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日本語教師になるまで 8「日本語教師養成講座まとめ 理論科目〜実践科目」 




日本語教師になるまで 1〜7はこちら↓
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無事420時間の養成講座を終えて、修了証明書も成績表も届きました。一応、無遅刻無欠席でオールAで卒業しました。今まではポツポツ書いてたメモを順番に載せていったのですが、ここで全体的な振り返りを書こうと思います。

私は今回コロナ下での受講という事で、テストや教育実習など以外の大部分をe-learningやオンラインで受講しました。そこはこれまでの人と、そして多分これからの人とも違うかもしれないですね。このコロナ危機が終われば普通の授業に戻るでしょうから。
大体の人が1年間程度で終了していくので、コロナ以前からの受講者で話せたのは二人だけでしたが、コロナ以前は学校に来て教室に座って授業を受けて、受講が終わればテストを受けてという感じだったようです。
どちらもメリットデメリットあるでしょうが、私は働きながらの受講だったのでオンラインでよかったと思っています。早起きする必要もなく、移動の時間も必要なく、いつでも授業ビデオを視聴出来るという状況でなければスケジュールはかなり厳しいものになったと思います。私の場合でも数ヶ月ほとんど休みなしでしたから...。

まず最初にやる理論科目はいわゆる机上の勉強で、テスト以外はe-learningでした。検定試験も受ける予定であった私はそれなりにマジメに聞いていましたし、知識としてあった方がいいとは思いますが、検定試験に合格してしまえばそれ以降に使う事はまずないと思います。そして、以前も書いたように科目テストは直前にまとめの授業をしてくれることもあり、合格点が60点の所をほとんどの人が90点以上で合格していきます。
周りを見てもここまではみなさん余裕な感じでしたね。



次の実践科目。問題はココからですね。
......表現に気を付けないとなー、と思いながら書いているんですが、やはりここでハッキリと差が出だしますね。テキストや授業の内容を覚えて4択のテストに答えるのは楽ですけど、ここからは自分で教案とかを書いていかないといけないので。
端的に言うと、ブランクがあるとキツイと思います。大学生や会社員、または早期退職したての方なんかは楽しんでやっていたんですが、それ以外の方々は中々大変そうでした。
ハッキリ書くと、経歴学歴不問(とりあえず現在は)なわけですよ。で、50万と1年ほどの授業で「先生」って呼ばれる立場になれるっていう...まぁだいぶ勘違いしたイタい「意識だけ高い系」もいらっしゃってね...最近買ったであろうピカピカのマックブックで5行くらいの箇条書きが並んでるだけの教案を作ってドヤ顔で持ってこられたりしてさぁ、うわーコイツもこれで先生になれるんだ、みたいな。
これも...まぁ書くか......あと主婦の方々は大変そうでしたよ。みなさんマジメなんですけど、なにせ勉強というものをするのが数十年ぶり、みたいな感じでしたね。カタカナ語やパソコンの使い方の時点でツラそうにしている方も多々見受けられましたね。余裕のあるご家庭の主婦なんかは「パソコンが苦手なのでパソコン教室にも通い始めることにしました」とか言ってて、凄いなぁとか思いましたけど。
「日本の教育は〜」とか主語をでかくしちゃうとアレなんだけど、やっぱ自分で考えて作って発表するって事に圧倒的に慣れていないんですよ。学生はサクッとググって上手い事やるし、会社員はプレゼンのノリでパワポ作ってくるし、早期退職組も「会議の資料作りとか部下に任せてたからさぁ〜」なんて言いながらもしっかり作ってきます。問題はそれ以外の人ですね。実践科目まではまだ授業という感じで2〜30人の生徒を先生1人が見るので目も行き届きませんし、「じゃあお互いの教案を見せ合って意見交換してください」みたいな時間が長いんですが、中々しんどい空気が流れてましたね。私はそれでだいぶ嫌になりました。
そして教案作りの後は模擬授業をやるんですが、ここでは生徒役は受講者同士がやるわけですよ。それもねぇ、別に演技が上手い下手とかじゃなくてさぁ、もうちょっとちゃんとやってくんねぇ?お互い様なんだしさぁ、みたいなね。そういう、生徒同士の嫌な感じってのがこの実践科目ではありましたね。
運が良ければここで仲良くなってライングループとか作って、そのグループで一緒に教育実習に進むんですが。
私はここでも3科目中2科目オンラインでした。さすがに生徒数が多いと大変そうでしたが、対面での教室の授業でも同じように大変そうでしたので、あまり変わらないかな、という感じでした。ただやっぱり模擬授業は対面でやると緊張感が違いますね。そこは是非両方経験すべきだと思います。
あとここで気が付いたのが、この科目の終了要件が出席率で決まるので2回までは休んで良いって事。これね、やろうと思えば模擬授業スキップできるじゃんっていう。実際いましたからね。まぁこの後に教育実習もあるし、そんな人は中々いないだろうけど。

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