2021年08月05日
RETCH「Anathema」
はるまげ堂の闇袋6枚目。
雑な感じのダサジャケに不安を覚えつつ聴きはじめる。荒々しいギターとブラストからスタート。おぉ、悪くない。この音楽性ならシャウト系の方が合うとは個人的には思うが、掠れ気味のデスボイスも味があって良い。
ドラムとギターの2人しかブックレットに写真がないのでツーピースバンドだと思うのだが、それだと制約が多く曲の展開の仕方が限られてしまう事が多い。このバンドもそんな感じはするが、引き出しは多く無さそうではあるものの展開が工夫されていて3分越えの曲が多い。まぁツーピースバンドとはいえオーバーダブはしてるし、CDだとベースも入ってるっぽいけどね。
まぁHigh On Fireとかかな思い出すのは。で、リフにちょっとブラックメタルの影響も入る感じ。もちろんモーターヘッドがベースにあって。ブラストも入るけど、グラインドって感じでもないし、ギターリフはシンプルであまり刻まないし、ドラムは基本ツービートで爆走する感じ。
好きなタイプのバンドではあるし悪くは無いが、印象に残るフレーズも無いかなぁ…テクニック的に驚くようなところはないしイナタい感じですね。
音楽性もだけど、こういう荒々しいアナログな感じの音質好きなんだよな。ギターの歪みがちょっと80年代っぽかったりして。
インスト、というかアンビエントなSEみたいなのが来たな…そんなに長くはやらず終わってから、ドラムソロか…うん、こうやって工夫はしてるんだよな。
嫌いじゃないけどねぇー、こういうバンド。引っかかるところが無かったなぁ。やっぱりツーピースバンドだからかアレンジ面でのっぺりしちゃって、なのに唐突に終わっちゃう印象の曲が多いし。
巧いしまとまってるバンドなんだけどね。逆に下手でただただ爆走するようなバンドの方が印象に残るんだよな、こういう感じのバンドだと。
ちょっとドゥーミーな曲きたから最後の曲かな、と思ったらやっぱりそうだった。こういう遅くなる展開の時はコード感のあるフレーズ挟んでくるんだよな。
はい、これははるまげ堂に今でも取り扱いがありましたね。↓
http://obliteration.shop-pro.jp/?pid=129838060
”アメリカ人 T. Smithとイギリス人のT. Gilesにより2014年に結成されたブラックメタルバンド。
東京を中心に活動”
とありますね。おぉ、OBLITERATION RECORDSからのリリースやん。DARKTHRONEやCELTIC FROSTからの影響なんだなぁ、あの遅いパートやシンプルに爆走する感じは。
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