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MORTALIZED





Mortalized、Gridlink、Hayaino Daisukiなどでキレッキレのグラインドギターをブチかまし、CorruptedやGuilty Connectorでも活躍していた松原さん。
大ファンだったのですが、活動の拠点が京都であり、自分もデス/グラインドから足が遠のいていた時期だったので、結局ライブは観れずじまい。

Gridlinkでもツアーをしたりして、これから更に活動が活発になる!と思ったら、絶頂期に突然Mortalized解散の報・・・ブログは突然無くなったり、再開したと思ったら更新が途絶えたりしていたので、どうなってるのかなぁ?と思っていた。

昨日久々にMortalizedを聴いてた時に、改めて検索してみるとインタビュー発見↓
http://metalinvader.net/interview-with-guitarist-takafumi-matsubara/

脳梗塞だったのか・・・。
幸いにも症状は軽く、仕事もしているが、指に麻痺が残ってリハビリ中だと・・・治療やリハビリの費用の為に機材も売ってしまったりしたと・・・。
ただ、ポジティブにリハビリも頑張っているし、またバンドもやりたいと。

うん、ショックでしたが、前向きに生きていて、音楽も続けられているようなので安心しました。
リハビリのために9弦ってのは笑いましたし(笑)前も怪我で握力無くなった時に8弦使ってたなぁとか思って。

当時の記事も見つけました↓
http://www.metalinjection.net/latest-news/gridlinks-takafumi-matsubara-may-never-play-guitar-again-due-to-brain-infection

こっちでは感染症ってなってるな。Never Play Guitar Againって書いてるけど、更に検索したらステージ復帰しとった!↓
https://ja.eventbu.com/kyoto-shi/grind-freaks-kyoto/238501

超最近。しかもMortalized一夜限りの復活ライブ!ドラマーは違うけど観たかった・・・・。
ドラマーの方が映像上げてくれてました↓



病気の影響を感じさせない演奏です。昔のブログとか読んでて、ストイックな人だなぁ、と思ってたけど流石だわ。素晴らしい。

クソー!1回くらいライブ観たかったぜー!ファイナルブラストアッターック!



最高。この映像、月一くらい観ちゃう。

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「ジブリの本棚」





児童書を原作としてアニメを作る事も多い宮崎駿が児童書について語る、という感じのDVDなのだが、そんなに宮崎駿中心の作りでも無かった。
というか、寄せ集め感が強くある。若手女優さんの朗読とかは別に無くてよかったし。
穿った見方をすると、『借り暮らしのアリエッティ』の販促用にしては良く出来過ぎたし、嵩増ししてDVDにしよう、って感じ。

それに私は基本的に今回の宮崎駿の相手役になっている阿川佐和子は苦手で、インタビューの名手、って感じの扱いはずっと疑問に思っている。実際、このDVDでもけっこう噛み合っていないところがある。
でもまぁ、「いつも自分が言いだしっぺだけど、人間が集まると面倒になる。」という宮崎駿に、
「宮崎さんて変!本当に人嫌いならこんな事やってないでしょ。じゃあ宮崎さんはご自身で『ぼくはこういういいところがあるな』と思われますか?」
と、自身については基本的に謙虚というか自虐的なコメントばかりをする宮崎駿に訊き、
質問が気に入らなくて不機嫌そうな宮崎監督にも、更にニヤッとしちゃうまで突っ込んだり出来るのもこの人だけかもな、とも思ったり。
良い意味でも悪い意味でも「美人なおばちゃん(もう60近いからおばあちゃんかも。そう考えるとメチャメチャ美人だ)」なんだよなぁ。

そこまで突っ込んだ話は無く(阿川佐和子では無理だろうし)、宮崎駿だけに焦点を当てたわけでもなく、児童書というものを広く題材としているDVDだし、「『借り暮らしのアリエッティ』の販促用なんだな」という感じが途中から強くしたが、それなりには面白かった。宮崎駿の絵のルーツの話とか、児童文学の翻訳者の話とか。

特に心に残ったのは『アルプスの少女ハイジ』の推薦文で、

「〜前略〜ぼくらの先頭にいたのは若い演出家でした。〜中略〜アニメより原作を本で読んだ方がいいという人がいます。ぼくも半分位そう思っていますが、この作品はちがうと思っています。見、読みくらべてみて下さい。ぼくらはいい仕事をしたと、今でも誇りに思っています。」

って書いていた所かな。自虐ばっかり言う中で、自分の仕事へのプライドと自負や、宮崎駿と高畑勲の関係性が感じられて凄くよかった。

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「風立ちぬ」





宮崎駿の引退作、長編アニメ最終作、という事に最近までなっていた作品。

宮崎駿には興味があるがそんなにジブリアニメが好きってわけでもなく、『ハウルの動く城』以降はちゃんと観ていない。『借りぐらしのアリエッティ』は当時の彼女に観せられたが、あれは監督が宮崎駿じゃなかったな。

ということで、ドキュメンタリー番組やインタビューばかり漁っていたのだけど、『夢と狂気の王国』がとても面白く、製作中だった『風立ちぬ』について興味深いコメントを多数していたので、気になって観てみた。

これは傑作だわなぁ。

なんというか、「うわー、この人最後に映画作ったよ」って感じ。
もちろん、これまでも名作を何本も作ってきたと思うんだけど、あくまでアニメーション。「子供が見るもの」で「年1回観れば十分、あとは外で遊んだほうがいい」というのが根本にあったと思う。
過去作の中では『紅の豚』は唯一大人向けであったと思うけど、「今一番癒されなければいけないのはサラリーマンのおじさんたち」と言いつつ「酷いものを作ってしまった」と振り返る感じから、葛藤があったのがわかる。私もこの作品は大好きだが、おじさんのノスタルジーや幻想と、アニメチックな空中戦なんかのギャップが作中にそのまま出てしまっていると思う。

ということで『風立ちぬ』。

宮崎駿が航空機の部品工場「宮崎航空興学」の役員の息子で、幼少期に戦争で空襲にあった際も自家用車で逃げたくらいのボンボンでありながら、後に東映動画に入社し労働組合の書記長をやるくらいの人だ、という事が頭に入っていると、またこの映画もより興味を持って観れるかもしれない。
「『親父は戦争協力者じゃないか!』なんてやり合いましたよ、昔」「ゼロ戦をね、カッコ良く描きたいけど、カッコ良く描きたくないんです・・・わからないでしょ、あなたには」なんて言葉が『夢と狂気の王国』に出てきて、私はそれで興味を持って観たんだけど、うーん、それ無しで観た感じが想像つかねーや。まぁいい、続けよう。

宮崎駿は、ずっとこういう二面性と共にあったと思うんですよ。さっき書いた、「年1回観れば十分、あとは外で遊んだほうがいい」とかさ、アニメを作ってて、もちろん素晴らしいものを作りたい、多くの人に観てもらいたい、そして仕事に全力を尽くすのは当たり前だ。が、自分の本音としては違う、「年1回観れば十分」と。
環境保護に熱心で原発反対派だが、アニメという多大なエネルギーを使うものを愛している、そしてへヴィースモーカーだ。
庵野秀明に対して「(テレビ版エヴァは)三分と観られないですね。観るに堪えないですね」「人間が描けていない」などと批判するが、「『エヴァンゲリオン』みたいな正直な映画を作って、何もないことを証明してしまったというぐらいにね」「この男はね、誠実な男です」とも言う、そしてこの映画の主役の声優は庵野秀明だ。
ナウシカの打ち上げで「人間なんか滅びても、地球になにかしら生命が残っていればいいんです」とハッキリと宮崎が言うのを聞いて、「それで凄く好きになった」と庵野が、鈴木プロューサーのラジオで言っていたが、根っこはそういう人なんだろう。
「正直」に作ってしまうとエヴァのようになる。だから「大人の仕事」として自分はアニメを作る。というような、二面性があったのだと思うのだ。
「漫画化風情に誰が憧れる」「アニメが作りたいんじゃない、映画が作りたいんだ」とハッキリ言ってしまう、富野由悠季のような人もいて、それはそれで素晴らしい作品を作ったが、これはこれで特殊な天才だ。

そんな二面性が今回初めてきちんと両立できたというか、混ざり合ったのではないかと思った。
実在の人物である堀越二郎をモデルに、堀辰雄の事もミックスさせた主人公は自分を重ねた部分も多々あっただろうし、舞台である戦前〜戦争の終わりという時代背景も、彼の思う「こうあって欲しかった古き良き日本」という感じで、いろいろな事が上手く交じり合っているように感じる。
「『トトロ』の世界に憧れるというが、実際にはあの食卓には虫がブンブン飛んでいるんです」というように、彼もわかって描いている。
そこが、まぁ今回は先にドキュメンタリーを観たからかもしれないけど、強く感じられて。そこで更に切なくなると同時に、青春モノ戦争モノとして物語を、そして大好きな航空機の事を夢という形で好きなだけファンタジックにアニメーションに、という2つがとても上手く混ざり合って、キレイ事だけではない映画になっている。
ジブリアニメとしてではなく、単純に映画として面白かったです。
子供にはわからない部分もあるだろうし、だからこそジブリ映画としては毛色が違うと思うんだけど、

「わからないものはわからないままでいいんです。そのうち大人になったらわかるんだから」

ですよね。

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「夢と狂気の王国」





やっぱり定期的に気になる人、宮崎駿。
最近も長編アニメの製作に復帰というニュースがありました。

ちょこちょこ作られるテレビのドキュメンタリーを観ていると、「復帰する気ありありじゃん」としか思えなかったので個人的に驚く事は全く無かったのですが、喜ばしい事だと思います。

今回のこの1本は、『風立ちぬ』や『かぐや姫の物語』の製作時のスタジオジブリのドキュメンタリー。
とはいえ、高畑勲はラストにちょっと出るだけで、『かぐや姫の物語』の製作風景も出てこないので、実質的に宮崎駿とプロデューサーの鈴木敏夫が中心になっている、いつものジブリのドキュメンタリー。

だが今作はプロデューサーが、「プロデューサー見習い」としてスタジオジブリにも所属している川上量生という内部の人間であり、脚本と監督が砂田麻美という才能あるドキュメンタリー作家なので、今までのジブリのドキュメンタリーとは段違いに出来がいい。

『魔女の宅急便』がヒットし、『もののけ姫』の大ヒット以降は新作が公開されれば大ヒット間違いなしのドル箱コンテンツになったジブリは、ドキュメンタリー番組も多く作られている。
スタジオジブリのアニメ製作に関するテレビのドキュメンタリーはもちろん、宮崎駿個人、鈴木敏夫個人での情熱大陸、トップランナー、プロフェッショナル 仕事の流儀などの出演も数多くある。
個人で、スタジオでトークしつつ、みたいなやつはまだ本人が直接喋る機会があるのでマシなのだが、製作中のドキュメンタリーなんかはなかなかキツイのもある。ただでさえカリカリしている製作真っ只中のスタジオに行って、中途半端でマヌケな質問をしていたりしていて、観ていて呆れる事もあった。
なんの作品の時のドキュメンタリーだったかな?酷いのありましたよね。そりゃ宮崎駿も怒るわっていうような。

そんなのもある中、これは秀逸です。
嫌な見方をすれば、身内が作ってるし、監督で聞き手でもある砂田麻美がそこそこ綺麗で聡明な女性だったから、宮崎駿もガード甘くなったんだな、とも思うけど。
『風立ちぬ』という、後に撤回するが「引退作」として作られた、最も自分と重ね合わせて作られたであろう作品を作っている最中のドキュメンタリーとしては異様なほど宮崎駿の機嫌がいい。メチャメチャ喋ってる。

あとは宮崎吾朗のダメっぷりが、少しだけだけど収録されているのも興味深かったな。あれは期待できないわ。

丸顔でおめめクリクリのいかにも宮崎駿が好きそうな女性スタッフを常に自分の近くにいるマネージャー的な位置につけ、スタジオの隣に作った社内保育園に手を振る事が日課で幼児とも戯れる、環境保護に熱心だがへヴィースモーカーで、癇癪持ちな天才と、その天才を支え、その作品を共に作り、世間に広めために奔走するスタッフたち。
そして、公開日に間に合わす事も無く、製作現場も見せず、ほとんど表に出てこないが、皆が「全てのはじまりはあの人」と語る、もう1人の天才、高畑勲。

凄いとしか言いようが無いよね。
宮崎駿ファンは必見。

音楽もいいな、でも久石譲じゃないな、と思ったら高木正勝だった。抜かりないねー。

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L.A. Guns 「L.A. Guns」(邦題 「砲」)





バンドスコアが108円だったのでシリーズ第2弾。後追いでCD買いました。

とはいえL.A. Gunsの1st、知ってはいました。
私はGuns N' Rosesのファンなので、その名前の半分を持つトレイシー・ガンズにも当然興味はあるわけで。「Sex Action」くらい聴いた事はありました。
ただまぁ、ガンズの創設メンバーでありながらすぐに脱退しちゃって、その後ガンズの1stが歴史に残る世界的大ヒットになった事で、なんか微妙な感じというか・・・。
L.A. Gunsも評価はされたものの大ヒットまでにはならず、ミュージックシーンの変貌によってメンバーチェンジを繰り返し、音楽性もPANTERAもどきになって迷走、最近は懐メロバンドみたいな感じでトレイシー中心とフィル中心の2つのL.A. Gunsがあったり、やっぱ2人でやったり、やたら「ガンズの1stの曲は俺が作った」的な痛々しい発言があったりと、ねぇ・・・。

はい、まぁそんな感じのL.A. Gunsですが、初期のアルバムには熱心なファンもいます。実際けっこうカッコいい。

これは1stなんですが、実は何気にオールスターバンドで、リーダーでギターは元ガンズ・アンド・ローゼズのトレイシー、ヴォーカルは元ガールのフィル、ベースは元ファスター・プッシーキャット、しかもこの後すぐ加入するドラムが元W.A.S.P.である。
実力者揃いで、作品のクオリティは高い。
フィルをはじめとして皆グラマラスな雰囲気は持っている事もあっていわゆるL.A.メタルという括りだが、フィルはNWOBHM出身だし、よりハードでスリージーなロックバンドだ。

初めてちゃんとアルバムを聴いて、実際弾いてみたんだけど、うん、悪くない。カッコいいよ。
でもなんか惜しい感じ。

フィルはさすがの存在感なんだけど一本調子なボーカルになりがちだし、トレイシーはバッキングのセンスとか凄く良いんだけど、これといったキラーリフも無いし、個性があまり感じられない。
惜しい感じ。
アルバム通して、シンプルで力強いハードロックで、質は高いんだけど、なーんか印象に残らない。

トレイシー、いいギタリストなんだけどね。器用貧乏って感じがしちゃうんだよな。メタルでいうとジェフ・ウォーターズ(Annihilator)みたいな。
センスはあるけど、技巧派ってわけでもないし・・・っていう。
で、やるとけっこうちゃんとPANTERAっぽくも作れちゃったりするから諦めきれない感じ。

前に書いた、Twisted Sisterくらい吹っ切れてれば良かったんだろうけどね。センスがいいだけに、逆に出来ないっていうかね。

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「バム・ファイト 発禁BOX vol.1」





私は割とガタイがよく、「なにかやってるんですか?」と訊かれることが多い。
最近ジムに行きはじめた事によって「趣味で格闘技を少し・・・」と言える様になったので、会話はスムーズになった。
「格闘技お好きなんですねー」と言われるが、実はちょっと違和感がある。
あまり人に言うような事でもないし、格闘技好き、という事でいいんだけど、ちょっと違うかなー?とも思うのだ。

この「バム・ファイト」という作品、アメリカで2001年に発売されると、ネット通販のみなのに20ドルのビデオが5年で30万本も売れる大ヒットになり、それと同時に当然のごとく社会問題になった。
内容は、素人から投稿された喧嘩のホームビデオにパンクやテクノミュージックをのせたモノや、ホームレスに小銭や酒を与えて危険だったり下品なパフォーマンスをさせたモノなど。

はっきりいってヒドイ。

でも目が離せない。


こんなものは無いほうがいいし、最低だ。でも、そういうものにどうしようもなく気になる、怖いもの見たさで観てしまうのも確か。でないと30万本も売れないだろう。

そんな言い訳をしつつ、結局観てしまう。
ホームレスいじめの方は全く持って面白いと思わないけどね。




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「柔術Legends」





「柔術とは?」
という問いに対する答えは、幻想も含め、多くの解釈があると思う。

この本には、ヒクソン・グレイシーをはじめ、ヘンゾ・グレイシー、マーシオ・フェイトーザ、カーロス・グレイシーJr.、ヒーガン・マチャド、ジャンジャック・マチャド、オズヴァルド・アウベス、ホメロ・ジャカレ・カバウカンチ、ホリオン・グレイシー、フーベンス・シャーレス、マルセロ・ガッシア、レオ・サントス、マリオ・ヘイス、植松直哉、渡辺直由、塩田歩、桑原幸一、廣瀬貴行など、多くの柔術家のインタビューが載っていて、それぞれがそれぞれの「柔術」を語っている。

それは、武道であったり、護身術であったり、MMAの基礎教養であったり、未来のオリンピックスポーツとしてであったりする。
例えば柔道でも、日本から世界に広まり、オリンピック競技になっていくなかで変化していったものはある。よく語られるところでは、「あくまで一本にこだわる日本の"柔道"」ということで、体格にモノをいわせてポイントで逃げ切る海外勢に、競技の中では負けという事になるが・・・という議論などがある事でわかるだろう。

その上、UFCというMMAを語る上で絶対に欠かせない大会の初期でホイス・グレイシーが見せた、圧倒的なパフォーマンス、そして「兄ヒクソンは私の10倍強い」という発言、山篭りなどの古めかしい部分と、グラウンド技術の新しさなどで、幻想がとても大きくなっていた事もあって、当時は皆「柔術とは?」という問いの答えを求めて彷徨っていた。

その答えのほとんどは、ここにあるといっていいと思う。有名な柔術家のほとんどを網羅していると思うし、きちんとロングインタビューをしている。
最初に読んだときは、同じ流派や同じ一族であっても、考えが違っていたりしてどんどん分離している事にとてもビックリさせられた。しかし、この多様性こそが柔術のキモというか、深みなのだろうな、と思わされた。

「ルールでは打撃は無しだからといって、そこに全く注意をはらわずに練習しているのが護身術か?」
「サブミッションで極める事を目指さず、ポイントを取って時間切れを狙うのが武道か?」
「柔よく剛を制す。すなわち我慢強く相手のミスを待ってそこを狙うのが柔術なのに、時間制限があること自体おかしいのではないのか?」

などなど、いろいろな考えがあるのだ。

柔術を広める、ということを考えればオリンピック競技を目指すのは当然だし、いまやMMAの最大手のUFCもルールが変わっていったように、TVなら血はよくないし、時間も5分3ラウンドくらいでやるし、テンポ良く派手にいきたいので膠着するとすぐ「アクション!」って言われるし、という事になっていくのだ。
でも、やってることのリスクとかを考えればお金が多く発生するのはいい事だし・・・とかね。

付属DVDは、まぁオマケだなぁという感じだが、ガチガチの教則本とか専門誌では収録しないような、普段の生活が観れたりするのはよかったかな。まぁ「黒帯限定サーフィン大会」とか収録されても・・・というのもあったが。

とても良い本でした。特に実践派より理論派向けの本でしょう。これを読んでも、技術的に向上するとかそういう感じがメインではないです。多少はそういうページもありますが、圧倒的にインタビューに紙面が割かれてます。
格闘技を観る、語るってのが好きな人はメチャメチャ面白いと思います、というか私は面白かった。
たまに字が非常に読みにくいページがあるのは頂けなかったけどね。マジで読めない部分とかあったから。

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堀江貴文/西村博之 「ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね ~常識を疑えば未来が開ける~」





『週刊プレイボーイ』の連載「ホリエモン×ひろゆき『なんかヘンだよね・・・』」の単行本化。
2冊目かと思ったら、前の『なんかヘンだよね・・・』は語りおろしで、連載じゃなかったのか。

2013〜2016年の連載の中から50個をテーマ別に選んで本にしたもの。
私はそもそもが2人のファンなので面白いのは当然なのだが、週刊誌連載でその時のニュースについての対談という性質上、古いニュースというか今更感は覚えたりもする。
だが、基本的にそんなに最新のニュースや情報によってどうこうする、という人生ではないし、どうこうするお金もないので、「ほー、アレはそういう感じだったんだ」という感じで楽しく読める。
常に最新の情報で武装しているホリエモンが実際すぐ使ってみて、「良い」とか「こうなると更にいい」とかいう話をし、ヒロユキがその場でロジカルに疑問を投げ入れる、みたいなやり取りは相変わらず。

どのテーマでも独特な発想で話しているし、週刊誌の紙面上に収まるようコンパクトにまとまっていて、専門的になりすぎず、やっぱりいつも通り面白い。

良くも悪くもいつも通りな上に時事ネタなのでファン向けではあるんだけど、ネットニュースを見て知ってはいるものの結局新しいガジェットもサービスも買ってない、使っていないな、という人も多いだろうからこれはこれで貴重な記録だったりすると思います。
Twitterなりニコ生なりで最新情報はチェックできるけど、それは情報量が多すぎて流れてっちゃうからね、たまにはこうやって本にまとめられているのも必要だよな、と思いました。


ネタばれとしては、あとがきで「実はここ2年くらいは直接会わずにLINEで対談して、それが連載になっている」ということが語られていて、それが一番ビックリだったりもしたんだけど、考えればそれが一番楽かもしれないなぁ、最初からテキストなわけだし、便利だよね。

ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね ~常識を疑えば未来が開ける~

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Twisted Sister 「Stay Hungry」





パッと見た感じはキワモノなのに、今でもスポーツイベントなどで頻繁に流されるヒット曲がある、というのは凄い事だ。このトウィステッド・シスターといいゲイリー・グリッターといい、なんか凄いよな。
このアルバム収録のバンド1番のヒット曲でもある、その「We're Not Gonna Take It」のおもしろPVでもお馴染み、Twisted Sisterの「Stay Hungry」。

デカくてゴツイのに女装のリーダー、ディー・スナイダーのインパクト、そしてPMRCとの争いで、その裏に隠された知性を見せつけた事でメタラーはみんな畏敬の念を抱いている。
が、バンド自体は私もクワイエット・ライオットと同じく、LAメタルのあだ花、最高の一発屋、くらいの認識だった。

今回、偶然古本屋でバンドスコアが108円で売ってなかったら、このアルバムを買おうなんて思わなかっただろう。あまりに安いんでバンスコ買って、じゃあアルバム買ってみっか、的な。

で、聴いたんですけどね、よく出来てる。
まさに直球アメリカンハードロック、E、A、D、Gくらいしかコード使わ無いし、ミッドテンポ主体の、潔いとしか言いようの無いロック。バラード曲も短めにサラッと、重く遅いパートは程々に、基本はノリノリ、良いメロ、キャッチーなフック、シンガロングパートはたくさん、ソロは短めペンタ主体。

いやー、思った以上に良かったです。もちろん、単調といえば単調だし、音楽的にどうということは無いんだけど、楽後まで楽しんで聴けましたし、曲がシンプルだったので、1回目に聴きながらほとんど一緒に弾けました。
つくづく、ディー・スナイダーは有能だ。シンプルなものほど難しいからね。

やっぱコレ


コレと「Come On Feel The Noize」は、どんなに下手なコピーバンドがやっても盛り上がる。

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堀江貴文(著)岡田斗司夫FREEex(編集) 「ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる! 」





今、30過ぎてやっと「就職しようかな」と思ってハローワーク通いをしているせいか、自分の中で何度目かのホリエモンブームが来ている。
3流大学中退の職歴バイトのみで元バンドマンな私が、本読んだからってどうなるわけでもないのは重々承知なんですけどね。「お金を稼ぎたい」「稼いだ金でやりたい事がある」という人には、何かしらのヒントになるだろうし、自己啓発本として読むにしても良いんだろうけど、私はどっちもあまりなくて・・・。
まぁ単純にファンなんですよ、本人がおもしろいから。

ということで、イロイロあってすっかりメッキの剥げまくったオタキングこと岡田斗司夫との共著。というかロフトプラスワンでのトークイベントの書き起こし本。
読んでて、なんかデジャブを感じると思ったら、前に動画を観ていた事に気がついた。FREEexのyoutubeチャンネルかなんかで公開していたんだよね。3つ収録されている内、最初のはもう7年も前か。

映像で観た事はあっても、マイクが目の前に置いてるのだけなせいで音声が聞き取り辛かったりしていたので有難いといえば有難い。
ただ、先に映像を観ちゃってるので、「そんなにホリエモン笑ってなかったけど」「イベント中もiphoneいじってるのを皮肉られてるのに、ホリエモン全然動じてなかったよなぁ」とか思ってしまう。
すぐリバウンドしたし、元社員による内情の暴露、女性関係の暴露されてみっともない対応だったし、景気が良さそうに見えないし、最近の評判が悪すぎるせいもあるんだろうけど、

岡田 〜ベラベラベラベラ〜
堀江 笑

ってのが多いのとか、なーんかねぇ。ホリエモンがそこら辺無頓着なのをいい事に、なーんか上手くやってる感・・・。
内容的にも、FREEex推してた時期なせいか何回も聞いたような話が多いし、ホリエモンは他ジャンルの人の話は素直に聞いちゃう感じがあるから、あんまり良さは出てない気がします。新鮮味が無くて、他でも聞ける話が多いかなー、と。

ただ、よかったのは、久々に「みんなのアニメ(仮)」の事を思い出したこと。
それすら4年前だったから、ポシャッたのかなぁ・・・と思って検索してみたら続いてた。しかも予告編までできて、クラウドファンディングで500万以上集めてた。↓

でもなぁ、「まだココ?」って感じは正直あるんだよなぁ。
本格的にはじまったんなら、期待はしたいけど。
去年の5月にyoutubeにのっけて、いままだ再生数7800程度ってのがなんとも・・・。

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