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「ニルヴァーナとグランジ革命」 ギターワールド誌(著)/川越和歌子(訳)



表紙に思いっきり「NIRVANA」ってデッカく書いてあるし、写真もカートですが、まぁおそらくそれは売るための戦略で、意外とバランスよくPEARL JAM、SOUNDGARDEN、ALICE IN CHAINSのギターワールド誌での記事も載っています。若干NIRVANA多めではあるけど。
元が海外雑誌なので馴染みは無いですが、この本と、バックナンバーの表紙画像を見る限りでは、ヤングギターとプレイヤー、ギターマガジンの間くらいの印象。
インタビュー中心なのですが、ギター雑誌だけあって機材面にも突っ込みつつ、まぁいわゆる「予期せぬグランジのブレイクに驚くやら、呆れるやら、変化に戸惑うやら。でも俺は俺」的な感じを中心に集めている。
『グランジ/オルタナティブ』という、今口に出すのはなんだか恥ずかしくなる言葉が表しているものっていうのは実は凄くあいまいで、そもそも代表とされている上記4バンド(+元祖としてMELVINS、Mudhoney)でさえばらばらな音楽性を持っており、音楽性を指す言葉としての『グランジ/オルタナティブ』というのはかなり無理があるのだ。
そして、話を複雑にしてしまっているのが、その中で飛びぬけてカリスマ性を持っていたNIRVANA、ひいてはカート・コバーンの存在で、こう・・・はっきり言ってしまえば天才であったがためにカッコつけたまま亡くなることができたというか・・・・・・・。私も例に漏れず学生時代にハマッたので関連書籍を漁るように読んでいるのだが、「実はメチャメチャ有名になりたくてインタビューの予行練習しまくり」「初めて行ったライブは自己申告ではブラック・フラッグだが、本当はサミー・ヘイガー」「というか全体的に有名なエピソードはかなり脚色有り」「アンダーグラウンドぶりたくて仕方が無い感じだが、それほど交流も無ければ、自身の音楽性もかなりポップ」という感じで、その矛盾を含んでいるところがこれだけのヒットの要因であると思うので、それはそれで微笑ましく、今でも私は好きなのだが・・・・信者ともいえるファンがしんどくてねぇ・・・。いや、妄想や切り抜き集めはいいからもっと掘れよ、読めよって話で。つか下手すりゃ「NEVERMIND」しか聴いてねぇよこいつ、みたいな。
なんでこんなにビートルズとニルヴァーナって神格化されてるかねぇ?素晴らしいバンドだけどさぁ、他にもいっぱい素晴らしいバンドはあるよ?つか元ネタめっちゃ割れてるよ?っていう。

長々と愚痴を書きましたが、例えばガンズVSニルヴァーナ(HR/HM VS オルタナ)っつったってアリチェンとサウンドガーデンとガンズはツアーしてるし、80年代のポップなヘアメタル勢を潰したのは実のところラフでブルージーなガンズなんだよね。グランジは汚らしく、ラフでヘヴィーってイメージだけど、上記4バンドのボーカルは全員イケメンで歌超上手いです。少なくともSOUNDGARDEN、ALICE IN CHAINSは普通にメタルの要素けっこう有ります、いいギターソロも弾きます・・・・とまぁ、結構色々イメージとの違いがあるよなぁ、という・・・はぁ、好きなバンドも多いジャンル(と呼べれば)だけに、色々書きたくなっちゃうんだけど、まぁそういう理解の一端としてはそれなりにいい本だと思います。意外とインタビューをまとめたモノって出難いし、ギター雑誌だからか変に話をドラマティックにしようともしないし。チョコチョコ入る皮肉っぽいジョークがスベッてるのが軽く気になるくらい。
でも逆に『ニルヴァーナとグランジ革命』ってタイトルで出すには内容薄過ぎるとは思うけどね。

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木多康昭 「喧嘩稼業」1、2巻



「やっとか!」の一言。
あまり漫画を読まなくなった今、最新刊を待ち望んでいた漫画はこれが唯一だ。
これは『喧嘩商売』の続編という事なのだが、数年の連載中断を挟んだせいで第二部ではなくこういう形になったのだろう。
要は『グラップラー刃牙』と『バキ』の関係性だ。『喧嘩商売』の最後では中途半端なところで「第一部 完」となっていたと思うが、思いのほか休載期間が長くなった為にこうなったのだろう。
まぁ・・・本当に長かったしね。

ジャンプを毎週買っていた小4〜6までに読んでいた記憶がある『幕張』から考えると長いが、木多康昭の漫画はなんだかんだで全部読んでいる。手に入れ難い『平成義民伝説 代表人』もヤフオクで買って読んだ。
昔は『泣くようぐいす』のシリアスパートがかなりおもしろく、なんでこっちに行か・・・・まぁ無理か、なんて思っていたので、今回もあんな感じでグダグダに打ち切られていくだろうと思っていたのだが、これが巻を重ねるごとにグングン加速度がついて面白くなり、シリアスのみでも多くの人が熱狂する漫画になったのには驚かされた。
休載中の2chのスレですら、みんな楽しそうだったし。

まぁというわけで、とりあえず連載再開は超嬉しいのですが、いざ再開してみるとどうも・・・。そりゃタイトル改めちゃって、新規のお客さん迎える気満々で行くとこうなるんだろうけど、どうも話が進まない。ちゃんといいところで第一部を終わらせないから・・・という気がしたままだった。絵の変化とかはそんなに気にならないんだけど、これはちょっとしばらく厳しいかなー、またしばらく待って何巻か出たらまとめて読むくらいがいいのかな?でも早く読みたいしなー。とか思ってました。
なので連載されてるのを読むのは止めて1巻が出てから買って読んだけど、新シリーズとした為に説明が多いし、やはり話の進みが遅い。
『喧嘩商売』は何巻かずつまとめて読んでたから余計にそう思うのかな?とも思うんだけど、「感想を言うのは2巻を待つかな・・・」と思ってしまった。
で、2巻。うーん、やっぱりちょっと話の進みが遅い。相変わらず面白いんだけど、連載再開を期に友達に勧めようかなぁと思ってた手前、なんかもうちょっと・・・と思ってしまう。遅い、というかカイジ的な心理描写が増えたのかな?今回は完全に準備済みの十兵衛が石橋を倒すまでの話ってのが解ってるせいか、どうも読んでて盛り上がりに欠けるというか・・・。正直早く次の対戦が読みたい。3巻では終わってるっぽいので、3巻読んだらまたグッと期待が高まるんだろうけど。

このまま行くと凄くトーナメント長くなっちゃうんじゃないかなぁ・・・長く読めるのはいいんだけど、途中で打ち切りになるのは嫌だからなぁ。トーナメントはじまったら絶対面白くなるだろうし、作者はもう結末まで話を決めてるらしいから、ちゃんと全部読みたいわ。

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Cannibal Corpse 「The Bleeding」



こんなにもド直球なアルバムを、以外にも最近までちゃんと聴いていなかった。
元々デスメタルを演ってたりしたので、この界隈はそれなりに詳しいのだが、逆にそれ故にスッポリ抜けているものもある。世代的にはブルデスの時代がきていた世代で、「名盤/クラシック」という評価になっているこのアルバムも、チェックはしたが聞き流したのだと思う。
というか自分で演奏していながらも、デスメタルバンド時代の後半はデスメタル全てが同じにしか聴こえず、うんざりしながらもモチベーション探しの為に自分が夢中になれるバンドを探し、さらにアホほどデスメタルのCDを買い、聴いてはぶん投げていたので、後半に聴いたバンドの記憶はほぼ無いし、辞めてからは避けるようになってしまったのだ。

今思うと、一番好きなバンドがBrutal Truth(来日すんね!)って時点で、どっちかというとグラインドコアなのだが、若くて馬鹿だったので自分でも判ってなかったんだろうし、テクデス→ブルデス(テクニック→グルーヴ)というお馴染みな時代の変換の中でなんか出来ないかな?とか思ってたんだろう。
ということでCannibal Corpseはあまり聴いていない。当時でもクリス・バーンズというカリスマはとっくに脱退していたし、Brutal Truthの後期の暴れっぷりが好きな私に、「演奏が巧い」というのはとくに魅力ではなかったし、今となっては類型的ともいえる「元祖デスメタル像」に衝撃を受けるには時代が過ぎてしまっていた。

今回聴いたのも気まぐれで、ちょっと前に来日した時にメタラー上司から「カンニバル行かないの?」と訊かれて、「好きじゃないんで行かないっす」とさらっと言った自分の言い方の冷たさに、逆に「そんなに嫌いなんだっけ?」という疑問が出てきて、『Cannibal Corpse 名盤』などと中坊みたいなググりかたをして、改めて買って聴いてみたのだ。

あれ?超カッコいいんですけど。

偶然今の気分に合っていたのか、それとも時代が進むにつれて、初期デスメタルのグチャッとしたリフすらシンプルで爽快に聴こえるようになったのか、なんか急に超カッコいいと思うようになっていた。
94年発売だし4thアルバムなのでもう初期でもないのか。
録音もいいし、演奏は巧いし、リフのカッコよさも、曲展開の緩急の付け方も、これが在籍時最後の作品となるクリス・バーンズのヴォーカルも、どれをとっても素晴らしい。
若干モタっているような印象があったドラムも、アレックス・ウェブスターのぶっといベースと合わさり、巧いせいか冷静なのかバンドのイメージにしては前ノリというよりジャストなギターとの相乗効果で、絶妙なグルーヴになっている。

最近は、どういうアルバムが同時期に出ていたか気になるようになってきたのだが、このアルバムの94年でいうとKORN『KORN』、Mayhem『De Mysteriis Dom Sathanas』、Emperor『In the Nightside Eclipse』、PANTERA『FAR BEYOND DRIVEN』など。
前年の93年だとCYNIC『Focus』、DEATH『Individual Thought Patterns』、SUFFOCATION『Breeding the Spawn』など。
次の95年になるとDying Fetusがデビューしたり、Meshuggah『Destroy Erase Improve』、AT THE GATES『Slaughter Of The Soul』、ラウド系の名盤がいくつも出ているし、

今ぱっと調べた範囲でモノを言うのは憚られるが、なんとなく時代が見えてくるようで面白い。スラッシュからの流れの最初期デスメタルバンドの後で、デビューの時点で完全にデスメタルだったCannibal Corpseの、プログレッシブデス→ラウドの流れにある時代の中での、正統派としての最高の姿がここにあるんだろうなぁ。
うーん、最高だな、このアルバム。超今更だけど。


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ジェイソン・ベッカーのドキュメンタリー映画『Not Dead Yet』が日本公開決定。



いやぁ、ビックリした。今日知ったよ、これ。来月だって。絶対見に行こう。
テクニカルなギタリストにそれほど惹かれなかった自分が唯一ずっと好きなジェイソン・ベッカーですよ。もう、予告編見ただけで泣きそうになりました・・・。
シュラプネルから出てるアルバムで、持ってるのって「Perpetual Burn」くらいじゃないかな。今でもたまに聴くもんなぁ。

元々、マーティ・フリードマン(後にメガデス)とカコフォニーってバンドやってて、ソロアルバムも好評、解散後にデイヴィッド・リー・ロスのバンドに入ったところでALSを発症という悲劇の・・・とまぁよく言われるギタリストなんだけど、ほぼ全身、映像で見る限り眼球と顔の一部くらいしか動かせなくなった今も、独自に開発した装置でギターは弾けなくなった今もDTMで音楽活動を続けている。
たしか何年か前に、彼の新作の音楽がバレエの舞台に使われる、という事になった時にもテレビドキュメンタリーが製作されてたと思う。
いやぁ、マジで、近況を知れて嬉しいわ。ミュージシャンって若くして亡くなる事が多いから、「生で見たかった・・・」って思う人は数多くいるけど、ジェイソンの場合は本当に諦めきれないよなぁ・・・医学頑張れって思います。

個人的にね、「お前は指を怪我したら無職だ」って言われ続けながらギター弾いてたんで(結局怪我しなくてもフリーターですが)、ジャンゴ・ラインハルトとかトニー・アイオミとか、本当は左利きのジョー・ストラマーとかを余計に思い入れてみてしまう部分は自分でも自覚してるけど、関係なく素晴らしいギタリスト/ソングライターですよ。



これとかホームビデオの一発撮りですよ?前半のフルピッキングなんなんだよマジで。



という事で、『Not Dead Yet』11月8日公開らしいです。




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