2022年01月18日
村田らむ「人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖」
はい、村田らむですね。私は裏モノJAPANのイメージが強いですが、この人も息が長いですね。
この本は非常に現代っぽいというか、今っぽいコンパクトな作りです。それこそ2chの洒落怖とか今読むとちょっと冗長に感じてしまうくらいですからね、パッパッと情報が流れていく昨今の傾向なんでしょうね。
正直、元からあまりこの著者にあまりいいイメージを持ってないので否定的になってしまうのかもしれないんだけど、松原タニシの活動を追ってそのままOKOWA出場からの本の出版という感じがあまりに安直な感じというか…あー、こういう風に出版社に企画売り込んで本出すんだなぁって感じ。
発売してすぐkindle unlimitedで読めたんで読んだけど、それにしても発売後すぐだったな。こうする前提だったんだろうね。そうすれば広まるしね。計算通りでしょうね。この界隈の本でkindle unlimitedで読めるのは少ないから、自然とこれ読むよね、ゲスト陣がちょっとずつ書いてるから試し読みな感じで。
いまだに悪しき「鬼畜サブカル」的な要素を持ちながらも、その時々で旬な人にしっかりくっ付いていく感じは、流石だな、とは思いこそすれ尊敬はできないし、キャリアが長いだけあってそつなくまとまってはいるが突出したものは無い。
既出未出もゴッチャで短い話をYouTube用のネタ帳よろしくドンドン連ねていき、松原タニシやぶっちょカシワギ、角由紀子などその界隈では有名なゲストも入れた、そつなくも面白味には欠ける本でした。
商売の上手い人という印象が強くて、いくら特殊でキツい体験をしてきました!って話をしても、取材?ネタ作りっしょ?としか思えないのがね。
そこそこ面白いです。それだけ。もう内容覚えてないや。聞いたことある話はやはりメディアで言ったり書いたりする用の強い話だから知ってたしね。
でもこの感じでずっと一線で活動できてるってのも凄いよな。というか村田らむと中村淳彦が東洋経済オンラインに連載持ってる今ってヤバいよな。
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