2021年07月26日
Grotesque Organ Defilement「Body Horror」
はるまげ堂の闇袋4枚目。Grotesque Organ Defilementの1stフルアルバム「Body Horror」です。
今回初のフルアルバムですね。Napalm death風の、もうどう考えてもグラインドコアでしかないジャケット、そしてゴアな感じをうかがわせるバンドロゴという事で、正直もうゴアグラインドは食傷気味ではあったのだけどとりあえず再生。
はいはい、お決まりのSEからのですね...おや、カッコ良い。ローなデスボイスと高めの絶叫で、曲の感じもナパデっぽい至極真っ当なグラインドコア。
リズムの組み立てが面白い、そしてストップ&ゴーの切れ味が素晴らしい。グラインドコアが本当に好きなのが伝わる、過去をしかり踏襲し、影響を消化したグラインドはやっぱり聴いてて気持ちいい。
現代的とは言えない音質だが良好で、ちょっと懐かしい感じもしてこれはこれで良い。というかこのくらいの方が耳が疲れないんだよね、今の音は密度高すぎて疲れるのよ…。
さて、1分前後の曲がサクサクと小気味よく続いていくのだが、グラインド好きのツボを押さえた、そして影響を受けたいろんなスタイルのグラインドのバリエーションを惜しみなく出され続けるので飽きない。モッシュゴアとかポルノグラインド、ノイズグラインドは無いが、先述のナパームデス以外にCarcassだとかDead Infectionだとか、色んなバンドを想起するような曲ばかり。あとButcher ABCね。
あっという間に後半。Repulsionのカヴァーなんかで影響元を明かしつつ、今度はファニーなイントロの曲がきたな、と思ったらまさかのCSSOカヴァー。グラインドマニアだね、お兄さん達!やっぱりね!お好きなのね!
という事で、凄く良かったです。やっと当たり引いた感じ。
カナダのバンドなんですね。フルアルバムはこのアルバム一枚のみですが、splitやコンピなどに精力的に参加してますね。派手な活躍はないものの、本当にグラインドが好きなメンバーでじっくり作っているのが窺える、もう好意しか感じないバンドでした。
このバンドならではの個性というところでは弱いですが、私は凄く好きですね。最後まで楽しく聴けたアルバムでした。
はるまげ堂ではもう取り扱いしてないですね。でもやっぱCSSOって刺さるところには刺さってるんだなぁ。
ドラム低くね?椅子が高いのか?こういうバタバタしたドラマーすげー好きだわ。地元のバンドだったらライブ通ってただろうな。チケ代2000円くらいで、お酒飲みながらね...早くそういう普通の日々が戻るといいですね。
アマゾンにないかー、ありそうなのに。代わりにBandcampと、似たタイトルのMortifyのアルバム置いておきますね。
https://godgrotesqueorgandefilement.bandcamp.com/
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