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第275回TOEIC Listening & Reading公開テスト 2021/08/22 午後を受けてきました。




ここ1ヶ月半ほどはろくなことがなかった。彼女にフラれ、それによって英語を使う機会も無くなり、英検準1級の2度目の不合格通知を受け取り、せめて金を稼ごうと仕事を入れまくるが梅雨のせいで当日キャンセル連発、同僚がコロナ感染のせいで抗原検査+PCR検査に行かされ(陰性でした)、2回目のワクチン接種でやはり副反応もあり…と、盛り沢山でした。
当然梅雨で毎日雨だと気圧の影響でメンタルきついし、なんかもう普段飲まないお酒を毎日のように飲んでました。それも居酒屋すら行けないご時世でね…もうどうしようもなかったですね。
はい、という事で試験対策など出来るはずもなく、仕事と、現在通っている日本語教師資格のコースで模擬授業をやるようになったせいで教案作りに追われて時間もなく、極めつけに東京都の感染者数はうなぎのぼりってもう言い出したらイロイロ有りすぎて終わらねーわもう。という事で受験の辞退も考えましたが、試験が受けられない苦しさを去年ずっと味わってた身としてはどうしても受けたかったので受けてきました。



試験は午後だし、今日の会場は九段下のホールで家から30分ほどだったのでゆっくり寝てたらギリギリになってしまった。起きて1時間後に受付してるのは変な気分だ。とはいえ前述のことがあって今回は経験の為/実力チェックの為として割り切っていたので冷静でした。しかし英検の、特にS-CBTのスタッフに比べるとTOEICのスタッフはプロフェッショナルで安心できる。
ざっと会場を見渡すと、2割強くらい空席がありましたね。前日Twitterで「今回は欠席します」という報告がちょこちょこと流れてきてたんで、やはり今回は受験を断念した人が結構いたようでした。そりゃそうですよね、密にならないはずないし。最近、実際に身近で感染者が出て、そこからの上司の慌てっぷりと即行で検査検査だったのとか考えると「たぶん、趣味で受けたTOEICの会場で感染しました」とかね...一方でtwitterではフジロック云々が同時に流れてて、なんだかなぁ、っていう。
私の隣の人が席移動をしたため今回もテーブル独り占め、今回の会場の音響はスピーカーの音が若干広がってしまう感じだったが、ほぼ真ん中で前から3列目のスピーカーから近い位置のせいかわりと聴きやすい、いいセッティングだった。
今回は…どうだろう?何問かとばしたところもあったとはいえ最後まで回答できた初めてのTOEICでしたね。割り切ってパッパッと進めていけたからかな?まぁだからといっていい点数が取れたとも思えないんだけど。
もうここからはちゃんと試験対策して詰めていくしかない、ってのはわかりきってるからなぁ、ちょっとずつでもやっていくしかないな。

10月24日の日本語教育能力試験を受験するのでしばらく英語の勉強もテストの受験もお休みにするけど、11月からまた受けていこう。やっぱり楽しいんだよな。

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2021年度第4回英検 2021/6/25 英検S-CBT準1級、結果。




英検の結果が出ました。
2021年度第4回英検結果.jpg

えー、不合格です。
今回は-1なんで、前回より進歩した…と言えなくもないですが、「前回がギリ落ちたから今回チョロっとやりゃギリ受かるっしょ」という気分がなかったと言えば嘘になるので、まぁ色んな意味で順当に落ちたかな。忙しくて勉強できなかったのももちろんあるしね。
単純に受験料が値上がりしたので痛いなぁ…今お金無いから、俺。1万200円か。「受かる実力がついてからうければ?」も正論なんだけど、去年のこともあるから受けられるだけ受けたいのが本音なんだよな。
いやー、最近彼女にフラれまして。だからそれもあってせめてこれくらい受かってて欲しかったんですが…。
まぁしょうがないですね。そして「また受ければいい」と思ってるうちにまた東京の感染者数が急増して、次が果たしてあるのか?とすら思うようになってしまいました。とりあえず次のTOEICは受けられるみたいだけど。
正直そうなるかもな、という事も予期していたので、とにかく早くまぐれでもいいから合格を…と思ってたんですが、甘かったですね。
結果が悪かったので、うんざりしてパッと確認した後は見返すことも無かったのですが、前回と比較してみると...
2021年度第3回英検結果.jpg
あ、だめだ。いい感じの結論を書いて終わろうとしたけど、無理だわ。何故か多少なりとも対策をしたwritingも、時間オーバーするまで喋り倒したspeakingも下がってる。でも一次の合計だと前回よりいいのか。
つまり合計点も下がってて、CEFRでもB1に下がってて...なのに「英検準一級」としては合格に近づいてるっていう。もうわかんねーな、これ。なんで対策する前の好きに書いてた時の方がwriting30点も高いのよ...その点があったら今回合格してたっぽいし...次に受けるとしたら年末かな、と思うから時間あるしちゃんと対策をしようと思ったけど、なんかいいやら悪いやらわからんね。
ただ彼女にフラれて日常生活で英語を使う機会がなくなり、日本語教師資格の勉強も忙しくなってきたのでこのまま英語の勉強もやらなくなっちゃうのかな、と我が事ながら心配だったけど、全然いまだに英語の勉強は楽しいですね。そこだけは良かったかな。

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Ice Dragon「Tome of the Future Ancients」




さてはるまげ堂の闇袋も最後の1枚、10枚目です。
最後は…Ice Dragon?いやー、最後もなかなかなのきましたね。パワーメタルっぽい名前だけどはるまげ堂はパワーメタル扱わないよな?ジャケは古代の学者風、CD開けるとヴォイニッチ手稿風なので何かコンセプトがあるのだろうか?
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さて、再生。

あー、なるほど。最後にドゥームがきましたか。意外だけどそうですよね、ドゥームもお取り扱い勿論ありますよね。
うわー、遅くてつまんないとツレー。フルアルバムだよしかも長いよ。
1曲目からよく言えば生々しい、悪く言えば「リハ?」みたいな音のタルーんとしたリフにコーラスかけすぎのボーカルが小さめに入って、もう怠いですよね聴くの。
いや、私好きなんですよドゥーム。ドゥームロックバンドに居たこともありますから。まぁだからこそツライんですが。リフがつまんないと地獄なんですよね。
聴きながら検索してみましたが、ジャンルをサイケやブルースロックとも書いてる所があるけどそんな感じでもないけどなぁ。まぁ空間系のエフェクターは使ってるけど。安易にサバスっていうのもアレだけど、まぁボーカルはオジーに寄せますよねやっぱ。ダブルで録ってリバーブかけたらそれっぽくなるんだろうけど。
いやーだめだーつまんねー長いー。
何だろう、単音リフが延々と続くだけなんだよなマジで。コード弾かないなー。本当に得るところのないスタジオのリハ音源聴いてる気分。
今は本読みながら聴いてるけど全然引っかかるところが無くてこれじゃ無音と変わんねーよ。
ちょっとドリームポップみたいにな曲きたな。でもそれをやるにはボーカルがねぇ。
ノレてないシャッフルの曲きたなー。一応それっぽいことは網羅してる感じ。
あ、でも後半にちょっとカッコいい曲あるな、ストレートにパワーコード平行移動でリフ作ってればやっぱそれなりに聴けちゃう。ボーカルも叫んでる方がいいな。音作りは上手いんだよな、結果論かもしれないけどちゃんと70’っぽい。



正直言ってネタとして聴いてる今じゃなきゃすぐ消すレベルなんだけど、こうちゃんとフルアルバム全部聴くとそれなりに良いところも見えてくるな。こういう長い曲のバンドはまず聴いてもらうのが大変だから、ちゃんと聴かせることが出来れば勝ちってところもあるよな。
更に検索してみると、めっちゃアルバム出してるな。なんと11枚!まぁほぼ自主制作なんですけどね...。これは4thアルバムになるのか。
youtubeで探してもライブ映像とか出てこないな。スタジオプロジェクトなんだろうか?まぁもう二度と聴かないと思うけど。
まぁAmazonにもはるまげ堂にも無いよね。「DOOM」違いって事で置いときます。名盤。

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Scrapmetal「Hellbound」




はるまげ堂の闇袋9枚目。
かっこいいとしか言いようのないドラムイントロからツービートで突っ走るスラッシュメタルが炸裂。若干ジャーマンスラッシュみも感じるし、ブラストも混じえてくるが、Metallicaの1stに通じるスピードメタルと呼びたくなるような音。単純にリフや展開に影響も感じるが、スピード感の追求の仕方の部分だろう。ボーカルは基本ドスの効いた感じの低い吐き捨て型なんだけど、たまに入る素っ頓狂なハイトーンにはOverkillを思い出すね。カッケーなー、オレもメタリカは1st派なんだよ。

バンド名やジャケや「Easy Listening Thrash Metal」というスローガンからネタバンドだろうと思ってたんだけど、コレは普通にカッコいいわ。難を言えばギターソロが若干へこいかな、リズムギターはめっちゃ上手いのでワザとかもしれないけど。
多分サイドプロジェクト的なやつだろうなー、コレ。ネタにしてはうますぎるしちゃんとアルバム通してカッコいいもん。

ここの所何度も個性云々の話書いてて自分でもウンザリしてたんだけど、このバンドは明確に狙ってる(ハメようとしている型の)音があるんだけど、様々なスタイルのスラッシュメタルをはじめ、ルーツから現代の音楽までの影響をブラストビートなんかのテクニックや新しい機材を使って再構築しているので、ただの「初期メタリカスタイル」で終わらないわけですよ。ブラストビートをツービートの倍みたいに使うのは逆に新鮮かも。

本気で好きなことだけを好きなだけ時間をかけてやれるサイドプロジェクトならではの素晴らしい作品ですね。これかっこいいよマジで。
自分でこういうのやるとなると勇気いるんだよな。本気で好きで確信がないと「今更このリフやってもシンプル過ぎて飽きられるよな…」とか考えてやめちゃうから。

検索してみると「デスメタルバンドのCOFFIN TEXTSのメンバーが在籍」との事。やっぱねー、そしてPosse̲s̲sed一派なのね。

Amazonもはるまげ堂も取り扱い無しなので、「Kill 'em all」置いときます。

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Fetal Deformity/Endotoxaemia「Greasy Bloated Bodybag Content」




はるまげ堂の闇袋8枚目どう考えてもゴアグラインドでしかない死体ジャケ。最近90年代の鬼畜カルチャーへの批判が強まってますが、BURSTで死体ジャケ特集とかやってましたよね、そういえば。当時のバンドメンバーが立ち読みしてはしゃいでたのを覚えてます。
どこもかしこもお肉お肉お肉だらけなジャケやCDトレー下の写真に苦笑しつつ再生。これもスプリット盤ですね。
まず1バンド目Fetal Deformity。あ、良いわ。最近タテ続けにグラインドやらデスメタルやらを聴いているんでどうかな、と思ったんだけど、突き抜けてるとやっぱ聴ける。一芸に秀でるというか、「オレはこれで行くから!」という勢いで全部統一されるとやっぱりその覚悟みたいなものが出ますね。
まぁSEあり、踊れるミッドパートありなゴボゴボのボーカルの典型的なゴアグラインドなんですが、ギターがこの系統のバンドにしては歪ませ過ぎていないせいか、全体的にわりとサラッと聴けます。
うん、ゴアグラインドとはいえジャケの印象より全然聴きやすいな。録音もいいし演奏も上手いし、良いバンドだと思います。個性という点では弱いけど、ドラムがやっぱりちょっと面白いな、ちょこちょこスネアで面白いフレーズ叩く。お、2曲目のカウントが鼓笛隊みたいでちょっと面白かった、不意をつかれた。
最後の曲に日本語のSEきた。エロアニメから持ってきたっぽいな。



11曲目からEndotoxaemia、ワンマングラインドらしい。やはりSEからのゴアグラインド。
スネアカンカンですね。基本路線は同じだけど、やっぱりこっちの方がrawな感じ。ギターがちょっと引っ込み気味。ただ、このジャンルだとさほどマイナスではないので問題なし。リフも展開もこっちの方がストレートな感じかな。うん、普通に良い。音質とかは曲ごとにバラバラだけど、いかにもワンマン打ち込みグラインド、って感じでもないし。このバンドは全部の楽器自分でやるパターンで、それだとライブじゃなきゃ影響ないからね。

ただ合計20曲は流石に聴いててダレるな。SEでハッと我に帰る感じ。曲ほとんど1分前後だから20曲入りでも短いんだけどね。
両方良かったです。でも正直初めて聴いた時は1バンドのフルアルバムだと思ったくらいで…まぁおんなじ事何回も言ってもしょうがないけどね、頭一つ抜け出るのは難しいですよね。

聴いた後に検索したら、Endotoxaemiaが知らないバンドのカヴァー曲やってて、調べたら日本のバンドでビックリ。しかも現在に至るまでリリースが続いていて二度ビックリ。ライブ活動は行わず、メンバーの素性すら伏せて活動してたのか...こっちに興味出てきたわ。
はるまげ堂取り扱いあり↓。
http://obliteration.shop-pro.jp/?pid=152644134
Amazonには無いんで「ゴアグラインド」で検索して一番上に出てきたやつ置いときますね↓。

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「IN FEAR WE TRUST」SPLIT (PSYCHONEUROSIS / HERIDA PROFUNDA / SUFFERING QUOTA)




はるまげ堂の闇袋7枚目、またスプリット盤。
まぁ単独で出せるほどじゃないからこうなって、最終的に闇袋行きだったわけだろうけど。
はい、一見ジャケだけ見るとポィティカルなハードコアコンピに見えたんですが、やはりグラインドでしたね。
最初のバンドがちょっとパワーバイオレンスみがあったので期待したんですが、結局全部グラインドでした。わりとベテラン勢っぽいんですが1バンドも名前を聞いたことがない。そして今聴き終わっても特に感想もないっていう。ベテランらしく演奏も巧いし曲も録音もちゃんとしてるんだけどね。なんだろ、OBSCENE EXTREMEの早い時間って感じ。カッコいいよ割と、うん。
いや、この闇袋シリーズで毎日のようにグラインド聴いてるからなんですが、ちょっとずつそりゃ違いますよ?このバンドはクラスト風味あるな、とかね。でもねぇ、やっぱ特筆するべきところはないのよ。ベテランはいいけど名前聞いたことないっていうことはそんな感じですよやっぱり。
3バンド8曲のスプリット盤でもサラッと終わるさすがの短さ、グラインドですね。
変なことをわざとして個性でございっつーのも困るんだけど、やっぱしんどいよ。



さすがベテラン、Disk Unionでも買えますね↓。
https://diskunion.net/metal/ct/detail/HMHR200410-001
はるまげ堂は取り扱い終了。
Amazonもあった。

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マイケル・フィンケル(著)宇丹貴代実(翻訳)「ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男」




前にも書いたが、私は隠遁というのにすごく憧れている。
以前、半年ほどほぼ引きこもり状態だった事がある。面倒で何も食べずにひたすら本を読んでいたのだが、数日後にトイレに行くのに起き上がることすら辛くなったので、しょうがなく食べ物の為にスーパーにだけは行っていた。
半年間誰とも会話をしなかったのだが、楽しかった。というかストレスが無かった。
何かの拍子にそこそこまとまったお金が入ったり不労所得が得られるようになったら、今度はフィリピンやベトナムで同じように過ごしたいと思っている。

さて、この本は27年にもわたって隠遁生活を送っていた一人の男の物語だ。「森の隠者」として半ば都市伝説になっていた彼は、実の所は人嫌いなだけのコソ泥でした。
いや、そんなまとめは乱暴すぎるのだが、結局のところ自給自足でもなんでもなく、近くの別荘地から食料や酒や生活用品を盗んで、秘密基地みたいな野営地で盗んだカセットコンロでマッケンチーズ作って酒飲みながらラジオ聞いて本読んでたんですよね。
もうだいぶタイトルから考えるイメージと違うでしょ?
なんというか、その身も蓋もなさ、思想の無さが本当にリアルというかなんというか。
本が好きなだけあっていろんな言葉を使うのだが、結局のところ「一人が好き」という事で俗世間から逃げて見つかりにくい所で野営しながら必要なものは泥棒してたんですよ。
それは「1000件以上も犯罪を犯した凶悪犯」とも「スナックや電池を盗んでいく都市伝説のかわいい森の隠者」「そっとしておいた方がいい事情のあるかわいそうな人」などと地元住民には思われていて、結局捕まった後も意見は分かれている。

そして著者は著者で、捏造記事を書いたためにニューヨークタイムズを解雇されたことで有名な記者だったりもする。そんな自分と孤独なこの男を重ねたのか、執拗に彼に会いに行き、最後には今度来たら警察を呼ぶとまで言われている。
著者は古今東西の隠者や隠遁者について調べたようで、中でも小野田少尉に興味を持ったらしい。「あれはドンコーです」と言って現地人を人扱いせずに殺傷し略奪の対象としていたことを全くもって反省していなかった小野田少尉とかぶるところは確かに少しある。英雄でも仙人でも聖人でもない、人間のみっともない生々しさだ。



気持ちはわかる。「Into the wild」のおぼっちゃんよりも好ましくは思う。
27年はとても長い。しかも、冬にはマイナス30度になることもあった土地での野営は大変だったであろう。
人生で色々やり尽くした後ではなく、20歳でふらっと車を捨てて森に入ったというのも特筆すべき点だろう。
孤独を好み隠遁願望を持つと共に見え隠れする自己顕示欲もまた、成長せずにきた男の姿としてすごくリアルだ。
27年もの長期間このように隠遁生活を送れた例というのはまず無いので、彼の経験というのは貴重なのだが、本人があまり語りたがらなかった為、10回ほどの面会と手紙のやりとりしかできていない。よってこの本の大部分は著者の憶測に過ぎない部分が多く、あげくの果てに想像をたくましくしすぎて何度も押しかけて完全に拒絶されるまでに至る。
とても歪な本だ。

彼のその後を検索してみると、野営をし、そして窃盗をしていた地域の住民と和解し、現在はその地域で野外活動についてレクチャーしたりしているらしい。
それを聞くと余計に、この著者がやった事は余計な事でしか無かったと思ってしまう。
まぁネタになりと思ってはじめたら、予想外にハマっちゃったのかな。
隠遁生活や野営などの詳細はさほど書かれてもいないし、この本に興味を持った人を満足させる内容ではないと思うけど、なにせ貴重な記録ではありますからね。まぁお暇でしたら、くらいの感じ。





ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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RETCH「Anathema」




はるまげ堂の闇袋6枚目。

雑な感じのダサジャケに不安を覚えつつ聴きはじめる。荒々しいギターとブラストからスタート。おぉ、悪くない。この音楽性ならシャウト系の方が合うとは個人的には思うが、掠れ気味のデスボイスも味があって良い。
ドラムとギターの2人しかブックレットに写真がないのでツーピースバンドだと思うのだが、それだと制約が多く曲の展開の仕方が限られてしまう事が多い。このバンドもそんな感じはするが、引き出しは多く無さそうではあるものの展開が工夫されていて3分越えの曲が多い。まぁツーピースバンドとはいえオーバーダブはしてるし、CDだとベースも入ってるっぽいけどね。
まぁHigh On Fireとかかな思い出すのは。で、リフにちょっとブラックメタルの影響も入る感じ。もちろんモーターヘッドがベースにあって。ブラストも入るけど、グラインドって感じでもないし、ギターリフはシンプルであまり刻まないし、ドラムは基本ツービートで爆走する感じ。
好きなタイプのバンドではあるし悪くは無いが、印象に残るフレーズも無いかなぁ…テクニック的に驚くようなところはないしイナタい感じですね。
音楽性もだけど、こういう荒々しいアナログな感じの音質好きなんだよな。ギターの歪みがちょっと80年代っぽかったりして。
インスト、というかアンビエントなSEみたいなのが来たな…そんなに長くはやらず終わってから、ドラムソロか…うん、こうやって工夫はしてるんだよな。
嫌いじゃないけどねぇー、こういうバンド。引っかかるところが無かったなぁ。やっぱりツーピースバンドだからかアレンジ面でのっぺりしちゃって、なのに唐突に終わっちゃう印象の曲が多いし。
巧いしまとまってるバンドなんだけどね。逆に下手でただただ爆走するようなバンドの方が印象に残るんだよな、こういう感じのバンドだと。
ちょっとドゥーミーな曲きたから最後の曲かな、と思ったらやっぱりそうだった。こういう遅くなる展開の時はコード感のあるフレーズ挟んでくるんだよな。



はい、これははるまげ堂に今でも取り扱いがありましたね。↓
http://obliteration.shop-pro.jp/?pid=129838060
”アメリカ人 T. Smithとイギリス人のT. Gilesにより2014年に結成されたブラックメタルバンド。
東京を中心に活動”
とありますね。おぉ、OBLITERATION RECORDSからのリリースやん。DARKTHRONEやCELTIC FROSTからの影響なんだなぁ、あの遅いパートやシンプルに爆走する感じは。

Anathema

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