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「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」

エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー、『AMY エイミー』にはなかなか厳しい感想を持ったが、これはとても良かった。
ちなみに『AMY エイミー』の感想↓
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/609/0

どちらも、志半ば(というにはキチンと評価されてはいるが)で急逝してしまった女性シンガーで、片や大ヒットしたセカンドアルバムに続くアルバムが待たれている中、片やBig Brother and The Holding Companyを離れ、ソロでのアルバムを作っている途中で、共に27歳でドラッグとアルコールの問題を抱え、それが原因となった死だった。

まぁそういうことは、陰謀論含め散々語られているのでいいとして、単純に映画として、やはりこちらの方がはるかに良かった。

親族と疎遠な感じで、地元の友達が2、3人出てきて語るくらいで過去の話がほとんど出てこなかったエイミーに比べ、家族に手紙を送り続け、謝罪や感謝をしたためているジャニスは、残された楽曲やスキャンダラスな言動以外にも語られえる事がたくさんある。

誰もが心を痛めるであろう、とても残酷な里帰り同窓会シーンは本当に哀しくなる。「有名になったって何も変わらない」「田舎の保守的な人間にとっては無いものとして処理される」というような事がリアルすぎる事象として映し出される。
インタビューアーも、普通の質問のつもりでとどめをさすような質問するんだよね...。

豪快なパブリックイメージの裏側の、繊細で寂しがりな1人の女性としての部分が強く出てて、手紙や家族の証言をはじめ、資料も豊富な上、夭折して45年という積み重ねもあり、ジャニスという人物を知る上でドキュメンタリーとして決定的なものが出たと思う。

まぁ逆に、あまりにそこを強調しすぎているというか、あんまり手紙とか公表してやんなよ...という気分には多少なったし、ファンとしてはもうちょっとアーティストとして神格化してもいいんじゃないか、くらいの気分にはなったけど。

すげーメンツ↓


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