2014年12月31日
「ALL TOMORROW'S PARTIES」
オルタナティヴ・ミュージックの祭典であるオール・トゥモローズ・パーティーズのDVD。監督は前に記事を書いた「ターネーション」の監督であるジョナサン・カウエット。フェスの概要は、まぁググレばいいじゃない。
「ターネーション」と同じく、チャカチャカと切り替わり、新旧のいろんな(このフェスと関係の無いものも)映像が差し込まれる編集は正直邪魔くせーなぁ・・・と思ってしまった。この映像は10年間の集大成で、今まで撮り貯めた映像を編集したから、ってのもあるんだろうけど、にしてもというか、ならもっとその映像入れてくれよっていう。
よく言えばミュージックビデオ出身の映画監督みたいな感じだし、このフェスのフリーフォームさを表しているとも言えるんだけど、発売当時にボアダムスやSHELLACのライブ映像のみが目当てで観た時も、出演バンドのほとんどを理解した今になっても、どっちにしろ「もっと普通にライブ映像観たいなぁ・・・8ミリで撮りましたー、とかこういうアートっぽい編集いらんから・・・てかチャプター付けてよ」としか思えなかった。
フェス自体が素晴らしいロケーションだし、出演者もキュレーター役のバンドが選ぶっていう有機的な繋がりがあるし、ノースポンサーだし、そんなフェスに来る位だから当然いい客だし(変なのもいたけどね)、いいライブで、いい空気で、だから映像が美しかったりするのは当然っちゃ当然なわけで。
今観終わって、「はい、じゃあ印象に残った所は」ってなると、「あー、ボーナス映像のSHELLACとLIGHTNING BOLTのライブ映像いいっすよ」って感じになっちゃう。
でもそれも今となってはyoutubeでなんぼでも観れるしね。当時は「動くSHELLACやぁ!!!」ってなったんだけど。いや、ここに入ってる映像、クソカッコいいからSHELLAC好きなら買って全然損しないとは思うけど。
久々に改めて観ると、「おわっ!GZA出てるやん!へー、Portisheadが呼んだのか」とか発見はあったけどね。ダモ鈴木客として来てたんかい、とか。
ただまぁ本編における一番の感想は、このALL TOMORROW'S PARTIESの雰囲気が感じられますね、って事だし、やっぱりこういうフェスがあるってことは羨ましいし行きたいなぁとは思うけど、本当にそのくらいしか観想ないんだよね。
元々、個人的にはこういうヒッピーぽいのは苦手だったりするしね。RAW LIFEとかBurn To Shineの方が好きだし。ただ、開放的な場所で、大きい会場でってなるとこうなるんだろうなぁ。
ボーナスのライブ映像が素晴らしいけど、さほど長いわけでもなし、本編を繰り返し観たいような要素も無いので、借りれたら借りるくらいでいいんじゃないかなって感じです。
たしか前回観た時はレンタル屋で借りたと思うんだよな。
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