2020年09月11日
2ヶ月で中断した留学まとめ(17)その後。
帰国後にニュースを見て徐々に現実を知り、友達と飲みに行った2週間後には非常事態宣言。もうどうしようもない。「せっかく日本にいるんだからフィリピンに戻る前に色々やっとこ」、どころか何もできず徐々に鬱状態になり、1ヶ月はほぼ寝て過ごす。
そんな状態なので繋がっていた友達や先生も、彼女を除いてほぼ連絡を取らなくなった。せっかく作ったフェイスブックやインスタも見たくない状態。
どうにかしないとな、と思ってオンライン留学(レッスン)をはじめ、そのまま1日4時間を週5日ではや5ヶ月。スキルは上がった実感はあるもののTOEICはいつ受けれるかわからない。まぁ留学が中断したせいで各種払い戻しや失業保険などもあるし、今は実家なのでとりあえずの心配は無いが、来年にはさすがに仕事を探さないといけない。海外で仕事があれば...などとも思ってたが、この状況だからどうなるかわからないね。
不幸中の幸いというか、期せずしてただの「人生最後の長期休み」のつもりでいった留学が「彼女と喋るために、そして他に出来る事も無いので日本でガッチリ英語を学ぶ」になったらだんだん英語の勉強が楽しくなってきた。レベルテストの結果も着実に上がってる。正直、たぶん漠然と留学してたより進歩してるだろうと思う。
彼女はその後、4度フライトがキャンセルになるもどうにか中国に帰国。ホテル14日+自宅に1人で14日の隔離期間を終え、今は実家でIELTSに向けて勉強中。海外の大学のマスターコースに行く予定が1年延期され、ただただ自習の日々はなかなかモチベーション的に難しいようだが、元気だ。
毎日ビデオコールするのが日課になっていて、それがあるからこのしんどい時期にもどうにかやれている。感謝しかない。
仲の良かった友達たちは、最初こそ「週一でみんなでビデオコールしよう!」となっていたのだが、大人数でのビデオコールは話をする1人以外全員が聞き役にならざるを得ずあまり快適ではないので、結局特に仲のいい同士で二人きりでやり取りをする方に流れ、1ヶ月ほどでバラバラに。
インスタに写真をあげれば反応もあるんだけど、先に書いたように私がしんどくなってほぼ疎遠に。たまに連絡があると嬉しいが、皆フィリピンに戻るという選択肢は諦めて次のプランを考えている。この状況で「次の休みにそっち行くよー」なんて話が出来るわけもなく、以前よりだいぶ縮小されてしまった日常に話すことがさほどあるわけもなく、何を話していいやらという感じ。
しかし話を聞く限りみんな普通の日常に戻ったようだ。私より若い子ばかりなので、これからどうにでもなるだろうが、皆の幸せを願いたい。
ラッキーな事にあの2ヶ月間は人生で一番楽しかったと言い切れるくらい楽しかったし、現在にも繋がっている事が多々ある。
あと1週間ほどで帰国して半年になる。帰国当初は書いて残しておこうと思っても書くのがつらかったのだが、今は「思い出」と化していて書いていても感情的になることは無くなった。
あの2ヶ月の続きを想像する事も無くなった。
いい事だと思う。
この訳の分からない時期が終わって、また海外に気楽にいけるようになったらすぐ行くつもりだし、その時は以前より遥かに英語が出来て、いろんな急な出来事にも慣れた自分で行けるので、ただ楽しみだ。
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