2012年10月29日
昭和レコードTOUR SPECIAL 2012 SINGO★西成「ブレない」Release Party at渋谷O-EAST
出演 SINGO★西成/般若/NORIKIYO/サイプレス上野とロベルト吉野/漢a.k.a.GAMI/RHYMESTER
めちゃめちゃ楽しかった。いいライブでした。
まぁこのメンツでって発表された時点で、どう考えても素晴らしいライブになるだろうと思っていましたが、それにしてもよかったー・・・。そもそも出不精な上、最近は金も無いし、今年行ったライブはとても少ないし、さらにヒップホップのライブとなると今日のこれとB BOY PARKだけといったありさまなのだが、その2つだけで観たかったメンツをほぼ観れてしまうという嬉しいサプライズがあったので、けっこう満足してしまいました。
あ、これはメモも取ってなければ密録も嫌いな自分のただの感想なんで、間違いもあると思いますので気をつけて下さい。
続きは「続きを読む」から。
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ギリギリ降ってないくらいの中、ちょっと早めに会場に当着。初めて行く会場だが、あそこら辺か、と思えた上、こう客のキャラがわかりやすいとすぐ見つかる。
ちょっと待って開場。ちなみに整理番号は18番。以前メシアtheフライのリリパで奇跡の整理番号1番、というのがあったが、これも早い。チケット売れてるのかなーと心配だったが、同じ整理番号に複数人いたようだったし、あけてみると超満員とはいかないまでも、結構な混雑。
入るとすでにDJが音を出している。いつも思うが、音の良さとクオリティがロックバンドのライブに行った時と大違いで凄く良い。開場から帰るまでずっと楽しめるのはやっぱいいよなぁ。
DJがDJ FUKUに替わり、「お前らが聴きたいのは外国のラップか!?それとも日本のラップか!?」などとアジりながらの日本語ラップMIXに移る。自身もラップをかぶせながら日本各地の日本語ラップクラシックスをかけるので既に結構な盛り上がりとなる。
そして1番手のサイプレス上野とロベルト吉野が登場。
音源もそれなりに聴くが、そこまでハマったことは無いが、ライブの評判が凄く良いので楽しみにしてた。結果は物凄くいいライブでした。ライブレビューやインタビューを読んで想像していたのはもっとファニーなモノだったが、さすがライブ巧者の評価を受け続けているだけある、キチンと締めるところは締める、スキルを見せつけるところはちゃんと見せつける、カッコいいライブでした。
上半身裸な上よく分からんマスクの姿でビールの毒霧を吹いたり、色物的な演出も多数あるがDMCで日本3位になってたりするロベルト吉野のDJプレイはさすがだし、まさにライブで鍛え上げられたサイプレス上野の煽り、聴き取りやすいラップ、派手なアクションは会場全体を盛り上げていました。「大阪ではお客さんの4分の1くらいしか知らなかった」という曲もバッチリけっこうな数の客が叫ぶ、期待が高まりきった上にまだ元気のある客の凄まじいレスポンスもあって、1番手として完璧なライブでした。サ上とロ吉はオジロザウルスと曲を作り、12月12日に出すというアナウンスがあった。結局ライブでは聴かせてはもらえなかったので気になるなぁ。
サ上とロ吉がハケてから間をほとんど空けず2番手はNORIKIYO。
メインアクト級が次々登場する今回のライブは全く気が抜けない。正直3rd以降はyoutubeでくらいしかチェックしていないNORIKIYOなので最近の曲を連発されるとわからない。その上、喉が暖まってないのかラップがあまり聴き取れず、ちょっと残念。だがやっぱなんか華があるね。地味めな服装でサングラスなのに目をひかれる。OJIBAH、AKLO、遊戯、そして最後に「2 FACE」でBES登場。BESって一瞬判らないほど太っててちょっとショックでした・・・。
徐々に暖まってきた感じだったので持ち時間が少ないのは残念でしたが、タトゥーを入れたり、服装を派手にしないでも、AKLOなどのいわゆるSWAGなメンツと並んでも遜色ない華があり、オートチューンをかけて歌いつつも、シッカリと納得させられるだけのラップをするNORIKIYOは凄いな、3rd以降も聴かなきゃ、と思いました。
3番手に早くも般若(3番と4番逆かも、もう記憶が曖昧)。
横を剃りあげた髪型で、ネクタイを締めて登場。出てきただけで大歓声。2日前に出来たというマイティ・クラウンプロデュースの新曲でスタート。これが凄まじかった。例えるならBBOYPARK2007で披露したが内容のせいか未発表となってしまったDIS曲を、さらに激しくノリノリにしたような曲で、配信リリースなせいか「配信だ!配信だ!(背信?はい死んだ?)」と連呼するサビを持つダンスホール・レゲエっぽい曲。般若は昔から好きで今も好きなんだけど、どうしても昔のアルバムの方をよく手に取ってしまう自分にドストライクでした。早く発売しないかな。
「アルバムに入ってる曲なんか今日はやんねーよ」というMCの通り、配信リリースの曲を2曲、計3曲であっさり終了。来年は絶対ソロライブに行こうと思わせられる素晴らしいライブでした。
次に「俺がシークレットゲストだ!」と叫びながら勢いよく出てきたのが田我流。
残念ながらほとんどの客が「誰・・・?」とキョトンとしてしまう。俺もしばらくわかりませんでした。2、3曲しか聴いたことないので、ほぼプレーンな状態で観たが、「誰・・・?」から抜け出てない客が多数いる中でのMCで先ほど読んだという漫画の話しをはじめ、グダグダに終わると思いきやちゃんとオチをつけ、なんとなく盛り上げてしまう。持ち時間が短い中、テクニックというより自身の実直さみたいなもので会場に受け入れられていたように思い、好印象だった。
5番手に漢a.k.a.GAMI。
ずっと観たかった漢がやっと観れた!まず太華のビートボックスからの漢登場。やっぱり貫禄がある、やっぱりデカイ。やっぱカリスマの1人だよなこの人も。
ほとんど最新のMIXCDからの曲をやっていて、まだ聴いていない自分には新曲としてしか聴けなかったが、隙間が少しでもあるとガンガンに入れてくるフリースタイルにテンションが上がる。さすがだ、漢のライブを観てる!という感じ。
しかしビックリするくらい反応が鈍い。NORIKIYOの時にも多少感じたが、明らかに漢だけ反応が鈍い。「I'm a ¥ Plant」「Fuck野郎充満〜心にゆとりとさわやかマナー〜」「毒立毒歩」ですら手が上がらず、誰もフックを歌わない。得意のイリーガルネタに反応するどころか、嫌悪感すら出ているように感じました。これは結構な衝撃でした・・・。
うーん、SINGO★西成がlibraから昭和レコードに移り、今やっている音楽を考えれば、確かにファン層は違うかな、とは思うが、さすがにこれは無いだろ、と呆れるほどだった。
声も戻り、より歯切れよくなった漢のライブは曲を知らなくてもその凄さはわかると思うし、今日のライブは、事情により高速を160キロでブッ飛ばしてギリギリについたというテンションもあってか、短いセットの最初から緊張感があり、個人的にはとても良かった。
当の本人はアウェイには慣れっこなのか、いつものように軽口を飛ばして、「昭和レコードの客は素直だな」「まぁ笑ってるってことはなんか伝わってるって事だろ」と独特のクールさで最後まで進める。DJのミスまで笑いに変えるところは即興の巧みさに通じるだろう。
なんというかさすがとしか言いようが無いライブだった。どこにいても漢は漢なんだな、と感心した。でももっと盛り上がる客と観たい。
そしてRHYMESTER!
ライムスター!キングオブステージ!最高!
DJ JINの雄叫びから最後のラストヴァ−スに至るまで、完璧。フルのライブをコンパクトにまとめたような構成はさすが。「ONCE AGEIN」「The Choice Is Yours」「B-BOYイズム」「キングオブステージ」「グレートアマチュアリズム」「K.U.F.U」「ラストヴァース」などを惜しみなく披露。
しかし、漢のすぐ後に、バイト先の有線で流れてる曲をライブで聴く、というのは変な感じだ。しかも40越えたおっさんグループなのに。
音源と同じクオリティで、ライブならではの熱さがプラスされ、もう熱狂。会場全体熱狂。
MCで「泥くさーい、男くさーい、いなたーい」アルバムが完成したと発表されたので、今から楽しみだ。
「今日は凄いね、普通にヘッズに戻っちゃったもん。ヤバくね!とか言ってて」
「ゴールデンエイジがいつかとか言われるけどさ、10年15年前と比べて、今のほうがヤバイよ。ラップの巧さも、言ってる内容も」
「さんぴんのビデオとか観てみ、下手だから」
「ただ熱さだけがそこにある」
「俺らも負けないからな、いつ何時誰の挑戦でも受ける!・・・フリースタイルは苦手なんだけど」
など、MCでも沸かせ、正直今日一番の盛り上がりでした。まぁ格の違いを見せた感じ。いやー、本当にキングオブステージだったわ。
そして今日の主役。SINGO★西成!
さすが主役というステージ、今日の出演者を次々とゲストに迎え、ニューアルバムを中心に、代表曲を繰り出していく。
正直、ライムスの後なので、ソロマイカーとしてそれに匹敵するかと訊かれれば、まだかな、としか言いようが無いが、この人もやはり物凄いラッパーだ。
漢のフリスタと同じくらいフリーに喋り倒し、サ上とロ吉バリの盛り上げをする。鍛え上げられた肉体から、力強い言葉を発し、ゲットーの歌からメロウなラブソングや素朴な応援ソングまでこなす。やはり唯一無二の存在感だ。
まさかの「MSC!」という呼び込みでテンションが上がるが、漢、PRIMAL、MEGA-Gの3人だけで若干寂しかった。でも漢とSINGO★西成の共演が観られたのは嬉しかったなぁ。
途中の、般若とNORIKIYOを迎えての「神奈川UP→東京UP→大阪UP」、一端SINGO★西成が引っ込んで、般若とNORIKIYOの「Beats & Rhyme」「終わる日まで」、SINGO★西成が戻って「STAY STORONG」の流れは反則級に盛り上がる。
西成に「労働基準法違反やな」と笑われるほどNORIKIYOのバイプレーヤーっぷりが光る。喉も暖まったのか、文句無しにカッコよかった。
最高に楽しかった。このメンツを集められるのは今はSINGO★西成と般若だけだろうな、と思う。その意味でも素晴らしいイベントだった。
ただ漢のライブで感じたとおり日本語ラップも細分化されてるんだろうな、という印象はどうしても残った。よく考えたら、自分だってウェッサイ勢は全然知らない。ライムスターがMCで言っていた通り、今めちゃめちゃヒップホップいい時期だと思うから、まとまれれば凄いと思うんだけどね。
まぁ、そんなこともありつつ大満足の素晴らしいライブでした。
ちょっと待って開場。ちなみに整理番号は18番。以前メシアtheフライのリリパで奇跡の整理番号1番、というのがあったが、これも早い。チケット売れてるのかなーと心配だったが、同じ整理番号に複数人いたようだったし、あけてみると超満員とはいかないまでも、結構な混雑。
入るとすでにDJが音を出している。いつも思うが、音の良さとクオリティがロックバンドのライブに行った時と大違いで凄く良い。開場から帰るまでずっと楽しめるのはやっぱいいよなぁ。
DJがDJ FUKUに替わり、「お前らが聴きたいのは外国のラップか!?それとも日本のラップか!?」などとアジりながらの日本語ラップMIXに移る。自身もラップをかぶせながら日本各地の日本語ラップクラシックスをかけるので既に結構な盛り上がりとなる。
そして1番手のサイプレス上野とロベルト吉野が登場。
音源もそれなりに聴くが、そこまでハマったことは無いが、ライブの評判が凄く良いので楽しみにしてた。結果は物凄くいいライブでした。ライブレビューやインタビューを読んで想像していたのはもっとファニーなモノだったが、さすがライブ巧者の評価を受け続けているだけある、キチンと締めるところは締める、スキルを見せつけるところはちゃんと見せつける、カッコいいライブでした。
上半身裸な上よく分からんマスクの姿でビールの毒霧を吹いたり、色物的な演出も多数あるがDMCで日本3位になってたりするロベルト吉野のDJプレイはさすがだし、まさにライブで鍛え上げられたサイプレス上野の煽り、聴き取りやすいラップ、派手なアクションは会場全体を盛り上げていました。「大阪ではお客さんの4分の1くらいしか知らなかった」という曲もバッチリけっこうな数の客が叫ぶ、期待が高まりきった上にまだ元気のある客の凄まじいレスポンスもあって、1番手として完璧なライブでした。サ上とロ吉はオジロザウルスと曲を作り、12月12日に出すというアナウンスがあった。結局ライブでは聴かせてはもらえなかったので気になるなぁ。
サ上とロ吉がハケてから間をほとんど空けず2番手はNORIKIYO。
メインアクト級が次々登場する今回のライブは全く気が抜けない。正直3rd以降はyoutubeでくらいしかチェックしていないNORIKIYOなので最近の曲を連発されるとわからない。その上、喉が暖まってないのかラップがあまり聴き取れず、ちょっと残念。だがやっぱなんか華があるね。地味めな服装でサングラスなのに目をひかれる。OJIBAH、AKLO、遊戯、そして最後に「2 FACE」でBES登場。BESって一瞬判らないほど太っててちょっとショックでした・・・。
徐々に暖まってきた感じだったので持ち時間が少ないのは残念でしたが、タトゥーを入れたり、服装を派手にしないでも、AKLOなどのいわゆるSWAGなメンツと並んでも遜色ない華があり、オートチューンをかけて歌いつつも、シッカリと納得させられるだけのラップをするNORIKIYOは凄いな、3rd以降も聴かなきゃ、と思いました。
3番手に早くも般若(3番と4番逆かも、もう記憶が曖昧)。
横を剃りあげた髪型で、ネクタイを締めて登場。出てきただけで大歓声。2日前に出来たというマイティ・クラウンプロデュースの新曲でスタート。これが凄まじかった。例えるならBBOYPARK2007で披露したが内容のせいか未発表となってしまったDIS曲を、さらに激しくノリノリにしたような曲で、配信リリースなせいか「配信だ!配信だ!(背信?はい死んだ?)」と連呼するサビを持つダンスホール・レゲエっぽい曲。般若は昔から好きで今も好きなんだけど、どうしても昔のアルバムの方をよく手に取ってしまう自分にドストライクでした。早く発売しないかな。
「アルバムに入ってる曲なんか今日はやんねーよ」というMCの通り、配信リリースの曲を2曲、計3曲であっさり終了。来年は絶対ソロライブに行こうと思わせられる素晴らしいライブでした。
次に「俺がシークレットゲストだ!」と叫びながら勢いよく出てきたのが田我流。
残念ながらほとんどの客が「誰・・・?」とキョトンとしてしまう。俺もしばらくわかりませんでした。2、3曲しか聴いたことないので、ほぼプレーンな状態で観たが、「誰・・・?」から抜け出てない客が多数いる中でのMCで先ほど読んだという漫画の話しをはじめ、グダグダに終わると思いきやちゃんとオチをつけ、なんとなく盛り上げてしまう。持ち時間が短い中、テクニックというより自身の実直さみたいなもので会場に受け入れられていたように思い、好印象だった。
5番手に漢a.k.a.GAMI。
ずっと観たかった漢がやっと観れた!まず太華のビートボックスからの漢登場。やっぱり貫禄がある、やっぱりデカイ。やっぱカリスマの1人だよなこの人も。
ほとんど最新のMIXCDからの曲をやっていて、まだ聴いていない自分には新曲としてしか聴けなかったが、隙間が少しでもあるとガンガンに入れてくるフリースタイルにテンションが上がる。さすがだ、漢のライブを観てる!という感じ。
しかしビックリするくらい反応が鈍い。NORIKIYOの時にも多少感じたが、明らかに漢だけ反応が鈍い。「I'm a ¥ Plant」「Fuck野郎充満〜心にゆとりとさわやかマナー〜」「毒立毒歩」ですら手が上がらず、誰もフックを歌わない。得意のイリーガルネタに反応するどころか、嫌悪感すら出ているように感じました。これは結構な衝撃でした・・・。
うーん、SINGO★西成がlibraから昭和レコードに移り、今やっている音楽を考えれば、確かにファン層は違うかな、とは思うが、さすがにこれは無いだろ、と呆れるほどだった。
声も戻り、より歯切れよくなった漢のライブは曲を知らなくてもその凄さはわかると思うし、今日のライブは、事情により高速を160キロでブッ飛ばしてギリギリについたというテンションもあってか、短いセットの最初から緊張感があり、個人的にはとても良かった。
当の本人はアウェイには慣れっこなのか、いつものように軽口を飛ばして、「昭和レコードの客は素直だな」「まぁ笑ってるってことはなんか伝わってるって事だろ」と独特のクールさで最後まで進める。DJのミスまで笑いに変えるところは即興の巧みさに通じるだろう。
なんというかさすがとしか言いようが無いライブだった。どこにいても漢は漢なんだな、と感心した。でももっと盛り上がる客と観たい。
そしてRHYMESTER!
ライムスター!キングオブステージ!最高!
DJ JINの雄叫びから最後のラストヴァ−スに至るまで、完璧。フルのライブをコンパクトにまとめたような構成はさすが。「ONCE AGEIN」「The Choice Is Yours」「B-BOYイズム」「キングオブステージ」「グレートアマチュアリズム」「K.U.F.U」「ラストヴァース」などを惜しみなく披露。
しかし、漢のすぐ後に、バイト先の有線で流れてる曲をライブで聴く、というのは変な感じだ。しかも40越えたおっさんグループなのに。
音源と同じクオリティで、ライブならではの熱さがプラスされ、もう熱狂。会場全体熱狂。
MCで「泥くさーい、男くさーい、いなたーい」アルバムが完成したと発表されたので、今から楽しみだ。
「今日は凄いね、普通にヘッズに戻っちゃったもん。ヤバくね!とか言ってて」
「ゴールデンエイジがいつかとか言われるけどさ、10年15年前と比べて、今のほうがヤバイよ。ラップの巧さも、言ってる内容も」
「さんぴんのビデオとか観てみ、下手だから」
「ただ熱さだけがそこにある」
「俺らも負けないからな、いつ何時誰の挑戦でも受ける!・・・フリースタイルは苦手なんだけど」
など、MCでも沸かせ、正直今日一番の盛り上がりでした。まぁ格の違いを見せた感じ。いやー、本当にキングオブステージだったわ。
そして今日の主役。SINGO★西成!
さすが主役というステージ、今日の出演者を次々とゲストに迎え、ニューアルバムを中心に、代表曲を繰り出していく。
正直、ライムスの後なので、ソロマイカーとしてそれに匹敵するかと訊かれれば、まだかな、としか言いようが無いが、この人もやはり物凄いラッパーだ。
漢のフリスタと同じくらいフリーに喋り倒し、サ上とロ吉バリの盛り上げをする。鍛え上げられた肉体から、力強い言葉を発し、ゲットーの歌からメロウなラブソングや素朴な応援ソングまでこなす。やはり唯一無二の存在感だ。
まさかの「MSC!」という呼び込みでテンションが上がるが、漢、PRIMAL、MEGA-Gの3人だけで若干寂しかった。でも漢とSINGO★西成の共演が観られたのは嬉しかったなぁ。
途中の、般若とNORIKIYOを迎えての「神奈川UP→東京UP→大阪UP」、一端SINGO★西成が引っ込んで、般若とNORIKIYOの「Beats & Rhyme」「終わる日まで」、SINGO★西成が戻って「STAY STORONG」の流れは反則級に盛り上がる。
西成に「労働基準法違反やな」と笑われるほどNORIKIYOのバイプレーヤーっぷりが光る。喉も暖まったのか、文句無しにカッコよかった。
最高に楽しかった。このメンツを集められるのは今はSINGO★西成と般若だけだろうな、と思う。その意味でも素晴らしいイベントだった。
ただ漢のライブで感じたとおり日本語ラップも細分化されてるんだろうな、という印象はどうしても残った。よく考えたら、自分だってウェッサイ勢は全然知らない。ライムスターがMCで言っていた通り、今めちゃめちゃヒップホップいい時期だと思うから、まとまれれば凄いと思うんだけどね。
まぁ、そんなこともありつつ大満足の素晴らしいライブでした。
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