2017年07月03日
「AMY エイミー」
2011年に急逝したエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー。
アルバム2枚。活動期間は8年ほど。
よく思うんだけど、これって短いし、やっぱりあくまで「途中」なんだよね。
これから、って時に亡くなってる。
ジャニスも最近ドキュメンタリー映画になったけど、ジャニスもこれからって時に、アルバムすら完成させられずに亡くなったからね・・・まだまだだよ、伝説になるには。
ジミヘンや2Pacクラスの未発表音源があればまだいいんだけど、やっぱマテリアルが少ない。
急逝特需の為のやっつけ映画だとは思わないけど、やたら静止画の多い映画だな・・・と思っちゃったのもそのせいかも。
バックグラウンドを描くにしても、苦しんでいたらしい子供時代がほどんど描かれていないから、16歳で契約できて、若くしてデビューして上々じゃんって感じに思えてしまうし。
きっと親族はあまり協力的じゃなかったんだろうし、地元に馴染めるタイプでも無いだろうけど、ちょっと内容が薄いというか、結局2枚のアルバムの曲解説に近い感じになってしまっている。
彼女が映っている所はそれが歌ではなく、インタビューやオフショットでも魅力的だけど、それならライブDVDの特典でいいだろうしね。
それに、歌のバックグラウンドについて語るのは、善し悪しだしだと思うんだよな。特に本人以外が語るのは。
勿論、スキャンダラスな話題を振りまく、話題のシンガー/ソングライターなので、私生活と直結した詩が数多くあるだろうけど、だからこういう詩が・・・って言うのは順序が逆な気がするんだよな。
別にそれを知らなくたって、いいソングライターとして認められてたわけだし。詩から考察して、っていうのが本来なんじゃないかと。
自身が曲の内容について話しているところはほとんど無かったから、説明が好きではない人だったのかもしれないし。
スキャンダラスっていっても、もう何百回もショービズ界で繰り返された事なのでそこに衝撃は無いしなぁ。
映画としては全然、むしろ陳腐な感じになっちゃってると思う。
あとは、陰謀論好きな私としては
司会者「彼ら(マネジメント会社)は君を変えようとか、型にはめようとした?」
エイミー「ええ、大きな三角形にね 私は”やめて”って言ったわ。冗談よ、私は私」
というテレビ番組での会話に、ドキッとしたな。
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