2023年03月20日
2級建築施工管理技士 施工 躯体工事 解体工事 練習問題
【 躯体工事 】
■ 解体工事等 ■
( 1 )
木造2階建住宅の解体工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(令和3年前期_No.22)
1.作業の効率を高めるため、障子、襖、ドア等の建具は、1階部分から撤去した。
2.外壁の断熱材として使用されているグラスウールは、可能な限り原形のまま取り外した。
3.蛍光ランプは、窓ガラスと共に専用のコンテナ容器内で破砕して、ガラス類として処分した。
4.屋根葺き材は、内装材を撤去した後、手作業で取り外した。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2階部分の解体撤去作業を効率的に行うため、支障となる1階の建具を先に撤去する。
2.◯
外壁の断熱材として使用されているグラスウールは、細断すると発塵するので、細断せずに取り外して分別解体する。したがって、外壁の断熱材として使用されるグラスウールは、可能な限り原形のまま取り外す。
3.×
蛍光ランプは、水銀を含有している。破損すると周囲に飛散し、人体に影響を及ぼすおそれがあるので、解体時には破損させないように慎重に取り扱い、廃棄物処理法施行令による適正な措置で廃棄する。
4.◯
屋根葺き材は、内装材を撤去した後、手作業で取り外し、重機で粉砕・混在させないように分別解体する。
( 2 )
鉄筋コンクリート造建築物の解体工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(令和元年前期_No.24)
1. 地上作業による解体は、地上から解体重機で行い、上階から下階へ床、梁、壁、柱の順に解体していく。
2. 階上作業による解体は、屋上に揚重した解体重機で最上階から解体し、解体で発生したコンクリート塊を利用してスロープをつくり、解体重機を下階に移動させながら行う。
3. 外周部の転倒解体工法では、外周部を転倒させる床に、事前にコンクリート塊や鉄筋ダンゴなどをクッション材として積んでおく。
4. 外周部の転倒解体工法では、最初に柱脚部の柱主筋をすべて切断し、次に壁下部の水平方向、壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行った後に転倒させる。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
地上作業による解体は、地上から解体重機で行うもので、上階から下階へ、床、梁、壁、柱の順に解体していく。
2.◯
階上作業による解体は、屋上に揚重した解体重機で行うもので、最上階から解体し、解体で発生したコンクリート塊を利用してスロープをつくって、解体重機を下階に移動させながら行う。
3.◯
外周部の転倒解体工法では、外周部を転倒させる床に、事前にコンクリート塊や鉄筋ダンゴなどをクッション材として積んでおいて行う。
4.×
外周部の転倒解体工法では、最初に壁下部の水平方向、壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行い、次に柱脚部の柱主筋をすべて切断した後に転倒させる。
( 3 )
木造建築物の分別解体に係る施工方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(平成30年後期_No.24)
1. 解体作業は、建築設備を取り外した後、建具と畳を撤去した。
2. 壁及び天井のクロスは、せっこうボードを撤去する前にはがした。
3. 外壁の断熱材として使用されているグラスウールは、細断しながら取り外した。
4. 屋根葺き材は、内装材を撤去した後、手作業で取り外した。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
解体作業は、建築設備を取り外した後、建具と畳を撤去する。
2.◯
壁及び天井のクロスは、せっこうボードを撤去する前にはがす。
3.×
グラスウールは、飛散しないようにできるだけまとめて取り外す。
4.◯
屋根葺き材は、内装材を撤去した後、手作業で取り外ずす。
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