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桂明日香「47歳、V系」(1〜5巻 完結)


なんでマレーシアですごす初の正月からこんな事書いてるのかわかりませんが(正月に暇すぎて書いて忘れてた)、いやー、終わっちゃいましたね。この漫画は渡馬する前の一番不安だった時に、友達から餞別で貰ったAmazonギフト券で買ってハマったんで、ちょっと思い出深かったりして、まぁ普通に面白くて、しんどい時期に救われてたんですが。

というわけで「47歳、V系」。過去記事でも何度か書いたことがありますが、残念ながら私はV系のファンではないです。でも、思春期にチャートに入ったりTVに出ている「日本のロックバンド」はV系がほとんどだったこともあり、普通に好きなバンドもいますし、元カノバンギャだったりもしました。

市川哲史 「私がヴィジュアル系だった頃。」
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/132/0
蟹めんま「バンギャルちゃんの日常」
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/670/0

近いようで遠く、日本独自の文化として色々と聴いたり読んだりしつつも、ファンであった事はないという距離感。
さておき、コレめっちゃキャッチーなタイトルじゃないすか?でサンプル読んだら、老いを気にしているベテランV系バンドマンが青汁を「ケール100%のスムージーだ!」って言い張るところで、もう好きですよね。買いますよ。
ここ数年の自分の事でもありましたからね。私今36歳ですから。数年前から髪の毛が減ったり太ったりでもう、頑張ればいいんだか諦めりゃいいんだかわからねぇ、みたいな状態です、ずっと。

で、まぁV系あるあるみたいな、まぁ「特殊な体験モノ」としてのエッセイ漫画とか、まぁ象徴としての「日本のロックバンド」として登場する漫画は結構あるんですけど、ちゃんとメインのキャラクターが普通に生活しているというのは珍しいです。そして、そのために俗世とつなぐキャラクターがマネージャーの金治さんな訳ですが、コレが素晴らしいキャラクターでしたね。

結局ネタとしてギャグにして終わりでも、それこそ歌詞の世界そのままのトラウマなんかを出していい話にするでは無く、キチンとバックグラウンドを描いて、キャラクターを生かしている所が凄く良かった。

基本ギャグ漫画なんで笑えるんですが、もう後半は普通にいい話として読んでましたし、最終巻は特にそう感じました。
コレはまぁ良くも悪くもという感じであるんでしょう。やっぱりギャグ漫画ですから。
もう舞台装置としてのV系というところにはほとんど気をかけなくなり、好きなキャラクターの日常を眺める気分で読んでいたので、この漫画のファンになった私はよくても、これからこの漫画として描けることは無くなってしまったのでしょう。

中途半端に恋愛なんかにせず、サッパリと希望を持てる終わり方になっているのも素晴らしい。
コンパクトで、引き際も素晴らしいと思います。うーん、マジでこの半年はこの漫画に救われてたなぁ。
このお正月にもゆっくり楽しませてもらいました。この作者の他の漫画も読もうっと。

いまだにやっぱりV系と言えば思い出すのはコレ↓

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味野くにお「先生白書」




発売前に物凄く話題になって、発売後にスッと消えて感想すら見なかった。そんな印象。
買ったの2回目、間違えた。というかマジで3分の1くらい読むまで一回読んでた事に気が付かなった。今過去記事を検索しても感想書いてなかったね。そりゃそうだ、そのくらい印象薄かったもの。
なんというか、偉人伝を買ったつもりが日常ほのぼの漫画だった的な感じ。



ご存じの通り、著者は冨樫義博の元アシスタント、それも『幽☆遊☆白書』の連載開始時期から『レベルE』までという、売れ始め〜大人気作家になるまでのすごく良い時期にアシスタントをしていた人物で、この本はその時の思い出エッセイ漫画です。



御多分に漏れず私も冨樫義博先生のファンでして、『レベルE』なんて何度買い直したかわからないくらいマジで大好きなんで勿論この本も買ったんですが、ねぇ...。
いやー、期待外れもいいとこですよ、マジで自分が何の本を買ったのか分からなくなるくらいうっすーい内容でねぇ...これで10回以上もネーム直したとか書かれても...。



まぁ百歩譲って、アシスタントの仕事ってどんな感じなんだろうって事は知れますよ。それは確かに。
アシスタント先の先生が売れていけば環境も良くなっていくでしょう、そりゃ。でも本当に冨樫義博関係ないような話ばっかりでねぇ。
いや、アシスタントっていうパーソナルな部分に触れてきた人だとは思うけどさ、昼飯の話とかはさすがにいいよ、しかも「コンビニ弁当でした」「たまに定食屋でテイクアウトして持ってくと喜んでいるようでした」ってレベルの話をされても困るよ。
今思い出そうとしても全く引っかかったエピソードとかないもの。
あの名作制作の裏側とか、先生の変人エピソードとか、そういうのを期待するわけですよ。「冨樫義博の元アシスタント」って売ろうとしてるんだから。
私は著者のアシ先が『冨樫義博』だから買ったの!

いやー、本当に呆然とするくらいつまらないです。さっきの昼飯レベルの話が1冊丸ごと続きます。
穏やかな良い先生と、ゲームしたりして息抜きしながら漫画を描いていた、という話です。

でしょうね!

本当に、もう、言葉が無いです、だって内容が無いんだもの。
そんなものを2回も買っちゃったんだから、ちょっとは元を取りたいというだけで今これ書いてます。広告いっぱい貼っとこうかな。なんかだんだんムカついてきたわ。

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漫☆画太郎 『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』





何気なく、床屋で『地獄甲子園』を手にとって、改めて読んだら凄く面白かったので、とりあえず帰りにこれを購入。

これまでも好きだったんだけど、思えば単行本を買ったのははじめてかも。
小学校低学年だった頃に『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』をジャンプで読んでいたので、そりゃファンにもなるわけですが、考えてみるとその後はそんなに読んでないかも...。

インパクトのある作風だから記憶にバッチリ残ってるし、何故か(?)定期的にアニメ化や映画化がなされるので、そんなに途切れてる感じはしないんだけど、漫画はあんまり読んでないかも。あ、『ハデー・ヘンドリックス物語』は買ったな。
何気に『地獄甲子園』と『ババアゾーン』は映画も観てるな...うーん。
あと、清野とおるの『東京都北区赤羽以外の話』に出てきてビックリしたり、そんな感じ。

で、初の連載となるこの作品なんですけど、なんか改めて読むと凄くちゃんと描いてるなぁーって思いますね。
普通に絵が上手いんじゃないの?っていう。
いや、ナンセンスギャグだし、あの画風なんだけど、1話目のドラゴンボールパロディっぽい街破壊のところとか普通に上手いもん。
実はかわいい女の子とか描ける人なのは知ってるけど、にしてもちゃんと描いてるなぁー、って。その後を考えると凄く思っちゃうね。

まぁそんな事とは関係なく、やっぱ凄く面白いっすよね。
ホント単純に、太郎がじじいを殴ってる絵とかで噴き出しちゃったもん、俺。

最近、仕事のストレスのせいかギャグ漫画ばっか読んでるなぁ...。

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西原理恵子 「毎日かあさん13 かしまし婆母娘編」





毎日かあさんの13巻目。
次の14巻で完結したんだよな、たしか。

西原理恵子の大ファンな私だが、さすがに子育て漫画はそんなに熱心に読んでいない。
『毎日かあさん4 出戻り編』は鴨ちゃんの事があって、何度も読み返したし、号泣したんだけど、まぁやっぱ基本子育て漫画はそこまでね。私は結婚もしてないんで。

なので、その後も何冊かは読んだ気がするが、間がだいぶ開いていたのでけっこう驚いた。

息子が留学先から帰国、って留学してたんだ?とか、娘めちゃめちゃ反抗期になってんじゃんとか。

まぁなんすかね、息子の変わらなさっぷりと、娘の変わりっぷりが対称的で、「へー」みたいな。いや、私には分からない世界なんで。

あとは「まっすぐな道」ってタイトルの話でエリート法曹一族の息子がグレて中卒バンドマンになるも才能が無く、ためしに実家に帰って勉強したらあっさり国立大学法学部に合格、ってのが中々身につまされるというか...わかるわー、ってなったり。

まぁ『毎日かあさん4 出戻り編』が特殊なだけで、基本は新聞連載の子育て漫画で、しかももう子供が大学に行くまでに大きくなっちゃったわけで。その最後の時期だから、どうしても初期みたいな「男の子って馬鹿ねー女の子は小さくても女ねー」みたいなほのぼの感もないし、子供って言ってイイかすら分からない時期だからね。

うん、まぁ普段のエッセイ漫画に近いテイストになってきてるから私的には読みやすくなってるけど、そら次あたりで終わらせるわな、という感じ。
悪い意味じゃなくね。もう育て終わったって言う事で。

西原作品はほぼ外れ無しだと思うファンなので、普通におもしろかったっす。

毎日かあさん13 かしまし婆母娘(ばばははむすめ)編

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西原理恵子 「ダーリンは71歳」





『ダーリンは70歳』の続編、というか連載してるからそのまま年1くらいで単行本を出していくのだろう。

さて、もうなんの言いようも無いような位置に行ってしまった西原さんなので、普通に面白い。もうリアルタイムで追う事はしなくなったものの、やはり。

金持ち彼氏との日常漫画はもうキツくなってきてるが、高須克弥院長のエピソードや、四百年続く医者の家系である高須院長の母親や祖母のエピソードはやはり面白い。戦場カメラマンと医者という、人の生き死にに関わる職業をパートナーとしているので、「ネタ」と簡単にはいえない凄みのある話が、西原の漫画で描かれるとやはり興味深い。
金持ちネタとそれに反する自身の貧乏性ネタはもうお腹いっぱいだが、そういうエピソードが本のそこかしこに混ざってくると、やっぱ凄いな、と思って、読み終わった後には「悪くなかった。面白かった」って感じに落ち着く。

私事ですが最近就職しまして。警備員なんすけど、某超有名ブランドの店舗内なんですよ。
だからまぁ、冗談みたいな額の服や鞄が陳列された店内で、毎日お金持ちを見てると、イロイロ思う事もありまして。
なんかねぇ、お金があると余裕も出来るし、青春ごっこがもう一回出来るんだよねぇ。
それはあくまで「ごっこ」でしかなくて、もっと若い頃は鼻で笑ってたと思うし、今も抵抗が無いわけではないんだけど、じゃあ自分がこの先も貧乏なまま歳をとって...って考えるとね、やっぱお金は必要だよな、と。
最近の西原の漫画読んでさ、たぶんもっと若い頃だったら反発して「西原はつまんなくなった」って切り捨てたと思うのよ。「高須の金で無理矢理ネタ作ってるだけだし、もう違う世界過ぎて関係ないわ」と。

初めて買ってあげたユニクロのパジャマを、ボロボロになった今でも着てくれてる(定宿のホテルニューオータニでクリーニング出してるからクリーニング代30万以上かかってます)。

ってのを、自分の中でどう処理するかって話。


そこら辺で、評価変わるんだろうなぁ。私は普通に「羨ましい」と「イイ話」っていう2本立てで考えてるから読んでるし、やっぱファンだから、2人の幸せそうな生活を垣間見れればそれでいいんだけど。

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すぎむらしんいち 「ホテルカルフォリニア (上)(下)」





前知識完全ゼロ。
ただ暇で、愛蔵版のでかい単行本が1冊108円で上下巻揃ってたので買っただけ。
愛蔵版が出るくらいなんだから面白いんだろうし、タイトルにも惹かれた。帯文は大友克洋と安野モヨコ。
なんか色んなタイミングが合って買った感じ。
最初の印象は、ヤンマガっぽい絵、と言ったらわかってもらえるかな?なんかギャグにもシリアスにもいけるマーカーで書いたような線の絵に、妙に細かいディティールでオマージュを入れてくる、いかにも90年代っぽい感じ。

山奥に建てられたホテルカルフォリニア 。それはあの名曲の歌詞のようなコンセプトで作られた。オープンを目前にして、泊り込みで研修中の新入社員たちの前から社長が疾走し、土砂崩れによって山から下りられず、電話も不通になり、孤立してしまう。
いかにも、って感じで、似たような設定のお話はたくさんある話だ。閉じられた空間で繰り広げられる人間ドラマだね。無人島モノとか。

前知識ゼロなので何の期待も無く読んでいったので、ギャグとシリアスを交互に混ぜながら、この新入社員たちと社長を追ってきたヤクザとのドタバタ劇が展開されるんだろうな、と思ってたら、ドンドン凄い事になっていった。

この色んなメディアが等価値(というか等”無価値”)になった時代に改めてこんな事を書くのも嫌だけど、映画的、というのが一番しっくり来るかもしれない規模に話が大きくなっていく。
予想を裏切りながらドンドン話が大きくなっていき、最後には盛大なカタルシスを迎える展開になる。しかし、最後に寂しさや空虚さも...なアメリカン・ニューシネマ的な感じで終わる。
ストーリー、ギャグ、バイオレンス、セクシーと青年誌で使える全てをぶち込みながら、雪玉が転がっていくように話が大きくなり、周りを巻き込みながら爆走していく。

コレ超面白いじゃん。なんで俺今まで知らなかったんだろ?損してたわー。
と思って作者名検索したら『サムライダー』書いた人じゃん、知ってたわ。しかし、こんな名作があったのは知らなかったな。

タイトルの元になったあの名曲も、「ウェルカムトゥーホテールカーリフォーニァ」なんていうサビだけ聞いてるとただの懐メロに聴こえるけど、実は不気味で厭世的な歌詞を持っているんだけど、この漫画もその感じが根底に流れていて、まさにピッタリなタイトルだ。

もっと早く知るべきだったなぁ。



歌詞解説はここが詳しい↓
http://www.magictrain.biz/wp/?p=2368

絶版だけどキンドルであった↓

HOTEL CALFORINIA(1) (ヤングマガジンコミックス)






桜玉吉「漫喫漫玉日記 四コマ便」





『御緩漫玉日記』の後半から続く、一番シンドかったであろう時期に書かれた作品。その状態が5年も続き、震災をキッカケに再起するまで。
すっかり今では週刊文春に連載していて売れっ子感が出ている作者だが、『御緩〜』が終わった時には本当に、もう復活は無理だと思ってたんだよな。
前に感想も書いたけど、あんなに鬱状態を見事に作品に出来る人はほとんどいないと思う。
その時その時でモロに精神状態が出ていて、わざと漫画表現を広げたりしようとしているわけではないのに、どんどん壊れていくっていう・・・。

内容はいつものエッセイ漫画。ただ、やはりまだ精神的にしんどいのか、絵は荒れているし、日常といっても本当に些細な事ばかり。いつもの感じ、で理解できるだろう。ファンなら読むかな、という感じ。ちなみに私は大ファンだ。
収録されているインタビュー、というかO村さんとの対談がよかったね。あれ以降どんな風だったってのがちゃんと語られていて。まぁ原発云々政治云々は、苦笑って感じだけど。

しかし、この『コミックビーム』のO村さんと玉吉の関係も凄いよな。その状態でもずっと仕事振ってて。

ヒロポンとかどうしてんのかな、今。

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