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リリー・フランキー 「エコラム」





お盆休みももう終わりです。
今までは暦どおりに休むなんて事は無かったのですが、今の職場になってからは祝日とかお正月休みとかあって、まぁ時給で働いてっから関係ねぇっちゃねぇな、とか思ったりしながらもゆっくりしているわけです。
ということで久々に4連休になんてなったのですが、いきなりやたら寝ちゃうからおかしいな、と思ったら体調悪いっていう。まぁ休み前のバイト終わってからその足で黄色い古本屋のはしごとかしてたらそりゃ疲れるわって話なんですが、にしてもよく寝るな、俺っていう。
寝すぎたら寝すぎたで気持ち悪いので、しばらくぼんやり布団の上で本を読んでいたんですが、偶然買ってきたこの本、マジこのシチュエーションにぴったりだったな、と感心しながら読んでました。

リリー・フランキーはずっと好きで、本もたぶん全部読んでいるのですが、「東京タワー」の大ヒットの後は極端に寡作になってしまった、というか「東京タワー」の後の次がこれで、5年ぶりらしい(といってももう4年前)。共著はあったと思うし、雑誌でインタビューを受けてたりはするが、自身が書いているものが単行本としてまとまっているとやはり嬉しい。
「東京タワー」も面白かったが、「誰も知らない名言集」は何度も買いなおすほど大好きで、「元気が無いから面白い本貸してくれ」と言われると、だいたいこれを貸すくらいの感じなので、久々にこういうコラムを集めた本が読めるのは本当に嬉しい。・・・と、いいつつ何年も出たの忘れていたが。
ということで、まぁおなじみの力が抜けていておもしろいスタイルのポパイ連載のコラムを数年分集めたもので、この前書いた電気グルーヴの「メロン牧場」とか、惜しくもなくなってしまったナンシー関(共著もありましたね)なんかが好きな人は好きであろう感じです。
ただ以前のものと違い、時々妙にシリアスになったままでおもしろに戻らないで終わる回とかもあり、時期的に「東京タワー」の大ヒットのせい(もしくは執筆中だったせい、もっといえば母の死の)でやっぱりちょっとおかしくなってたりしたのかな?と思わされるところがあり、以前のものと同等におもしろい、とは言えないが、やはりおもしろく、ヘラヘラ笑いながらもハッとさせられたりもする。
吉田豪の『サブカル・スーパースター鬱伝』でのインタビューなんかで読んだ感じだと、やっぱり歳とるとサブカルは難しいんだなぁ、とか思ったりするんですが、いや、でもこの人おもしろいからなぁ。俳優とかより、もっとこういうの読みたいんだよねぇ。

備忘録代わりに書きますが、ここらへん↓のインタビューとか発言集とかも定期的に読んじゃうくらい好きです。

http://www.loft-prj.co.jp/interview/0201/12.html
http://matome.naver.jp/odai/2133600967780620801

エコラム

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SLAYER 「Seasons in the Abyss」





スレイヤーの5thアルバム。
昔からファンだが歴史の長いバンドで、かつその長い歴史の中でも音楽性にほぼブレが無いので、意外と聴き逃していたアルバム。
最近しばらくヒップホップ漬けだったので、メタルが聴きたくなっていたところに中古で安く見つけたので購入。

問答無用の名作3rd「REIGN IN BLOOD」からの前作4th「South of Heaven」は「遅くなった、歌うようになった」と批判されたが私は好きな作品で、単純に好きな曲が入っているということもあるのだが、後のへヴィネス志向のバンドにも影響を与えたであろう作品だと思っている。当時は”重さ”や”激しさ”というモノの基準がスピードに寄っており、その為にヘヴィーメタル×ハードコアパンクでスラッシュメタルという音楽が生まれたわけだけど、それを「REIGN IN BLOOD」で極めてしまった後、新しく”禍々しさ”と”構成の妙による抑揚の付け方で起こる緊張感”という価値観を提示したと思うのだ。まぁもちろん、ジャズロックとか、というかモロにブラックサバスとかは勿論あるわけだけど、シアトリカルなパフォーマンスなどのイメージ戦略に行くのではなく(逆に初期スレイヤーはやってたけどね)、それを音楽と歌詞世界により直接的にぶち込んだ、なんというか、”最後にちょっといい事するカッコいい悪役”から”重火器を持ったクレイジーガイ”へ、みたいな感じ。
というわけで、いわゆるスラッシュメタル=速い、というわけでは無くなった後の作品。
が、いきなり1曲目からフルスロットルで爆走する「War Ensemble」に飛ばされる。もう、何でこんなにカッコいいんでしょうか?さんざんデスメタルでもゴアグラインドでもDjentでも山ほど聴いているのに、なんでこんなにイントロから意識を持ってかれるんでしょうか?もう、久々に暴れたいですよ。
他に、いまでもライブでよく演奏されるのは「Dead Skin Mask」かな、「Spirit in Black」「Hallowed Point」も聴いた事ある気がするけど。
上記したようにスピード一辺倒ではなく、ミドルでもスローでもいけるようになり、なおかつ紛れも無く徹頭徹尾スレイヤーでしかないのはさすがの一言。
そしてなんといってもデイヴ・ロンバードのドラムがキレッキレ。初期からずば抜けて巧く、驚くほど完成されたスラッシュメタルドラマーだった”Godfather of Double Drums”なのだが、このアルバムはいちいちオカズがカッコいい。曲中にミッドテンポ〜スローテンポが頻繁に挿入されるようになり、ストップ&ゴーな展開も増えたから余計目立つのか、ドラムに耳を奪われる。このアルバムの後に脱退してしまうのだが、その後に続くような実験的な精神が絶妙にブレンドされた結果かもしれないなぁ。「Hallowed Point」とかドラム超カッコいい。
あとは2、3曲、アラヤじゃないボーカルが急にエフェクト的に被せてある所があって、誰もコーラスをしないスレイヤーとしては珍しい試みかな、と。意外すぎて最初に聴いた時は周りをキョロキョロしちゃいましたが。

今回買ったのは輸入盤かつ再発でもない古いCDなのだが、やっぱり俺は半端なボーナストラックとかいらねぇわ。この方がリピートして聴く気になる。ただ音がちょっと荒い気がするんだよな、ギターサウンドとか、音のバランスとか。そこはリマスターのがいいのかな?とか思ったりしますが。

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Cave In 「Perfect Pitch Black」





Cave Inの4thアルバム。2005年ですか・・・という事は何年前であの時は〜とか書くのはもう止めましょう、不毛です。
このバンドの代表作といわれる、前作でありメジャーデビュー作の「ANTENNA」での成功にも関わらず、メジャーでの活動に疑問を感じ、インディーレーベルに戻っての作品。
まぁ私は元メタラーでありハードコアパンクスなので、Cave Inっつったら「Until Your Heart Stops」でしょ!ふぅっ!一曲目のイントロからもろスレイヤーのフレーズ!って感じなのですが、世間的には(まぁ評論家的には、か)「その後も進化を続け」みたいな感じで「ANTENNA」が推される事が多いんですな。まぁ聴きやすいしね。
「Until Your Heart Stops」はけっこう聴いていた気がするのですが、「ANTENNA」は買ったもののすぐ売ったような気がします。確かに悪くは無いんですが、私は元々シューゲイザーとかサイケとかノイズとか好きなんで、そういうモノとして聴くと捻りが足りない気がして、「そんなに褒めるほどかな?」と思ってしまったのだ。

さて、そこでこの作品です。「ANTENNA」以降は追っていなかったので、久々にこのバンド名を見て、帯の文言を読んで、あ、これ結構いいんじゃないの?なんて思って買って帰ったんですが、これ、いいですね。
「ANTENNA」以来のポストロック路線ではあるのですが、今回は「CAVE IN史上最も醜くて怒りに満ちた作品」ということで、初期の風味が存分に戻っています。
初期はカオティックハードコアとはいわれていたものの、実はそこにあった材料は意外とシンプルにメタル/ハードコアでノイズなどは風味程度に付け加えたようにしか聴こえず、構成より勢い重視の荒々しく性急なリフの切り替えによってそれっぽくは聴こえるが、比較対象としてよく出されるCONVERGEやTHE DILLINGER ESCAPE PLANよりはずっと聴きやすく、むしろvision of disorderの「imprint」なんかに近い感触だと思うのです。
そこからポストロック路線に一度行った事で、整理された構成と緻密で多様なサウンドを手に入れ、それらをミックスさせた今作は、とても上手く抑揚が付けられているし、静かでアンビエントっぽいサウンドが続いても飽きさせない心地よさがあります。
例えるなら、ポストロック方面に行ったブラックメタルのAlcestとか、へヴィーさよりサイケな方面に行ったドゥームロックとかを思い出すようなサウンドになっています。
この絶妙な配分とバランスっていうのはなかなか上手くいかないモンで、ちょっと意外にいいんじゃの!これ!と1人で興奮してしまった。

検索してみるとこのアルバムの後に活動停止、ということで、まぁ、そうなっちゃうよねぇ、という感じではあるのだが、3年位前に復活アルバムとか出てるらしい。チェックしてみよう。
いやぁ、これはいい拾い物だったなぁ。こういう出会いがあるから実店舗でブラブラするの好きなんだよねぇ。

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NAS 「STILLMATIC」





NASの、ソロとしては5枚目のアルバム。
ちなみに唯一自分で持っているアルバムなのですが、これはまだメタラーだった時に買ったもの。
まだガキだったその時期はお金が無くて、テレビでタダで観られる伊藤政則のROCK CITYとNHKのBS2でたまにやる音楽番組をマメに録画していたんですが、そこでやってたMTV Video Music Awardsの2002(かな?)で初めて「One Mic」をパフォームするナズを観て衝撃を受けたのだ。
2002年というと、12年前。私が16歳か・・・。
その時はちょうどキングギドラも再結成してテレビに出たりしていた頃か。さすがに初めてヒップホップを聴いた中学生くらいの頃から結構経っていたので、「初めてラップというものを観た」というわけではなかったのだが、とにかく惹きつけられた事は覚えている。
当然ほとんど歌詞は聴き取れなかったわけだけど、「ヒップホップってこんなにエモーショナルな表現が出来るのか」という衝撃だったと思う。その時期は単純に怒りの表現に気がいっていたし、なにより最初に興味を持ったのがN.W.A.なので、ヒップホップってそういうものだと思ってたのだ。クルーがいて、暴力的で、って。
それなのにNASが舞台に1人で出てきて「One Mic」をパフォームし、その後に「ヒップホップ界には平和が必要だ」と訴えるのだ(最後にJa RuleとAshantiも出てくるけどね)。
とりあえず、この「One Mic」ってのが入ったアルバムを買おう、それも日本盤で、と思っての購入だったと思う。

はい、ということで、思いっきり思い入れのあるアルバムです。
なので評価甘くなってるんだろうなぁ、とも思うのですが、これは名盤までいかなくても、かなりの良盤ではあると思うんだよなぁ。名盤「illmatic」を彷彿とさせるアルバムタイトルと、やっと顔芸をやめてくれ、これ誰かラッパーが言ってたと思うんだけど”最高なベロアのセットアップを着た”ジャケもカッコいいし。
燦然と輝く名盤1st、そして悪くはないものの私の印象としては背伸びしすぎた2ndと力みすぎた3rd、さすがに緩めすぎた4th。
最近、B君(同僚のハタチのB−BOY)にまとめてJAY−Zを借りたのでよりその印象が強いのだが、時代や環境に合わせて柔軟にスタイルを変えながらもキング然とし続けているJAY−Zに比べ、良くも悪くも「ラップ馬鹿」というか、刑務所入ったり、アパレルに手を出したりせず、NASはラップという一点のみを追求している感じがするのだ。
それ故に、最初に名盤を作ってしまったせいで喰らう様々な苦しみをまともに受けすぎて、傍から見ると若干迷走しているようにも見えていたと思うのだが、ここに来て、やっと焦点が絞れたように思う。
それは、今までが「illmatic2」を求める「マス(大衆)」に対する抽象的な戦いだったのに比べ、今作ではJAY−ZやCormegaなどとのトラブルが続き、戦うべき対象がハッキリしていたからだと思うのだ。
当然ながら天才ラッパーである上にアーティストとしての経験も積んできて、しかもこの時期ながらの緊張感があり、対象のはっきりとした怒りがあり、そして怒りだけではなく哀しみや痛みや孤独感など様々な感情の詰まった「One Mic」や「Rule」がある。
ボーナストラックを抜いた13曲の中に、これといって捨て曲も見当たらないし、「stillmatic」「Ether」「2nd childhood」「One Mic」「Destroy & Rebuild」、「Rule」などは素晴らしいと思う。
「Rule」のTears For Fearsの「Everybody Wants To Rule The World」の使い方も、以前のStingの時の様な違和感が無く、さすがの進化だなぁと思わされる。

うーん、個人的にはやっぱり名盤かな。
最後にVMAの時の動画貼っときます。しかもBSで見たときの字幕付きのやつ見つけた。



Stillmatic

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KOHH 「MONOCHROME」





KOHHの「セカンドアルバム」。
何故カッコで囲んだかというと、発売されたアルバムとしては初なのだが、実は既にファーストアルバムを作り終えていて、その発売前に出すEPとして企画されたものが膨らんだのでアルバムとして先に出した、という形らしいからだ。
まぁ詳しくはインタビューを↓
http://musicshelf.jp/pickup/id10725/
http://amebreak.ameba.jp/interview/2014/08/005016.html

というわけで、複雑ではあるのだがKOHHの2ndアルバム。
最初に知ったのはご多分に漏れず、当時小学生の弟がラップし、PVまで作られたLIL KOHHの「YOUNG FOREVER」がきっかけ。そこから「MY LAST HEART BREAK」で、おっ、と。これはチェックしとかないとな、って感じになった。若干22歳という年齢ながら貫禄のある落ち着いたフロウと、今までに聴いた事のないくらいストレートに猥褻な歌詞で、明らかに日本語ラップ界にニューキャラクターが誕生した瞬間だったと思う。
しかしながら、その時点ではどちらかというとトラックの方が興味深かったのも事実。絶対にオフィシャルでは発売できないであろう宇多田ヒカル使いのトラックなのだが、あの特徴的なブレスをよく捉えているサンプリングで素晴らしかったし、いわゆる「大ネタ使い」っていうのを初めて日本語ラップでリアルに感じた瞬間でかなり興奮したのだ。
これが広く聴かれれば、日本人が一発でサンプリングってモノを理解するのに!と悔しくなるような出来で、キャラクターは面白いと思ったものの、まだ「今後面白くなりそうだからチェックしとこう」くらいの感じ。
「YELLOW T△PE」は買ったものの、その評価はあまり変わらずだったのだが、実は今のところ1番好きな曲というのがこの時に出てきている。「Far Away」だ。
これがまためんどくさいのだが、たしか私はZAKAIで買ったのだが、特典CD-Rに入ってるなんですな。というかこの特典のCD-Rに入った2曲が1番気に入ってしまってこっちをずっとリピートしてたんですな。
どうも他でも、少なくとも「Far Away」は特典として聴けるっぽいのだが、またしても「いやいや、こっちだよー!!絶対こっち推したほうがいいよー!!なんで特典のみなんだよー!!」なんてもどかしく思ってたのです。
そして「JUNJI TAKADA」でブレイク。「iPhone 5」「HELLO KITTY」とかどの順番か忘れましたが、とにかくこの後しばらくの方向性が明確に見えた時期。「FAMILY」「Far Away」などが好きだった自分にはちょっと寂しく。「YELLOW T△PE 2」は大ヒット。
いや、好きよ、ここら辺も勿論。「JUNJI TAKADA」はまたしても日本では初めて特定の人物を曲にしたと思うしね。企画モノっぽくもなくやったのは初めてじゃないかな?「like a(まるで)〜」みたいな言い回しはあっても1曲ってのはね。いや超面白いよ?超聴いてた。でもさ、俺はさぁ・・・っていう。
そこからフィーチャリングに引っ張りだこになってるのは凄かったし、どこでもちゃんと傷跡を残していく様は見ていて痛快だった。concrete green、Zeebra、ANARCHY、AKLO、T.O.P.、DJ KEN WATANABE、DJ SOULJAH他、全部良かった。でも、ある種キャラクターを決められ過ぎてる気がしてたのも事実。
元々、シリアスな部分をもっと聴きたいと思ってたからなんだけど、こういう感じで受け入れられちゃったらしばらく無理かなぁ、とか思ってました。

で、このアルバム。
はいきた。シリアス路線。待ってました!
アルバム出るんだー、でもどうせ・・・と思いながらPVを観たのですが、まず「Fuck Swag」ってタイトルで、ビックリ。いや、散々SWAGSWAG言ってる人達の客演してたやん、と思って聴いたら、こうきたか、と。でもまだわからん、と思いながらインタビュー読んで、「貧乏なんて気にしない」のPV観て、・・・もう特典CD-Rの未発表曲も気になるけど、我慢できなくて近所のタワレコ走ったね。
いやー、買ってから結構な回数聴いてるけど、いいわ。求めてたものがこうドンと出てきて嬉しい限り。Kダブに影響を受けてるってインタビューで言っているけど、俺も大好きなKdubの「理由」に近いものを感じるわ、確かに。
チャラいイメージでなければ、生い立ちみたいな所を言われる事も多いし、VICEでの特集もそんな感じだったけど、ANARCHYの「成り上がってやる」って言うのとも違う、例えば
「貧乏なんて気にしない」の
”働いて稼いだ金を自由に使って買いたいものを買ったら誰かにあげたい 貰ったらお返しをするズルい損得はいらない”
「やるだけ」の
”やりたいことやるだけなんて無理なんだよ そう思ってたらそうなるし無理なんだよ あんたも あんたも 一緒に頑張ろう ”
「 I’m Dreamin’」
”やっぱり地位名誉金欲しいよ キレイごとは嫌いじゃないからしてる(不明。いい子、かな?) もし俺が金持ちになっても誰かは貧乏 自分ひとりだけじゃなくて いろんな人達 幸せになるのが理想”
など、歌詞カードが付いてないから聴き取りだけど、そんな所に滲み出る人の良さ。というか、まぁ青さとも言えるんだけど、惹かれるんだよなぁ。
難しい表現は一切ないし、直接的なんだけど、これを「中二病」とかいう奴はZEEBRAに怒られればいい。宇多丸でいえば”要は超エラそうなほどいいんだろ?”って話だ。
厳しい事をいえば、やっぱりまだ曲のクオリティにバラつきがある気もするが、初期の般若と同じく「適当適当」と言いながら、毎日1曲は録るような勤勉っぷりなので、まだ習作として考えてもおかしくないんじゃないかな?
それにしてはクオリティが高いんで、このアルバムも凄く好きなんですけどね。
こんだけ客演して、アルバムまで出てるのに、まだ次を期待してしまうラッパーって本当に久しぶりなんだよなぁ。凄いわ。

般若、ANARCHYのニューアルバムでの客演は未聴なんだけど、どうもシリアス路線っぽいんだよな。うーん、聴きてぇ・・・金無いから来月かな。

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お中元





クソ暑うございます。寝苦しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私たち家族は皆とても元気にしております。
まだまだ暑さ厳しい折ですので、 皆様方におかれましては、くれぐれもご自愛ください 。

的な。

まぁ私みたいないい歳こいてフリーターなんかやってる輩にお中元をくれる人なんていない訳ですが、珍しく貰いました。
140805_2348~01.jpg
ナイフ
(実話)

えーと、話は婆ちゃんからお中元でビール貰った事からはじまりまして。いくら私でも身内からくらいはお中元は届くのですが、私はここ数年お酒ひかえてまして。ましてや家飲みなんてまずしないので、困ったなぁ、料理に使うっつうのもなぁ、なんて思ってたのですが、よくCDの貸し借りをしている(現在も17枚借りてます)同僚のハタチのB−BOY(以下B君)が酒好きだったのを思い出しまして、じゃあ貰ってもらおうかな、と。
「B君ビール好きっしょー、あげるよー。まだ箱も開けてないし。嫌々俺が飲むより、酒好きな人に飲んでもらったほうがいいと思うしー」
なんつって、住所教えてもらって送ったんですが、思いのほか喜んでくれまして。
「絶対なんかお返しします!」
と言ってくれたのですが、俺としては山ほどCD借りてるし、「好きな人に飲んでもらったほうがいい」というのも本音なので、
「いいよー、年下なんだから貰っといてよ。むしろ貰ってもらった感じだし」
と言っていたのですが、頑として譲らず。
「ダメッす。俺はこういうのはちゃんとするんす。えーと、市平さん酒煙草は辞めたんすよね、うーん、プロテインとかアルギニンは筋トレ強制してるみたいだし、他になんか、うーん・・・・・・」
と、元空手家らしい不思議な悩み方をしていたので、
「いや、マジでいいって。わかった、貯めといて。そのうちなんかもらうよ」
と言っておいて、そのまま忘れてました。

そして昨日。
「市平さん!決めましたよ!お返し!」
といって袋を差し出すB君。
「おおー、いいのに。ありがとう。何?」
と袋の中身を見る俺。
「考えたんすけど、身につけるもので、長く使えるものって事で・・・」
「うんうん(財布とかキーケースかな?でも彼女でもあるまいし、それはないか・・・)」
「ナイフです(・∀・)」
「えぇぇ!(οдО;)」

「俺、ナイフ身につけてねーよー」と笑うと、当然のように作業着の袖とティンバーのブーツの踝部分からナイフを2本取り出すB君。曰く、
「ブーツとナイフとZIPPOは必需品ですよ!あと市平さんのやつ、俺のよりハイテクで、LEDライト内蔵ですよ!」と笑顔。

うーん、意外だけどめちゃめちゃ嬉しい。さすがというかなんというか、思いもよらない角度からのお中元でした。
ありがとうB君。

「本当はもっとでかいサバイバルナイフで、棒にくくり付けると槍みたいに使えるやつも考えたんですけどね」
「うん、さすがにそこは考え直してくれた事を神に感謝だ」
「いや、いきなり拉致られて、気がついたらジャングルだったらどうします?それなら野生の豚とか獲って食えますよ?」
「そんな危ない生活してねーよ」
安心の手の平サイズです。
140805_2349~01.jpg

「職質とか大丈夫?」
「はい、ブーツの踝んとこ入れとけば」
「うん、やっぱり隠すのね」
・・・もう少し涼しくなったらティンバーのブーツ買うかな。

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