2012年09月03日
Machine head 「Year of the Dragon- Japan Tour Diary」
マシーンヘッドの昔の来日記念の企画盤。
実質的には1st〜3rdアルバム(当時の最新アルバム)までのベスト盤になっている。
ちょこっと検索してみたら全然記事が見つからない・・・俺、各アルバムの代表曲が聴けて短くまとまってて便利だからアルバムの中で1番聴いてるのに・・・。
Machine headというかロブ・フリンを初めて見たのは、SLAYERのライブビデオでアンコールのVENOMのカヴァーを一緒に演奏してたところ。バンダナとかして、スケーターみたいな格好でしたね。
Machine headももう長いですね。いまだに現役だし、スラッシュ回帰路線でまた新たに人気出たりして。つか中心人物のロブ・フリンがFORBIDDEN EVIL〜VIO-LENCEという由緒正しすぎる経歴で、よく考えたらダイムバッグ亡き後、メタルという枠でいうと、時代ごとに音楽性を変えながらも人気を持ち続けてるギタリストは彼くらいしかいないかもしれませんね・・・。
そんなアンダーグラウンドメタルの鬼っ子ロブ・フリンがVIO-LENCE脱退後に、よりグルーヴィでアグレッシブな方向を目指し結成したバンド。小粒な印象のあったスラッシュの第2世代の大出世ですね。
先述したダイムバッグのいたPANTERAの影響で、スラッシュ的な「より速く」というアグレッションのあり方になっていたメタル界に、ニュースクールハードコアのようなグルーブ志向のアグレッションが理解されだした頃にデビュー。お墨付きのキラーリフで凡百のバンドとの違いを見せ、一気にスターダムにのし上がります。3rdアルバムでロス・ロビンソンをプロデューサーに迎えて、一気にラウドロック的になり、セールスは上がりますが、3rd4thアルバムはメタル界では「時流に乗った」と批判的な声も上がり、その後スラッシュ回帰してからはあまりライブで演奏もされなくなりました。
ちなみに私はこの1番チェケッてる3rd、4thの時期が好きです。
このアルバムは来日に向けた企画版なので、曲数は少ないながらもライブでよく演奏される人気曲ばかりが入ったこの時点でのほぼベスト盤だけど、だいたいのベスト盤に入ってる新曲やREMIXが無いので、最初から最後まで捨て曲無しでテンションが下がらず聴けます。
久々に聴いたけど、やっぱり他のバンドとの違いはリフの良さだよなぁ。シンプルながら、繰り返しても聞き飽きさせない強度を持つリフ。あとは、自身もわざと皮肉っぽく「THE CUREやThe Smithsなんかの『オカマバンド』も大好きだぜ」と嘯いてたように、ニューウェイブなどの素養があるため、長い曲で抑揚をつけるときでも1曲通して飽きさせないアレンジになっている所だろう。
スラッシュ回帰後もいいけど、昔もカッコよかったよなぁ・・・と思った時に聴くのにちょうど良かったアルバムなので、中古屋で安く見つけたら1枚買っとくといいと思います。
やっぱこれはいまだに最高にカッコいい↓
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