R06 前期 速報(分析)
R05 後期 R05 前期
R04 後期 R04 前期 R03 後期 R03 前期
R02 後期 R01 後期 R01 前期
H30 後期 H30 前期 H29 後期 H29 前期
★1級建築施工管理技士 とらの巻
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事例)
@工種名:鉄筋工事
A 状況と理由:
鉄筋のガス圧接継手は天候の影響を受けやすいとう理由から、鉄筋工事において遅延が発生するかもしれない状況を考えたため。
B行った対策:
雨天時でも施工が可能な機械式継手を導入し、配筋工事の工期短縮を図る計画とした。
事例)
@工種名:仮設工事
A状況と理由:
現場で足場材料を組み上げるのに時間を要するという理由から、足場の工程において遅延が発生する状況を考慮したため。
B 行った対策:
ストックヤードで組み立てた足場材をトラックで運搬して重機でつり上げて取り付け、現場で足場材料を組み上げる時間を短縮する計画とした。
事例)
@工種名:内装工事
A状況と理由:
内装工事の建設資材の調達が困難な状況で、資材の納入待ちによる待機時間の発生により、内装工事において遅延が発生するかもしれないと考えたため。
B 行った対策:
資材の在庫の発注の管理状況を常時点検させるために作業員を配置し、資材の不足を防止し、納入待ちによる待機時間を無くして、効率的に工程が進むように計画した。
事例1)
有効な方法や手段:
施工計画書を立案する前に、関連業種を含めた施工検討会議を開催し、事前に施工上の課題を共有して解決しておく。
不十分な場合に起こる工程への影響:
現場作業中に問題点が発生して、その解決の為に手戻りが発生して日数を要し、工程どおりに工事を進めることができなくなる。
事例2)
有効な方法や手段:
着手前に承認された施工計画書にて、毎朝の職長会議等で関係者にその日の作業工程、作業手順等を共有し、関係者等に周知徹底させる。
不十分な場合に起こる工程への影響:
作業手順の忘れや思い違いにより、その日の作業が手順どおりにいかず、翌日に持ち越し、結果、工程遅延が発生し、計画どおりに工事を進めることができなくなる。
工事概要
[ 略 ]
下記の品質管理を行った、該当工事の工事概要を記入する。
工事概要と関係のない品質管理ではNG
※木造であるのに、鉄骨の品質管理に係ることなど
予め、品質管理であれば、◯◯新築工事、施工管理であれば、△△耐震改修工事など
工事概要を記述できるように準備しておく。
事例1)
@工種名又は作業名等:
場所打ちコンクリート杭工事
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
杭が支持層に達していない不具合が発生すると、地震に対する抵抗力を失うと考えたため。
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
掘削長不足に留意し、スライム処理後、検尺テープによる掘削長の測定を行った。
事例2)
@工種名又は作業名等:
コンクリート工事
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
コールドジョイントやじゃんかなどの不具合が発生すると、構造物の耐力や耐久性が低下すると考えたため。
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
打込み区画・打込み人員配置・バイブレーターの使用方法等に留意し、連続して打設作業を行った。
事例3)
@工種名又は作業名等:
タイル事
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
張付けモルタルの施工不良による不具合が発生すると、外壁タイルが剥落し、周囲に危険を及ぼしたり、美観性を損なったりすると考えたため。
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
張付けモルタルの塗り付け量に留意し、1回当たりの塗付け面積は 2m2/人 以下とした。
解答例1)
@工種名又は作業名等:
アスファルト防水工事
A@の着手時の確認事項とその理由:
下地コンクリート面に不具合があると、雨漏れの原因となるため、レイタンス、浮き、ひび割れなどがないか十分に確認する。
B@の施工中又は完了時の確認事項とその理由:
ルーフィングシート施工時に所定の重ね幅を確保できていないと漏水の原因となるため、長手方向、幅方向共に100mm以上確保できているか確認する。
解答例2)
@工種名又は作業名等:
内装工事(長尺シート張り)
A@の着手時の確認事項とその理由:
長尺シートに巻きぐせがあると、下地面と張付けた際に効果不良を起こす恐れがあるため、施工に先立ち、長尺シートが所定の割付け寸法に裁断されていること及び巻ぐせが取り除かれていることを確認する。
B@の施工中又は完了時の確認事項とその理由:
床シートに段差があると、歩行の支障や剥離の原因となるため、継ぎ目部は平滑に削り取られているか確認する。
@ 着目した項目:a施工方法又は作業方法
A 工種名:建方工事(組立)
B 現場の状況と施工の計画時に検討したこと:
計画建物に隣接建物がほぼ接しているため、低騒音、低振動の工法を検討した。
C 施工の計画時に検討した理由と実施したこと:
天候の影響が少なく、短工期で行えるので、RC在来工法を取りやめ、柱、梁、外壁をPC化して施工した。
@ 着目した項目:b資材の搬入又は荷揚げの方法
A 工種名:建方工事(荷取)
B 現場の状況と施工の計画時に検討したこと:
敷地いっぱいに計画建物が建築予定であり、資材搬入が厳しい状況下での荷取方法を検討した。
C 施工の計画時に検討した理由と実施したこと
搬入したPC部材を荷卸しする場所がないため、PC部材の荷取を運搬車両上で行い、荷卸しせずクレーンで揚重した。
@ 着目した項目:c資材の保管又は仮置きの方法
A 工種名:仮設工事
B 現場の状況と施工の計画時に検討したこと:
計画建物に隣接建物がほぼ近接しているため、出来上がった躯体部分を保管場所、仮置き場として活用することを検討した。
C 施工の計画時に検討した理由と実施したこと:
作業に必要な資材、設備機器、器具などの置き場は必ず必要であるから、現場内を整理整頓し作業用の通路等を除き、保管仮置き場を確保した。
@ 着目した項目:d施工中又は施工後の養生の方法
A 工種名:コンクリート工事
B 現場の状況と施工の計画時に検討したこと:
地中梁コンクリートの打設時期が冬期となる工程であるから、地中梁コンクリート打設時の寒中コンクリート対応を検討した。
C 施工の計画時に検討した理由と実施したこと:
コンクリート打設後の外気温が低くなる可能性があるため、コンクリート打設後のシート養生、ジェットヒーターを稼働させた。
@ 着目した項目:e試験又は検査の方法
A 工種名:アスファルト防水工事
B 現場の状況と施工の計画時に検討したこと:
初めて取引する施工業者による防水下地コンクリートで、かつ、過去に初めての施工業者による施工不良の事例があったので、防水下地コンクリートの表面が平坦で突起物が完全に撤去されているように検討した。
C 施工の計画時に検討した理由と実施したこと:
不十分な下地状態では、防水性能が確保できないため、管理者と同時に確保する体制とした。
@ 施工の計画時に検討することとその理由:
プレキャストコンクリート工事において、PC製作時、運搬時に生じる欠損、ひび割れた製品の搬入取付けを防止する。PC部材の欠損部、ひび割れ部分からの漏水、錆発生など性能が低下するため。
A 防止対策とそれに対する留意事項:
PCa製品出荷時、現場搬入時の製品検査を充実させ、不具合を修正する。
@ 施工の計画時に検討することとその理由:
現場管理(工程調整)において、各工種担当者との工程調整の方法、参加者などを検討。工程の遅延は、各工種の調整不足による誤った施工順序等により発生するため。
A 防止対策とそれに対する留意事項:
詳細な工程表による打合わせを行い、各工種間の協力関係を構築する。
@ 工種名:鉄筋工事
A 工事を遅延させるかも知れないと着目したこととその理由:
ガス圧接式継手は天候の影響を受けやすいという理由から、鉄筋工事において遅延が発生するかも知れないと着目した。
B Aの遅延を防ぐために実際に行った対策:
雨天時でも施工が可能な機械式継手を導入し、配筋の工程短縮を図った。
@ 工種名:仮設工事(足場)
A 工事を遅延させるかも知れないと着目したこととその理由:
現場で足場材料を組み上げるのに時間を要するという理由から、足場の工程において遅延が発生するかも知れない考えたから。
B Aの遅延を防ぐために実際に行った対策:
ストックヤードで組み立てた足場材をトラックで運搬し、重機でつりあげて取り付け、現場での足場材料を組み上げる時間の短縮をした。
@ 工種名:内装工事
A 工事を遅延させるかも知れないと着目したこととその理由:
内装工事の作業員が不足しており、資材の納入待ちによる待機時間の発生により、内装工事おいて遅延が発生するかも知れないと着目した。
B Aの遅延を防ぐために実際に行った対策:
資材の在庫と発生の管理状況を常時点検させて資材の不足を防止し、納入待ちによる待機時間をなくして、効率的な作業時間を確保した。
@ 有効な方法や手段:
柱、梁材の鉄筋加工を現場加工から、工場加工に変更し、現場加工時間を短縮する。
良い影響:加工条件が安定し、作業性が良いので、製品の品質が向上する。
A 有効な方法や手段:
関連業務を含めた加工検討会議を開催し、加工上の課題を事前に洗い出し、手戻りを無くし、結果、工期を短縮する。
良い影響:業者間のコミュニケーションが活発になり、安全管理にも良い結果となる。
・工種名:鉄筋工事
・事前に検討したこと:悪天候が予想されること
・実際に行ったこと:ガス圧接継手を機械式継手に変更した。
・検討したその理由:機械式継手は、雨、風など悪天候による影響を受けにくく、予定されている工期を順守できるため。
・工種名:型枠工事
・事前に検討したこと:敷地が狭小であること
・実際に行ったこと:柱、梁の型枠は、工場で組み立てて現場に搬入した。
・検討したその理由:敷地の有効利用と現場での省力化による工期短縮のため
・工種名:仮設工事
・事前に検討したこと:出来上がった躯体部分を保管場所、仮置き場として活用すること
・実際に行ったこと:現場内を整理整頓し作業用の通路等を除き、保管仮置き場を確保した
・検討したその理由:作業に必要な資材、設備機器、器具などの置き場の確保は重要であるから
・工種名:コンクリート工事
・事前に検討したこと:夏場の施工であること
・実際に行ったこと:コンクリート打設後、自動散水装置を設置して7日間は、コンクリート表面を湿潤に保った
・検討したその理由:コンクリート表面の乾燥ひび割れを防ぐため
・工種名:アスファルト防水工事
・事前に検討したこと:防水下地コンクリートの表面が平坦で突起物が完全に撤去されていること
・実際に行ったこと:管理者と同時に確認する体制とした
・検討したその理由:不十分な下地状態では、防水性能が確保できないため
事例1)
@有効な方法や手段
鋼製建具などの段ボール梱包をなくし、段ボール廃棄物の発生を抑制する。
Aその方法や手段を実際に行う場合に留意すべきこと
搬入時の損傷を防ぐために、再使用可能な養生材で防護しながら搬入する。また、保管時の損傷、汚れを防止するために、シートなどで防護して仮置きする。
事例2)
@有効な方法や手段
現場で発生した廃棄物を再利用する。(下記参照)
・コンクリート塊
砕石機で砕石にして、路盤材として再利用する。
・グラスウール
リサイクル工場に運搬の後、溶解スラグを製造、路盤等に再利用する。
・石膏ボード
石膏ボード製造業者に運搬し、紙などの異物を剥離、石膏の原料にする。
・塩ビ管・継手
リサイクル工場に搬出後、汚れ洗浄、再生塩ビ管の原料にする。
・木材
再資源化施設でチップ化、ボードの原料にする。
・発泡スチロール
再資源化施設で焼却し、サーマルリサイクルする。
Aその方法や手段を実際に行う場合に留意すべきこと
・混合廃棄物にしないように可能な限り分別収集するよう、関係者に周知する。
・分別して一次保管できるスペースを現場内に確保する。
・収集運搬業者が不法投棄しないように、法に則り管理する。
( 1 )
工種名:場所打ちコンクリート杭工事
防ごうとした不具合:
杭が支持層に達していない
不具合を発生させる要因:
施工不良による掘削長不足
実際に行ったこと:
@支持層と杭掘削長の確認
Aアースドリルの先端トルク値及び掘削長の確認
Bドリル先端付着土とボーリング標本の照合
C スライム処理後、検尺テープによる掘削長の計測
( 2 )
工種名:鉄筋工事
防ごうとした不具合:
鉄筋継手部の不良
不具合を発生させる要因:
ガス圧接作業の施工不良
実際に行ったこと:
@ 圧接技術者に有資格者を充てる。
A 技量試験の実施。
( 3 )
工種名:コンクリート工事
防ごうとした不具合:
コールドジョイント・ジャンカ
不具合を発生させる要因:
コンクリート打設作業の施工不良
実際に行ったこと:
@連続した打設作業の実施
Aバイブレータの使用
B適正な作業員の配置
( 4 )
工種名:アスファルト防水工事
防ごうとした不具合:
ルーフィング継ぎ目からの漏水
不具合を発生させる要因:
ルーフィング継ぎ目の施工不良
実際に行ったこと:
@ルーフィングシートの継目部の重ね幅の確保
Aルーフドレン回りなどの増張り
B水張り試験の実施
( 5 )
工種名:タイル工事
防ごうとした不具合:
外壁タイルの剥落
不具合を発生させる要因:
密着張り張付けモルタルの施工不良
実際に行ったこと:
@張り付けモルタルは、1回当たりの塗り付け面積を 2m2以下とした。
Aヴィブラートをかけ、モルタルがタイル厚さの1/2以上はみ出るまでとした。
( 6 )
工種名:内装工事(長尺シート張り)
防ごうとした不具合:
床シート継ぎ目部の凹凸
不具合を発生させる要因:
床シート継ぎ目部の溶接作業の施工不良
実際に行ったこと:
@規定の温度で余盛りを確保するように溶接した。
A冷却後、余盛を削り、平滑にした。
(例1)
品質管理の方法:
設計図書の内容を十分に理解した上で、施工計画書、各種施工要領書の作成を行い、それに基づいた確実な施工を実施する。
理由:
施工計画書、施工要領書により、品質管理目標や施工手順が明確化され、作業員に説明する際にも理解が得やすくなり、施工品質の確保、向上につながるため。
(例2)
品質管理の方法:
施工者の定めた品質管理基準により施工し、施工後に品質を目視、試験等で確認する。
理由:
品質管理基準を基に工程ごとに具体的な目標を明示し、施工することで良質な品質を確保できるため。
(例3)
品質管理の方法:
作業員用に工程ごとの品質基準を作成し、毎日の打ち合わせ時に確認することを徹底する。
理由:
当日の作業での品質基準を目標に、作業を進め、品質を確保することができるため。
(例4)
品質管理の方法:
重要工程についてはQC工程表を作成し、実施する。
理由:
管理項目、管理値、注意事項、検査方法等を明示することにより、明確な作業を実施することができ、良好な品質を確保できるため。
用語の説明:
建設工事において、足場の組立て等の作業を行うにあたり、労働者が足場の作業床に乗る前に、当該作業床の端となる箇所に適切な手すりを先行して設置し、かつ最上階の作業床を取り外すときは、当該作業床の端の手すりを残置して行う工法。
施工上留意すべきこと:
労働安全衛生法を遵守する。
@脚部
足場の組立てにあたっては、脚部沈下を防止するため、地盤を十分に突き固め敷板等を並べる。枠組足場においては、建枠の高さをそろえる。
A布
足場のはり間方向の建地又は脚柱の間隔と床材の幅の寸法は原則そろえる。隙間をつくらないように設置し、床付き布枠のつかみ金具は、外れ止めを確実にロックする。
B筋かい
枠組み足場の筋かいは、交差筋かいを原則として、外側及び躯体側の両構面に取り付ける。交差筋かいピンは確実にロックする。
C壁つなぎ
枠組み足場:間隔を水平方向8m以下、垂直方向9m以下
単管足場:間隔を水平方向を5.5以下、垂直方向5m以下とする。
その他、
「手すり先行工法に関するガイドライン」(平成15年4月 厚生労働省)における「手すり先行工法による足場の組立て等に関する基準」、「働きやすい安心感のある足場に関する基準」を参照するとよい。
用語の説明:
鉄骨の梁上など高所作業を行う際に、要求性能墜落制止用器具を取り付けるために設置するロープ、又は、仮設的に張り渡した命綱をかけるたまのワイヤロープをいう。
施工上留意すべき内容:
緩みなく張り、墜落の衝撃に耐えられるように固定する。梁を吊り上げるとき梁の上に仮止めしておく。
用語の説明 :
コンクリート型枠表面に塗布し、打設させたコンクリートの固着を防止し、型枠の取り外しを容易にする化学製品。
施工上留意すべきこと
はく離剤の塗布のむら・量不足、気温や湿度等の養生条件に配慮する。
用語の説明:
床の周囲に釘又は接着剤で固定したグリッパー(スムースエッジ)と呼ばれる取り付け金具にカーペットの端部を引っかけ、緩みのないように一定の張力を加えて張り詰める工法。
施工上留意すべきこと:
張り仕舞はニーキッカーで伸展しながらグリッパーに引っかけ、カーペットの端をステアツールを用いて溝に巻き込むように入れて固定する。
30m2( 6m×5m)程度を超える施工にはパワーストレッチャーを使用して施工する。
図19.3.13_カーペト張りじまい
図19.3.14_ カーペット敷込み用工具
用語の説明:
コンクリート打込み後、内部の水分が上方に移動すること(これをブリーディングという)に伴い、内部の微細な粒子が浮上し、コンクリート表面に形成するぜい弱な物質の層をいう。
施工上留意すべきこと:
打継ぎ面にレイタンスがたまったり、ぜい弱なコンクリートにった場合は、その上に新しいコンクリートを打ち込んでも付着が十分得られないので、高圧水洗等によりこのような部分を取り除き、健全なコンクリートを露出させてから打ち継ぐことが必要である。
用語の説明:
シーリング工事の補助材料て、シーリング材の三面接着の回避、充填深さの調整あるいは目地底の形成を目的として用いる。
施工上留意すべきこと:
シーリング材とは接着せず、弾力性をもつ材料で適用箇所に適した形状のものを使用する。材質はポリエチレンフォーム、合成ゴム成形材で、シーリング材に移行して変質させるような物質を含まない材料を選定する。
用語の説明:
石表面をバーナーで加熱し、それを水で急冷することにより、石材を構成する鉱物の熱膨張率の違いを利用して、表面の一部をはく離させて均一な仕上げにしたもの。(建築工事監理指針)
施工上留意すべきこと:
ジェットバーナー仕上等の粗面仕上げでは出来上りの厚さで2mm以上厚くなるように設定しておく。
用語の説明:
鉄骨の溶接継手において、T継手又は重ね継手に用いられる溶接。
施工上留意すべきこと:
溶接長さは、有効長さに隅肉サイズの2倍を加えたものであり、その長さを確保するように施工する。
用語の説明:
コーナービードとは、柱や壁の出隅を保護するために取り付ける部材である。
施工上留意すべきこと:
コーナービードは、釘、ドリリングタッピンねじ、接着材などを用いて取り付ける。
用語の説明:
鉄筋をあらかじめ、下ごしらえ → 加工 → 組立てとする工法。第一次は定尺等の寸法と単位長とし、フープや帯筋を補強したもの。第二次は第一次で製作した単位体をつなげて構造体を作製したもの。
施工上留意すべきこと:
組立に際しては、正しい材料、正確な寸法、適切な縮み代を考慮する必要がある。
用語の説明:
ガラスブロックとは中が空洞になった箱型のガラスをいい、壁面のガラスブロック積みとは、壁部分に、壁用金属枠を用いて現場にて1個ずつ積む工法をいう。
施工上留意すべきこと:
目地幅の標準寸法は、10mmである。8mm以下にすると、内蔵される力骨(φ5.5mm)との接触や、モルタルの充填性が悪くなり望ましくない。逆に、15mmを超える幅では、目地モルタルの仕上げが悪くなり、また、目地モルタルのひび割れも発生しやすくなるので、標準寸法に設定する。
用語の説明:
荷重を直接地盤に伝達する直接基礎の一つで、建築物の底面すべてに基礎スラブを構築した形式の基礎をいう。
施工上留意すべき内容:
特に、土に接する部分の所定のかぶり厚さを確保する。また、かぶり厚さには捨てコンクリートの厚さを含めない。
用語の説明:
2つの木材を接合するために刻んだ、ほぞや継手の総称。
施工上留意すべきこと:
種類には渡りあご、蟻かけ、当り欠け、大入れなどがあるが、いずれも構造上十分に性能を発揮するよう正確な加工と、丁寧な施工が求めらている。
用語の説明:
気密工事に用いる気密シートの材料は、防湿気密層の剛性が高いとともに平面保持がよい仕上げ材である。防湿気密層を押さえた時に、重ね部分の気密精度が向上する。
施工上留意すべきこと:
気密シートを張り付けるとき、シートが緩まないよう押さえをすることが重要である。また、シートどうしの重ね幅は約10cm以上とする。
[ 用語の説明 ]
足場を建物に連結固定し、足場の変形、倒壊を防止する部材。足場の座屈を防止し、風荷重の水平力を負担するもので、労働安全衛生規則で設置が義務付けられている。
[ 施工上留意すべきこと ]
単管足場においては、垂直方向 5m以下、水平方向 5.5m以下。枠組足場では、垂直方向 9m以下、水平方向 8m以下と規定されている。取付け金物は、基準に合格した部材を使用する。
[ 用語の説明 ]
鉄筋コンクリート柱の主筋の周囲の所定の位置に配置する。柱のせん断補強筋で柱の圧縮強度やじん性を高めるもの。
[ 施工上留意すべきこと ]
鉄筋の種類、ピッチ、適正なかぶり厚をとり、末端は135°フックとし、その位置は同じ交互にする。
[ 用語の説明 ]
鉛直に設置した親杭に、掘削の進行に伴って横矢板をかませた山留め壁。
[ 施工上留意すべきこと ]
杭の根入れ部分は崩壊しないように、根固め液を注入する。
[ 用語の説明 ]
型枠工事で、相対するせき板相互の間隔を正しく保持するために使用する部材。主なものには、コーンを使用しないもの(丸セパC型)と使用するもの(丸セパB型)がある。
[ 施工上留意すべきこと ]
コーン穴の処理方法について、防水下地や薄い下地の場合は丸セパB型を用い、コンクリート面と同一にモルタルを充填する。普通のモルタルでは、垂れ下がりや乾燥収縮のおそれがあるので、硬練りモルタルを用いるなどの配慮が必要である。
[ 用語の説明 ]
下地面に張付けモルタルを塗り付け、25mm角未満のモザイクタイルユニットをたたき締めて張り付ける工法。
[ 施工上留意すべきこと ]
張付けモルタルは2度塗りとし、塗り厚を3〜5mmとなるように留意する。
[ 用語の説明 ]
コンクリートの打設に際して、コンクリートの圧送開始前に、コンクリートの流動性を確保するため、輸送管内壁に潤滑膜を形成させ、また、吸入・吐出弁内部をシールするために、圧送管内に流し込むモルタルのこと。
[ 施工上留意すべきこと ]
圧送の初期に輸送管より排出されるモルタルは極めて低強度のものとなるので、先送りモルタルは、圧送後には廃棄処分とする。また、先送りモルタルは、富調合のものとする必要がある。
[ 用語の説明 ]
エチレンプロピレンゴム等を原料とし、ガラスをサッシ内で支え、サッシの溝底とガラスとの接触を避けるとともに、適当なエッジクリアランスをガラスの掛り代を確保することを目的に使用される。
[ 施工上留意すべきこと ]
セッティングブロックの位置は、両端部からガラスの横幅寸法の1/4のところに2箇所設置し、サッシ水抜き孔を塞がないようにする。
[ 用語の説明 ]
金属製折板葺き屋根の重要な構成部材のひとつで、梁と金属製折板との固定に使用する山形の接合部材。
[ 施工上留意すべきこと ]
タイトフレームと下地の溶接接合は、隅肉溶接とし、隅肉溶接のサイズは、タイトフレームの板厚と同じになるように留意する。
[ 用語の説明 ]
天井を吊る下地受けの金物のことで、コンクリートの打ち込みの際にあらかじめ埋め込む金物。
[ 施工上留意すべきこと ]
天井インサート間隔は 900mm程度とし、周辺部は端から 150mm以内に吊りボルトが配置できるように取り付ける。
[ 用語の説明 ]
敷地や建築物の高さ及び位置の基準を示すもの。
[ 施工上留意すべきこと ]
ベンチマークは2箇所以上設けて、相互にチェックできるようにする。また、ベンチマークは正確に設置し、工事中に移動しないようその周囲を囲うなど、養生を行う。
[ 用語の説明 ]
屋根露出防水絶縁工法で、下地面より発生する水蒸気を気中に放出する装置。
[ 施工上留意すべきこと ]
取付け間隔は、平場で 25〜100m2に1個程度、立上り部で長さ 10m間隔に1個程度を目安に、装置の排出能力に応じた分担面積とする。
[ 用語の説明 ]
シーリング工事等で、目地縁の線を通りよく仕上げるための保護テープ。
[ 施工上留意すべきこと ]
粘着力は弱いが、長時間貼り付けたままだと、テープを剥がすときに、下地の塗装等を剥がしてしまうことがあるので、マスキングテープは、作業が終了したら、直ちに剥がず。
[ 用語の説明 ]
木造在来軸組構法において、基礎に土台を締め付ける等のために、基礎に埋め込むボルトをいう。
[ 施工上留意すべきこと ]
木造在来軸組構法のアンカーボルトは、柱・間柱・土台継手の位置を避け、2.7m以内の間隔で基礎に埋め込む。
[ 用語の説明 ]
溶接欠陥のひとつ。溶接のビードや止端等に沿って母材に溝ができた状態のこと。
[ 施工上留意すべきこと ]
電流をあまり大きくせず、正しい溶接棒の角度・位置、正確な溶接速度、正しい溶接姿勢等が必要である。
用語の説明:
建具用金具で、上げ下げ窓、引き違いサッシの召し合わせ部などに取り付ける錠金具のこと。
施工上留意すべきこと:
建具には、錠機能の他にも、機密性、遮音性などの性能も求められるので、正確な錠と受け金具の取合い寸法、堅固な部品の取り付けが必要である。
用語の説明:
コンクリート壁面にあらかじめひび割れ発生場所を決めて、その位置にひび割れを誘発させるための目地。
施工上留意すべきこと:
断面欠損率は20%以上必要であるので、厚さ200mmの壁には目地深さ20mmの目地棒を壁の両側に入れれば良いが、壁の厚さ200mmを超える場合は、所定のサイズの断面欠損材を目地部に設置する必要がある。
用語の説明:
石表面をバーナーで加熱し、それを水で急冷することにより、石材を構成する鉱物の熱膨張率の違いを利用して、表面の一部をはく離させて均一な仕上げにしたもの。(建築工事監理指針)
施工上留意すべきこと:
ジェットバーナー仕上等の粗面仕上げでは出来上りの厚さで2mm以上厚くなるように設定しておく。
用語の説明:
液状の塗り材の流動性を利用して、水平・平滑な床仕上げ面を形成させる工法をいう。
施工上留意すべきこと:
硬化中のセルフレベリング材が風を受けるとしわやひび割れの原因になるので、硬化するまでは窓や開口部を塞いだままとし、通風を受けないようにする。
用語の説明:
鉄骨造の主要構造部の骨組みを火災の熱から守るために耐火性・断熱性の高い材料で被覆することをいい、工法としては、耐火材吹付け、耐火板張り、耐火材巻付け、耐火塗料などがある。
施工上留意すべきこと:
鉄骨表面に浮き錆が発生している場合は、耐火被覆材の付着性を阻害する恐れがあるので、耐火被覆施工に先立ちワイヤブラシ等の適切な手工具を使用して、除去しておかなければならない。
用語の説明:
土工事を行う際に、発生する湧水を集めるために設置する地面のくぼみ。集めた水をポンプで排水する。
施工上留意すべきこと:
地下水を多く含んだ砂質地盤が根切り底面付近にある場合、ボイリングを生じる場合があるので、観察しながら排水する。
用語の説明:
作業構台には、地下工事等の材料の集積、建設機械の設置等のための乗入れ構台と、建築資材等の一部を仮置きして、建築物の内部に取り込むなどのための荷受け構台(荷上げ構台)がある。(建築工事監理指針)
施工上留意すべきこと:
作業構台上は、常に整理整頓を行うとともに、作業構台自体の状態の保守管理を行い、点検結果を記録及び保管することが必要である。(建築工事監理指針)
用語の説明:
鉄筋工事の梁の配筋で、梁の変形を防止するため、上下主筋の間に平行に設置する鉄筋。
施工上留意すべきこと:
コンクリートのかぶり厚さは、腹筋に設置する幅止め筋の外側から確保する。あばら筋の外側に設置する場合は、特に注意する。
用語の説明:
ビニル床シートを張り付けた接着剤硬化後、はぎ目及び継目の溝切りを行い、溶接棒を用いてビニル床シートを同時に溶接する工法。
施工上留意すべきこと:
張り付け接着剤の硬化には、12時間必要。溝はV字形又はU字形とし、床シート厚の2/3程度まで溝切りする。溶接は加圧しながら行い、余盛りができる程度とする。
用語の説明:コンクリート床型枠用の上面が平らな鋼製デッキのことで、下部表面にリブを付けて所定の強度を確保したもの。
平成18年版 床型枠用鋼製デッキプレート設計施工指針・同解説によると、機械的性質として引張強さ 295N/mm2としている。
施工上留意すべきこと:
・施工荷重によるたわみを考慮して、フラットデッキには10mm程度のキャンバー(むくり)が付いている。そのため、梁との隙間からのろ漏れ等が生じないように施工する。
・RC造、SRC造の場合のフラットデッキと型枠の接合は、型枠の横桟木で受けるため、横桟木で受けた荷重が
縦桟木で支持できる型枠設計とする必要がある。
用語の説明:ガラスブロックとは中が空洞になった箱型のガラスをいい、壁面のガラスブロック積みとは、壁部分に、壁用金属枠を用いて現場にて1個ずつ積む工法をいう。
施工上留意すべきこと:
目地幅の標準寸法は、10mmである。8mm以下にすると、内蔵される力骨(φ5.5mm)との接触や、モルタルの充填性が悪くなり望ましくない。逆に、15mmを超える幅では、目地モルタルの仕上げが悪くなり、また、目地モルタルのひび割れも発生しやすくなるので、標準寸法に設定する。
用語の説明:
目地が深くない場合に三面接着を回避する目的で目地底に張り付けるテープ状の材料。
ワーキングジョイントのシーリングに用いる。
施工上留意すべきこと:
ボンドブレーカーは、シーリング材と接着しないものを選び、浮き等が生じないように目地底に確実に張り付ける。目地底が深い場合は、バックアップ材を使用する。
用語の説明:
大引は木造の1階の床組みで、根太を受ける部材、大引の下には基礎は無く、床束で支える。
施工上留意すべきこと:
通常 910mm程度の間隔で根太に直角に渡し、端部は土台や大引受けに連結する。
用語の説明:
高所作業に用いる移動式足場の通称。枠組足場の脚部にキャスターを付けて移動できるようにした足場。
施工上留意すべきこと:
手すりの設置状態・固定の確認、キャスターの動き・ロックの状態の確認、大きな変形(へこみ、曲がり)がないことの確認等が必要である。
用語の説明:
鉄筋コンクリート柱の主筋周囲の所定の位置に配置する柱のせん断補強筋で柱の圧縮強度やじん性を高めるもの
施工上留意すべきこと:
適正なかぶり厚さをとり、所定の間隔で配置する。なお、末端は135°フックを設ける。
用語の説明:
改質アスファルト等の添加剤を加え、シート状に成形したものをトーチバーナーで十分に熱し、アスファルトを溶融密着させる露出防水工法のこと。
施工上留意すべきこと:
トーチバーナーを用いてアスファルトを十分に熱して溶融させ、空気が入らないように完全に密着させる。
用語の説明:
エンジンや電動機などの機械でこてを回転させながら、床面に打設されたコンクリート等を平滑にならすためにもちいられる動力機械をいう。
施工上留意すべきこと:
床面が固まり過ぎると円滑に作業ができないので、施工に適した床面の状態を確保し、仕上げの状態に応じてブレードの角度を調整する。
用語の説明:
履帯(クローラー)により走行する移動式クレーンをいう。ホイールクレーンに比べて設置面積が広く、接地圧が小さいため、軟弱地盤上での作業に適しいる。
施工上留意すべきこと:
公道を自走できないので、トラックなどによる運搬計画、道路から作業場所への搬入計画を立案する。使用に際しては、ジブの傾斜角の範囲、定格荷重を超えて使用しない。
用語の説明:
コンクリート打設後、混練水が分離してコンクリート上面に上昇する現象。
施工上留意すべきこと:
ブリーディングは、コンクリートの水セメント比が大きく、スランプが大きい程、著しくなる。ブリーディングが著しい場合は、コンクリートの沈下量が大きく、鉄筋の付着強度が低下する。改善策として、AE減水剤の使用がある。
用語の説明:
スタッドどは、鉄骨と鉄筋コンクリートで鋼製される合成梁において、鉄骨に対するコンクリートの付着性をよくするために設けられる部材をいう。スタッド溶接とはスタッドを鉄骨に溶接することをいう。
施工上留意すべきこと:
スタッド溶接は下向き姿勢で所定の資格者が行う。溶接後の試験は、外観試験及び打撃曲げ試験により行う。外観試験はアンダーカットの有無、仕上あり高さ、スタッドの傾きについて試験を行う。打撃曲げ試験は、打撃により所定の角度まで曲げたのち欠陥が生じていないか確認を行う。
用語の説明:
コーナービードとは、柱や壁の出隅を保護するために取り付ける部材である。
施工上留意すべきこと:
コーナービードは、釘、ドリリングタッピンねじ、接着材などを用いて取り付ける。
用語の説明:
ヴィブラート(タイル張り用振動機)を用いてタイルに特殊衝撃を加え、タイルをモルタル中に埋め込むようにして張る工法をいう。
施工上留意すべきこと:
張付けモルタルの1回の塗り付け面積は2m2以下、かつ、20分以内に張り終える面積とし、適正な衝撃時間を与えて張り進める。
用語の説明:
天井を吊る下地受けの金物のこと。前施工方式、あと施工方式とがある。
施工上留意すべきこと:
インサート間隔は900mm程度とし、周辺部は端から150mm以内とする。
用語の説明:
砂利地業や捨てコンクリートが打設できるよう、根切底を所定の深さに掘り揃え、平たんにする作業のこと。
施工上留意すべきこと:
床付け面が砂質地盤の場合は転圧でよいが、粘土質地盤の場合は床付け面を乱さないよう十分に注意する。乱した場合は適切な地盤改良材を混入し転圧する。
用語の説明:
荷重を直接地盤に伝達する直接基礎の一つで、建物の底面に直線状に基礎スラブを構築した形状の基礎をいう。
施工上留意すべきこと:
特に、土に接する部分の所定のかぶり厚さを確保する。また、かぶり厚さには捨てコンクリートの厚さを含めない。
用語の説明:
型枠支保工において、梁や床の底部のせき板を下から支持するための鋼管製の支柱をいう。
施工上留意すべきこと:
パイプサポートは、規格に適合したものを使用する。パイプサポートを継ぐ場合は専用の金具を用いる。パイプサポートを3以上継いで用いない。規定の存置日数以上経過するまでパイプサポートを取り外してはいけない。
用語の説明:
敷地や建築物の高さ及び位置の基準を示すもの。
施工上留意すべきこと:
ベンチマークは2箇所以上設けて、相互にチェックできるようにする。また、ベンチマークは正確に設置し、工事中に移動しないようその周囲を囲うなど、養生を行う。
用語の説明:
2つの木材を接合するために刻んだ、ほぞや継手の総称。
施工上留意すべきこと:
種類には渡りあご、蟻かけ、当り欠け、大入れなどがあるが、いずれも構造上十分に性能を発揮するよう正確な加工と、丁寧な施工が求めらている。
用語の説明:
建設工事において、足場の組立て等の作業を行うにあたり、労働者が足場の作業床に乗る前に、当該作業床の端となる箇所に適切な手すりを先行して設置し、かつ最上階の作業床を取り外すときは、当該作業床の端の手すりを残置して行う工法。
施工上留意すべきこと:
労働安全衛生法を遵守する。
@脚部
足場の組立てにあたっては、脚部沈下を防止するため、地盤を十分に突き固め敷板等を並べる。枠組足場においては、建枠の高さをそろえる。
A布
足場のはり間方向の建地又は脚柱の間隔と床材の幅の寸法は原則そろえる。隙間をつくらないように設置し、床付き布枠のつかみ金具は、外れ止めを確実にロックする。
B筋かい
枠組み足場の筋かいは、交差筋かいを原則として、外側及び躯体側の両構面に取り付ける。交差筋かいピンは確実にロックする。
C壁つなぎ
枠組み足場:間隔を水平方向8m以下、垂直方向9m以下
単管足場:間隔を水平方向を5.5以下、垂直方向5m以下とする。
用語の説明:
セパレータとは、型枠工事で相対するせき板相互の間隔を正しく保持するために使用する部品である。主なものは、コーンを使用しないもの(丸セパC型)と使用するもの(丸セパB型)がある。
施工上留意すべきこと:
コーン穴の処理方法について、防水下地や薄い下地等の場合は丸セパB型を用い、コンクリート面と同一にモルタルを充填する。普通のモルタルでは、垂れ下がりや乾燥収縮のおそれがあるので、硬練りモルタルを用いるなどの配慮が必要である。
用語の説明:
軽量鉄骨壁下地のスタッドに一定間隔に取り付け、その形状を保持するもの。
施工上留意すべきこと:
各スタッドの端部を必ず押さえるとともに、600mm以内毎に留め付ける。
用語の説明:
鋼製の矢板でシートバイルともいう。土留工事等に使用され、土砂の崩壊や浸水を防止する。
施工上留意すべきこと:
正確な位置と土圧、水圧を考慮した根入れ深さが必要である。
用語の説明:
フレッシュコンクリートの流動性を示す数値で、スランプ試験により求める。
施工上留意すべきこと:
試料を3回に分けてコーンに詰め、上面をならした後、詰め始めから3分以内にコーンを2〜3秒かけて鉛直に引き上げ、試料中央の下がりを0.5cm単位で測定する。
用語の説明:
液状の塗り材の流動性を利用して、水平・平滑な床仕上げ面を形成させる工法をいう。
施工上留意すべきこと:
硬化中のセルフレベリング材が風を受けるとしわやひび割れの原因になるので、硬化するまでは、窓や開口部を塞いだままとし、通風を受けないようにする。
用語の説明:
鉄筋部材などを一定の間隔に保持するかいもの。鉄筋コンクリート工事では、せき板面と鉄筋あるいは鉄筋相互を所定の間隔に保持するために挿入するもので、鋼製、コンクリート製がある。梁・柱・基礎ばり・壁及び地下外壁のスペーサーは側面に限りプラスチック製でもよい。
施工上留意すべきこと:
設置方法は、スラブについては、上端筋、下端筋は1.3個/m2程度、端部上端筋及び中央部下端筋には必ず設置、梁については間隔は 1.5m程度、端部は1.5m以内、側梁以外の梁は上又は下に設置、柱においては上段は梁下より0.5m程度、中段は柱脚と上段の中間、柱幅1.0mまで2個、1.0m以上3個などが必要である。
用語の説明:
有機質接着剤を用いて、室内の壁にタイルを張る工法をいう。
施工上留意すべきこと:
接着剤は、下地を十分に乾燥させてから、下地にくし目を立てて塗る。
タイルの張り付けは、壁面上部からタイルをもみ込むようにして押さえ付け、たたき板で十分にたたき押さえる。
用語の説明:
被覆剤を塗布してある溶接棒と母材との間にアーク放電を発生させて行う溶接をいう。
施工上留意すべきこと:
適正な電流、正しい溶接棒の角度・位置、正確な溶接速度、正しい溶接姿勢で溶接を行う。また、溶接棒は乾燥させてから溶接を行う。
用語の説明:
屋根露出防水絶縁工法で、防水下地より発生する水蒸気を気中に放出する装置。
施工上留意すべきこと:
防水層が下地に密着する部分を最小限にとどめるように施工する。
用語の説明:
大引は木造の1階の床組みで、根太を受ける部材。大引の下には基礎は無く、床束で支える。
施工上留意すべきこと:
通常910mm程度の間隔で根太に直角に渡し、端部は土台や大引受けに連結する。
用語の説明:
気密工事に用いる気密シートの材料は、防湿気密層の剛性が高いとともに平面保持がよい仕上げ材である。防湿気密層を押さえた時に、重ね部分の気密精度が向上する。
施工上留意すべきこと:
気密シートを張り付けるとき、シートが緩まないよう押さえをすることが重要である。また、シートどうしの重ね幅は約10cm以上とする。
用語の説明:
陸屋根の屋上やバルコニーの雨水排水用の鋳鉄製やステンレス製の金物のこと
施工上留意すべきこと:
雨水の漏水を防止するため水勾配を取る。スラブ天端から 30〜50mm下げて設置する。ルーフドレン内へのアスファルトやコンクリートの流入、付着に注意する。
用語の説明:
仮設工事において、水平高さを表す墨のこと。壁面に出す。
施工上留意すべきこと:
施工において、水平、垂直は建物施工の基本。常時、確認が必要である。
用語の説明:
あばら筋とは、梁のせん断補強のために、梁の周方向に配筋される鉄筋をいう。
施工上留意すべき内容:
あばら筋比は0.2%以上とし、あばら筋の間隔は、梁せいの1/2以下、かつ、250mm以下とする。
用語の説明:
鉄骨の梁上など高所作業を行う際に、要求性能墜落制止用器具を取り付けるために設置するロープ、又は、仮設的に張り渡した命綱をかけるたまのワイヤロープをいう。
施工上留意すべき内容:
緩みなく張り、墜落の衝撃に耐えられるように固定する。梁を吊り上げるとき梁の上に仮止めしておく。
用語の説明:
柱や壁などのコンクリート施工に際し、相対する型枠の間隔を一定に保ち締め付けておくためのボルト金物。
施工上留意すべき内容:
コンパネ、Pコンなどと組み合わせて、型枠のコンクリート打設時の形状を保持するために、十分に、打込みコンクリートの側圧に耐える構造強度をもつものとする。
用語の説明:
金属製折板屋根を鉄骨梁に固定するための部材をいう。
施工上留意すべき内容:
タイトフレームは、鉄骨下地に隅肉溶接で取り付け、折板は、各山ごとにタイトフレームに固定する。
金属製折板葺きのタイトフレーム
用語の説明:
コンクリートの打設に際して、コンクリートの圧送開始前に、コンクリートの流動性確保や輸送管内壁の潤滑膜を形成及び吸入・吐出弁内部をシールするために、圧送管内に流し込むモルタルのこと。
施工上留意すべき内容:
圧送の初期に輸送管より排出されるモルタルは極めて低強度のものとなるので、先送りモルタルは、圧送後には廃棄処分とする。先送りモルタルは、富調合なものにする必要がある。
用語の説明:
ヴィブラート(タイル張り用振動機)を用いてタイルに特殊衝撃を加え、タイルをモルタル中に埋め込むようにして張る工法をいう。
施工上留意すべき内容:
張付けモルタルの1回の塗り付け面積は2m2以下、かつ、20分以内に張り終える面積とし、適正な衝撃時間を与えて張り進める。
用語の説明:
継ぎ目のテーパーエッジをジョイントテープジョイントコンパウンドを用いて仕上げる工法。
施工上留意すべき内容:
中塗り、上塗りは各ジョイントコンパウンド乾燥後に行い、平滑に仕上げる。
用語の説明:
そのまま運搬できない鉄骨を分割、搬入し、現場の地上で組み立てることをいう。
施工上留意すべき内容:
鉄骨が直接地面に触れないように架台を設け、寸法精度を確保して組み立てる。
用語の説明:
吹付け塗装とは、専用のスプレーガンを使い塗料を噴射して塗装をする方法をいい、エアレススプレー塗りとは、ポンプにより塗料自体に圧力をかけて噴射する塗装方法をいう。
施工上留意すべき内容:
スプレーガンの運行は、塗り面に直角に向けて平行に行い、塗膜が均一になるように吹き付ける。
用語の説明:
荷重を直接地盤に伝達する直接基礎の一つで、建築物の底面すべてに基礎スラブを構築した形式の基礎をいう。
施工上留意すべき内容:
特に、土に接する部分の所定のかぶり厚さを確保する。また、かぶり厚さには捨てコンクリートの厚さを含めない。
用語の説明:
ワーキングジョイントのシーリング材の3面接着を回避する目的で、深くない目地底に張り付けるテープ状の部分をいう。なお、目地底が深い場合は、バックアップ材を使用する。
施工上留意すべき内容:
ボンドブレーカーは、シーリング材と接着しないものを選び、浮き等が生じないように目地底に確実に張り付ける。
バックアップ材とボンドブレーカー
用語の説明:
木造在来軸組構法において、基礎に土台を締め付ける等のために、基礎に埋め込むボルトをいう。
施工上留意すべき内容:
木造在来軸組構法のアンカーボルトは、隅・柱・土台継手などの位置を避け、2.7m以内の間隔で基礎に埋め込む。
用語の説明:
床コンクリート打設時に、硬化の程度を見計らって直ちに金ゴテなどで仕上げる工法。
施工上留意すべき内容:
コンクリートのスランプは、土間コンクリートでは8〜15cm、鉄筋コンクリートスラブでは12〜18cm程度とする。
用語の説明:
高所作業に用いる移動式足場の通称。枠組足場の脚部にキャスターを付けて移動できるようにした足場。
施工上留意すべき内容:
手すりの設置状態・固定の確認、キャスターの動き・ロック状態の確認、大きな変形(へこみ、曲り)がないことの確認等が必要である。
(A) 埋戻し (B) 耐火被覆
[ 解説 ]
(A) コンクリート工事の基礎躯体完了後に行う土工事なので、埋戻しである。
(B) 工事概要に、耐火被覆(耐火材巻き付け工法、外周部は合成工法)とあるので、鉄骨工事で耐火被覆の施工があるはずである。
総工事金額に対する比率:36%
[ 解説 ]
1月の各実績を足して
150+500+380+10+100 =1,140万円
2月の各実績を足して
300+260+30+870+100 =1,560万円
よって、2月末の実績出来高累計は
1,140 + 1,560 = 2,700 万円
この合計金額を、総工事金額(7,500万円)で割って、
2,700 / 7,500 × 100[%] = 36 [%}
となる。
@不適当は作業名 断熱材吹付
A作業完了時期 4月上旬
B3月末までの実績出来高の累計金額
4,370万円
[ 解説 ]
断熱材吹付け工事は、一般的には、外壁や屋根スラブの内側に施工するものなので、外壁の押出成形セメント板工事の後にする必要がある。また、外部建具の取り付け部に吹付ける必要があり、耐火被覆工事が終わってからする必要があるので、4月上旬が適当である。
内装工事の3月の欄の 50万が 断熱材吹付と考えられるので、50万円の内容を削除して、3月の実績を計算すると、
50+290+120+600+60+450+100 =1,670万円
となる。
よって、3月末の実績出来高累計は
2,700 + 1,670 = 4,370 万円
となる。
(A) 1F 床躯体 (B) 1F 内装塗装
総工事金額に対する比率:13%
[ 解説 ]
1月の各実績を足して
60+390+190+50+90 =780万円
この合計金額を、総工事金額(6,000万円)で割って、
780 / 6000 × 100[%] = 13 [%}
となる。
@不適当は作業名 耐火被覆
A作業完了時期 3月中旬
B3月末までの実績出来高の累計金額
4,250万円
[ 解説 ]
鉄骨工事の耐火被覆作業は、鉄骨工事のスタッド溶接が終わり、外壁工事のALC取付けが終わってから実施し、金属工事の壁、天井軽鉄下地が始まるまでに終える必要がある。1F壁、天井、2F壁軽鉄下地が3月中旬から始まっているので、3月中旬には完了している必要がある。
鉄骨工事の耐火被覆作業は、出来高表の4月の欄に、予定と実績が 60万円と記載されている。Aより、3月に予定と実績を記入する必要がある。
したがって、3月末までの実績出来高の累計金額は、
780万円 + 1,820万円 + 1,650万円 = 4,250万円
である。
仮設工事の (A):外部足場組立
鉄筋コンクリート工事の (B):基礎
内装工事の (C):1、2、3階仕上げ
完了日:3月 中旬
[ 解説 ]
鉄骨工事の耐火被覆作業は、鉄骨工事のスタッド溶接が終わり、外壁工事のALC取付けが終わってから実施し、金属工事の壁・天井軽鉄下地が始まるまでに終える必要がある。
2、3階壁・天井軽鉄下地が3月下旬から始まっているので、耐火被覆工事は 3月中旬には完了する必要がある。
出来高表より、鉄骨工事の2月までの累積金額は次のとおりである。
・鉄骨工事の2月までの累積金額(予定)
= 50 + 760 = 810万円
・鉄骨工事の2月までの累積金額(実績)
= 30 + 780 = 810万円
鉄骨工事の工事金額は 900万円であり、
差額である 900 - 810 = 90万円が、
出来高表に記載のない耐火被覆工事の金額である。
耐火被覆工事は、2.より3月に予定し実施するので、出来高表の鉄骨工事の 3月の予定・実績の欄にそれぞれ90という数字を入れて、総工事金額と累積金額を算出すると、以下のようになる。
2月末までの実績出来高の
累計金額 2,400万円
総工事金額 6,000万円
したがって、2月末までの実績出来高の累計金額の総工事金額に対する比率は次のとおりである。
2月末までの実績出来高の累計金額の総工事金額に対する比率
2,400万円/6,000万円 × 100
= 40%
表より、3月末までの実績出来高の累計金額は、
4,110万円である。
A. デッキプレート敷き
B. 天井ボード張り
[ 解説 ]
鉄骨工事の工程は、アンカーボルト設置 → 鉄骨建方・本締め → A → スタッドジベル溶接 → 耐火被覆 となっており、2階床〜の配筋・型枠工事前であるので、Aの該当する作業名は、デッキプレート敷きと考えられる。
内装工事の工程は、壁ボード張り → B → OAフロア → 床タイルカーペットとなっており、金属工事にて壁・天井軽鉄下地は完了しているので、Bに該当する作業は天井ボード張りと考えられる。
4月中旬
[ 解説 ]
建具工事の外部サッシ取付け(ガラス取付け含む)は、防水工事のECP、サッシシールの前に完了させる必要がある。したがって、建具工事の外部サッシ取付け(ガラス取付け含む)の完了日は、4月中旬が適当と判断される。
1,920万円
[ 解説 ]
出来高表には、建具工事の外部サッシ取付け(ガラス取付け含む)の工事金額が抜けているので、工事金額を入れる必要がある。
外部サッシ取付け(ガラス取付け含む)の工事金額は、次式で算定できる。
外部サッシ取付け(ガラス取付け含む)の工事金額
= 建具工事の工事金額 − 建具工事の 5月の金額(内部建具取付け)
= 400 – 100 = 300 [ 万円 ]
上記金額を建具工事の 4月の予定及び実績の部分に入れ、各月の総工事金額を算定すると下記表のようになる。各月ごとの累計は表の下のとおりとなり、2月末までのの実績出来高の累計金額は、1,920 [ 万円 ]となる。
2%
[ 解説 ]
2月末までの累計金額の予定と実績の差は、次式で算定される。
2月末までの累計金額の予定と実績の差
= 2040 – 1920 = 120 [ 万円 ]
2月末までの累計金額の予定と実績の差の総工事金額に対する比率は次式で算定される。
2月末までの累計金額の予定と実績の差の総工事金額に対する比率
= 2月末までの累計金額の予定と実績の差 / 総工事金額 × 100
= 120 /6000 × 100 = 2%
67%
[ 解説 ]
表より、4月末までの実績出来高の累計は 4,020万円となる。
4月末までの実績出来高の総工事金額に対する比率は次式で算定される。
4月末までの実績出来高の総工事金額に対する比率
= 4,020/6,000 × 100
= 67%
アンカーボルト設置
[ 解説 ]
鉄骨工事の工程は、
A → 鉄骨建て方・本締め → デッキプレート敷き → スタッド溶接 → 耐火被覆となっており、Aに該当する作業名はアンカーボルト設置と考えられる。
3月下旬
[ 解説 ]
押出成形セメント板取付けは、防水工事の外部シール及び建具工事の外部サッシ取付け(ガラス共)前に完了している必要がある。したがって、押出成形セメント板取付けの終了日は 3月下旬が適当と判断できる。なお、押出成形セメント板取付け開始日は、鉄筋・型枠コンクリート工事のRF床が終了する3月中旬が適当と考えられる。
1,950万円
[ 解説 ]
出来高表には、外壁工事の押出成形セメント板取付け工事の工事金額が抜けているので、工事金額を入れる必要がある。押出成形セメント板取付工事の工事金額は、次式で算定される。
押出成形セメント板取付工事の工事金額
= 外壁工事の工事金額 – 外壁工事の4月の工事金額
= 600万 – 100万 = 500万
上記金額を外壁工事の3月の予定及び実績の部分に入れ、各月の総工事金額を算定すると次表のようになる。
また、各月ごとの累計は表の下のとおりである。
2月末までの完成出来高の累計は、下記表の2月の累計実績 1,950万円となる。
70%
[ 解説 ]
総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセントは、次式で算定される。
総工事金額に対する4月末までの完成出来高の累計のパーセント
= 4月度の累計(実績)/ 総工事金額 × 100
= 5,250/7,500 × 100
= 70%
根切り
[ 解説 ]
土工事・基礎工事の工程は、自立山留め → A → 砂利・捨コンクリート となっており、Aに該当する作業名は、根切りと判断できる。
3月下旬
[ 解説 ]
鉄骨工事の耐火被覆作業は、鉄骨工事のデッキプレート敷き、スタッド溶接が終わり、外壁工事のALCパネル取付けが終わったところから実施するのが適当である。ALCパネル取付けが3月中旬から開始されているので、耐火被覆作業の開始は、3月下旬頃が適当である。
80%
[ 解説 ]
@スタッド溶接と耐火被覆の出来高を計上する。
設問の出来高表の鉄骨工事の工事金額は、1,100万円である。鉄骨工事の1〜6月の月別出来高は、予定・実績ともに、2月の900万円ずつのみである。1,100万円と900万円の差額 200万円は、計上されていないスタッド溶接と耐火被覆の出来高の合計である。差額200万円を、出来高表の鉄骨工事の3月の予定・実績に計上すると、下記表のようになる。
A各月の総工事金額を求める。次に、各月の総工事金額を求めると、上記表のようになる。
B4月末までの完成出来高の累計を求める。
次に、各月の工事金額の累計を算出し、表の下に記載すると上記表のようになる。
なお、4月末までの完成出来高の累計は、次式で算定される。
4月末までの完成出来高の累計
= 1月の完成出来高 + 2月の完成出来高 + 3月の完成出来高 + 4月の完成出来高
= 1,050 +1,150 + 1,450 +1,150
= 4,800 [ 万円 ]
C 総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセントを求める。
総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセントは、次式で求まる。
総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセント
= 4月末までの完成出来高の累計 / 総工事金額 × 100
= 4,800/6,000 × 100 = 80%
@-4、A-3
[ 解説 ]
建設業法
第24条の4(検査及び引渡し)
元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。
2 元請負人は、前項の検査によって建設工事の完成を確認した後、下請負人が申し出たときは、直ちに、当該建設工事の目的物の引渡しを受けなければならない。ただし、下請契約において定められた工事 完成の時期から20日を経過した日以前の一定の日に引渡しを受ける旨の特約がされている場合には、この限りでない。
< 令和3年、平成30年 出題 >
B-4、C-1
[ 解説 ]
建築基準法施行令
第136条の7(工事用材料の集積)
建築工事等における工事用材料の集積は、その倒壊、崩落等による危害の少ない場所に安全にしなければならない。
2 建築工事等において山留めの周辺又は架構の上に工事用材料を集積する場合においては、当該山留め又は架構に予定した荷重以上の荷重を与えないようにしなければならない。
D-3、E-1
[ 解説 ]
労働安全衛生法
第25条の2(事業者の講ずべき措置等)
建設業その他政令で定める業種に属する事業の仕事で、政令で定めるものを行う事業者は、爆発、火災等が生じたことに伴い労働者の救護に関する措置がとられる場合における労働災害の発生を防止するため、次の措置を講じなければならない。
一 労働者の救護に関し必要な機械等の備付け及び管理を行うこと。
二 労働者の救護に関し必要な事項についての訓練を行うこと。
三 前二号に掲げるもののほか、爆発、火災等に備えて、労働者の救護に関し必要な事項を行うこと。
2 前項に規定する事業者は、厚生労働省令で定める資格を有する者のうちから、厚生労働省令で定めるところにより、同項各号の措置のうち技術的事項を管理する者を選任し、その者に当該技術的事項を管理させなければならない。
@-3、A-1
[ 解答解説 ]
建設業法
第24条の2
元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならない。
B-3、A-2
[ 解答解説 ]
建築基準法
第90条
建築物の建築、修繕、模様替又は除却のための工事の施工者は、当該工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物又は工事用の工作物の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。
D-2、E-4
[ 解答解説 ]
労働安全衛生法
第61条
事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係る技能講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。
@ (3)完成、A (3)20
[ 解説 ]
建設業法
第24条の4(検査及び引渡し)
元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。
B (3)施工者、C (1)設計図書
[ 解説 ]
建築基準法
第89条(工事現場における確認の表示等)
第6条第1項の建築、大規模の修繕又は大規模の模様替の工事の施工者は、当該工事現場の見易い場所に、国土交通省令で定める様式によって、建築主、設計者、工事施工者及び工事の現場管理者の氏名又は名称並びに当該工事に係る同項の確認があった旨の表示をしなければならない。
2 第6条第1項の建築、大規模の修繕又は大規模の模様替の工事の施工者は、当該工事に係る設計図書を当該工事現場に備えておかなければならない。
D (2)工期、E (4)遂行
[ 解説 ]
労働安全衛生法
第3条 (事業者等の責務)
3 建設工事の注文者等仕事を他人に請け負わせる者は、施工方法、工期等について、安全で衛生的な作業の遂行をそこなうおそれのある条件を附さないように配慮しなければならない。
誤ってる番号 正しい語句
A 工程
[ 解説 ]
建設業法第26条の4(主任技術者及び監理技術者の職務等)
主任技術者及び監理技術者は、工事現場を適正に実施するため、当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。
誤ってる番号 正しい語句
@ 1.5
[ 解説 ]
建築基準法施行令第136条の3
(根切り工事、山留め工事等を行う場合の危害の防止)
1 略
2 略
3 略
4 建築工事等において深さ1.5m以上の根切り工事を行う場合においては、地盤が崩壊するおそれがないとき、及び周辺の状況により危害防止上支障がないときを除き、山留めを設けなければならない。この場合において、山留めの根入れは、周辺の地盤の安定を保持するために相当な深さとしなければならない。
誤ってる番号 正しい語句
A 危険
[ 解説 ]
労働安全衛生法第29条の2
建設業に属する事業の元方事業者は、土砂等が崩壊するおそれのある場所、機械等が転倒するおそれのある場所その他の厚生労働省令で定める場所において関係請負人の労働者が当該事業の仕事の作業を行うときは、当該関係請負人が講ずべき当該場所に係る危険を防止するための措置が適正に講ぜられるように、技術上の指導その他の必要な措置を講じなければならない。
誤っている番号 正しい語句
B 注文者
[ 解説 ]
建設業法
第19条の2(現場代理人の選任等に関する通知)
請負人は、請負契約の履行に関し工事現場に現場代理人を置く場合においては、当該現場代理人の権限に関する事項及び当該現場代理人の行為についての注文者の請負人に対する意見の申出の方法(第3項において「現場代理人に関する事項」という。)を、書面により注文者に通知しなければならない。
誤っている番号 正しい語句
A 基 礎
[ 解説 ]
建築基準法施行令
第136条の3(根切り工事、山留め工事等を行う場合の危害の防止)
3 建築工事等において建築物その他の工作物に近接して根切り工事その他土地の掘削を行なう場合においては、当該工作物の基礎又は地盤を補強して構造耐力の低下を防止し、急激な排水を避ける等その傾斜又は倒壊による危害の発生を防止するための措置を講じなければならない。
誤っている番号 正しい語句
B 配 置
[ 解説 ]
労働安全衛生法
第60条(安全衛生教育)
事業者は、その事業場の業種が政令で定めるものに該当するときは、新たに職務につくこととなった職長その他の作業中の労働者を直接指導又は監督する者(作業主任者を除く。)に対し、次の事項について、厚生労働省令で定めるところにより、安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。
1 作業方法の決定及び労働者の配置に関すること。
2 労働者に対する指導又は監督の方法に関すること。
3 前2号に掲げるもののほか、労働災害を防止するため必要な事項で、厚生労働省令で定めるもの
誤ってる番号 正しい語句
B 検査
[ 解説 ]
建設業法
第24条の4(検査及び引渡し)
第1項
元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。
誤ってる番号 正しい語句
A 施工者
[ 解説 ]
建築基準法
第90条(工事現場の危害の防止)
第1項
建築物の建築、修繕、模様替又は除却のための工事の施工者は、当該工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物又は工事用の工作物の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。
誤ってる番号 正しい語句
A 技能
[ 解説 ]
労働安全衛生法
第61条(就業制限)
第1項
事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係る技能講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。
@-4
[ 解説 ]
地盤調査において、スクリューウエイト貫入試験(スウェーデン式サウンディング試験)は、載荷したロッドを回転して地盤に貫入する簡易な地盤調査方法であり、比較的貫入能力に優れ、人力でもある程度の調査が可能であり、手動式の場合、適用深度は10m程度である。住宅等の簡易な建物に多用されている。
A-1
[ 解説 ]
既製コンクリート杭地業のプレボーリングによる埋込み工法はプレボーリング最終打撃工法(特定埋込杭工法)、プレボーリング根固め工法(セメントミルク工法)、プレボーリング拡大根固め工法(特定埋込杭工法)がある。
セメントミルク工法による掘削機には、オーガーヘッド(オーガービット)は施工精度、施工能率等に与える影響が大きいので掘削地盤に応じて適切な形状のものを使い分ける。ヘッド径(ビット径)は、「標仕」により、杭径 + 100mm程度とされている。
図4.3.20_オーガーヘッド
B-3
[ 解説 ]
型枠工事において、内部の柱型枠の高さ方向の加工長さは、一般に階高からスラブ厚さとスラブ用合板せき板の厚さを減じた寸法より、下階のスラブコンクリートの不陸を考慮して25mm程度短めに加工する。
C-3
[ 解説 ]
木造在来軸組構法において、屋根や上階の床等の荷重を土台に伝える鉛直材である柱は、2階建てでは、1階から2階まで通して1本の材を用いる通し柱と、各階ごとに用いる管柱とがある。
D-1
[ 解説 ]
屋根の金属製折板葺きにおいて、重ね形折板は各山ごとにタイトフレームに固定ボルト締めとし、折板の流れ方向の重ね部を緊結するボルトの間隔は、600mm程度とする。
E-2
[ 解説 ]
外壁の吹付工事において、複層仕上塗材のゆず肌状の仕上げとする場合、主材及び上塗り材は塗付けをローラー塗りとする。
F-4
[ 解説 ]
塗装工事において、塗膜が平らに乾燥せず、ちりめん状あるいは波形模様の凹凸を生じる現象をしわといい、厚塗りによる上乾きの場合等に起こりやすい。
G-2
[ 解説 ]
屋内の間仕切壁の軽量鉄骨壁下地において、スタッドは、スタッドの高さによる区分に応じたものを使用することとし、塗装下地となるせっこうボードを一重張りとする場合、スタッド間隔は300mm程度とする。
2
[ 解答解説 ]
鋼製巻尺は、工事着手前にテープ合わせを行い、同じ精度を有する巻尺を2本以上用意し、うち1本は基準巻尺として保管する。
テープ合わせとは、現場で使用する鋼製巻尺と、同じ精度を有する鋼製巻尺を1本以上用意し、誤差を確認することをいう。
テープ合わせを行う時は、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認する。(建築工事監理指針)
4
[ 解答解説 ]
大梁の主筋をガス圧接する場合、鉄筋径程度の縮み代を見込んで加工しないと、定着寸法の不足や、直交部材の配筋の乱れを招くことになる。(建築工事監理指針)
1
[ 解答解説 ]
鉄筋コンクリート造の打継ぎ部の位置は、梁、床スラブ及び屋根スラブにおいては、一般にスパンの中央又は端から1/4付近に設け、柱及び梁の水平打継ぎ部は、床スラブ又は梁の下端、あるいは床スラブ、梁又は基礎梁の上端に設ける。(公共建築工事標準仕様書 建築工事編6.6.4(1))
1
[ 解答解説 ]
地震や強風などによる軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる補強材を筋かいという。筋かいは、つり合いよく配置し、ねじれを生じないようにして、建物全体を強固にするために入れる。(建築工事監理指針)
3
[ 解答解説 ]
立上りと平場のアスファルトルーフィング類は別々に張り付け、立上り部のアスファルトルーフィング類は各層とも平場のアスファルトルーフィングに 150mm以上張り掛ける。(公共建築工事標準仕様書 建築工事編9.2.4(4)(イ)(f))
3
[ 解答解説 ]
外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で、接着剤は金ごて等を用いて平たんに塗布した後、タイルの製造所又は接着剤の製造所の指定するくし目ごてを用いて壁面に60度の角度を保って、くし目を立てる。また、裏あしがあるタイルは、裏あし方向とくし目の方向が平行にならないようにする。(公共建築工事標準仕様書 建築工事編11.3.5(2)(ウ)(c))
2
[ 解答解説 ]
日本産業規格(JIS)による建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において、天井のふところが1.5m以上の場合は、原則として、施工用補強部材等を用いて、次により、吊りボルトの補強を行う。なお、天井のふところが3mを超える場合は、特記による。
(ア) 水平補強は、縦横方向に 1.8m程度で配置する。
(イ) 斜め補強は、相対する斜め材を1組とし、縦横方向に間隔3.6m程度で配置する。
1
[ 解答解説 ]
壁紙の表面に付いた接着剤や手垢等は、放置しておくとしみの原因となる。そのため、壁紙を張り終わった部分ごとに直ちに拭き取る必要がある。(建築工事監理指針)
@ (1)逃げ墨
[ 解説 ]
柱心や壁心などの親墨から離れた位置にうつ補助の墨を逃げ墨という。
A (3)30cm
[ 解説 ]
埋戻し及び盛土は、30cm程度ごとに締め固める。(公共建築工事標準仕様書)
B (3)1.5倍
[ 解説 ]
鉄筋工事における鉄筋相互のあきは、粗骨材の最大寸法の1.25倍、25mm及び隣り合う鉄筋の平均径の1.5倍のうち最大のもの以上とする。(公共建築工事標準仕様書)
C (3)3山
[ 解説 ]
アンカーボルトは、ボルト頭の下及びナットの下に座金を用いることとし、締付け終了後にナットの外に3山以上ねじ山が出ていることを確認する。(公共建築工事標準仕様書)
(建築工事監理指針より)
D (1)50mm重ね
[ 解説 ]
塗継ぎの重ね幅は 100mm以上とし、補強布の重ね幅は50mm以上とする。(公共建築工事標準仕様書)通気緩衝シートなどの補強布の重ね幅は 50mm以上とする。
E (1)本磨き
[ 解説 ]
大理石の壁を仕上材に使用する場合は本磨きを用いることが多い。石材の磨き仕上げの種類については下記参照。
石材の磨き仕上の種類
F (2)しわ
[ 解説 ]
塗装工事において、塗膜が平らに乾燥せず、ちりめん状あるいは波形模様の凹凸を生じる現象をしわといい、厚塗りによる上乾きの場合などに起こりやすい。
G (2)シージング
[ 解説 ]
シージングせっこうボードとは、両面のボード用原紙と心材のせっこうに防水処理を施したもので、内装工事において、屋内の台所や洗面所などの壁や天井の下地材として用いられる。
@ 30
[ 解説 ]
建設省告示第1347号(平12年5月23日)
建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件
「建築物の基礎をべた基礎とする場合にあっては、立上り部分の高さは地上部分で30cm以上と、立上り部分の厚さは12cm以上と、基礎の底盤の厚さは12cm以上とすること。」
A 内側
[ 解説 ]
合板型枠の締付け金物を過度に締め付けると、型枠全体はせき板を含めて全体的に内側に変形する。結果、躯体寸法が設計寸法よりも小さくなってしまう。このことを防止するために、コンクリート打設前に型枠内法寸法の検尺を行うことが、非常に重要である。また、過度の締付け防止対策として、内端太(縦端太)を締付けボルトに近接させて締め付ける。
B 徐々に
[ 解説 ]
コンクリートの1層の打込み厚さは、締め固めに用いる棒形振動機部分の長さ以下とし、コールドジョイント等の欠陥を防止するため、棒形振動機の挿入の際には先に打ち込んだコンクリートの層に棒形振動機の先端が入るようにし、棒形振動機を引き抜く際にはコンクリートに穴を残さないよう加振しながら徐々に引き抜かなければならない。
C ◯
[ 解説 ]
地震や強風などによる軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる補強材を筋かいという。筋かいは、つり合いよく配置し、ねじれを生じないようにして、建物全体を強固にするために入れる。
D 3面
[ 解説 ]
目地に変位がないか極めて少ないノンワーキングジョイントには、3面接着を適用する。目地に変位が発生するワーキングジョイントには、2面接着を適用する。
E 200
[ 解説 ]
アスファルトルーフィングの張付けは、野地面上の軒先と平行に敷き込むものとし、上下(流れ方向)は100mm以上、左右(長手方向)は200mm以上重ね合わせる。(住宅金融支援機構木造住宅工事仕様書6屋根工事)
流れ方向は100mm以上重ね合わせる必要があり、設問文の200mm以上は条件を満たしている。
(建築工事監理指針より)
F 上向き
[ 解説 ]
スプレーガンによる吹付けは、スプレーガンのノズルを下地面に対してやや上向きにし、一定距離を保ちながら縦横2方向に吹き付ける。
G しみ
[ 解説 ]
壁紙の表面についた接着剤や手垢等は、放置しておくとしみの原因になる。
@ 下げ振り
[ 解説 ]
一般に1階床の基準墨は、上階の基準墨になるので特に正確に期す必要がある。2階より上では、通常建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき、下げ振りにより1階から上階に基準墨を上げていく。この作業を墨の引通しという。
A 重ね
[ 解説 ]
鉄筋の継手は、硬化したコンクリートとの付着により鉄筋の応力を伝達する重ね継手と、鉄筋の応力を直接伝達するガス圧接継手や溶接継手などに大別される。
B 3
[ 解説 ]
鉄骨のアンカーボルトに二重ナットを使用する場合、一般にボルト上部の出の高さは、ナット締め後のネジ山がナット面から3山以上とする。
C ◯
[ 解説 ]
建設リサイクル法の対象となる木造住宅の解体工事においては、分別解体の計画書を作成し、原則として屋根葺き材の撤去は手作業で行う。
D 150
[ 解説 ]
アスファルト防水において、立上りのルーフィング類と平場と別に張り付ける場合、平場と立上りのルーフィング類は
、重ね幅を150mm以上とって張り重ねる。
E 上部
[ 解説 ]
外壁の陶磁器質タイルを密着張りとする場合、張付けモルタルを塗り付けた後、タイルを上部から一段おきに水糸に合わせて張り付け、その後、その間を埋めていくように張り付ける。
F 室内
[ 解説 ]
型板ガラスは、片側表面にいろいろな型模様をつけたガラスで、外部建具に用いる場合、型模様面を、一般に室内側にして取り付ける。
@ ◯
[ 解説 ]
内装工事で使用されるシージングせっこうボードは、両面のボード用原始と心材のせっこうに防水処理を施したもので、屋内の台所や洗面所などの壁や天井の下地材として使用される。
縄張り
[ 解説 ]
建築物の位置を定めるために、建築物の外形と内部の主要な間仕切の中心線上に、縄やビニルひもを張って建築物の位置を地面に表すことを縄張りという。
300
[ 解説 ]
透水性の悪い山砂を埋戻し土に用いる場合の締め固めは、建物躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認のうえ、厚さ300mm程度ごとにローラーやタンパーなどで締め固める。
根巻き
[ 解説 ]
柱や壁の型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために、根巻きを行う。敷桟で行う場合にはコンクリート漏れ防止に、パッキングを使用する方法やプラスチックアングルを使用する方法などがある。
適当である
[ 解説 ]
高力ボルトの締付けは、ナットの下に座金を敷き、ナットを回転させることにより行う。ナットは、ボルトに取付け後に等級の表示記号が外側から見える向き(表)に取り付ける。
高力ボルトとナット
1.8
[ 解説 ]
JISによる建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において、天井のふところが1.5m以上3m以下の場合は、吊りボルトの水平補強、斜め補強を行う。水平補強の補強材の間隔は、縦横方向に1.8m程度の間隔で配置する。
貧調合
[ 解説 ]
壁下地に用いるセメントモルタルを現場調合とする場合、上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルに比べ貧調合とする。セメントモルタルの貧調合とは、セメント分の割合の少ないモルタルの調合をいい、富調合とは、セメント分の割合の多いモルタルの調合をいう。
使用量
[ 解説 ]
塗装工事において、所定の塗膜厚さを得られているか否かを確認する方法として、塗料の使用量から塗装した面積当たりの塗料の塗付け量を推定する方法や、専用測定器により膜厚を測定する方法がある。
適当である
[ 解説 ]
断熱工事における吹付け硬質ウレタンフォームの吹付け工法の主な特徴として、窓回りなど複雑な形状の場所への吹付けが容易なこと、継ぎ目のない連続した断熱層が得られること、平滑な表面を得にくいこと、施工技術が要求されることなどがあげられる。
2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
日の出から日没までの時間は、可照時間という。日照時間とは、実際に日照のあった時間、すなわち可照度時間のうちの晴天の時間をいう。(令和3年後期)
3.◯
4.◯
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
フラットスラブ構造は、柱とスラブを直結して梁をなくした構造で、室内空間を有効に利用できる。
(令和3年後期)
4.◯
3
[ 解答解説 ]
支点A及びBの反力を下図のように、VA及びVBと仮定する。
鉛直方向の力のつりありより
VA + P1 + P2 + VB = 0
VA + 1 - 4 + VB = 0
VA + VB = 3
支点Aについてのモーメントのつり合いより
MA = 4m × P1 + 6m ×(-P2) + 10m × VB = 0
4 × 1 + 6 ×(-4) + 10 × VB = 0
4 - 24 +10VB = 0
VB = 2
よって、VA = 1 となる
ゆえに、せん断力図は図のようになる。
よって、D点のおけるせん断力の値は、2 kN となる。
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
耐候性とは、構造,強度,表面状態などがある期間にわたり使用に耐え得る品質を保持している程度と規定されている。環境の変化に対して形状寸法が変化しない程度は、形状安定性のことである。(JIS A 1513)(平成30年前期)
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
輝度とは、光源からある方向への光度を、その方向への光源の見かけの面積で除した値である。単位は、[ cd/m2]で表される。光の強さを示す量は、光度である。尚、光源から単位立体角当たりに発する光束をいい、単位は [ cd(カンデラ) ]で表される。
2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
一般にコンサートホールの客席後方部は,エコーを防ぐため,吸音板を設置する。反射板を設置すると音が反響し、エコーの原因となる。
3.◯
4.◯
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
筋かいは、その端部を柱と梁その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結しなければならない。
4.◯
1
[ 解答解説 ]
1.×
柱と梁を接合する接合部に設けるダイアフラムは、梁のフランジ厚さの1サイズもしくは2サイズ以上厚いものを用いる。
(例)梁フランジ厚 ダイアフラムの板厚
19(16< t ≦ 19)→ 22mm(1サイズアップ)
又は
25mm(2サイズアップ)
2.◯
3.◯
4.◯
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
地下凍結深度とは、温水が氷点下になる地表からの深さをいう。直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より深くする。(令和4年前期)
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
物体に外力を加えて変形した後に,外力を除いても変形が残る性質は塑性という。
応力–ひずみ曲線において、弾性限度を超えて変形がのこる。
1
[ 解答解説 ]
単純梁ABの一部分に等分布荷重が作用する問題である。
等分布荷重w を集中荷重( w × ℓ/3 )と仮定すると
曲げモーメント図は次の様になる。
一方、支点Aと支点Bの間全てに等分布荷重がかかっている場合には、
曲げモーメントの図は、選択肢3の形状になる。
支点がピン構造の場合(図の△マーク)にはモーメントが発生しないので、
選択肢2は異なる。
選択肢4は明らかにおかしいので異なる。
よって解答は選択肢1となる。
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
コンクリートは、不燃材料であるが、長時間火熱を受けると変質し、圧縮強度も低下する。
4.◯
1
[ 解答解説 ]
1.×
アスファルトルーフィングは,有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透,被覆し,裏表全面に鉱物質粉末を付着させたものである。
2.◯
3.◯
4.◯
4
[ 解答解説 ]
ウレタン樹脂系塗床材の一般的な特徴は、
・弾力性、耐衝撃性に優れる。
・高湿下で発泡しやすい。
・耐摩耗性に優れる。
主な用途は、
一般事務所床、廊下、学校、体育館、病院、歩経路等
である。
ゆえに、4.が不適当である。