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沖田×華 「透明なゆりかご  産婦人科医院看護師見習い日記」1〜3巻





なんかそのまま勢いがついて買ってしまった、沖田×華作品。

しかしコレがまた良い。
何度か書いた通り、凡百の「エッセイコミック作家」とは一線を画す人生と才能のある人だとは思っていたのだけど、コレはかなりそれがはっきり出ているのではないだろうか。

一連の作品を読んで、幼少の頃からの自分の病気や職歴を切り売りしているだけ、と思う人もいると思う。
実際、90年代には風俗嬢やAV女優本人が書いた本などがやたら出てたし、職場の内幕ものなんていうのは今でも『本当にあった〜な話』的なコンビニコミックで毎月出ている。
そりゃ、八百屋より風俗や病院の方がディープな話が出てくるだろう、とは当然思う。しかも看護婦保育士介護士なんていう汚物を片付けたりしなきゃいけない(そして想像されるより給料の安い)仕事というのは意外とエロ業界に繋がってたりはするので、実は珍しい経歴ではない。

しかし、そこではないのだ。この漫画でハッキリしたのは、創作している部分の面白さ、才能、という事。
たしかに漫画家になるためにいるような「ネタだらけ女」ではあるのだけど、あったことをそのまま書いてどうにかなる世界ではないわけで。

今まで読んだものでは、実際の自分の生活や身内の事が多かったので、「そのまま書いてる感」があったのだけど、今回はあくまでバイト先の病院の事な上、まだ看護婦になっていない学生時代の話なので、当然想像して書かなければいけない所が多かったはずなのだ。17年前の学生時代のバイトの記憶なのだし。

そう考えると、いわゆる「エッセイコミック」なら売りになる、知らない人にはショッキングであったりする堕胎の描写やその後の処理、使われる専門用語などを除いた、いわゆるドラマ部分の、例えば「患者さんが家でこういう話し合いをご家族でされたであろう」みたいな所は創作なわけだ。
で、そこがね、凄く良い。

今考えてみれば、「ネタだらけの人生」であれ、漫画にする上では全てそういう過程を経てきているわけで、当然といえば当然なのだが、今回はストレートにその部分での才能が理解できた。

安易に西原理恵子と卯月妙子の中間、とか言うと絶対に違う感じなのだけど、でもまぁその2人の作品が好きなら好きなんじゃないかな?
うん、面白いです。

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ヤマザキマリ 「それではさっそくBuonappetito!」





エッセイコミックきっかけで他の普通の漫画も読むようになった漫画家の1人。

「なんだかんだ言ってエッセイコミック好きなんじゃん」

という感じだが、うん、好き。
明日は休み、って日に、ジュース持ち込んでお風呂にゆっくり浸かりながら、実話ナックルズとかエッセイコミックを読んで「まぁあんまり俺に関係ねーけどー・・・」とボンヤリするのがリラックスタイムなのだ。

ということでヤマザキマリ。なんだっけ、温泉の漫画?アレの人として有名。思い出せない。

なんかね、エッセイコミックもそうなんだけど、料理漫画も好きだったりするんですよ。
自分があんまり食事に興味ないんでねー。特に格闘技はじめてからはもう「まずたんぱく質、あと野菜」くらいの事しか考えてない。
だから、「まぁあんまり俺に関係ねーけどー・・・」と。

でもなんかさ、もう美味しそうなんだか美味しくなさそうなんだか・・・っていう料理漫画けっこうあるよね。それが長期連載だったり。
そんな中で、まぁ料理漫画じゃないんだけど、よしながふみの『愛がなくても喰っていけます』とか、エッセイコミック的で、美味しそうな絵のやつがけっこう好きで。
美味しそうな絵って凄いよね。宮崎駿まで出さなくてもさ、うん。ハイジの白パンね。

別に作ってみるわけでも、紹介されてるお店に行ってみるわけでもないんだけど、なんかけっこう読み返してたり。
上手そうな料理の絵と、まぁ、美味そうに喰ってる人の絵が好きなんかね。

そんな1冊です。
著者が海外在住歴が長いので、そこが特徴でもあるかな。いろんな国の料理と、日本食恋しさ。
旦那さんがイタリア人なので、イタリアの事が多いかな。チーズ、オリーブオイル、そしてヌテッラと。

初版が2008年だから8年前か。全然普通に読めるな。こういうのは意外と長く読めるんだよねー。
今更定価では買わないけど。というかもう売ってないか、新品。

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菊地成孔 「あなたの前の彼女だって、むかしはヒョードルだのミルコだの言っていた筈だ」





菊地成孔の格闘技本第2弾。
今度は『kamipro』でのインタビュー集。なんか別に連載じゃないのに毎回載ってるっていう。
私もいくつか読んでました。

前作のコンセプチュアルな作りや、放言だったり原稿然とした文章ではなく、今作はインタビューや対談だ。前作に比べてとっても楽に読める。

「解凍」したものの、どんどん格闘技は下火になり、今ちゃんと観てるのはTHE OUTSIDERとUFCくらい、というけっこうありがちな感じ(俺もだし、ジムの体験入会の人もけっこうそう言う)になった菊地成孔がいつもの通りの感じで虚実妄想ハッタリ分析混じりで語り飛ばすって感じ。
もうね、表紙にギッシリ書かれた文字読んだら、もうそのものです。
表紙読んで気になったら面白く読めるよ、うん。

あと意外と、ネタが無くなったのかなんなのか、テーマがツイッター論とか90年代論とかの回もあって、格闘技関係ないところもあったりしてそこがむしろ興味深かったり。

なんだろう、「おもしれー!」って一気に読んで、そのまま古本屋な感じ。
いや、超面白かったっすよ、でもね、それでいい感じ。基本は「この前の大会どうでした?」って話しだし。

まぁでも、こんなんよう毎月やってたわ。この後『KAMINOGE』にもよく出てたし。


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菊地成孔 「サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍 ~僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった~」





再読。
とはいえ、以前読んだときは格闘技には詳しくなかったので、何がなにやら・・・文章は相変わらず魅力的だった記憶はあるけど。

あの頃から数年・・・現在は趣味、格闘技(やる方。キックボクシング/ムエタイ、ブラジリアン柔術)でございます。
という事で、今なら大分わかるな、と思いつつ再読。

当時ネットに書いていたものと、その後依頼を受けて観戦し、書いた原稿。
という2つが並んでいる。そしてその2つの間には5年間格闘技を観なかった期間があるという。

そのコンセプトも面白いのだけど、やはり文章が面白い。
特にやはり好き勝手書いていた時期の前半。
格闘技好き冗談好きの友達同士の放言という感じ。「クローズドネット」というのがナニを指すのかよく解らないのだけど(パソ通時代でもないし)、まぁ好き勝手書けたという事なのだろう。

やたら重厚な感じの後半も読み応えがある。
今や昔、「私ら(30代以上)の時代はゴールデンタイムに格闘技がやってたし、大晦日に紅白+格闘技大会2つをザッピング、とかあったんじゃよ・・・」っていう時代。
そうなんだよねぇ、この時代があったから今更いい歳こいて格闘技ジム通いとかはじめたんだよねー。
1ミリも観る気のなかった「ハッスル」でさえ、ある日テレビをつけたらやってて、そのまま最後まで観ちゃう、とかだったし。あれはあれで面白かったんだよな。

とうことで、やっぱある程度格闘技知ってから読むとやっぱり面白いね。当たり前だけど。


「いやー、でもヒクソンはね、なんだかんだできっと勝つんだよ・・・・勝てる方向に引きずり込むの・・・クロンの試合観ても思ったけど、引き込みなんて古いと思われてる技術で結局勝って・・・」とか誰かと語りたくなりますね。

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ダグラス・クープランド(著)黒丸尚(翻訳)  「ジェネレーションX―加速された文化のための物語たち」





今更感バリバリ。いまや絶版。

とはいえやはり面白かったっす。

バブル以後?90年代的な。
なんかまぁ、今や全てが懐かしいような・・・・っていうか俺にとっては1世代前のモノなんですが、例によって古本屋に通ってた貧乏サブカルっ子の私は少年時代に読みました。
10年前のものって一番ダサいとされて、安値になってるんですよ。

「よくわかんねーな、なんかかっこよさげだけど」ってのが当時の感想で、そんなに話題になるような、時代を代表するような小説には思えなかったんだけど、今改めて読むと・・・くるねー・・・。

尖った、時代の最先端的な、センスいい的な、えーと、スタジオボイス的な・・・・・なんかそんなアレに思われがちっていうか、サラッと昔読んだだけの私もそんな印象だけがあったんだけど、今読むとモロ青春小説なんだなー、これって。

今やちょっと気恥ずかしくなるような、当時のセンスのあれこれの奥には、青春の匂いでいっぱいだ。なんか初期の村上春樹っぽいと思った。
青春といっても、学生時代ではなく20代前半くらい。時代的にも学生運動とかが終わって、普通に卒業→就職。でもある日耐えられなくなって・・・という感じ。


当時から随分変わったことと変わらないものの事を考え、懐かしがったり苦笑したり、うんざりしたり。
でも若者ってのは変わらなくて。
周りにあるものはプラスチックやガソリン、冷凍食品、ビニール袋。
そういうモノでも、ちゃんと青春や望郷の念なんかが表現されてるっていう。

現在30歳の私も、遠い記憶でさえもう全然現代なわけで。子供の頃の記憶も、違うことって自販機のジュースの値段が100円な事だけだったりして、別に風景も食ってるものもやってる事も大して変わらなかったりする。
「終わりなき日常」とか言ってたんすよねー、当時。
「でかい一発」がもう3発くらいきたのに、少なくとも私の周囲は何も変わっていない。
でも、ちゃんと今でも(もう20年以上前の作品だけど)「青春」みたいなものをちゃんと表現できるっていうのが理解できて、やっぱり同時に泣けてきて。


「青春モノ」だ、ってわかった瞬間に、ちょっと距離が出来てしまう自分にも気がついたりもしたんだけどね。
素晴らしい青春小説でした。
今の私には必要ないな、とも思ってしまったけど。
そう考えると、やっぱノスタルジーの中にしか存在しないのかな。資料的な価値以外ないかもね。
30歳以上の人は一回は読むべきだと思うけど。

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Immolation 「Kingdom of Conspiracy」





新譜、というわけでもないが、新しめのデスメタルバンドのCDは久しぶり。
まぁ、貰ったんですが。
職場が職場(音楽出版物、に関わる仕事、しかもバイト)なので音楽好きが多いのだが、デスメタルやヒップホップやジャズなどのファンが少数派の話が出来るのが私だけなので、いろいろと貰ったりするのだ。

「イモなんとかっていうデスメタルの・・・」
「あー、はい。イモレイションっすね。知ってますよ勿論。最近聴いてないっすけど」
「CDいる?」
「はい!」

ということで貰ったので、新作でも出たのかな?と思ったら、2013年発売っていう。意味がわからん。
まぁ貰ったし、いいバンドなのは間違いないし。

と言う事で、聴きました。
これがね、いいですよ。凄く。
そもそも私ね、デスメタルバンド出身なんですけど、デスメタルに対する情熱が失せてるのに無理矢理バンドやってたせいで、すれっからしになってしまった元デスメタラーなんですよ。
なので、ベテランバンドの近作に過剰な期待をするわけもなく、フラットな気分で聴いたんですが、これがなかなか良い。
25年選手のIMMOLATIONなので、悪かろうはずもないのだけど、すれっからしの私にとっては当然新味はなく、ただただ1回聴いて終わりかな?と思ったのだけど、これが意外と聴いてる。

新味はないものの、演奏も曲もクオリティはすこぶる高く、その上ベテランの老獪さとでもいうのか、ミドルパートでの聴かせっぷりが素晴らしい。
現代においては速さやヘヴィーさの概念もテクニカルさの概念もとっくに塗り替えられ、ある種イージーですらある。そんな中で、短絡的なビートダウンではなく、しっかりとミドルパートを飽きさせずに聴かせるこの曲作りは簡単には真似が出来ない。

古参のデスメタルであり、ブルデスの先駆でもあり、NYスタイルといわれるものの一部でもある。現代的な音作りやリズムパターンも交えながら、その全てを体現しながら25年以上も、現在も活動を続け、新作を出しているというのは、もうリヴィングレジェンドですよね。
凄くよかったです。初めて聴いたデスメタルがこの作品なら、バイブルになってもおかしくないクオリティ。
つか日本盤初めて出るんか。


しかし改めて聴くと、単音のトレモロリフとドラムの絡む感じが、モロにスリップノットに受け継がれてますね。さすがデスメタルマニアのミックだわ。

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大槻ケンヂ/山口敏太郎 「人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた」





なんか久々に大槻ケンヂの本が読みたくなったが、「エッセイ集はまた同じ話してそうだな・・・」ということで、オカルト研究家との共著、というか対談みたいなこの本にした。

あまりにモロで、どっかで聞いたようなタイトル。まぁわかりやすくて良い。そのマンマな内容だし。

同い年で同じような趣味の持ち主同士とはいえ、微妙に好きな部分も記憶も違うわけで、最初の章から、
「私はコレが好きで〜」
「僕が憶えてるのはコレで〜」
とすれ違ってたりして、それはそれで話が広がっていいんだけど、大丈夫か?と読みながら思ってたんだけど、徐々にグルーブ感が出てくるようになっていく。
単純に面白い。
大槻ケンヂには前に聞いたことのある定番エピソードもあるのだけど、この山口敏太郎という人は初めてで、新鮮だった。
前に記事にも書いた『x51.org』で、オカルトものは終わった感じが自分の中にあったんだけど、このくらいの温度がやっぱり好きかも、と思ったり。
やっぱり、事実とかモノの有無とかより、「おもしろがる」ってのがね。

しかし、こういうスタンスの本で、陰謀論の所とかで「えぇぇ!言い切っちゃうとそれはそれで・・・」みたいな感じになるのもまた一興ですよね。山口さんの発言にちょっとドキドキしました。

久々に単純に面白い本だったなぁ。寝ないで一気に読んじゃった。

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沖田 ×華  「蜃気楼家族〈1〉」





エッセイコミックの作家というのは、「作品より作家のほうが面白い」というような、作品を発表して評価された先にあるものの先取りのような事をイキナリやってしまっているな、と思ったりして複雑な気分になる。

そうやって出てきては消えていくエッセイコミック作家の中で、作品もキチンと評価されている沖田×華は珍しい。
どう考えても本人の面白さは飛びぬけており、桜井トシフミのセフレからのゲッツ板谷経由で世に出る、という由緒正しき(?)ぶっ飛びっぷりなのだが、それでいて自身の事をモチーフにしながらも創作した作品も良いというのは凄い。

この作品はそんな沖田の子供時代からの話なのだけど、やっぱ面白い。
自営業の(沖田の実家は中華料理屋)人やその子供っていうのはやっぱり独特で、裏話とか奇人変人のエピソードをいっぱい持っているし、本人も独特な感じになりがちだと思う。
元々持っているもの+そういう環境もあって、アスペルガーとしての話を書いていたときよりも、さらにスケールの大きい話になっている。
両親をはじめ、兄弟や親戚や友達やお客さん、多くの一癖も二癖もある他人と接してきた経験の蓄積が物凄く生きている。
過去の事はガンガン忘れる私にしたら、「よく憶えてるよなー」とか思ったり。
初出が幻冬舎webで見に行くのが楽なので、ここ最近では唯一、連載を楽しみにしている漫画。

ここまで書いて、今気が付いたけど、前にもこの本について書いた?俺?
眠くて検索する気にもならない。
でも、前と違う事を書いている気はする。
いいんだか悪いんだか。
おーわーりー。

蜃気楼家族〈1〉

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AmazonでEARACHE





ふと、自分が初めてブラストビートを聴いた、ナパームデスのCDを買い直そうかとアマゾンで検索したら、EARACHE物がやたら沢山ある。
Tシャツとか、いままでは妙に高いショップの出品しかなかったのに、めちゃめちゃ豊富になってる。
これ幸いと買いまくり。
夏のメタラーの基本行動。
「あれ?こんなの持ってた?」
「いや、最近買ったんす」
という会話を、スラッシュメタラー上司とする毎日。

で、まぁ、安いので予想はしていたが海外からの発送で2週間くらいはかかった。
でもさ、

無題.png

このシールとか、普通の事だけどやたら嬉しくて、テンションの上がる買い物でした。
イヤーエイクから直送。

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