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「DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-」

やっと観れた。先延ばしにしていたのだけど、やっと。
Amazonビデオバンザイ。

やっと観た感想なんだけど、そもそも私は電気の大ファンなので、まぁ2人が出てて喋ったりじゃれたりライブしたりていればもう全然観ていられるので何でもいいといえばいいのだけど、コレが普通に良かった。

とりあえず、なぜかナレーションが英語。
これは賛否あるだろうけど、片言な感じとか、ロボ声、機械音声みたいな電気っぽいセンスをやろうとして単純に大根監督がスベッたんだと思う。
『WE ARE X』みたいですね、って言っとけばイイんじゃないかな。
まぁ半分はスベッたジョークで、半分は本気で世界中の人に観て欲しいと思ったんだと思うんだけど。そういう愛に溢れた映画だと思った。
だからこその、ストレートで客観的な、バイオグラフィー的な映画になったんだと思う。

もっと、『スチャダラパーの悪夢』みたいに演出を入れてフィクショナルに面白くしたり、現在の電気の2人のインタビューや過去のレア映像満載のファン向けの映画にはなってるかと思ったら、ここからも入れる、むしろ入門編として最適な映画になっていると思う。

単純にもう25年以上の歴史を持つバンドで、その歴史の全てを2時間の映画にまとめるのは至難の業なわけで、方向性はハッキリ決めないと成り立たないし、子供の頃、学生時代や2人の出会いから振り返るのは、以前のテレビでのドキュメンタリーやCDの特典DVDでやっているし、この映画はこの映画で凄くいいんじゃないだろうか。

元メンバーや関係者のインタビューと過去映像、ライブ映像、ちょっとしたオフショットで構成されているので、2時間あるがサラッと観られる。
逆にそれ故に、元々が露出の多い電気なので、ファンとしては2時間観ても「自分の知らない電気」みたいなものは出てこないという不満はあるかも。
思ったより電気の2人が映ってる時間が少ない、って感じはあった。まりんがすげー喋ってるのは貴重で嬉しかったが。

なんにせよ、コレはコレでいいと思うし、いいドキュメンタリーだと思う。
ちょこっと不満はあっても、エンドロールで瀧に爆笑する卓球を見て、自分も思わず笑って、幸せな気分になりました。



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