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「ギミ・サム・トゥルース〜ザ・メイキング・オブ・ジョン・レノンズ“イマジン”アルバム〜」




最近やたらCMをしている『ザ・ビートルズ:Get Back』を、「ディズニープラス契約するほどでは…」という感じでスルーしている中、中古屋で見かけたので「似たようなもんだろ」と買った本作。
そんな投げやりな感じで買ったことからも分かる通り私自身、あまりビートルズ聞いていないんですよね。意外と、というかもうロックンロール誕生を50年代とするならば60年以上経ってるわけで、どれだけ売れていたり影響力のあるバンドであろうと、なんとなく時期を逃したりで聴いていないバンドもある。
まぁ、ビートルズに関しては不仲な親が車の中で流してたんで、いい思い出が無いだけですけど...。
とはいえ普通に生きていたら嫌でも聴く機会はあるし、何度かCDも買ってみている。好きな曲もある。ただ、好きって言うとなんかめんどくさい事になる事も多いし、実際そこまでファンでもないし…という感じ。
はい、そんなビートルズのジョン・レノンの「イマジン」の制作に密着した感じのドキュメンタリーですね。

まぁドキュメンタリーっていうか、端的に言って長いプロモーションビデオですよ。63分と短いし、レコーディングセッションの様子がジックリ見られるわけでも無い。最後にイマジンのMVが流れて終わってね、うん。しかもオノ・ヨーコのプロモーションという面が主に見えますね。
内容自体にはそこまで驚きはないけど、ファンでは無い私からすると単純に「オノ・ヨーコめっちゃ喋るな」「曲にもプロデューサー的に口出すやん」とか思いましたね。それすらプロモーション用の演出として編集されたものとも考えられますが。まぁでも基本路線としては「2人で影響を与え合いながら作品を高めていきました」みたいな感じですかね。
スタジオでの風景、セッション、インタビュー、食事、垣間見えるプライベート、インタビューで語る思想、家まで押しかけてきたファンへの対応。
本当にイメージ通りというか、あージョン・レノンっていうと大体こういう映像流れるね、横にヨーコさん居てね、という感じでした。
新しい発見もなければ、フルで流れるのは最後のイマジンだけな上に歌詞も表示されないので曲に感情移入する事もない。完全にファン向けのDVDでしたね。

後追いでファンですらない私は斜に構えて観てしまって、「開けっぴろげでピュアな才人たち」に見せるのが本当に上手かったんだな、という感想しか無かったな。
ただ、ジョン・レノンがどうしようもなく魅力的な声の持ち主であるのは存分に感じた。これはもう本当に天から与えられた才能としか言いようがない。
色々言われるオノ・ヨーコに関しては、この時代にこれだけ社会に対しても誰に対してもグイグイ自分の意見を言う、それも狂気すら感じる瞳で真っ直ぐに、というのが印象的でした。半端じゃねぇわ、この人もやっぱり、っていう。
彼女に関しては、草間彌生とかと同列な感じの興味はあって本とかも読んでいたけど、実際の映像を見るとやはり感じるものはありますね。主に狂気ですが。

こんな困ってるチャック・ベリー初めて見たわ。

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「山口冨士夫/皆殺しのバラード The documentary film of FUJIO YAMAGUCHI in his late years.」




山口冨士夫のライブドキュメンタリー映画待望のDVD化。
公開時に観逃してしまって、そこから7年だよ...ちょこちょこHPやTwitterをチェックして、どこかでまた劇場公開してないかと思ってたら、DVDですよ。あえて劇場公開のみの『サウダーヂ』みたいなパターンかと思ってたんで嬉しかったです。
なんの気無しにフジオちゃんのCDなんか買おうかななんてアマゾン開いたら出てきて、しかも先々月出てるやんってなってファン仲間の友達に知らせたら速攻買ってきてくれたんで仕事終わりに観賞会をしました。二人とも発売を知らなかったんだけど、話題にならなかったのかな?
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しかもDVD発売記念で新宿で一週間だけだけど劇場でやってるやん。

さて、映画ですが「in his late years.」という事で、最晩年の山口冨士夫のライブ映像と少しのMCやバックステージの映像で構成されています。
正直、観るのコワイ部分もあったんですよ。無駄に派手な衣装で、メンバーや客に気を使われながら弾けなくなったギターを弾く老いた姿なんかは見たくないな、と。ロックバンドのドキュメンタリーは観ると悲しくてやりきれなくなる事も多いからね...。
でも杞憂でした。マジでヤラれました。超カッコよかった。最晩年のライブ映像なのにめちゃくちゃ良かった。
確かにソロで手が動いてない所もあった。歌い終わりに倒れそうになって最後のジャン!の後、膝に手をついて立ってるのもやっとに見えた所もあった。
でも、カッコいい。
よく考えれば、村八分やラリーズのギタリストとしてのフジオちゃんが伝説的に語られてるから印象的なだけで、ダイナマイツのデビュー曲もリードボーカルだったし、ソロでもTEARDROPSでも歌ってるからギターボーカルの方が長いよねっていう。最高のフロントマンですよ、彼。一人でギター一本で出てきてこんな魅せられる人なかなかいないよ。



ライブ映像も素晴らしかったが他にも感銘を受けたのが、この映画で観れるライブ中のMCや客とのやり取りから、彼は天上人のアーティストなんかではなく、ずっとロックで、俗でいる事に、ファンを楽しませる事にこだわり続けた人だとよくわかった事でした。
照れ屋で、でも冗談で人を笑わせたり楽しませる事が好きな人。
「俺なんてアップで撮ってねーで客のみんな撮ってやってくれよ」とライブ中にステージにカメラマンを上げて客席撮らせてたのはグッときました。
出自からして大きな虚無を抱え、戦後にハーフの孤児院上がりとして生きてきた彼がシリアスになろうとすればいくらでも出来ただろうし、伝説のアーティストでございとも生きれただろう。しかし、あくまで彼は舞台に上がり、目の前を人間を楽しませようとする。
勿論ミュージシャンだし、偏屈でめんどくさい人間だったのは間違いないだろうが、予告編で観られた緊迫した雰囲気というのは実はほとんど無い。『何笑ってんだよ』と凄むのも本気だが、その後雰囲気を戻す為に皆を笑わせるのも山口冨士夫なのだ。
本人も劇中で「ブルースが大好き」と語るが、60を超えた最晩年さえ露骨にブルースブルースした曲や演奏は皆無で、最後までロッカーであったのが本当にカッコよかった。

「チャー坊は可愛かったけどよ、俺も可愛いんだ。可愛い同士だと殺し合いになるんだよ」なんて冗談めかして言ってたが、うん、フジオちゃんも可愛いわ。
あぁ、一度でもライブを観たかったなぁ。

そんな後悔を無くすために、これからはもっとライブを観に行きたいなぁ。早くコロナが治まりますように。

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「モッシュピット」





『遭難フリーター』で注目を集め、大森靖子や豊田道倫、前野健太などと作品を作り、カンパニー松尾率いるAVメーカーハマジムにも籍を置いていたことのある岩淵弘樹監督が撮った、2015年リキッドルームでのHave a Nice Day!のフリーパーティのドキュメンタリー映画。

...なんてことは全く知らず、『モッシュピット』というタイトルと出演バンドから、「なんか聞いたことあるバンド名だな、ハードコアバンドのドキュメンタリーかな?」と勘違いしつつなんとなく買ったのだが、これが大当たり。ちなみに名古屋のバンドのNICE VIEWと勘違いしてた。

中心となるのはHave a Nice Day!なのだが、これがなんとも説明が難しく、まぁやはりロックバンドなのだが、自らを「ジャンク・ディスコ・バンド」と名乗っているくらいで、編成もこの時は独特だったりする。「ニュー・ウェイヴっぽい」ってのが一番わかりやすいのかな?

そのHave a Nice Day!がより大きな規模でのパーティーの為にクラウドファンディングで資金を集め、同じシーンでの仲間であるNATURE DANGER GANGを対バンに、Limited Express(has gone?)やおやすみホログラムなどをゲストに迎えて行ったライブの記録。

絶対長くなるので、ここで切って続きは追記に。とりあえずそのクラウドファンディングの際に公開したMVを。



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「KEEPINTIME:A LIVE RECORDING」





最初は、サンプリング元であるレコードで演奏していた名ドラマー達と、そのレコードで音楽を作っているDJ(ターンテーブリスト)達がフォトセッションで出会い、そしてそこから話は転がり、共演が決まる。

素晴らしい話だ。その粗筋だけでもう観たくなる。

という事で探してたんだけど、日本版は発売されておらず、今では輸入盤もアマゾンだと微妙にプレ値になってたりで困ってたら、サラッと近所の古本屋で500円で見つかるっていう。
しかし、この輸入版しかないのに字幕があるパターン、『Our Vinyl Weighs A Ton (Stones Throw Recordsの軌跡)』なんかでもそうだったんだけど、なんなんだろう?翻訳されていない部分もあったりしてもどかしい。日本版出ないのかな?

さて、内容なんだけど、基本はセッションなので過度な期待は禁物。
まぁ即興だと当然なんだけど、ずーっと素晴らしく、緊張感が30分も1時間も持続する、なんてのは本当にめったに無いわけで。
年老いたドラマー(名人芸だけどね)と現役バリバリのDJのセッションで、DJ側には多大なリスペクトがあるので、それなりにまとまるけど、正直別にこれといって・・・。
ドキュメンタリーではなくライブDVDなので、物語で入り込ませて、最後に共演した曲でドカンと・・・とかではなく、最初にライブが決まった経緯と簡単なプロフィールが流れた後は、ずっとドラムとターンテーブルのセッションライブが淡々と流れていくので、期待しすぎるとスカされるかも。

とはいえ企画としては素晴らしい事に変わりはないので、あんまり悪く言いたくはないんだよな。
まぁ機会があれば是非、って感じ。

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「Best of Soul Train」





アイズレー・ブラザーズ、バリーホワイト、マーヴィン・ゲイ、スライ、アレサフランクリン、ジェームスブラウン、スティービーワンダー、そして勿論ジャクソン5。
出演者を挙げるだけで、そうそうたるメンツなのがわかる。

「Soul Train」はまだ人種差別もあった時代にシカゴのテレビ局で開始され、全米にネットされた黒人向けの伝説の音楽番組。MTV以前の世界で、人種によって観ている番組が違う時代に35年間も、アメリカでもっとも長く放送された番組でもある。

スタジオライブ(というかディスコ)方式で客が踊ってもいるし、ソウルトレインダンサーズがプロの踊りを見せる事もある、そして、インタビューや質問で政治的な事を言ったりもする。
もちろん時代だなぁ、というのも感じるが、凄くいい番組だなぁ、と思う。
硬軟併せ持つっていうか。

若い頃のジャームスブラウンのヤバさ、マーヴィン・ゲイの伊達男っぷり、スライ、ジャクソン5のスター性・・・というか全員スターで、天才ばっかり。
なんかこう、あまり加工されずにバッと観客と共に収録されてそのまま出している感じが凄く良い。
そんな状態でも物凄く光っているアーティスト達の凄みもより感じられる。

ブラックミュージックは好きだけどそんなに詳しくない、って感じだからこのボリュームだと飽きるかな、と思ったけど、飽きずに観れたなぁ。これがテレビで流れてたってすげーよ。しかもカルト的な人気とかじゃなくて、国民的な番組なんだもんな。

ソウルトレーイン♪ソーウルトレーイン♪が、サッカーのオーレーオーオーに似てるな、とかアホな事を思いつつ、DVD2枚分ずっと楽しんで観れました。

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「AMY エイミー」





2011年に急逝したエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー。

アルバム2枚。活動期間は8年ほど。
よく思うんだけど、これって短いし、やっぱりあくまで「途中」なんだよね。
これから、って時に亡くなってる。
ジャニスも最近ドキュメンタリー映画になったけど、ジャニスもこれからって時に、アルバムすら完成させられずに亡くなったからね・・・まだまだだよ、伝説になるには。
ジミヘンや2Pacクラスの未発表音源があればまだいいんだけど、やっぱマテリアルが少ない。
急逝特需の為のやっつけ映画だとは思わないけど、やたら静止画の多い映画だな・・・と思っちゃったのもそのせいかも。
バックグラウンドを描くにしても、苦しんでいたらしい子供時代がほどんど描かれていないから、16歳で契約できて、若くしてデビューして上々じゃんって感じに思えてしまうし。
きっと親族はあまり協力的じゃなかったんだろうし、地元に馴染めるタイプでも無いだろうけど、ちょっと内容が薄いというか、結局2枚のアルバムの曲解説に近い感じになってしまっている。

彼女が映っている所はそれが歌ではなく、インタビューやオフショットでも魅力的だけど、それならライブDVDの特典でいいだろうしね。
それに、歌のバックグラウンドについて語るのは、善し悪しだしだと思うんだよな。特に本人以外が語るのは。
勿論、スキャンダラスな話題を振りまく、話題のシンガー/ソングライターなので、私生活と直結した詩が数多くあるだろうけど、だからこういう詩が・・・って言うのは順序が逆な気がするんだよな。
別にそれを知らなくたって、いいソングライターとして認められてたわけだし。詩から考察して、っていうのが本来なんじゃないかと。
自身が曲の内容について話しているところはほとんど無かったから、説明が好きではない人だったのかもしれないし。

スキャンダラスっていっても、もう何百回もショービズ界で繰り返された事なのでそこに衝撃は無いしなぁ。
映画としては全然、むしろ陳腐な感じになっちゃってると思う。


あとは、陰謀論好きな私としては

司会者「彼ら(マネジメント会社)は君を変えようとか、型にはめようとした?」

エイミー「ええ、大きな三角形にね 私は”やめて”って言ったわ。冗談よ、私は私」

というテレビ番組での会話に、ドキッとしたな。

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V.A. 「RELAPSE RECORDS CONTAMINATION FESTIVAL 2003」





2003年のRELAPSE RECORDSを代表するアーティストが集結したフェスティバルのDVD。2枚組でヴォリューム十分。THE DILLINGER ESCAPE PLANとNEUROSISをはじめ、ALABAMA THUNDERPUSSY、CEPHALIC CARNAGE、MASTODON、PIG DESTROYER、BURNT BY THE SUN、TODAY IS THE DAY、HIGH ON FIREが出演。ボーナスとしてあと何組か入ってる。

この時期は本当にレーベル買いできたし、これとRecollectionシリーズにはお世話になった。
当時のエクストリームミュージックの有名バンドが多く所属していたのが分かるラインナップ。

実際このDVDはかなりいい感じなんですが、なんかカメラがほぼ客席後方からのバンド全体を写すショットばかりで、録音もラインなのか臨場感が無くて、客の歓声とかが聞こえないし、ライブ映像としてはあんまり良くないんですよ。
NEUROSISは逆にそれが映像作品としていい方に作用しているけど、まぁ白黒で、特別扱いの編集でほとんどPV状態だからなぁ。そういうバンドだし、実際カッコいいからいいんだけど。

まぁあとは好みの問題ではあるけど、ライブならではの臨場感が無いままドゥーム系が続くと結構キツかったり・・・各バンド20分くらいだから浸れるほどでもないしねぇ。

ラインナップも、演奏もいいんだけどなぁ・・・なーんか惜しいDVDです。値段も手ごろだし、エクストリームミュージック好きは買っといて損は無いんだけど、低予算丸出しで工夫も無い感じが頂けないね。そう考えるとNEUROSISの特別扱い半端じゃねぇな。


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「FIVE SIDES OF A COIN」





HIP HOP入門用映画というか、深夜やってる「知られざる異国の文化紹介」的なドキュメンタリー、そんな感じの1本。
タイトルでわかるように、いわゆるHIP HOP4大要素のDJ、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティーにビートボックスをプラスした、5大要素を1つずつ紹介してゆく。
今更それをどうこうっていうのもあるのだが、HIP HOP界の有名人が多数出演しているし、帯文(シールだったけど)書いているのはDJ KEN-BOとDJ CELORYだったりで、ひと昔前のスタンダードな入り口だったりするのかな?と思って観てみた。偶然、レンタル流れっぽいのを500円で見つけたし。

で、まぁ内容は本当にそのまんま前述の感じなのだけど、なーんかねぇ、薄い。薄い上に、なんかポイントがズレている様な・・・。
カナダの放送局が作ったからなのか、「有名人に話を聞けた」というところで終わってしまっている気がする。本当に、安いテレビドキュメンタリーみたいな、毒にも薬にもなんないしよく解らないまま、年寄りが「これがヒップホップねぇ・・・」みたいな。で、明日には忘れるみたいな。
日本人としては、DJ KRUSHやチボ・マットの羽鳥美保が出てくるのは嬉しいし、ジョン・ルーリーが出てくる感じも、他のヒップホップのドキュメンタリーには無いものだろう。
でもねぇ・・・入門用としていい、というには説明不足だと思うし、理解は厳しいのではないか?としか思えない。
短い時間の中にギュギュっと無理矢理5大要素入れちゃったせいで、全部がサラッと流れてしまっているんだよねぇ。しかもその上、「HIP HOPは今やワールドワイドに・・・」って話広げちゃって余計中途半端な感じになっちゃってるし。
例えばDJなら、同じ2枚のレコードを使ってブレイクビーツを作る所を見せるとかを10秒でも入れてればスグに理解が出来るものを、なんかねぇ、哲学というか理念みたいな所のみインタビューで語らせて、ちょっとDJバトルの映像流して終わりっていう、全部そんな風に進んでいって終わるんだよね。

一昔前の、情報が少ない時代のB-BOYには有り難かったんだろうな、という以上の感想は無かったなぁ・・・。
そりゃ観終わってユニオンに売りにいったら買い取り価格10円なわけだ。

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「サドル・クリーク」





このレーベルの事は全く知らなかったのだけど、裏の説明を見ると13歳のコナー・オバーストのカセットを最初に発売したレーベルだという事だったので、買ってみた。基本的に音楽モノのドキュメンタリーは大好きだからね。
Bright Eyesことコナー・オバーストの事は、昔の友人がファンだったので知っているし、CDを借りたりした。そんなに好きじゃなかった記憶があるけど、俺そのときガチガチのメタラーだったし・・・くらいの感じで観はじめた。
私が疎いだけかも知れないが、ブライト・アイズ以外は知らないし、レーベル自体もモータウンやファクトリーやイヤーエイクのような知名度までは行かなかったと思う。
映像自体はストーンズスロウやファクトリーの映画ような、レーベルものの音楽ドキュメンタリーと同じような、まぁこんな感じだろうという作り。
コナー・オバースト。13歳。カセット300本。
というキャッチー過ぎるはじまりで、その後高い評価を受けた事を知っているので、個々のバンドや人物を知らなくても、それなりに楽しく観れた。
元々音楽ドキュメンタリーが好きだから、という事が大きいとは思うけど。

ぶっちゃけねぇ、これ、ユニオンで200円(しかも年末セール2割引で160円)で買ったのよ。どんだけ酷い、もしくは安ーい作りなんだろう?と覚悟して観たんだけど、まぁ安さはあるけど、ちゃんと作ってるし、ドキュメンタリーなんてインタビューメインで進む事が多いしねぇ。そう悪くないですよ。
出てきたバンドもいくつか興味深いのもあったし。所謂ポストロック/インディーロック的な価値観で、十代前半から出来る環境と仲間に恵まれてたと、そういう感じ。

こんなに安かったのって、今日本では人気無くなったって事なのかなぁ?
このドキュメンタリーに出てきたバンド聴いてて思ったのは、V系じゃない「日本のロックバンド」って大体こういう感じだよなぁ、っていう事で。そういう意味では、そりゃ日本で人気出るはずだって思ったんだけど、今は違うのかね?



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「リル・ウェイン ザ・カーター」





お正月用に買ったけど、もう観ちゃった。大ヒット作『カーターV』発売前後の日々に完全密着したドキュメンタリー。
『NWA キングオブコンプトン』のDVDの新作紹介に入ってて、興味は引かれたもののあのDVD自体がイマイチだったので、そこが若干ひっかかったものの、製作総指揮が『ビーフ』シリーズのクインシー・ジョーンズ3世(あのクインシー・ジョーンズの息子さんね)だったので買いました。

「リル・ウェインの大ファンか?」と訊かれれば、「そうでもない」としか言いようが無いが、好きな曲はあるし、やはりカリスマなんだろうな、カッコいいな、とは思っている。
で、そんな感じで観ていたのだけど、私自身バンドをやっていたし、ロックバンドに密着したDVDは数多く観ているものの、ラッパーのドキュメンタリーというと数はグッと少ない。しかも存命中のラッパー単体のものだと、ブルーハーブとJay-Zのものくらいしか観た記憶が無い。
アメリカでは、日本では考えられないくらいラップがチャートインし大ヒットしているが、単体でドキュメンタリーにするだけのカリスマというとやはり少ないのだろう。日本盤が出てないだけかもしれないけど・・・。
なので、出てくる映像は新鮮で、リル・ウェイン自体も75分間観ていても飽きないだけのカリスマ性はある。既に売れていたリル・ウェインのドキュメンタリーということで、映像も編集も巧く、安っぽさは微塵も無いし、キチンとヒップホップに理解のある人たちが制作した、良いドキュメンタリーだ。

でも、なーんかねぇ・・・・。全部予想通り、というか、歌詞やインタビューなんかから伺えていた、パブリック・イメージ通りの事しか感じなかったんですよ。
せっかく75分もドキュメンタリー観て、発見は特に無かったんだよね。
本作は『リル・ウェイン本人が公開差し止めの訴訟』をしたほど、『全部曝け出した』ドキュメンタリーのはずなんだけど、なんの衝撃も無かった。
正直、「どこを問題だと思ったんだ?全部イメージ通りだけど?」という疑問が出てきた。
映画冒頭に「約束に反して本人が度々取材を拒んだ為、我々は彼の音楽やリリックからその人生をあぶり出した」という文言が流れるのだけど、たぶんそういう事なんだろう。映像はそれなりに撮れたんだろうけど、あまりにも本人に迫れていない。インタビューすらあまり出来ていないんだろう。
クルーの一員になるくらい近いか、透明な傍観者たりえるか、ってくらいにならないと、なかなか『曝け出す』ところまでいかないだろうに。

リル・ウェインはカリスマなので、密着した映像は貴重だ。観ていて魅力的だし、面白い。良いドキュメンタリーだ、と、まぁ言える出来だとは思う。
でも、ちょっと期待はずれ感があるなぁ〜。よく出来ているだけに余計惜しい感じ。



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