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「華麗なるギャツビー」





綺麗な映像であろう映画を、と思って借りた作品。
ご多聞に漏れず、私も村上春樹の『ノルウェイの森』経由で原作を読んだ・・・んだけどなにぶん中1だったからねぇ、解らなかったよね正直。
と言う事で、「昔読んだなぁ、わかんなかったけど。今パッケージ裏のあらすじ読むと凄く面白そうに思えるんだけど」と思いつつレンタル。
いやー、超おもしろいね。ビックリ。
もちろん話の筋もなんだけど、映画として素晴らしいね。
いきなり雪景色がCG丸出しで「おいおい」と思うのだがそれはワザとで、凄く1920年代当時に忠実に作ってあるんだけどそれは全て幻想の中、と言う感じで、背景はワザとCGってわかるようにしてある。今なら違和感が無いくらいリアルにすることも可能なのに、あえて、だ。
映像得点の未公開シーンでチラッと加工前の映像が観られるけど、予想以上に多くがCGで驚くよ。
しかもその幻想のローリングトゥエンティの中でパーティシーンにヒップホップとかEDMがガンガンかかってるんだけど、違和感ないね。それでチャールストンとか踊ってんの、メチャメチャかっこいいわ。流行って定期的に回るんだなって思ったり。にしてもJay-Zは凄くしっくりくるな。

原作の内容はほとんど忘れていて、もっとひたすら空虚な金持ちの話だったような印象が残ってたんだけど、いきなりパーティパーティだし、ギャッツビー自身も物凄いバイタリティのある成り上がりだったのは、意外だったな。原作読み直さないと。
原作があるとどうしても、2時間の映画にまとめるには省略せざるをえない所が多々あったりするもんなんだけど、それも凄くうまくいってたな。
過不足無くキレーいに風呂敷たたんでます。
役者も全部よかったなぁ・・・なんか久々に「映画観た!」って感じ。有名な原作小説があって、レオナルド・ディカプリオをはじめ超有名俳優が出てて、豪華でお金がかかっている
のが画面からちゃんと伝わる大作で、何かで補完しなくてもちゃんと2時間でキレイに終わって満足できて。うーん、いい映画だわ、これ。

これとか『日々の泡』とかってさ、ガキの頃に背伸びして読んでもなかなか解るもんじゃないけど、今読むとくるよねー・・・原作買ってこよ。

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