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飯村淳子(翻訳)「世界のギター・ヒーロー50人に聞いた500の素朴な質問」




なかなか評判が良いというのは知っていたんだけど、「いっぱい入っているのは良んだけど50人って多いな、そこまで好きじゃ無い人も多いしな」と思ってスルーしていた一冊。時間がある時にふっと古本屋で目に入ったのでなんとなく購入。

さて、確かこの本の売りは「あのギターヒーローに(ライターや音楽評論家ではなく)読者が素朴な疑問をぶつける」という事だったと思うんですよ。まぁそういう、いわゆる利害関係があったら直接的には聞き難いだろうな、というような質問をしてたりして、そこは確かに興味深くはあります。たまに後発の有名バンドのメンバーからの質問があったりするのも面白いし。
ただ、基本ファンからの質問なんで、そんなに変わった質問は出ないんですよね。意外と普通なのよ。そりゃそうだよね、ファンなんだもん。そして、その質問に対して、大して面白い解答も返ってきてないんですよね。正直、今思い出せないですもん全然。
だから読み進めるうちに「これ普通のインタビュー集じゃね?」ってどんどん思うようになってしまうんですよね。だったらこの本の価値は何だ?、と。普通のインタビュー集だとすると一個一個のインタビューは短いし浅いんですよ、何せ質問は10個だけだし、質問してるのが素人なんで。難しいですけどね。全く興味ない人がメイクしたバンドに「いい歳して恥ずかしく無いの?」とか質問してもしょうがないわけだから、塩梅がね。
思ったほど売りである素人質問が面白いわけではないんだけど、これだけの有名ギタリストのインタビューがまとめて読める本は珍しいと思うので悪くはないです。ただ、それもメンツがHR/HMに大分寄っちゃってるんですよね。ギターヒーローっていうとそういう80年代の煌びやかな時代を思い起こすのは確かだけど、ちょっと多過ぎると思いました。

本として悪くはないんだけど、それほど質問に個性があるわけではないし、ギタリストのインタビュー本としてもDokkenのジョージ・リンチとGrateful deadのボブ・ウェアが一緒くたに「ギターヒーロー」って括られてて両方喜んで読むやつがどれだけいるのかね?って思ってしまいましたね。

私の中で最近のでギターヒーロー集合感があったのはコレかな。

世界のギター・ヒーロー50人に聞いた500の素朴な質問

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