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「ウルフ・オブ・ウォールストリート」




『華麗なるギャツビー』に続いてまたディカプリオ。
最近デヴィッド・フィンチャー映画にはまってて、『セブン』とか『ファイト・クラブ』とかでブラッド・ピット観て、連続でディカプリオ観ると、自分が小中学生に戻ったみたいな気分です。『タイタニック』は小6の時に友達と映画館に観に行ったぁ・・・(遠い目)。

というわけで『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。
私みたいなサブカルっ子がレンタル屋で棚見ながら思うことって結局、「あ、これ町山さんが紹介してたな」「宇多丸さんが褒めてたな」みたいな事で、これもその1本。
ドラッグセックスやりまくりのやたらテンションの高い映画だって事だったので、なんか景気づけに観てみたのだ。

これは凄いわ。
最初に収録時間見て、3時間もあるのか長いな、と思ったんだけど、ズーーっとテンション高いから気にならない。
とにかくずっと本当に「ファァァァァァァァァァァッッック!」って叫んで暴れてる感じで、金融取引で騙す、詐欺るで大もうけしてセックスもドラッグもヤリまくるっていう。もう痛快なほどな成り上がりっぷりで、周りにいた冴えない奴らも巻き込んでどんどん規模がでかくなっていっていく様ってもう、ラッパーとフッドの仲間みたいな感じでひたすらワクワクする。
いやー、本当に金融って規模が違うなぁって感心する。「たった2分で何億儲けたぜー!」って世界。しかもこれも実話で、本人が書いた本が基になっているんだもんなぁ。
成金がいろいろヤリまくりで狂ってましたってのはよくあるんだけど、会社単位で社員みんな巻き込んでここまでブッ飛んでるって凄いわ。

しかし、ディカプリオって凄い役者さんなんだな、とここ最近2本続けて観て思ったわ。
サブカルっ子としてはディカプリオ主演ですっつったらまぁ、避けますよ、正直。だって私がガキの頃でいえば『ロミオ+ジュリエット』と『タイタニック』の男前ですもん。
あ、でもよく考えたら『ギルバート・グレイプ』も『バスケットボール・ダイアリーズ』も好きだな・・・・うーん俺、ディカプリオ好きなのか?
まぁいいや、この映画でも凄かったわ。
最初の成り上がる前は、まぁやり手の金融(証券?)マンって感じで普通に観てたけど、どんどん成り上がってぶち上がって、従業員を鼓舞するために朝礼でマイク持ってロックスター張りにファックファック叫びまくるのって冷静に考えると「ディカプリオ凄い役やってんな」と思うんだけど、観てると自然な成り行きとしてそうなっていく成長(?)みたいな感じで違和感無かったもんなぁ。

とにかく3時間ダレずにグイグイ進んでいくんで、飽きる間もなく楽しめました。体調悪いときは無理そうなくらいテンションが高いです。いや、おもしろかった。
最後に結局は司法取引に応じざるを得なくなるんだけど、再起して、「結局反省してません」的なラストもよかった。

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「華麗なるギャツビー」





綺麗な映像であろう映画を、と思って借りた作品。
ご多聞に漏れず、私も村上春樹の『ノルウェイの森』経由で原作を読んだ・・・んだけどなにぶん中1だったからねぇ、解らなかったよね正直。
と言う事で、「昔読んだなぁ、わかんなかったけど。今パッケージ裏のあらすじ読むと凄く面白そうに思えるんだけど」と思いつつレンタル。
いやー、超おもしろいね。ビックリ。
もちろん話の筋もなんだけど、映画として素晴らしいね。
いきなり雪景色がCG丸出しで「おいおい」と思うのだがそれはワザとで、凄く1920年代当時に忠実に作ってあるんだけどそれは全て幻想の中、と言う感じで、背景はワザとCGってわかるようにしてある。今なら違和感が無いくらいリアルにすることも可能なのに、あえて、だ。
映像得点の未公開シーンでチラッと加工前の映像が観られるけど、予想以上に多くがCGで驚くよ。
しかもその幻想のローリングトゥエンティの中でパーティシーンにヒップホップとかEDMがガンガンかかってるんだけど、違和感ないね。それでチャールストンとか踊ってんの、メチャメチャかっこいいわ。流行って定期的に回るんだなって思ったり。にしてもJay-Zは凄くしっくりくるな。

原作の内容はほとんど忘れていて、もっとひたすら空虚な金持ちの話だったような印象が残ってたんだけど、いきなりパーティパーティだし、ギャッツビー自身も物凄いバイタリティのある成り上がりだったのは、意外だったな。原作読み直さないと。
原作があるとどうしても、2時間の映画にまとめるには省略せざるをえない所が多々あったりするもんなんだけど、それも凄くうまくいってたな。
過不足無くキレーいに風呂敷たたんでます。
役者も全部よかったなぁ・・・なんか久々に「映画観た!」って感じ。有名な原作小説があって、レオナルド・ディカプリオをはじめ超有名俳優が出てて、豪華でお金がかかっている
のが画面からちゃんと伝わる大作で、何かで補完しなくてもちゃんと2時間でキレイに終わって満足できて。うーん、いい映画だわ、これ。

これとか『日々の泡』とかってさ、ガキの頃に背伸びして読んでもなかなか解るもんじゃないけど、今読むとくるよねー・・・原作買ってこよ。

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「最強のふたり」

「おもしろくてちょっと下品で、でもとってもいいお話だったね!私感動しちゃった!しかもこれ、実話をもとにしてるらしーよー!」
的なやつ。大人が観るコメディっぽいイイ話。しかも「実話を基にした」っていう担保付っていう。まぁデートならこれ観るね。どうでもよさげな今旬のイケメンのPVもどき観るよっかは。的な。
逆に予防線張り過ぎな自分が気持ち悪いが、そんな感じで避けてきた作品。
そりゃね、笑えて感動して、最後に「そういや実話なんだったな・・・」なんつってググるに決まってますよ。そりゃね。わかってんす、もう予測つくんす、自分の行動が。よく出来てる感ありありだし、評判もいいしね。
でもそれ俺が観る必要ある?っつう話でね。

まぁ・・・おもしろかったっすよ。よくあるパターンなんだけど、金持ちの白人と貧乏な黒人とが交流を通してお互いに支え合い教え合い、離れたりくっついたり、最終的に「お前のやり方もクールだぜ!」で2人ともハッピーみたいな。
もっと悪そうな黒人を予想してたんだけど、思ったより黒人青年が明るいファンキーな感じで、私はあのー、『TAXI』の主人公を思い出しました。うん。

・・・なんつーかなー。でも解せねぇっつーか。
町山智浩言うところの「普通なんか、いい温度の奴なんか必要ね−んだよ!」
っていう。

「好きな映画は?」
「『ショーシャンクの空に』とかかな」(今20代後半の人間は高い確立でこう答えます)
うっせーよ!!!みたいな。


ネットの無い、足のじん帯痛めてて休日はあんま動けないっていう現状だと観るけどね。で、結構面白いんだけどね。
うーん、面白かったんだけどねぇ・・・私、1年後には忘れてますよたぶん。

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「CABIN」





DVDを借りるとやたらと宣伝が入っていたので、気になっていた1本。最近パソコンを買い換えて、大きい画面でDVDを観られるようになったから、派手そうな映画が観たかったしね。
宣伝が「いままでに無い!新しい!」みたいな感じだったが、そういうものは今の時代そうそうないもんで、宣伝を見た時点でもう、「あ、『SCREAM』と『CUBE』を合わせたみたいなやつかな?」と察しはついていたのだが、これがなかなかおもしろかった。
察しのとおり、基本はそのまんま「ホラー映画の定番の踏襲」と「それを操る未知の組織」なのだが、それを操り監視する組織のとぼけた日常みたいなのと交互に映し出され、ちょっとそのパロディである『SCARY MOVIE』っぽくもあるな、と思っていたところに、モンスターやお化けやゾンビが総動員され、『GANTZ』バリに血みどろパニックになるところまでいき切ったところでもう笑うしかないっていう。
これがチープになっちゃうと本当にただのパロディなのだが、本気でお金かけて作っているので否応無く惹きつけられて終わりまで見せられてしまうクオリティだ。
とにかく次から次へと足し算足し算で畳み掛けていき、「あ、思ってたよりいき切っててる上にクオリティ高ぇ!」という最初のインパクトのみで最後まで持っていくので、もう1回観たいか、と言われると全然なのだが、観たことない人には「1回目はおもしろいから是非観たほうがいい、レンタルで」と言いたくなる映画でした。

日本の描写がかなりまともだというのもよかったな。いろんな国で同じような実験をしていて、「どこも失敗で、あとは日本とアメリカだけだ。いつもそうだな」みたいな感じで日本が映し出されるのだが、どうも小学校の教室で同世代の女の子らしいお化けが出て一時パニックになるのだが、みんなの力で成仏させ、その魂はいまカエルに宿りました。という結末で、「誰も死なねぇよ!クソ!失敗だ!」となるのだが、実に日本的なお化け感を理解していて驚いた。出てくる人物がちゃんと全員日本人に見えるし、日本語もネイティブ。エクソシズムって感じじゃなく、少女が手を繋いでお遊戯みたいに歌って終わりっていうこの日本っぽい感じって、本当に感心したな。今まで映画で描かれた中でもそうとうな理解のされ方でしょ、これ。

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「ロック・オブ・エイジズ」





懐メロを使ったミュージカル。
というのがちょっと前に流行った。ABBAの『マンマ・ミーヤ』とかビートルズの『アクロス・ザ・ユニバース』とか。
懐メロって事じゃなくても、ちょっとよさげなオリジナルのロック/ポップス曲が、ということなら『ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ』や『ブラザー・オブ・ザ・ヘッド』、『RENT』とか。
私ミュージカル、というか舞台演劇ってものが苦手、というか疎くてですね・・・だって、もう生まれたときにカラーテレビあったもん!という開き直りをしてみたり。というか、クラシックなんか特にそうだけど、生演奏や生歌、生演技ってお金持ってないと観れないもんね。ロックのライブはそりゃ行くけどさ、なんちゃらホールでクラシックのコンサートを、オペラを、ってのはお上品過ぎて中々ね。男だから宝塚って感じでもないし、ミュージカルってのもなんか独特だよね、客層が。友達がいたから観に行ったけど、逆に小劇団って、観てて居たたまれない気持ちになるのもあるしね・・・。それでもまだ、親戚が舞台美術の仕事してる事もあって、自分の世代にしては観てる方なのかな?とは思うけど。

というわけで、なかなかミュージカルのDVDって手に取らないけど、「ミュージカルを映画化」ということなら割と観ている・・・ということが、『RENT』のTシャツを着ていた同僚との会話でわかった私。そしてその同僚に進められたのがこの映画。
「90年代って俺にはまだ最近って感じだもん。あはは」と言う同僚が進めてくれたことからも想像がついたが、もろ80年代。
最近、『レックレス・ロード メイキング・オブ・アペタイト』というガンズの本や、BURRRN!の『LAメタルの真実』をよく読んでることもあって、モロにその世界が描かれている映画だったので、ちょうどよかった。
ただ、結局86年生まれの私はモロ世代ってわけじゃないので、ある程度冷静に、「おっさん向けなのに結局よくある若者の上京(ハリウッドだけど)青春物語か」とか、「なんかミュージカルって『潰れかけたなんとかを救え』みたいなの多いな」とか思って、「やりたいことはわかるし、よく出来てるけどそんなに・・・」と思いつつ観ていたら、トム・クルーズでコーヒー噴き出すくらい笑うっていう。
アクセル・ローズとアンソニー・キーディスとWWEのレスラーを合わせたみたいなキャラに加え、マイケルみたいに小猿を連れているっていう・・・そしてあのトム・クルーズのネタにされる時特有のアホみたいなオーバーな演技が合わさって「そんな奴はおらんがな〜」の域。
あまりにカリカチュアライズされたロック像にウンザリしたジューダス・プリーストが降りた『ロック・スター』(ちなみにマネージャー役が、この映画ではライブハウスの店長)とコメディ映画である『スパイナルタップ』の間くらいな感じかな。
お話自体はどうって事ない、よくある青春ものなんだけど、曲の使い方は凄くよくて、80年代のロックの名曲と、脚本に沿った歌詞をもつその名曲に似たオリジナルソングを混ぜるという、高等テクニックを使っていて、それはとても感心した。・・・で合ってるよね?同僚は「80年代の名曲のマッシュアップ」って言うんだけど、常に片方は知ってて、片方は知らない(そして歌詞が話の筋に合いすぎてる、曲が都合よく似すぎてる)と言う事で、私はそう判断したんだけど・・・間違ってたらすいません。
普段はあんまり聴かないけどさ、やっりぱ合唱できるような名曲っていいなって思うね。バーンと『I Love Rock N' Roll』とか『We Are Gonna Take It』とかが流れるのは理屈抜きに気持ちいいもん。今でも野球の応援とかで使われてるもんなぁ、うーん、素晴らしい。

映像特典のDef Leperdのライブもよかったね。久々にCD引っ張り出してきちゃったよ。やっぱいいわ。今でもストリップクラブの定番曲は『Poor some suger on me』っていうの、ロックバンドとして最高の栄誉だよな。

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「16歳の合衆国」





昔、レンタルビデオ屋に行くと、まっすぐ「ミニシアター」と書かれたコーナーに行っていた嫌なガキ時代に見た1本をもう一度観た。
なんだか、若者がブチブチ言ってウダウダしてるの映画が観たくて探したのだが、『パラノイドパーク』も『BULLY』も『KIDS』も見当たらず、「じゃあこれでいっか。ろくに内容を覚えてないって事はたぶんあんまり面白くなかったんだろうけど」と思いつつレンタル。
まぁそういう気分でわざとそういう映画を選んでるんだから、それなりに楽しんで最後まで観たんだけど、ガキのころとずいぶん違う感想だろうな、と思った。
こういうような映画はそのころ結構あって、まぁ酒鬼薔薇事件やコロンバイン高校銃乱射事件をはじめ、少年法でしか裁けない年齢の子供による事件というのが目立った頃で、「キレる14歳(とか17歳とか)」みたいにスキャンダラスに扱われてたんで、それに対応して映画でもそういう類のものが作られ、『エレファント』『ZERO DAY』なんかが話題になった。日本でも若松孝二が作ってたかな、たしか。
そういうような中では地味な1本だね。彼女の弟の障がい児を刺殺、というのが特異な点といえばそうかな。

いやー、昔は多少は感情移入して観てたと思うんだけど、今見るとただの独りよがりなアホなボンボンのガキにしか見えない。
おっさんになったってのもあるんだろうけど、やっぱりあんまりよく出来た映画でもないわな、これ。
なんか別にいろんな要素が繋がるようで繋がんないし、「世界は残酷だ」みたいなガキっぽい小賢しくて短絡的な思考の果てに、結局弱いものに向かっただけ、みたいな。
しかも「後悔してるんだ・・・」って、そりゃそうだろって話だし。
その時の気分には合ってたけど、ダラダラ寝っころがりながら「バッカでー・・・・」と思いながら観てただけでした。疲れてたから、面白くないくらいがちょうどよかったけどね。

あ、うっすら『アメリカン・パイ』シリーズのオストライカー役の俳優(マッチョなキアヌ・リーブスみたいな役者)がシリアスな演技してた、というのを覚えていて、やっぱり今回も「あ、オズだ」と思ったりしたな。そんな感じ。

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「スプリング・ブレイカーズ」





「ハーモニー・コリンの最新作はTEENのアイドルたちが水着で大暴れ!」
みたいな宣伝が借りてきたDVDの新作情報に入ってて唖然としたのがついこないだ。
最近、自分の中でラリー・クラークの再ブームが来てるので、一緒に『KIDS』を作ったハーモ二ー・コリンが最近何してるのかなって思っていた矢先だった。『GUMMO』は名作だし、いまだにサントラも愛聴しているんだけど、あれ?今そんな事になってんの?っていう。
私本当にその辺は疎いんで、セレーナ・ゴメスってジャスティン・ビーバーの元彼女でしょ?ということ以外は一切わからないんですが、「たぶんみんなかわいくて若いから、人気なんだろう。そしてこの映画でただのティーンアイドル像から脱却や!みたいな」的な予想をしたりしなかったり。
まぁなんにせよ観てみるかっつって借りてきたんですけど、うーん・・・。とりあえず「なんか園子音みてぇ」って思った。バジェットを10分の1にしたら園子音の映画っぽくなるんじゃない?たぶん。そのあと「『渇き』って映画、観てないけどたぶんここからヒントを得たんだろうな」って思った。

その程度の感想でした。
いや、面白くなくはないけどさ、あまりにも自己模倣とアイドルの着エロ的な部分に頼ってやしないかい?ってさ。
カワイイ女子大生が春休みに遊び呆ける旅行の為に衝動的に強盗しました。上手くいったのでイビサ島みたいな南国で毎日パーティです、最新の(公開時のね)EDMにのせてみんなで半裸で踊って酒飲んでドラッグやりまくり、でもセックスはさせないわよ、ウフフフフ的な。
なんかねぇ、うまーくレイティングをかわしてる小賢しい感じがすごく嫌でね。そりゃアイドル出ててR指定って意味わかんないだろうけどさ、それじゃ普通のツマンナイ映画じゃん。

「世界一のソングライターの曲だ」っつってブリトニーの曲をピアノ弾いて合唱する感じとか、途中で1回捕まった時に保釈金払ってくれてその後行動を共にするドラッグディーラーがあっさり死ぬところとかは面白いんだけどね。でもわかっててやってるよね、ってなって冷めるんだよな。

カワイイ半裸のアイドルを最新の映像技術で撮ってくれたら、そりゃ観るし、もうそれだけで満足なんだけどさ。
映画としてはどうでもいい感じだったね。

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「エイリアン3」





エイリアン3です。1も2も観てません。いきなり3です。私の中でH.R.ギーガーといえばKORNのジョナサンのマイクスタンド。
それなのになんで観たか?理由はデヴィッド・フィンチャーが監督だから。

ネットを解約して、何をするかといえばやはり本を読んで映画を観るわけで。「ここ数年、劇映画をまともに観られない」と書いたと思うんだけど、要は時間に余裕がなかったんだね。そしてその余裕のなさの原因は、ついネットでニュースとか2chのまとめサイトを見ちゃうから、という至極アホらしい理由だったんですな。リアルタイムだし、いくらでも掘れるし、刺激的だからね・・・こう、1ヵ月半ネットのない生活をしてみるとそれがどれだけ異常だったかわかるわ。最近は音楽聴いて映画観て本読んでギター弾いてます、で、これ書いて。まぁ15年の生活に戻っただけなんだけどね。

で、基本的には金がないからネット解約したので、いつまでも映画借りまくるとかDVD買ってる訳にいかないんで、しばらくしたら持ってるDVDを順に観ていく感じになったんだけど、まぁそれも飽きて。
で、なんにも観る気がしないときはとりあえず『ファイト・クラブ』流してるって感じになって、毎日のように見るともなしに『ファイト・クラブ』再生して、いい加減違うのにするかっつって『セブン』に変えて、あー監督一緒じゃんっつって『ソーシャル・ネットワーク』と『ドラゴンタトゥーの女』も借りてきて観て、「これはどうもこの監督が好きらしいな俺は」ってなったんですよ。遅いけど。
でもまぁさ、いくら監督デビュー作で気になるっつったって『エイリアン3』じゃん?SF苦手な上に3じゃん?それちょっとキツイじゃん?1、2から観るのだるいじゃん?って1ヶ月ウダウダして、結局アマゾンで351円で買いました。これなら損した感じしないし、まぁデヴィッド・フィンチャーなら話わかんなくても映像はキレイだろうし、いいかって。

で、観たんですが、はじまってすぐは「あーやっぱ観なくてよかったかなー」と思ったんですね。映像的にやっぱ昔だなっていうか、いかにも「昔のSF」って感じがして。
結局、観るともなしにひたすら再生していても苦じゃないっていうのは映像がとてもキレイだったからなんですよ。それは凄惨な殺人現場であれ、おっさんの殴り合いであっても、
デヴィッド・フィンチャーの美学に一本筋が通ってるって言うか。他にはパゾリーニとかジョン・ウォターズとか好きなんですけどね、私。
なんかねぇ、この感じ苦手だわーって思いながらも観ていったんですが、これがなかなかエイリアンでてこないんですね。徐々にデヴィッド・フィンチャーらしい映像や台詞回しが出てきて、観るのが辛くなくなってきたんだけど、エイリアン出てこねぇなって思って。1と2観てないから比較できないんだけど、こんだけ出てこないと最初評判悪かったんじゃねぇかな?と思うくらい出てこない。
「フィンチャーの初監督作」として観てっから私は苦手なSF映画でも、ある程度興味を持続できるけど、イキナリこれだと辛いかもなって。まぁ3だけ見る人って少ないだろうからいいんだけど。
最後まで観て、面白かったは面白かったんだけど、「別にエイリアン出てこなくてもいいんじゃね?」っていう気分にはなったかな。
私はウルトラマンの話をしてる時に、実相寺監督の脚本の事ばかり褒める人を信用してないんだけど、それは「いやメインはウルトラマンであり怪獣じゃん。そこでしょまず」という話なのだ。それは「ウルトラマンかっけぇ」「いや、バルタンのが強ぇ」の後に来るものでしょ?っていう。岡田斗司夫が「昔頑なにアニメとかSFしか観なかったけど、『七人の侍』
観たら面白くてびっくりした」見たいな事言ってたけど、そりゃそうだよって話。
何が言いたいかというと、「エイリアンシリーズである必然性が無いよね」っていうこと。
面白くなくはないし、監督の非凡な才能はそこかしこに表れている。でも、「そらこのあと1回干されるわ」って思う作品。干された結果、おいしく頂けるようになったんだから結果オーライ。
だから珍味かな、この映画は。

これ以降のDVDには入ってる監督のオーディオコメンタリーがないのも不満かな。私あれ好きなんで。っていうか何回かに一回はそっちを流してたいし。
エイリアンシリーズのドキュメンタリーみたいな30分くらいの映像はよかったけどね。1、2観てない俺には特に。

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マーク・カンター/ジェイソン・ポラス(著) 小林真里(翻訳)  「レックレス・ロード RECKLESS ROAD」





音楽本って高い!特にこんなカラー写真満載なやつは特に!
というわけで、いつか古本で見つけたら買おう、と思っていた1冊。
やっと買ったのはいいのだが、辞書ばりに分厚く、いい紙質なので非常に重く、寝っころがって読むには腕がツラくて、
風呂に持ってくには思い入れと値段が・・・という感じで2ヶ月ほどほっといてしまった。
いい加減時間も出来たので(ネット解約しました。この文章をブログに載っける事にしても、更新出来るのは1ヵ月後くらいかな)、気合入れて読みました。
いやー、止まらないね。最高。
パラパラめくるだけでバンドの貴重な初期写真がどっさりなのがわかっていたのだが、オリメン揃ってから『apetite〜』製作っていう、一番エキサイティングな時期のドキュメントになっているこの本は、ジェットコースタームーヴィーばりに一気に楽しめました。
メンバーのやっていた前身バンドに出入りしていたメンバーからガンズが形作られていき、メンバーが揃い、カヴァー曲や没曲を経ておなじみの『Apetite〜』収録曲が徐々にセットリストに増えていき、それと同時に集客も増え、名前が轟いていき、ついに契約、アルバム製作、そして大団円ともいえるエアロスミスとディープ・パープルとのジャイアンツスタジアムでのライブに・・・(あの「Paradice city」のPVで観られるやつね)。
もうね、最初の数ページでキッズ時代のスラッシュを見てほのぼのしてたら、すぐにジェットコースターです。

著者はスラッシュの同級生で親友、まぁ軽くボンボン。親友の才能にいち早く気がついた彼はバンドの記録、収集を開始。そして、その才能は本当に世界随一のロックスターに・・・という。その情熱は度を越していて、ガンズ以前のスラッシュのアマチュアバンド時代から、ライブの写真、セットリスト、チケットの半券からなにから全部保存しているのだ。
ちょうど先月、今月のBURRRN!の連載「LAメタルの真実」でスティーブン・アドラーのインタビューが載っていたのだが、そこで彼が「(グラムっぽいイメージの時期を指して)『レックレス・ロード』の写真は自分じゃないみたいだ」というほどの極初期である。デビュー以前の資料がこれだけあるというのもなかなかないだろう。
15年以上ファンである私でさえも見たことない写真が山ほどあったので、写真を見てるだけでも面白いのだが、同時にめちゃくちゃマニアックな「early years」本でもあるわけで、トム・ズータウ、アラン・ニーブンとかヴィッキー・ハミルトンなどの業界人をはじめ、ミッシェル・ヤング(『My Michelle』の人ね)、クリス・ウェバー(Hollywood Roseのメンバー)なんかの周辺人物までに興味がない人にはインタビューの部分はちょっと退屈かも、とは思う。何年か前に出た半分ブートみたいなHollywood RoseのCDが楽しめた人は確実に楽しめるだろうけど。

これは暴露本ではもちろんなく、この先の混乱から分裂、そしてアクセルの長期の沈黙というスキャンダラスな面を描いたものでもない。ストリッパーやドラッグというのはごくごく典型的なロッカーのライフスタイルでしかない。しかもバンドを支えた元ストリッパーたちは皆口をそろえて「最高の時期だった」と振り返っている。
あくまでビジネスとは無縁なのどかな時代の、友達のアルバムを見せてもらっているような本だ。
なので見えない面ももちろんある。例えば、「UZI SUICIDE」なんてレーベルは存在せず、自主制作盤を出したのも、実はゲフィンのプロモーション戦略だった、というのは最近わかった事なのだが、そこは物凄くあっさりスルーされている。自主盤を作るなんてインディーバンドには大事で、金の工面からはじめてのレコーディングの苦労から語れることはたくさんあるはずなのに、『apetite〜』のプロデューサー探しの為のデモ製作の間にいつのまにか出来ていた事になっている。そして、バンド名の半分を持っていたが、袂を分かちライバルバンドのメンバーになったトレイシー・ガンズのコメントは不自然に少ない。
そこらへんはBURRRN!で連載中で、単行本も何冊か出ている「LAメタルの真実」も合わせて読むととても興味深い人間模様なのだが、まぁそれはさらにマニアックな世界なのでいいだろう。

この時期は本当にマジカルだよなぁ。『Use Your〜』に収録の有名曲もほぼこの時期に出来てるし。
しかし、中学くらいに夢中になったものって、本当に忘れないなぁ・・・。イジーのガールフレンドのストリッパーの名前なんて久々に思い出したよ。
いくつになっても、ロックスターって憧れの職業のひとつだよなぁ・・・もうとっくにダブルのライダースジャケットもレスポールスタンダードも売っちゃったよ。

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