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posted by fanblog

阿武誠二(SEIJI / GUITAR WOLF) 「昭和UFO」





ギターウルフ、セイジ、初の単行本。

というか、本出すと思わなかったので超ビックリした。

ギターウルフの大ファン、というわけではないが、ロックファンとして避けて通れるはずもない。今の時代にこんなに海外中のファンから求められているバンドというのも珍しいだろう。
格好から入るロッカーとしてコスプレの域を超え、体の一部と化した革パン革ジャン、そして人生もロックと一体化した稀有な存在。
久々にじっくり表紙の写真を見て、プロフィールで生年月日見てビックリ。なんにもかわらねーんだもの、俺がガキの頃に読んでた雑誌で見た時と。

ということで、初のエッセイ集、というかブログ本、というかあとがきの感じでは本人は「原稿依頼が来て書いている」という感じなので、おそらく、アナログな本人に代わって誰かがブログ、という形で連載していると思われる文章たち。

もうね、セイジさんそのもの。
というか本人のキャラが強すぎて、「セイジさんも子供の頃はこうだったのか・・・」とか逆に「セイジさん、ずっと変わってねぇ!」とか思うだけで、本が終わる。
そしてとんでもなく面白い。
最初のほうは子供時代の事だし、まだ硬い感じが否めないが、上京後くらいからは原稿を書きなれてきたのもあってか、もう本当におもしろい。
そもそも、曲のタイトルを並べるだけで人の興味をひきつけられるほどの言語感覚の持ち主な訳で、文章が面白くないわけがないのだが、いやー、ここまで面白いとはね。インタビューとかも面白いけど、文章でもここまで面白いとはやられた。
ロック、ギター、憧れのアメリカ一人旅、このままじゃイカンと原宿の服屋店員からガテン系に転職、そして最初のバンドの解散からギターウルフ、読みやすく、ほどよい長さのエッセイ集として構成されているので、一気に読んじゃいました。

久々に、新曲のPVも観たけど、変わってないねー、メンバーチェンジもあったし、時間も随分経ったけど。最高。



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Devin Townsend Project 「The Retinal Circus」





Devin Townsendの集大成的作品、と言っていいだろう。
ライブDVD、というか映像的、演劇的な要素も含め、おそらく規模的にも再演不可能であろう、採算度返しで「1回だけとにかくやりたいようにやらせて!」的な作品。

私はデヴィンの大ファン・・・とはいえ、VAI〜SYL〜OCEAN MACHINE〜パンキーブリュースター〜ソロくらいまでは間違いなく大ファンで聴き込んでいるのだけど、その後は中々どうしてそりが合わないと言うか・・・。
SYLのライブ盤以降の作品に「?」と思っているとDevin Townsend Project名義で出し始め、そこにもハマれず・・・という間に随分時間が経ってしまった。
ソロやOCEAN MACHINEも好きなので、ただただ攻撃的なメタルを求めているわけではないし、無理している感の出てきていたSYLの休止という選択も全然理解できるのだけど、どうもね。
とはいえ、SYLの唯一のライブDVDが音のバランスがいまひとつな上、ラストの「Far Beyond Metal」という名曲を客(しかも音痴)に歌わせるという暴挙に出てしまっていた為、1回観てすぐ売った経験のある自分にとっては、待ちに待ったライブDVDではある。

ということで、大ファンなアーティストの、限りなく自分の苦手ゾーンという微妙な感じを受けながら鑑賞。

うん、よくわからん。
いやね、面白いよ、観てるのは。元々、ライブ映像をずっと観てるのが苦手なので、演奏以外にもいろいろ映像とか、役者さんがなんかやってるとか、面白いと思うし、興味も持続する。
でもなー、っていう。
なんだっけ、なんかヒーローもののサントラって設定の作品のキャラとか出てきたりしても俺わかんないし、まぁ、映像でVAI先生登場はちょっと笑ったけど。
大ファンだってのもあるけど、これだけ多才でエキセントリックなキャラだし、苦手ながらも単純にずっと観てたいんだよね、デヴィンに関しては。ブートがいくらでもyoutubeにある時代だけどさ、オフィシャルリリースの良い映像でやっぱ欲しいのよ。

Devin Townsend Project名義をほぼ知らない自分も悪いんだけど、やっぱこの人基本がメタルというかロック、リフだったりループ系の素養だと思うのよ。ジャズだったり現代音楽だったりの下地のあるヴァイとかその師匠のフランク・ザッパみたいにはなかなかいかないなって、あらためてこのDVDで曲聴いて思ってしまった。
音をかっちり詰めるのが好きな人だから、サイケデリックにもなかなかいけないしね。アンビエント作品はけっこう良さそうなんだけど。
何よりバンドに見えないんだよねー、しょうがないけど。
やっぱSYLの曲でジェド・サイモンが出てくると「おおおっ!」てなるからさ、そこら辺だと思うんですよ。SYLは単純に暴れられるからってのもあるだろうけど、最前のメタラーの笑顔で頭振ってる感じね、それよ。
集大成なら、忙しいだろうけどジーン・ホグランにも叩いて欲しかったな、なんか否定的な発言も前にしてた気がするけど。

とかまぁ、あんまり素直に「これがデヴィン・ワールドの真骨頂だ!ヤッホイ!」とはなりませんでした。
洋盤だから演劇的な部分の細かいところがわからない、とかそういう問題じゃなく、やっぱ俺Devin Townsend Project名義合わないのかな・・・と思いました。

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ポール・リース(著)水島ぱぎい(翻訳)  「ロバート・プラント〜A LIFE〜」





面白くないはずがない、レジェンダリー・ロッカーのバイオグラフィー。

まぁ面白くないはずがないんですよ、この時代の大物ロッカーの話が。
とはいえ、この本が特殊なのは、全盛期のバンド時代が本の半分くらいでしかない事。
それは、ジョン・ボーナムの死によって、早々に歴史を閉じてしまったLed Zeppelinの事もあるし、同時にロバート・プラントは、最近グラミー賞を獲ったりして二度目の全盛期とも言えるという事もある。
よって、いわゆる大物ロッカー本にありがちな派手な全盛期エピソードや、ドラッグ漬けの日々、そこからの生還、みたいな話は無い。
ここはちょっとずるいな、というか「嘘吐け!」って思うのだけど、ジョン・ボーナムの乱暴エピソードや、ジミー・ペイジの乱痴気騒ぎについては書くが、自分に関しては距離を置いて、自分は社交的に楽しんでいたんだ、ドラッグはそりゃ嗜んだし、女性とはたくさん遊んだ、ロックバンドで、そのボーカルなんだから、くらいに抑えてるのだ。
まぁ、これは書いたもの勝ちだろう。

少年期〜音楽の目覚め、ローカルバンドからニューヤードバーズ(レッド・ツェッペリン)への抜擢、そして成功という話も勿論面白いのだが、その後の話も面白かった。
この本も、自分語りっぽい自伝ではなく、作家が書いた本なので読みやすいという事もあるのだけど、息子の死、そしてボーナムの死、バンドの解散、という状態にあって、自宅の牧場の納屋にスタジオを作り、そこで地元の友達とバンドを作って、カヴァーバンドとして地元のパブやカントリークラブで演奏を再開し、そこからマイペースに音楽を探求し、グラミーまで、というのはハードロックバンドのメンバーのその後としては最大級の成功だろう。
この本でも繰り返されるように、偏執的なまでにツェッペリンに固執しリーダーとして守ろうとし、そして再結成をしたがったペイジ(これも書いたもの勝ちな感じはあるが)に対し、それは過去のものとして本当に限定的な数度の再結成のみでツアーもせず、あくまで1カントリーシンガーとしてのツアー生活をしながら自分の音楽を探求したプラントには本当に驚かされる。

「後から考えてみれば・・・」とよく言われることだが、伝説のロックバンドの活動期間は驚くほど短かったりする。レッド・ツェッペリンは12年。でも、当然その後も人生は続いているのだ。
プラント、今67歳でしょ。まだまだ現役な感じするもんなぁ。

あとは、ペイジ/プラントのアルバム、プロデュースしてたのアルビニってのは超ビックリしたな。意外だった。ツェッペリン以降は聴いていないんだけど、これとグラミー獲ったやつ買ってみようっと。


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V.A. 「LEAD WEIGHT」





最近、というかここ数年BURRRN!がつまらない。
一回り年上のメタラー上司と「表紙20年前と変わってねぇじゃねーか」とか「コラム以外読むとこねーなー。最近のバンドわからねーし」とか文句言いながら読むものになりつつある。
当然文句言いながら毎月読んでるんだけどね。

ということで、「もう新しいバンド聴いても面白くないんで、NWOBHM聴きたいんすけど、なんかいいコンピないすか?」と聞いたところ、即、次の日に持ってきてくれた一品。
メタルに関する事だと異様に行動の早い上司に感謝。

NWOBHMというと、範囲が広すぎてなかなかどれから手を出していいかわからないのが正直なところ。当然、メイデンもデフ・レパードも聴いてます、大好きですよ。
でも、所謂アルバム1枚だけ、コンピだけ、7インチだけ、デモだけ、長らく廃盤状態が続いた伝説の・・・みたいなのは中々ね。ムーブメントの名前であって音楽性の名前じゃないから、期待と違うのを掴んじゃう事もあるだろうし。
そんなわけで、ガンズから入ってメタリカ経由ですぐデスメタル特急に乗ってしまった私にとっては中々降りられなかった駅なんですよ。

というわけで聴いたんですが、もう全部良い。
いきなりレイブンのレアトラック、次にヤニック・ガーズ有するwhite spirit、そしてVenomですよ。もうこの3連発でやられる。しかもその後に続く他も全部いいんです。

やっぱりNWOBHMの特殊で惹かれる部分が、この隙間のある感じと、リフで押す感じなんだけどコード感も残っているところなんだよな。ここが、その後には失われるところだからなぁ。隙間があるからこそ、ツインギターのハモりも映えるっていう。
ブリティッシュロックやパブロックの伝統もあるなかで、パンクも勃興してきたっていう時代背景がよくわかる音です。
ノレるし、疲れない。うわー、凄いオッサンみたいな事書いてる。オッサンだけど。

でもなんだかんだで一番好きなのはVenomとRavenっていう所で自分の好みも改めてよく解りました。

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