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posted by fanblog

山口冨士夫「ATMOSPHERE I&II」




『ATMOSPHERE I』の一曲目のイントロを一聴して「いつもの冨士夫ちゃんだな」と思ったのだが、なんだか少し変だ。
ハッキリと弾けなくなっているとか曲が破綻しているということではないのだけど、少しずつズレている印象。根本的な曲のアレンジ、そしてコーラスや音の定位、エフェクトのかけ方などに少しずつなのだが違和感があるのだ。
本当にこれでいいのか?などとリスナーが言っていても仕方ないとは思うのだけど、ファンだとハッキリ言える数少ないミュージシャンのアルバムでこういう感情になってしまうのは少し悲しい。基本は変わらない。ハッキリ言ってスリーコードのロックンロールなので大きくはハズレない。しかし、その少しずつの違いが大きく評価に関わってくる世界だ。
とはいえ端的に言ってギターもボーカルも衰えてしまった印象はある。Teardropsの3rdアルバムですらギターが全面に出て弾きまくるような場面はほとんど無くなっていたがそういう面は更に減ってるし、弾いてるフレーズもリズムも怪しくなっているし、ボーカルも味があるというより単に掠れて声が出ていないように聴こえる。
でもさ、それでも、いやそれでもむしろカッコ良くなっちゃったりするのがロックやブルースってもんで、それを期待したわけですよ。シド・バレットまでいかなくても、ソロでアルバム2枚同時に出すぐらいの創作意欲が有ったんだから、もっと何かあるだろうと思ったんですよ。
レイドバックしてゆったりとしたアルバムだろうとは思っていたのでそれは理解できる。その手のアルバムでは所謂シングルカットするような派手な曲はないだろう。確かに「錆びた扉」などの佳曲といえる曲もあるんだけど、このアルバムはなかなかに厳しい。
音数が減って、声が出なくなっても、アコースティックな面を出したインストなどで素晴らしい曲もあるんだから、それこそatmosphericなアルバムが作れそうなのに、どうしてこうなったんだろう。
徹底的に地味だったり、ラリーズのよう方面で音に耽溺するようなモノならまだ聴き込もうと思えるけど、このアルバムはセルフパロディのような曲まで出てきたりして「このアルバム本当にこれで良かったのか?これを作りたかったのか?」という疑問しか浮かばない。

とここまで書いて『ATMOSPHERE II』へ。期待値が下がりきった状態で聴いたので、そう悪くなく聴こえる。というかこっちはそう悪くない。
1よりさらに地味な印象ではあるが、無理をせずに自然体な感じが良い。スタジオで色々試したがまとめられずにそのままになったような1に比べて、ナチュラルだ。ただその分、印象に残る曲が無いのも事実。
これはTeardropsの3rdから感じていた事だけど、ポップにした1stや若干力の入れ過ぎた感のある2ndは好みこそあれ印象的ではあったのだけど、3rdは完成度も高く冨士夫ちゃんのボーカルも一番ナチュラルなんだけど、そうすると印象が薄いんだよね。
やっぱりボーカルいるよなぁ、冨士夫ちゃんはカッコいいけどシャイだからなぁ、チャー坊みたいに「俺はみんなから愛されて当然」くらいのアティチュードが見えるくらいじゃないとフロントマンって務まらないよな、と思ってしまう。
ソロで「ひまつぶし」という名盤があるが故に期待してしまったが、山口冨士夫が残した早すぎる最後のスタジオアルバムとして、ファン向けのアイテムとしては悪くないと思う。

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Ice Dragon「Tome of the Future Ancients」




さてはるまげ堂の闇袋も最後の1枚、10枚目です。
最後は…Ice Dragon?いやー、最後もなかなかなのきましたね。パワーメタルっぽい名前だけどはるまげ堂はパワーメタル扱わないよな?ジャケは古代の学者風、CD開けるとヴォイニッチ手稿風なので何かコンセプトがあるのだろうか?
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さて、再生。

あー、なるほど。最後にドゥームがきましたか。意外だけどそうですよね、ドゥームもお取り扱い勿論ありますよね。
うわー、遅くてつまんないとツレー。フルアルバムだよしかも長いよ。
1曲目からよく言えば生々しい、悪く言えば「リハ?」みたいな音のタルーんとしたリフにコーラスかけすぎのボーカルが小さめに入って、もう怠いですよね聴くの。
いや、私好きなんですよドゥーム。ドゥームロックバンドに居たこともありますから。まぁだからこそツライんですが。リフがつまんないと地獄なんですよね。
聴きながら検索してみましたが、ジャンルをサイケやブルースロックとも書いてる所があるけどそんな感じでもないけどなぁ。まぁ空間系のエフェクターは使ってるけど。安易にサバスっていうのもアレだけど、まぁボーカルはオジーに寄せますよねやっぱ。ダブルで録ってリバーブかけたらそれっぽくなるんだろうけど。
いやーだめだーつまんねー長いー。
何だろう、単音リフが延々と続くだけなんだよなマジで。コード弾かないなー。本当に得るところのないスタジオのリハ音源聴いてる気分。
今は本読みながら聴いてるけど全然引っかかるところが無くてこれじゃ無音と変わんねーよ。
ちょっとドリームポップみたいにな曲きたな。でもそれをやるにはボーカルがねぇ。
ノレてないシャッフルの曲きたなー。一応それっぽいことは網羅してる感じ。
あ、でも後半にちょっとカッコいい曲あるな、ストレートにパワーコード平行移動でリフ作ってればやっぱそれなりに聴けちゃう。ボーカルも叫んでる方がいいな。音作りは上手いんだよな、結果論かもしれないけどちゃんと70’っぽい。



正直言ってネタとして聴いてる今じゃなきゃすぐ消すレベルなんだけど、こうちゃんとフルアルバム全部聴くとそれなりに良いところも見えてくるな。こういう長い曲のバンドはまず聴いてもらうのが大変だから、ちゃんと聴かせることが出来れば勝ちってところもあるよな。
更に検索してみると、めっちゃアルバム出してるな。なんと11枚!まぁほぼ自主制作なんですけどね...。これは4thアルバムになるのか。
youtubeで探してもライブ映像とか出てこないな。スタジオプロジェクトなんだろうか?まぁもう二度と聴かないと思うけど。
まぁAmazonにもはるまげ堂にも無いよね。「DOOM」違いって事で置いときます。名盤。

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Scrapmetal「Hellbound」




はるまげ堂の闇袋9枚目。
かっこいいとしか言いようのないドラムイントロからツービートで突っ走るスラッシュメタルが炸裂。若干ジャーマンスラッシュみも感じるし、ブラストも混じえてくるが、Metallicaの1stに通じるスピードメタルと呼びたくなるような音。単純にリフや展開に影響も感じるが、スピード感の追求の仕方の部分だろう。ボーカルは基本ドスの効いた感じの低い吐き捨て型なんだけど、たまに入る素っ頓狂なハイトーンにはOverkillを思い出すね。カッケーなー、オレもメタリカは1st派なんだよ。

バンド名やジャケや「Easy Listening Thrash Metal」というスローガンからネタバンドだろうと思ってたんだけど、コレは普通にカッコいいわ。難を言えばギターソロが若干へこいかな、リズムギターはめっちゃ上手いのでワザとかもしれないけど。
多分サイドプロジェクト的なやつだろうなー、コレ。ネタにしてはうますぎるしちゃんとアルバム通してカッコいいもん。

ここの所何度も個性云々の話書いてて自分でもウンザリしてたんだけど、このバンドは明確に狙ってる(ハメようとしている型の)音があるんだけど、様々なスタイルのスラッシュメタルをはじめ、ルーツから現代の音楽までの影響をブラストビートなんかのテクニックや新しい機材を使って再構築しているので、ただの「初期メタリカスタイル」で終わらないわけですよ。ブラストビートをツービートの倍みたいに使うのは逆に新鮮かも。

本気で好きなことだけを好きなだけ時間をかけてやれるサイドプロジェクトならではの素晴らしい作品ですね。これかっこいいよマジで。
自分でこういうのやるとなると勇気いるんだよな。本気で好きで確信がないと「今更このリフやってもシンプル過ぎて飽きられるよな…」とか考えてやめちゃうから。

検索してみると「デスメタルバンドのCOFFIN TEXTSのメンバーが在籍」との事。やっぱねー、そしてPosse̲s̲sed一派なのね。

Amazonもはるまげ堂も取り扱い無しなので、「Kill 'em all」置いときます。

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Fetal Deformity/Endotoxaemia「Greasy Bloated Bodybag Content」




はるまげ堂の闇袋8枚目どう考えてもゴアグラインドでしかない死体ジャケ。最近90年代の鬼畜カルチャーへの批判が強まってますが、BURSTで死体ジャケ特集とかやってましたよね、そういえば。当時のバンドメンバーが立ち読みしてはしゃいでたのを覚えてます。
どこもかしこもお肉お肉お肉だらけなジャケやCDトレー下の写真に苦笑しつつ再生。これもスプリット盤ですね。
まず1バンド目Fetal Deformity。あ、良いわ。最近タテ続けにグラインドやらデスメタルやらを聴いているんでどうかな、と思ったんだけど、突き抜けてるとやっぱ聴ける。一芸に秀でるというか、「オレはこれで行くから!」という勢いで全部統一されるとやっぱりその覚悟みたいなものが出ますね。
まぁSEあり、踊れるミッドパートありなゴボゴボのボーカルの典型的なゴアグラインドなんですが、ギターがこの系統のバンドにしては歪ませ過ぎていないせいか、全体的にわりとサラッと聴けます。
うん、ゴアグラインドとはいえジャケの印象より全然聴きやすいな。録音もいいし演奏も上手いし、良いバンドだと思います。個性という点では弱いけど、ドラムがやっぱりちょっと面白いな、ちょこちょこスネアで面白いフレーズ叩く。お、2曲目のカウントが鼓笛隊みたいでちょっと面白かった、不意をつかれた。
最後の曲に日本語のSEきた。エロアニメから持ってきたっぽいな。



11曲目からEndotoxaemia、ワンマングラインドらしい。やはりSEからのゴアグラインド。
スネアカンカンですね。基本路線は同じだけど、やっぱりこっちの方がrawな感じ。ギターがちょっと引っ込み気味。ただ、このジャンルだとさほどマイナスではないので問題なし。リフも展開もこっちの方がストレートな感じかな。うん、普通に良い。音質とかは曲ごとにバラバラだけど、いかにもワンマン打ち込みグラインド、って感じでもないし。このバンドは全部の楽器自分でやるパターンで、それだとライブじゃなきゃ影響ないからね。

ただ合計20曲は流石に聴いててダレるな。SEでハッと我に帰る感じ。曲ほとんど1分前後だから20曲入りでも短いんだけどね。
両方良かったです。でも正直初めて聴いた時は1バンドのフルアルバムだと思ったくらいで…まぁおんなじ事何回も言ってもしょうがないけどね、頭一つ抜け出るのは難しいですよね。

聴いた後に検索したら、Endotoxaemiaが知らないバンドのカヴァー曲やってて、調べたら日本のバンドでビックリ。しかも現在に至るまでリリースが続いていて二度ビックリ。ライブ活動は行わず、メンバーの素性すら伏せて活動してたのか...こっちに興味出てきたわ。
はるまげ堂取り扱いあり↓。
http://obliteration.shop-pro.jp/?pid=152644134
Amazonには無いんで「ゴアグラインド」で検索して一番上に出てきたやつ置いときますね↓。

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「IN FEAR WE TRUST」SPLIT (PSYCHONEUROSIS / HERIDA PROFUNDA / SUFFERING QUOTA)




はるまげ堂の闇袋7枚目、またスプリット盤。
まぁ単独で出せるほどじゃないからこうなって、最終的に闇袋行きだったわけだろうけど。
はい、一見ジャケだけ見るとポィティカルなハードコアコンピに見えたんですが、やはりグラインドでしたね。
最初のバンドがちょっとパワーバイオレンスみがあったので期待したんですが、結局全部グラインドでした。わりとベテラン勢っぽいんですが1バンドも名前を聞いたことがない。そして今聴き終わっても特に感想もないっていう。ベテランらしく演奏も巧いし曲も録音もちゃんとしてるんだけどね。なんだろ、OBSCENE EXTREMEの早い時間って感じ。カッコいいよ割と、うん。
いや、この闇袋シリーズで毎日のようにグラインド聴いてるからなんですが、ちょっとずつそりゃ違いますよ?このバンドはクラスト風味あるな、とかね。でもねぇ、やっぱ特筆するべきところはないのよ。ベテランはいいけど名前聞いたことないっていうことはそんな感じですよやっぱり。
3バンド8曲のスプリット盤でもサラッと終わるさすがの短さ、グラインドですね。
変なことをわざとして個性でございっつーのも困るんだけど、やっぱしんどいよ。



さすがベテラン、Disk Unionでも買えますね↓。
https://diskunion.net/metal/ct/detail/HMHR200410-001
はるまげ堂は取り扱い終了。
Amazonもあった。

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RETCH「Anathema」




はるまげ堂の闇袋6枚目。

雑な感じのダサジャケに不安を覚えつつ聴きはじめる。荒々しいギターとブラストからスタート。おぉ、悪くない。この音楽性ならシャウト系の方が合うとは個人的には思うが、掠れ気味のデスボイスも味があって良い。
ドラムとギターの2人しかブックレットに写真がないのでツーピースバンドだと思うのだが、それだと制約が多く曲の展開の仕方が限られてしまう事が多い。このバンドもそんな感じはするが、引き出しは多く無さそうではあるものの展開が工夫されていて3分越えの曲が多い。まぁツーピースバンドとはいえオーバーダブはしてるし、CDだとベースも入ってるっぽいけどね。
まぁHigh On Fireとかかな思い出すのは。で、リフにちょっとブラックメタルの影響も入る感じ。もちろんモーターヘッドがベースにあって。ブラストも入るけど、グラインドって感じでもないし、ギターリフはシンプルであまり刻まないし、ドラムは基本ツービートで爆走する感じ。
好きなタイプのバンドではあるし悪くは無いが、印象に残るフレーズも無いかなぁ…テクニック的に驚くようなところはないしイナタい感じですね。
音楽性もだけど、こういう荒々しいアナログな感じの音質好きなんだよな。ギターの歪みがちょっと80年代っぽかったりして。
インスト、というかアンビエントなSEみたいなのが来たな…そんなに長くはやらず終わってから、ドラムソロか…うん、こうやって工夫はしてるんだよな。
嫌いじゃないけどねぇー、こういうバンド。引っかかるところが無かったなぁ。やっぱりツーピースバンドだからかアレンジ面でのっぺりしちゃって、なのに唐突に終わっちゃう印象の曲が多いし。
巧いしまとまってるバンドなんだけどね。逆に下手でただただ爆走するようなバンドの方が印象に残るんだよな、こういう感じのバンドだと。
ちょっとドゥーミーな曲きたから最後の曲かな、と思ったらやっぱりそうだった。こういう遅くなる展開の時はコード感のあるフレーズ挟んでくるんだよな。



はい、これははるまげ堂に今でも取り扱いがありましたね。↓
http://obliteration.shop-pro.jp/?pid=129838060
”アメリカ人 T. Smithとイギリス人のT. Gilesにより2014年に結成されたブラックメタルバンド。
東京を中心に活動”
とありますね。おぉ、OBLITERATION RECORDSからのリリースやん。DARKTHRONEやCELTIC FROSTからの影響なんだなぁ、あの遅いパートやシンプルに爆走する感じは。

Anathema

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Langsuyr「Bantaigram」




はるまげ堂の闇袋5枚目。中盤に差し掛かって参りました。
ここにきて初めてビニールでシュリンクされたCDです。ちゃんとしてるじゃん〜ジャケもちょっとオシャレだし、なんて思ったのも束の間、ケース開けてCD出そうと思ったら、そこに映ってるメンバー写真がダサい…なんか心配なるダサさだ。ブックレットも紙質が悪く薄っぺらい。何系なんだろう?英語じゃないな、何語だコレ?
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再生してみると、コレは…なんだろう、難しいな。色んなメタルが好きで、色々混ぜた結果全部中途半端になったみたいな感じですね…。特にイロイロな北欧メタルを感じるんですよ。Entomed、Carnageとかの初期デス、AMORPHISみたいなメロデス〜エクスペリメンタル系の感じ、正統派やメロディックな感じも。あとちょっとCarcass。で、結果なんかボーカルはデスボイスなんだけどバックは妙に軽いメタルって感じになってますね…。
なんとも形容し難い、一つだけ言えるにはカッコ良くないのは間違いないっていう。「ジャンルに囚われない」とかじゃない、とっ散らかった印象ですね。
すげー変な気分になりますね、わざわざ高めのデスボイスとゴボゴボ気味のやつのダブルボーカルにしてたり、なんか妙な凝り方はしてるんだけど全然効果をあげてないし、速くも無ければグッドメロディーもグルーヴもテクニカルさも無い、ワタシは一体何を聴いているんだか…ってなります。せめてギターは超絶テクとかがあればまだいいのに、擁護できる要素が皆無だ。



うお、しかも短い。4曲入りのEPかコレ。あー、でも解放されてホッとしてる自分がいる。ひどい話だ。
いやー、ダサい友達のバンドのあんまり良くないデモって感じですね。

検索してみたらマレーシアのバンドですねコレ。どういう捻じれ方をしたらこうなるんだ...。

あ、ライブだと音源よりいい感じに聴こえるな。

インドネシアはハードコアもデスメタルも強い印象なんだけど、マレーシアはあんまり聞かないからなぁ。Wormrot...はシンガポールだもんな。うーむ。まぁ、これからですな。はるまげ堂は取り扱い終了。

Riusgnal

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すげー、違うアルバムだけど、奇跡的にあった。


Grotesque Organ Defilement「Body Horror」




はるまげ堂の闇袋4枚目。Grotesque Organ Defilementの1stフルアルバム「Body Horror」です。
今回初のフルアルバムですね。Napalm death風の、もうどう考えてもグラインドコアでしかないジャケット、そしてゴアな感じをうかがわせるバンドロゴという事で、正直もうゴアグラインドは食傷気味ではあったのだけどとりあえず再生。
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はいはい、お決まりのSEからのですね...おや、カッコ良い。ローなデスボイスと高めの絶叫で、曲の感じもナパデっぽい至極真っ当なグラインドコア。
リズムの組み立てが面白い、そしてストップ&ゴーの切れ味が素晴らしい。グラインドコアが本当に好きなのが伝わる、過去をしかり踏襲し、影響を消化したグラインドはやっぱり聴いてて気持ちいい。
現代的とは言えない音質だが良好で、ちょっと懐かしい感じもしてこれはこれで良い。というかこのくらいの方が耳が疲れないんだよね、今の音は密度高すぎて疲れるのよ…。
さて、1分前後の曲がサクサクと小気味よく続いていくのだが、グラインド好きのツボを押さえた、そして影響を受けたいろんなスタイルのグラインドのバリエーションを惜しみなく出され続けるので飽きない。モッシュゴアとかポルノグラインド、ノイズグラインドは無いが、先述のナパームデス以外にCarcassだとかDead Infectionだとか、色んなバンドを想起するような曲ばかり。あとButcher ABCね。
あっという間に後半。Repulsionのカヴァーなんかで影響元を明かしつつ、今度はファニーなイントロの曲がきたな、と思ったらまさかのCSSOカヴァー。グラインドマニアだね、お兄さん達!やっぱりね!お好きなのね!



という事で、凄く良かったです。やっと当たり引いた感じ。
カナダのバンドなんですね。フルアルバムはこのアルバム一枚のみですが、splitやコンピなどに精力的に参加してますね。派手な活躍はないものの、本当にグラインドが好きなメンバーでじっくり作っているのが窺える、もう好意しか感じないバンドでした。
このバンドならではの個性というところでは弱いですが、私は凄く好きですね。最後まで楽しく聴けたアルバムでした。

はるまげ堂ではもう取り扱いしてないですね。でもやっぱCSSOって刺さるところには刺さってるんだなぁ。


ドラム低くね?椅子が高いのか?こういうバタバタしたドラマーすげー好きだわ。地元のバンドだったらライブ通ってただろうな。チケ代2000円くらいで、お酒飲みながらね...早くそういう普通の日々が戻るといいですね。

アマゾンにないかー、ありそうなのに。代わりにBandcampと、似たタイトルのMortifyのアルバム置いておきますね。
https://godgrotesqueorgandefilement.bandcamp.com/

Grotesque Buzzsaw Defilement

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WT$BO 「SELF-TITLED EP」




はるまげ堂の闇袋3枚目。WT$BOの1stEPですね。
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ですね、って言っても名前も聞いたこと無かったですけど。ロゴ見て、CDトレー下の写真とか見ると、あぁブルデスにゴアグラインドのおふざけ入れたやつね、と予想はつきますね。
前にも書いたけど、この手の音楽っていうのはアヴァンギャルドに見えてその実様式美の世界なので、ありがちなフレーズをレゴみたいにくっつけて作れてしまうものなんですよね。

クオリティは高いですよ。ドラムは打ち込みですがちゃんと作られているし、曲の構成も練られているし、過不足なくブルデスです。1曲目のイントロでちょこっとヒップホップ風のモノを入れたり、SEや台詞の挿入ややたら長い曲名なんかでゴアグラインド風のおふざけ要素もそこかしこに仕込んで、センスの良さが伺えます。
でもそれだけなんですよね。「おぉ、よく出来てんね、DAWなに使ってんの?ドラムの音源は?」としか言いようがない。
チューンダウンしてミュートかけてズンズンとパワーコードのリフで進めて、ガテラルボーカル、ブラスト、ビートダウン、さらにもう一段落として、打ち込みであることを活かしてブレイクコア風のパートも入れて、SE入れて...と。

「やれば出来る」と「実際に作る」の間にはものすごく大きな隔たりがあるのでちゃんと作品にしているのは素直に凄いと思います。さっきも書いたけどクオリティは高いです。全く惹かれないですが。

Amazonにあんのかい。こういうところの抜け目なさは若い子のバンドって感じ。

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Rapemachine/Funeral Rape/Clitorape/RazorRape - World Goregrind Federation「In The Name Of Rape」[Split]




ハイ闇袋2枚目です。お、前回と違ってCD取り込んだらちゃんと情報出てきた。またコンピ盤ですね。
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1バンド目Rapemachine。まともだ,,,意外にもまともだ。ゴアグラインドはナカナカ音質からテクニックからキツいバンドが多いが、非常に現代的なまともな音だ。
逆に言えば今はちゃんとDAWソフトの使い方覚えればこのくらいできるんだよな。
速いパートはドラムがもたってる気が...でも許容範囲内だな、普通に聴ける。
3曲目のスラミングパートの中にちょっとラウドロックみを感じたり。でもミドルテンポのパートで踊れるファニーでキャッチーな感じを出そうとしているんだけど、フックが無いのでただの冗長な繰り返しになってるなぁ。ここが難しいよね。良くも悪くもないかな。

2バンド目Funeral Rape。1曲目「Graveyard Bukkake」ですか、いかにもですな。その後もいかにもな曲名が並びます。
ドラムは打ち込みかな?ドラムの音が曲ごとに違うような。
ギターの刻みが上手いな。別バンドでまっとうにデスメタルバンドとかやってそうだ。イタリアのバンドかぁ。
ミドルテンポで進む曲がリズムもリフも単純な音階練習みたいでファニー。
そうそうみんなSEとかも入れつつ進みますね、様式美です。どのバンドもSE入れたり踊れる感じのミッドテンポパートがあったりで、いかにもな現代のゴアグラインドです。
アバンギャルドに見えて様式がちゃんとあるから差別化が難しいし、テクニックはさほど求められない分センスがはっきり出ちゃうのでこう、どのバンドもある程度ちゃんとしてるけどあまり興味を惹かれないっていう感じなんだよな。
しかし曲が短いのでサクサク進むな。
お、最後にアホなDying Featusみたいな曲来た。



3バンド目Clitorape。現代っぽいシンフォニックブラックがかったメタルにゴアボーカルが乗ってるかんじのスタート。そして結局ミドルパートで普通にゴアグラインド。前の2バンドに比べると音が悪いな。演奏は巧いのにボーカルがデカすぎる。
彼らも曲名に「Bukkake」って入れてるな。世界共通語「Bukkake」。
お、ピロピロ速弾ききた。ギターは普通に巧い人だなコレ。ドラムも巧いな。色々できるから入れるパターンだなコレ。この遊んでる感じがゴアグラインドっぽいな。特別秀でた所があるわけでは無いけど。
このバンドもメンバーがちゃんとした別バンドもってそうだなぁ。普通にブルデスっぽい部分も多いもの。

4バンド目RazorRape。
このバンドもブルデスっぽいな。
あー「Jailhouse "Cock"」ね。カヴァー滑ってるけど、ゴアグラインドはこんなもんでいい気もする。お祭り気分でね。

あ、このコンピ「rape」ってバンド名に入ってるバンド集めて、「In The Name Of Rape」ってタイトルにしてるのか、なるほどね。レーベルがドイツのSplatter Zombie Records。オッケーオッケー。
ブックレット見たら、XBOX ONEのゲームキャラクターとしてここに収録されたバンドメンバーが使えます、ダウンロードしてください、みたいなこと書いてあるなぁ。そういう事も出来るのね。
しかし一応3回聴いたけど何も残らないねぇ,,,ガワはゴアグラインドなんだけど、ブルデスっぽいバンドが多かったような印象だな。
ちなみにはるまげ堂ではすでに取り扱って無いな...。

すげぇ!絶対ないと思ったらClitorapeとRazorRapeがちゃんとAmazonにあった!

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