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「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」

エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー、『AMY エイミー』にはなかなか厳しい感想を持ったが、これはとても良かった。
ちなみに『AMY エイミー』の感想↓
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/609/0

どちらも、志半ば(というにはキチンと評価されてはいるが)で急逝してしまった女性シンガーで、片や大ヒットしたセカンドアルバムに続くアルバムが待たれている中、片やBig Brother and The Holding Companyを離れ、ソロでのアルバムを作っている途中で、共に27歳でドラッグとアルコールの問題を抱え、それが原因となった死だった。

まぁそういうことは、陰謀論含め散々語られているのでいいとして、単純に映画として、やはりこちらの方がはるかに良かった。

親族と疎遠な感じで、地元の友達が2、3人出てきて語るくらいで過去の話がほとんど出てこなかったエイミーに比べ、家族に手紙を送り続け、謝罪や感謝をしたためているジャニスは、残された楽曲やスキャンダラスな言動以外にも語られえる事がたくさんある。

誰もが心を痛めるであろう、とても残酷な里帰り同窓会シーンは本当に哀しくなる。「有名になったって何も変わらない」「田舎の保守的な人間にとっては無いものとして処理される」というような事がリアルすぎる事象として映し出される。
インタビューアーも、普通の質問のつもりでとどめをさすような質問するんだよね...。

豪快なパブリックイメージの裏側の、繊細で寂しがりな1人の女性としての部分が強く出てて、手紙や家族の証言をはじめ、資料も豊富な上、夭折して45年という積み重ねもあり、ジャニスという人物を知る上でドキュメンタリーとして決定的なものが出たと思う。

まぁ逆に、あまりにそこを強調しすぎているというか、あんまり手紙とか公表してやんなよ...という気分には多少なったし、ファンとしてはもうちょっとアーティストとして神格化してもいいんじゃないか、くらいの気分にはなったけど。

すげーメンツ↓


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西寺郷太 「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」





もうすっかり文筆家、ラジオパーソナリティとしても有名になったNONA REEVESの西寺郷太。
メンバーからして「誰もが最低にダサいものとしてマイケルの悪口言ってた時代も、一貫として好きだっていい続けたお前は本物だ」と言わしめたポップス馬鹿一代。
今やマイケル・ジャクソンをはじめ、プリンス、ジョージ・マイケルなどの大ネタを含め、80年代ポップス最強の論客の1人になっている。

今回のこの本は正直、「これ、だいーぶ前にラジオで喋ってなかった?」って思いつつ買いました。
メチャメチャインパクトのあった「小沢一郎・マイケルジャクソンほぼ同一人物説」なんかもありましたが、そういう仮説を立てるのが好きな人で、あれやこれやラジオでお話されている内の1つが書籍化までいった、って感じでしょうか。

ただ結局、キャッチーなタイトルではあるものの、それを深く追求していくという事ではなく、結局、ウィ・アー・ザ・ワールドの事を書いて終わってしまっている。
そこに至るまでのアメリカンポップスの歴史や、その歴史的な日のエピソード、当然全員が目立てるはずも無く、そこにはやはり影も...というような話がほとんどで、タイトルの「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」については最後にちょちょっと書いただけ、というような感じ。
それもたいしたアレではなく、「ウィ・アー・ザ・ワールド」の大ヒットに乗っかってベスト盤を出したり、次のアルバムがヒットしたあとは、売り上げ落ちていったよなー、といったような話。
それは、当然っちゃ当然な話で、論立てて話せるほどのモノは無いよなぁ...。
音楽的にも、音楽メディア自体にも変遷があり、ちょうどここが頂点であり、世界中の皆が知ってる曲って、これが最初で最後かもね、というような話なんだよな。

まぁ、タイトルで買ったときの期待は裏切られたものの、80年代ポップスには詳しくない私には普通に面白かったし、改めて「ウィ・アー・ザ・ワールド」のビデオを観たくなったから、いい本だったのかな?



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Agota Kristof(原著)堀茂樹(翻訳) 「悪童日記」





名作と名高い作品で、戦争の中で祖母の家に疎開した双子の少年の過酷な日々での成長、みたいに聞いていたのでとても興味はあったのだけど、硬い本かな?洋書だし、と思って後回しにしていた。

でもいざ読んでみると、読みやすく、そしていわゆる「過酷な戦中でも力を合わせて生き抜いた少年たち」とかいうステレオタイプな物語ではなく、不条理な事は起きるし、人は簡単に死んでいく。生きる為に脅しも暴力も使うし、性描写もかなりあり、獣姦もSMもスカトロ要素も、という作品でした。戦争文学として有名でも、これは学校とかで薦めないわな。

かといって扇情的なものでもなく、あくまで自分達の勉強のために努めて客観的に書いた日記、という設定の本なので、朴訥としていながらドライな筆致なので、非常に読みやすく、コンパクトにまとまっていて、サラッと読めてしまう。
ただそれ故に、サラサラと読み進めていくうちに、「ちょっと待てよ、これって・・・」と何度も読み返してしまったりもして、読み終える頃にはどっしりと満足感のある、まさに名作でした。

固有名詞は一切出さないんだけど、著者がハンガリーから亡命して書いた最初の作品ということで、実際のヨーロッパの歴史を強く感じさせられる作品です。だけど、私みたいな世界史が苦手な人間でもちゃんと面白く読めました。

イライジャ・ウッドとマコーレー・カルキンの出てた『危険な遊び』をちょっと思い出したかな。勿論、戦争だからもっと過酷なんだけどさ。
つか映画化もされてるのね。どうなってるのか観てみたいな。

そして、この作品は三部作の一作目だ、って今知って、ウキウキしてます。続き読みたい。

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ギンティ小林 「新耳袋殴り込み 第三夜」





『新耳袋殴り込み』シリーズ3巻目。

単純に見つけたときに買ったので、2巻目を抜かしてしまったが、まぁこういう本はあまり関係ないだろう。

という事で、1巻目がとても面白かったので買いました。
タイトルの通りに『新耳袋』という現代版百物語の中の特にヤバいとされるスポットを探し当て、実際に突撃するというシリーズで、相変わらずやばそうな所に行っている。
そして3巻になり、はじめは雑誌の一企画としての体当たり取材だった事が大きくなり、DVDや劇場版まで作られるというビッグウェーブになり、盛り上がってる感があって、ちょうどこの頃が一番盛り上がってたのかな?と思える、幸せなバイブスが感じられる。

ただ、その幸せは「より過激な事を/映像を」という欲求に答えていくのと同時進行なわけで、よりやばそうなスポットに、深夜に、より挑発的なことを、という方向性になっている。
「よし、この企画もデカくなってきたし、いっちょ凄い映像撮るぜ!このスポット超ヤバいらしいじゃん!よしよし、行くか!」
とテンション上がって行くが、
「実際きたらヤベェェェェェェェェ怖ェェェェェェェェ!」
という流れが面白い。
それは著者も、監督も、社長もなわけで、盛り上がれば盛り上がるほど自分に返ってくるっていう。

企画が大きくなったことによって個性的な登場人物も増え、ただ行くだけではなく「挑発」という手法にも手を出し始めているので、読み物としてより面白くなっている。
本で読むくらいがやっぱり私にはちょうどいいかな?
でも、映像観てみたら、オカルト云々より、怖すぎて精神的な限界を超えた状況で
「ウォォォって女の人の声が・・・・臆病なのかなぁ・・・・俺が臆病だからかなぁ・・・聴こえたのかなぁ・・・?聴こえてないのかなぁ・・・?・・・俺が臆病だからかなぁ・・・?」
と繰り返すギンティ小林と、
「いや、ギンティさんは臆病じゃない」
笑いながらも尊敬の念を持って接する感じ。
笑いと恐怖と仕事としての使命感が合わさったような、なんかその感じは、いわゆるドッキリとか罰ゲームに向かう芸人の、人間観察としてのバラエティと同じで興味深いんだよなぁ。

あ、そうそう、こうやって本の感想なんか書いている人間にもドキッとさせられるような内容もちょっとあったり・・・。よくあるやり方、といえばそうだが、やっぱりドキッとするね。

「新耳袋殴り込み 第一夜 (角川ホラー文庫) 」の感想↓
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/603/0

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園子温 「非道に生きる」





園子温のエッセイ集、というか自伝的なもの。

園子温は、昔、私の信頼をブッツリコン壊してくれた映画監督志望(最近検索したら、「ホノルルマラソンに出たいからスポンサー募集」とかナメた事twitterに書いてました)に薦められてまとめて観て、それ以来気にはなる存在ではあるんだけど、なんか煮え切らない感じがある。
さっさと傑作を撮ってくれよ!「才能の片鱗を見せる若手」を二十年も三十年もやられても、観てるこっちがしんどいよ!
と、けっこう好きだからこそ思ってしまう。

で、本ですが、やっぱり昔の話が面白いね。
メジャーでやるようになって安定した後の話は、「日本映画は〜海外では〜」って感じになっちゃうから。
昔の話も、「おぼっちゃんの不良ごっこ」に感じられる所も無きにしも非ずだったりするけど、やり続けたのは凄いしね、もちろん。
でも、こう、自己イメージの中の「天才」や「詩人」みたいなのに合わせて行動するってのがなぁ・・・ちょっと抵抗感じるけど。

「東京ガガガ」も伝説的に語られるけど、自主映画で一千万入ったから、それがなくなるまで好き勝手やってた、って感じだし。
しかも、なーんかこのあたりが胡散臭いんだよな。
言う通りなら、もっと「元 東京ガガガ」の人や、実際の映像なんかが出てきてもいいと思うんだけど。なんでも宣伝に使って、「『ぺ』ルリン国際映画祭招待作品」なんてチラシに書いてたくらいなんだから、あればドンドン使ってるだろうに。

「どれだけすごい映画を撮っても、試写にも来ない、観客は来ない、誰にも知られない、では作っても無駄だからです」
と自主映画を作っていた時の事を語るが、それは今も続いているように感じられ、やはりこの本も映画の宣伝に過ぎないと思ってしまう。
そこに渡辺文樹監督の影響があった、というのはとても腑に落ちたけどね。

やっぱなんか好きになりきれないわー。

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「KEEPINTIME:A LIVE RECORDING」





最初は、サンプリング元であるレコードで演奏していた名ドラマー達と、そのレコードで音楽を作っているDJ(ターンテーブリスト)達がフォトセッションで出会い、そしてそこから話は転がり、共演が決まる。

素晴らしい話だ。その粗筋だけでもう観たくなる。

という事で探してたんだけど、日本版は発売されておらず、今では輸入盤もアマゾンだと微妙にプレ値になってたりで困ってたら、サラッと近所の古本屋で500円で見つかるっていう。
しかし、この輸入版しかないのに字幕があるパターン、『Our Vinyl Weighs A Ton (Stones Throw Recordsの軌跡)』なんかでもそうだったんだけど、なんなんだろう?翻訳されていない部分もあったりしてもどかしい。日本版出ないのかな?

さて、内容なんだけど、基本はセッションなので過度な期待は禁物。
まぁ即興だと当然なんだけど、ずーっと素晴らしく、緊張感が30分も1時間も持続する、なんてのは本当にめったに無いわけで。
年老いたドラマー(名人芸だけどね)と現役バリバリのDJのセッションで、DJ側には多大なリスペクトがあるので、それなりにまとまるけど、正直別にこれといって・・・。
ドキュメンタリーではなくライブDVDなので、物語で入り込ませて、最後に共演した曲でドカンと・・・とかではなく、最初にライブが決まった経緯と簡単なプロフィールが流れた後は、ずっとドラムとターンテーブルのセッションライブが淡々と流れていくので、期待しすぎるとスカされるかも。

とはいえ企画としては素晴らしい事に変わりはないので、あんまり悪く言いたくはないんだよな。
まぁ機会があれば是非、って感じ。

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江森丈晃 (著、編集) 「音楽とことば あの人はどうやって歌詞を書いているのか」





先に読んだ続編の『あたらしい音楽とことば』でも思ったが、やはりあまり頭に残らない。
それは、この本が悪いとかインタビュアーが悪いという事ではなく、普通のインタビューとの違いがあまりないように感じるからだ。
確かに、深く訊いてはいるのだけど、ロングインタビューならそのくらいはするだろうし、シングル発売時のインタビューなら、質問対象の曲も絞られるので、余計そうなる。

・・・これは、身も蓋もない言い方なんだけど、結局、「音楽評論」っていっても、歌詞の事がほとんどなんだよね。

ここ数年、自分がジャズギターを習って、音楽理論を齧ったからこそ余計にそう思うんだけど、例えば「コード進行」や「変拍子」って言葉をレビューなりインタビューで使う人は多いんだけど、たぶんほとんどの人はコード譜におこしたり、アナライズしたり、していないと思うんだわ。読んでいて違和感しかないんだよ。
特にロックやメタルだと、コード進行っていうよりモードっぽい部分もあるし、というか開放弦の音をざっくりとkeyにした単音の繋がりに過ぎない事も多いんだよね。そりゃアナライズしようとすれば可能だけどさ、ミュージシャン自身も考えてないだろうし、ましてや評論家がそれを言ってるとも思えない。変拍子じゃなく、単に譜割りの問題だったりね。
ちゃんとやってるのは楽器の専門誌くらいだと思うんです。

ロックやフォーク、ブルースって音楽が、いわゆる「音楽学校出身」みたいなものではないのは理解しているんだけど、その分シンプルでパワフルなのが売りの音楽なんだから、評論家を名乗るならちょっとは勉強すればいいのに・・・と思ってしまう。

というわけで、普段の雑誌インタビューでも、結局歌詞の話がほとんどだから、改めてそこにフォーカスする意味が薄いなぁ、と思わざるを得ないんだよね。
好きなミュージシャンのロングインタビューとしては面白いんだけど、単行本として読む意味はあまりわからないというか、特別感がないんだよな。

それに、小西康陽さんが

「やっぱり作詞とか言葉ってさ、頭で考えて表現されたものにもかかわらず、それについて考えれば考えるほど逃げていく。とてもパラドキシカルなものなんだよね」

とインタビューの中で言っているんだけど、それも感じるんだよね。
評論家が歌詞をどう読み解いたか、というのには興味があるんだけど、本人に聞いてもしょうがない部分があるよな、と。

例えば自分もそうなんだけど、「作詞に興味がある」と思っている人が手に取りがちなタイトルだと思うんだけど、この本を読んで得られるものってあまりないと思うんだよね。それは、このタイトルならけっこう問題かなぁ、と・・・。技術論が無いからなぁ。でも「アーティスト」って技術論で語るものではない、ってのもあったりするから・・・。

あとあれか、この本に出てくる人達ってさ、そういうのを普段からちゃんと語ってくれそうな人たちなんだよな。
そういう意味で、続編に出てる石野卓球や若旦那と違うっていうか、余計に特別感が無いんだ。ロッキンオンでロングインタビューやってそうだから。っつうか読んだ事ある人もいるし。もう語ってるんだよね。


THA BLUE HARBの「元ネタはなんですか? 歌詞の意味はなんですか? とか訊かない」(『sweet litele dis』)を思い出しちゃった。

続編では、それを理解のした上でやってるであろう磯部涼がやってるのはまだ読めたけど、その他の人やっぱロッキンオンの2万字インタビューと変わらない気がしてしんどかったしなぁ。

いしわたり淳治
「みんなと同じようなことを書いていながら、みんなと自分は違うんだって思いたがってる」

西井鏡悟
「そう、「勇気がありますよね」って言われるんですよ。「いいね」じゃなくて(笑)」

とか、面白いと思える発言とかはあったから、それなりには興味深いんだけど、この本を読む意味はいまいち薄いかな。

おわりに、で「秘すれば花、の中核を〜」と書いているので自覚はあるのだろうけど、それ以上のものになったかは疑問。

続編の「新しい音楽とことば」の感想↓
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/617/0

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桜玉吉「漫喫漫玉日記 四コマ便」





『御緩漫玉日記』の後半から続く、一番シンドかったであろう時期に書かれた作品。その状態が5年も続き、震災をキッカケに再起するまで。
すっかり今では週刊文春に連載していて売れっ子感が出ている作者だが、『御緩〜』が終わった時には本当に、もう復活は無理だと思ってたんだよな。
前に感想も書いたけど、あんなに鬱状態を見事に作品に出来る人はほとんどいないと思う。
その時その時でモロに精神状態が出ていて、わざと漫画表現を広げたりしようとしているわけではないのに、どんどん壊れていくっていう・・・。

内容はいつものエッセイ漫画。ただ、やはりまだ精神的にしんどいのか、絵は荒れているし、日常といっても本当に些細な事ばかり。いつもの感じ、で理解できるだろう。ファンなら読むかな、という感じ。ちなみに私は大ファンだ。
収録されているインタビュー、というかO村さんとの対談がよかったね。あれ以降どんな風だったってのがちゃんと語られていて。まぁ原発云々政治云々は、苦笑って感じだけど。

しかし、この『コミックビーム』のO村さんと玉吉の関係も凄いよな。その状態でもずっと仕事振ってて。

ヒロポンとかどうしてんのかな、今。

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「Best of Soul Train」





アイズレー・ブラザーズ、バリーホワイト、マーヴィン・ゲイ、スライ、アレサフランクリン、ジェームスブラウン、スティービーワンダー、そして勿論ジャクソン5。
出演者を挙げるだけで、そうそうたるメンツなのがわかる。

「Soul Train」はまだ人種差別もあった時代にシカゴのテレビ局で開始され、全米にネットされた黒人向けの伝説の音楽番組。MTV以前の世界で、人種によって観ている番組が違う時代に35年間も、アメリカでもっとも長く放送された番組でもある。

スタジオライブ(というかディスコ)方式で客が踊ってもいるし、ソウルトレインダンサーズがプロの踊りを見せる事もある、そして、インタビューや質問で政治的な事を言ったりもする。
もちろん時代だなぁ、というのも感じるが、凄くいい番組だなぁ、と思う。
硬軟併せ持つっていうか。

若い頃のジャームスブラウンのヤバさ、マーヴィン・ゲイの伊達男っぷり、スライ、ジャクソン5のスター性・・・というか全員スターで、天才ばっかり。
なんかこう、あまり加工されずにバッと観客と共に収録されてそのまま出している感じが凄く良い。
そんな状態でも物凄く光っているアーティスト達の凄みもより感じられる。

ブラックミュージックは好きだけどそんなに詳しくない、って感じだからこのボリュームだと飽きるかな、と思ったけど、飽きずに観れたなぁ。これがテレビで流れてたってすげーよ。しかもカルト的な人気とかじゃなくて、国民的な番組なんだもんな。

ソウルトレーイン♪ソーウルトレーイン♪が、サッカーのオーレーオーオーに似てるな、とかアホな事を思いつつ、DVD2枚分ずっと楽しんで観れました。

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「伊集院光のでぃーぶいでぃー ~夢にときめけ仲間を疑え 草野球芸人対抗連係プレー選手権の巻」





これも前評判が高く、期待して最後まで残していたんだけど、あれー?ってなったんだよね。

これも『裸フィッシング』と同じく、以前伊集院が他番組でやっていた(月刊イジューインだったかな?)「筋書きのある野球をやろう!」の延長線上にある企画だと思うんだけど、なんか私は乗れなかった。

まず野球がそんなに好きじゃないからかな?
「筋書きのある野球をやろう!」もあんまり記憶に残っていないけど、まぁ予算が無いからグダグダになったんだろう、みたいな感想だったような・・・ブルーマウンテンのジョンコリンズっていうインパクトの強い名前の若手だけ覚えてるけど、たしかもう廃業したんだよな。

なんか根本的に、「草野球だったら、そんなにダブルプレーとか決まらないんじゃん?しかもGO君足速いし」っていう疑問が頭にあってさ。
別にゲーム性や心理戦抜きにしても可能性は低いんじゃないかな?と思っちゃうんだよ。
実際、GO君の俊足が無ければ・・・って場面もあったし。

これ、成り立ってるのかなぁ?って。

そんな感じでモヤモヤしたまま普通に終わっちゃった。
コメンタリーというか、感想戦みたいなやつを足したバージョンもあるんだけど、それで観てもイマイチ。

野球好きだったらもっと楽しめたのかな?

それともやっぱり、俺が疲れすぎてるんだろうか?

あ、そういやシンキングタイムの音楽がフリースタイルダンジョンの審査の時の音楽と同じでちょっと笑っちゃったな。あれ、フリー音源なのかな?

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