2018年02月16日
「BODY COUNT - Raining In Blood / Postmortem」
『ジャッジメント・ナイト』で共作したとはいえ、なんで今スレイヤー?
しかもベタベタな選曲で完コピ?
更に曲順まで入れ換えて?
と疑問は尽きないカバー。しかもビデオまで作る(スタジオの映像だけどさ)という力の入れっぷり。
不思議な気持ちで観ていたが、ちょっと自分の中で考えていた事の疑問が解けた事がある。
あのね、スレイヤーってメチャメチャ歌詞の量多いのよ。単語数っていうかな?
めちゃめちゃ詰め込んでるんだよね、曲が速いからその分減らすんじゃなくてそのままギュッと詰め込んでる感じ。メタルバンドだと、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードも歌詞詰め込むんだけどね、あっちはミドルテンポの中に詰め込んでる感じだけど、こっちは曲自体が速いからさ。
ヴォーカル/ベースのトム・アラヤが歌詞書いてないっつーのもあるかもしれないけど、めっちゃ歌うのキツイんだよね。リズム感もいるし、どこでブレス入れるとかも。しかもデス声でもないじゃない。NWOBHMの流れをちゃんと汲みつつ叫ぶように歌っているっていう。
デスメタルバンドなんかがカバーしてもなんかイマイチなのはやっぱこのあたりでさ、難しいな、と思うわけ。
で、正直面白半分でこのビデオを観はじめたんだけど、まぁ完コピだってのもあるけど、ボーカルがけっこうしっくりきてんな、と。やっぱリズム感イイよなラッパーは、と。アイス-T流石だな、と。
そういや昔友達に「スレイヤーってボーカルがラップみたいじゃね?」って言われた事あったなーとか思い出したり。その時も「んー...歌詞の量は多いかな。ラップってこたないけど」と答えたけど。
今回、実際にラッパーが歌ってる音源聴くと、ちょっとだけ納得も出来たり。
いや、元々リズム感が素晴らしくて、ロックやメタルにも造詣が深いラッパーが上手い事歌いこなしてるだけなんだけどさ。
あんまりにも完コピで、過去に言われた事とストレートに繋がったんで不思議な気持ちでした。
いや、勿論このカバー自体への感想は、「完コピやがなwww」くらいのもんなんすけどね。
新品価格 |
【音楽の最新記事】
この記事へのコメント