食品100gに含まれる糖質
精白米(稲作穀類) 76.6g
薄力粉 73.4g
そば粉(内層粉) 75.8g
温州みかん(生) 11.0g
りんご(生) 13.1g
いちご(生) 7.1g
さんま(生) 0.1g
まさば(生) 0.3g
さつまいも(生) 29.2g
じゃがいも(生) 16.3g
さといも(生) 10..8g
和牛(かたロース) 0.2g
ぶた(かたロース) 0.1g
にわとり(もも) 0.0g
鶏卵(生) 0.3g
(文部科学省:五訂増補日本食品標準成分表 国立印刷局2005)
■血糖値が気になるなら、ソバよりもステーキを食べよう(P119)
ステーキをいくら食べたって血糖値は上がりません。でもソバを食べれば血糖値がドカンと上がるのです。なぜなら、ソバは炭水化物だから。要するに、カロリーの高低はまったく関係がなく、炭水化物を摂れば摂っただけ血糖値が上がるんだということ。あくまで、血糖値を左右するのは「カロリー」ではなく「炭水化物」なのです。
■炭水化物は「必須栄養素」ではなかった(P108)
必須栄養素とは「体内で合成できないために、食品からの摂取が必須とされている栄養素」のことで、三大栄養素の中でたんぱく質や脂質はそうですが、炭水化物(糖質)はそうではありません。
炭水化物は肉や血や骨になるわけではなく、エネルギーになるだけです。余ったエネルギーは中性脂肪に変えられてたまっていき、余れば余るほど肥満へまっしぐらということになります。
しかも、糖質(ブドウ糖)はたとえ不足したとしても、脂質とたんぱく質を使って体内合成をして作り出すことができるのです。脳も筋肉も、「ケトン体」という脂質からつくられるエネルギー源によって、問題なく活発な活動をしていくことが可能です。つまり、「炭水化物なし」の状況でも十分に生きていくことができてしまうわけです。
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