【 品質管理 】
■ 品質管理に関する記述 ■
( 1 )
品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(令和2年後期_No.38)
1.検査とは、性質又は状態を調べた結果と判定基準を比較して、良否の判断を下すことである。
2.施工品質管理表(QC工程表)には、検査の時期、方法、頻度を明示する。
3.工程間検査は、作業工程の途中で、ある工程から次の工程に移ってもよいかどうかを判定するために行う。
4.品質管理とは、品質計画に従って試験又は検査を行うことをいう。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
検査とは、性質や状態を調べた結果と判定基準を比較して、良否の判断をすることをいう。
2.◯
施工品質管理表(QC工程表)には、検査の時期、方法、頻度等を明示する。
3.◯
工程間検査は、次の工程に進んでもよいか判定するために、作業工程の途中で行う検査である。
4.×
品質管理とは、「品質要求事項を満たすことに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」、「品質マネジメントとは「品質に関して組織を指揮し、管理するための調整された活動」と定義されている(ISO9001-2015)。品質管理とは、品質要求事項を満たすために行う活動であり、試験又は検査を行うことではない。
( 2 )
品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(令和元年後期_No.38)
1.品質管理とは、工事中に問題点や改善方法などを見出しながら、合理的、かつ、経済的に施工を行うことである。
2.PDCAサイクルを繰り返すことにより、品質の向上が図れる。
3.作業そのものを適切に実施するプロセス管理に重点をおくより、試験や検査に重点をおく方が有効である。
4.施工の検査に伴う試験は、試験によらなければ品質及び性能を証明できない場合に行う。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
品質管理とは、工事中に問題点や改善方法などを見出しながら、合理的、かつ、経済的に施工を行うことをいう。
2.◯
PDCAとは、PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検査)、ACT(処置)のことで、PDCAサイクルを繰り返すことにより、品質の向上が図ることができる。
3.×
品質管理においては、作業そのものを適切に実施するプロセス管理に重点をおくことが有効である。
4.◯
試験は、検査において、試験を実施しなければ品質及び性能を証明できない場合に行われる。
( 3 )
品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(平成30年前期_No.38)
1.試験とは、性質又は状態を調べ、判定基準と比較して良否の判断を下すことである。
2.施工品質管理表(QC工程表)には、検査の時期、方法、頻度を明示する。
3.工程内検査は、工程の途中で次の工程に移してもよいかどうかを判定するために行う。
4.品質計画に基づく施工の試験又は検査の結果を、次の計画や設計に生かす。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
性質又は状態を調べた結果と判定基準と比較して良否の判断をすることは、検査である。
2.◯
施工品質管理表(QC工程表)には、検査の時期、方法、頻度を明示する。
3.◯
工程内検査、或いは工程間検査は、次の工程に進んでもよいか判定するために、作業工程の途中で行う検査である。
4.◯
品質計画に基づく施工の試験又は検査の結果は、次の計画や設計に生かすことができる。
-
no image
-
no image