2020年11月03日
「FALLING DOWN」(フォーリング・ダウン)
色々問題になったゲーム、Grand Theft Autoの原点とも言われる映画。かと言ってカルト映画ではないんですけどね。マイケル・ダグラス主演だし。
そんな逸話を聞いていたし、ハンバーガーショップでのやり取りの場面を何かで観て気になっていたので期待してみたのだけど、これが中々...。
まず、ちょっと前置きが長いんですよね。映画自体が2時間あるんで、まぁそれに準じた長さなんですが、最近ドキュメンタリー映画くらいしか観ない私にはちょっと長くて、一度観るのやめました。
まぁ、まともそうなスーツの中年がどんどんヤバい奴だって解っていく恐ろしさ、という所なんでしょうが、もう解ってて観てるし、知らなくても冒頭の雑貨屋でのやり取りで十分アレな人なのは解るし。
という所で、ちょっと「The Hangover ハングオーバー!」シリーズなんかも思い出す連鎖的な巻き込まれっぷりでどんどん大事になっていくんですが、ちょっと馬鹿にされてる今日退職予定の老刑事とか、子供を亡くして少し壊れたその妻とか、同僚の嫌な奴とか、逆に協力的な女刑事とか、いかにもなギャングとか、出てくる人物がみんな定型的で、観てるうちにだんだんコメディに見えてきてしまったりしました。だから「ハングオーバー!」を思い出したんだけど。
なんかこう、カルト映画でもなく、徹底的に残虐だったり、派手なアクションがあるわけでもなく、なんかよくある刑事物っぽくまとまる感じが肩透かしでした。
やっぱり冒頭の韓国マーケットやファストフードのシーンが印象的なんですよね。誰も死なないしアクションもないけど、ちょっとした理不尽や苛立ちにブチ切れる感じが。
という事で、言われる程かなぁ、でも今観るとこんなもんか、という感じでしたね。ここから派生したものがいっぱいあると思うんで、観とくといいとは思いますけどね。
小銭の為にコンビニでジュース買ったり、「うわ、朝メニュー終わってんじゃん」みたいな時にやっぱり思い出すと思うんで。
あった、これだ。
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