2014年07月03日
電気グルーヴ 「電気グルーヴの続・メロン牧場―花嫁は死神 上」
すげぇ!
今、「正式なタイトルとか著者名ってどうなってたっけ?」と思ってアマゾンの商品ページ開いたら、「お客様は、2008/5/31にこの商品を注文しました。」って画面に出た!
アマゾンにそんな機能あったんだなぁ・・・・アマゾンで同じCDとか本を何度も買ったりって事はまず無いからビックリした。6年ちょっと前にアマゾンで買って読んだんだなぁ、俺・・・。
「発売日: 2008/04」って出てちょっと経ってるのは確か、発売当初に御茶ノ水のディスクユニオンあたりで見つけたものの、ちょっと迷ったんだよなぁ。「今はそれより音楽を・・・・」とか思って・・・・結局上下巻とも買ってるって言うね。
いやぁ、いろいろ思い出して無駄な事書いてしまった。
はい、メロン牧場。
15年以上も連載している電気グルーヴの超人気連載『メロン牧場―花嫁は死神』の書籍化、2冊目(下巻と同時発売)です。掲載誌がBUZZ〜ロッキング・オン・ジャパンに変わったり、電気グルーヴとしての活動休止があってもこれだけは続けられていたというほどの連載で、電気グルーヴのオールナイトニッポンに間に合わなかった私のような後追い世代としてはリアルタイム感があって嬉しい連載です。たぶん今も続いているはず。
さすがに音楽雑誌を毎月買ってたのは中高生時代までで、しかも掲載誌はどっちも定期的には買っていなかったので雑誌で読んだ記憶はあまり無いのだが、たまに買うと楽しみに読んでいた。
内容的には山崎洋一郎との鼎談というか雑談と言っていいと思う。「電気グルーヴの連載」とはいえ、毎回山崎洋一郎とのやり取りが文章化されたもので、近況インタビューなんてたいそうなものでもないし、レギュラーでやっているラジオのオープニングのフリートークというのが一番近いだろう。
元々、終了後何年も経ってるのにクイックジャパンで特集されたりしたくらい、いまや伝説となったオールナイトニッポンや、インタビュー、数々の書籍、そして現在のTBSラジオたまむすびでもわかる通り、普通に喋ってるだけでめちゃめちゃ面白い人達なのだ。雑談を売りにできるっていうのは芸人さんでもなかなか無いだろうに、これが面白いんだよなぁ、ミュージシャンなのに。電気と何十年も付き合ってられる山崎洋一郎も十分に狂っているし、たまに補足説明のように出てくるマネージャーの話も結構おもしろいし、いいコンビ、いい連載だ。
これまで出ている4冊は全て読んだが、基本的に全部面白い。
やはり1冊目が一番面白かったし、4冊目はさすがに少し無理が見えたのだが、それもどちらかというと「いまだにこんなにふざけた話できますよ!ウンコネタもあるよ!」という方向に持って行きたそうな山崎側の空回りが見えるのが少し不満、といった程度。
ラジオで喋ってるのを聴くかぎり、普通に喋らせたらいまだに面白いからそのままでいいと思うんだけどね。
雑談なので特別このエピソードを読んでどうの、って書く気もないのだが、引越しの際に売っ払ってしまって以来、何年かぶりに古本屋で見かけてなんとなく買ったのだが、変わらず面白い。
昔の電気のラジオは今やネットを使えばいくらでも聞けるのだが、どうしても聞いていて面白い回と面白くない回がある。「そもそもこんなもん何十年も経ってから聞くもんじゃねぇよ。その時にラジオで聞くのがいいに決まってる」という正論が、リアルタイムの人達から聞こえてきそうだが、それは圧倒的に正しい。そもそも残そうと思って喋ってないのだから、当たり前だ。その時代に、ラジオから流れて何ぼのものだ。
同じ事がこの本にもあてはまるかと思ったが意外にもそうではなく、ゲラゲラ笑って読めた。
ラジオと違い、第三者、それも評論家/編集者からの話の誘導を受け、さらに長い会話の中からたしか掲載時見開きで2ページ程に編集されているせいなのか、いまだに面白く読める。
1冊目は、まりん加入〜「シャングリラ」でのブレイクとそれによる苦悩〜名作「VOXX」の製作〜まりん脱退という怒涛の時期で、それに付随する話は当然物凄く面白く、この時期にしかないミラクルが起こっていて最高なのは当然なのだが、この2冊目の、活動休止を挟んだおかげで2人のそれぞれのソロでの仕事がよりハッキリしてきて、いい感じでマイペースに電気の活動も出来るようになった時期も、それぞれが持ってくる話の幅がメチャメチャ広くなっていて面白い。
しかし面白い、しか書いてないな。まぁ電気を知ってる人以外が面白いと思うかは微妙だが、ちょっと知ってるくらいで全然おもしろいはず。
あー、1巻買いなおそうかな。13年前かぁ・・・(遠い目)。
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